PRAHA (Prague) Part 1

プラハ (PRAHAとチェコ語では書きますが英語になるとPRAGUEになる)。私はずっと以前から東欧の町、とりわけプラハとブタペストを訪れたいと思っていたのです。以前に書きましたが一年ほどチェコにある会社のコンサルタントをした関係でプラハに行くことができたのです。一つ目標を達成した気分です。

出張のついでだったので短い滞在でしたからほとんど寝る間を惜しむように町を徘徊しました。会社のあるBrnoから電車で3時間、一等車に乗ると車掌が食事(別料金)を伺いにやってきます。電車はゆっくりと田舎をずっと走りますが突然都会が見えてくるとそこがプラハです。プラハはヨーロッパでも人気ある観光地です。物価が安いんですね。EUのメンバーですがチェコはEUROではなく自国通貨を維持していますがアメリカドル、ユーロとの交換レートで考えるととても格安に感じました。ちょうど夏場だったのでそれこそ観光客でごった返しておりました。特に若い人に人気があるようで大学生らしい人たちで溢れていました。

川が流れる町は美しく感じますし発達していますね。昔、川は重要な交通手段でした。ロンドン、ボストン、ポートランド(オレゴン州)、パリ(行ったことはないのですが。。。)、ウイーン、リンツ、ニューヨーク、皆、河がありますね。そうそう、東京も、大阪も京都も川が流れています。プラハも町を川が流れていて橋を通して市街地と王宮のある丘をつないでいます。橋は観光の名所で沢山の人が出ていました。私は川の流れる町が好きです。残念ながら私の住むシリコンバレーには川はないのです。

プラハ旧市街。
市街を見下ろす
シナゴーグ
広場(夜)
残念ながら古いIPHONEだったのできれいに撮れていませんが川の袂からみた王宮。ライトアップされてとてもきれいでした。

町は旧市街が観光の中心になります。以下にいくつか写真を添えておきます。川を渡って丘に向かうと旧王宮がそびえたっていますがとても広い。王宮は中を見て回るだけでも半日はかかるのではと思います。ツアーもあるのですが私は一人で見て回りました。王宮の丘からダウンタウンを見下ろしてもとてもきれいです。王宮の写真をいくつか載せます。聞いたところではヨーロッパでも有数の大きな規模で中には大きな教会を含め王宮で働いていたであろう人々が暮らした町のような一角もありました。

王宮内
王宮からプラハ市街を見下ろす
王宮(パノラマ)

新市街地(?)に至る所には大きな通りとその先に美術館がありましたが行ったときはその大通りで”PRIDE”の集まりが催されていました。チェコでPRIDEに出会うとはおもいませんでした。 PRIDEというとサンフランシスコとバンクーバーがよく知られているのです。その新市街地を歩いていくとカフカの像(動きます)のある一角にでます。カフカをご存じですか?“変身”とたしか日本語訳ではなっていると思いますがある日”虫”になってしまった人を描写した著書で知られるチェコの作家です。大学の何かの講義で出てきて読んだことがありますがチェコが誇る作家なのですね。

カフカ像
カフカミュージアム

旧市街を歩いていると古い建物がとても多くありますがそれに交じるように飲食店、土産物(ボヘミヤン ガラスやチョコなど)そしてなぜだかタイ式のマッサージのお店が沢山ありましたよ。チェコはベトナム系チェコ人がとても多いのですがタイ式のマッサージには驚きました。

土産物屋のショーウィンドウ
宿泊したホテル。中央駅のすぐそばにあった。

プラハでは半日のガイドツアーをしましたが、たまたまなのですが私一人だけでツアーガイドと二人だけになったので気ままなツアーができてよかった。おかげで色々ときくことができツアーでもなければ知ることがないようなところにも連れて行ってもらえました。Jewishのシナゴーグ(中には入れませんが)、バドワイザー(本家本物。アメリカのバドワイザーとは全くことなるとても美味しいビール)発祥のパブ(?)、カフカのかかわった家、などを見て回りました。案内の女性はとても親切で5か国語を話せると言っておりました(チェコ語、ドイツ語、英語、スペイン語とチェコ語にとっては方言のようなスロバキア語)。ヨーロッパでは3か国語わかる人はあまり珍しくはないないですが5か国語というのはさすがに驚きました。色々な国の言葉がわかると旅行はとても楽しくなりますから私はツアー中ずいぶんとチェコ語も習いました。使う機会は限りなくゼロですが全く新しい言葉なので興味はあります。

ホテルはプラハ駅すぐそばに取りました。マリオット系列のホテルで少し高かったのですが、上司がこれまでの殺人的な出張(ほど3週間に一度海外に出ていた)をねぎらうため?特別に許可がでました。部屋の写真を撮っておくのだったと思うほどに良い部屋で男一人にはもったいないホテルでした。

観光客で一番多そうだったのは北欧からの学生だと思います。ちょうど夏で学校は休みだし、プラハだとパリ、ロンドンより少ない予算で長く滞在できますからね。アジアからはここでもやはり中国からの観光客が一番多かったと思います。日本語はほどんど耳にしなかったです。目にもしなかった。観光客の使うお金は大切な収入ですから中国人観光客が増えたら中国語の表示は当然増えていきますね。私世代の日本人の知人に言わせると”もう観光は終わった”とのことですが、私世代の話であって若い人はこれからのはず。言葉がわからなくったって何とかなるし町を歩くだけでも色々と発見もあります。このブログが”旅ブログ”になるほど有益になることはないのですが一度も海外に出たことがない、というのであればどこかに行ってみるのはどうでしょう? プラハをその最初にと薦めるわけではないですが(言葉を考えると英語圏の方が良いかな?)中規模の町であるプラハは歩きやすいですよ。 ロンドンなど、何度も行ってますが東京と同じで大きくて数日の滞在ではほんの少しだけになりますがプラハクラスの都市だと数日あれば全容を見て回れそうです。 私は一日半しか居なかったのですが(次の目的地がある出張の途中だったので)。

パート2に続く。