ポートランド。 USAに両岸(西海岸と東海岸)、どちらにもある都市です。 東海岸が先。メイン州にあります。もちろんBostonに住んでいましたからメイン州のポートランドは行ったことがあります。
オレゴン州のポートランドは、東海岸の開拓者が西海岸にたどり着いたときに東海岸にある町の地名を付けた町を設立した際に付けた名前だそうです、確か。Bostonという案もあったそうですよ。
USAの都市には他国、特にUK(英国)の都市名の都市が多くあります。例えば
Reading, Brisbane, Moscow, 調べるとBostonだってUKに町名ありますよ。
さてオレゴン州のPortland. 出張で2度ほど出かけたことがあります。Columbia River が流れる、そう私の好きな河のある町なのです。州境で河を超えればワシントン州です。対岸の町はVancouverなのですね。Canadaにある都市名と同じです。混乱することが有るのでVancouber BC (BCはブリティッシュ コロンビアの略)がカナダの、 WAとあるとワシントン州のVancouver。広く知られているのはもちろんBC。
USAは連邦税(いわゆる国税。それにソーシャルセキュリティー、いわゆる国民年金、老後の医療をカバーする保険税など)と州ごとの税があります。連邦税に日本でいうところの消費税相当はなくSales Taxと呼ばれる税は州、カウンティー、町毎の税金です。ですから住む地域で税金が異なります。カリフォルニアは収税もセールスタックスもありますがテキサスは州の所得税はありません。セールスタックスはあります。さてオレゴン州、セールスタックスはゼロ、つまり消費税は無いのです、が収税に相当する所得税はあります。かたやワシントン州、こちらはセールスタックスはあるのですが収税としての所得税はないのです。 ということはVancouver WAに住んで、Portland ORで買い物をすればどちらのタックスも避けることができる!ことになりますね。カリフォルニアとオレゴンが州を接しています。ということはオレゴン州で高い買い物(例えば自動車)を買ってカリフォルニアに持ってくればセールスタックスはゼロにできるか? 結論、できません。カリフォルニアの住人は自動車をカリフォルニアで登録するのですがその際、オレゴン州で購入した自動車である場合 Use Taxという別項目の税金を州に納めることになります。結構レートは高く今現在9%程度だったはず。まあ、バッグや時計など登録のいらない物品ならオレゴンまで行って購入すればタックス分だけ安くはなります。
ワシントン州などのように州の税金が無いところの税収の源泉は固定資産税と企業からの税金、それとセールスタックスです。個人の場合大きな割合は固定資産税。家などを持つと掛かる税金ですね。カリフォルニアは州、カウンティー、町の固定資産税を全部合わせて固定資産評価額の大体1.1%程度。結構するのです。シリコンバレー一帯の現在の家は購入すると1ミリオンではもう買えませんから1ミリオンでも年11000㌦になります。もっとも評価額ですが最初に購入した金額をベースにして年率X%で上がっていくようなシステムなので仮に1980年代に30万ドル(今買ったら1ミリオンでも)だったとるるなら今頃の評価額はおそらく高々35万ドルくらいでしょうからタックスもずいぶん異なります。 さてワシントン州のような州では2%以上にもなるようです。ですから結局のところ税金から逃れるのは中々難しい。
それだけにその税金がどう使われているのかについてはしっかりとモニターする必要があるのです。
と、かなり脱線しましたがPortlandも雨が良く降る。カリフォルニアはここ数年温暖化の影響で雨不足。かたやオレゴン州から北は雨が多い。いずれカリフォルニアはオレゴン州から水を購入する時代がくるかもしれません。パイプラインを建設して。オレゴン州にすると自然がくれる金脈になりますね。もっともイスラエルで行われているように海水を真水に変える方向なのかもしれませんが。太陽の光はあるので電力は問題無しかな?
Portlandは街の中を路面電車が走っています。US,地下鉄を持つ都市はとてもすくないのですが路面電車は今でも建設中なところも多いです。私の住むエリアもありますしテキサスのオースチンも拡充しているようです。Portlandの路面電車は古くからあるようですよ、USAに来た当初みていたドラマの舞台がPortlandでしたが良く電車のシーンが有ったのを覚えています。
コロンビア河、大きな川で川には船も沢山出ています。出張で橋を渡るときによく見るのですが中にはレストランもあるような船も出ています。
相変わらず、出張だけで行った町でしかも十分日帰りできる距離なのでホテルに泊まったことすらないので実はあまり良くわかっていないし写真もありません。
こんなところに出張することがあるのか?と疑問に思われるかもしれませんが近郊にはIntel社の大きなキャンパスがあるのです。実はもう28年も前になりますがそのIntel で働く寸前まで進んだことがあります。Bostonにいた当時なのですがPortland勤務というポジションで面接をしたのですがもらったオファーはアリゾナ州のオフィスに代わっていたのです。マネージャがアリゾナ州にリロケーションになったことが理由でした。これ以前も書きましたがそのままPortlandならIntelに入っていたはずでその後の人生は今とは全く違ったことになっていたはずです。
日本には確かDeltaが便を持っていたはずです。一度機会がありPortland経由でBostonに戻ったことがあります。はるか以前の話ですがその時Bostonに帰ってその当時時々会っていたBostonに来ていた日本人女性のグループと食事をしたとき彼女らはPortland経由は避けていると言っていました。今はどうだか知りませんがUSAは最初に降りたところで入国を済ませるのですがPortlandの係官は日本人女性を厳しくチェックするとかで場合によっては入国できないこともあるとか。。。そのころFacebookなどないですからそういった情報をどうやって共有していたのか今もって不思議なのですが係官にも甘い、厳しいがあるようでそういった情報を知っていたのですね。シアトル経由が確かその次に悪くてデンバーが良いとか、そんな内容だったかな。国際空港を持つのですがあまり便はなくDeltaを除くと貧弱で海外にでるにはシアトル、サンフランシスコ(西に向かうとき)もしくはデンバーやシカゴ経由であまり便利だとは言えないのが玉に瑕だとその地に住む友人(私のBLOGに度々登場するセールスのVPです)が言っています。彼はどんなAirline Groupに乗っても既にライフタイムXXXというStatusを持つので一緒に行動すると優先が良かったりと優遇されました。
写真は借り物。 きれいな町なのです。
もっとも昨年は大統領選挙に絡み荒れました。 私はあのように人々を分断させる指導者がトップにいることが信じられないのですがそれだけUSAが弱くなったことの現れだと思っています。
もっともそんな彼を日本人が’好いていることがもっと気がかりではあります。
表題は滝。 とても有名でいつかは行ってみたい。