アップル村

世界中どこでも同じだと思いますが企業、政府機関など大きな組織は大本を一つどころに集約(集中)する傾向があります。そして規模がもっと大きくなるとそんな大規模な組織を至る所で(企業なら海外も含め)作っていく。。。

シリコンバレーで今最も知られた企業の一つがアップルです。 その製品は世界中で販売されていますね。今のアップルは私たち年代者には新生アップルとでもいうのでしょうかね、古いころのアップルを知っている層には違った会社にも見えます。

アップルは私が学生時代にはもう有った古くからある会社になります。IBMがインテルのプロセッサを使ったのに対しアップルはモトローラ製のプロセッサを使った。。。日本のマイコン(古い言葉ですな)では富士通が当初モトローラを採用していました。プロセッサって、性能もあるのですがソフトウエアが豊富かどうか、プログラマが豊富かどうか、も大きな要素になりインテルの圧勝で一度は終わりましたね。

アップルはマニアに人気でした。技術的にもあのマッキントッシュが発売されたときはとても驚きました。しかし値段がとても高くマニアには受けましたが一般に広く広まることはなかった。私は1990年にアメリカでマッキントッシュクラシックという画面が白黒のマシーンを買いましたがそれでもいわゆるPCより割高でした。画面も小さくエンジニアリングには使い勝手が悪かった。カリフォルニアに引っ越す折当時の同僚にあげました。

とアップル、ビジネス的には成功せずスティーブジョブズさんも出されてしまった。倒産寸前だった時期もあるんですよ。

あのころ丁度シリコンバレーに移ってきました。当時は今と違うところに住んでいましたが時々通勤などで旧本社の横を通りましたがまさしくあのビルしかなく(今もありますよ)、広いパーキングが埋め尽くされているという光景は見覚えが無かった。。。今のように輝いてはいなかったのですね。

ジョブズさんの復帰はニュースになりました。 それからの発展は皆さんご存じの通り。 デザイン重視、とにかくカッコいい。 スペック重視、 漸進なスペック。

若い層に入り込んでいきましたね、当初は。製品は高いしコンピュータのソフトも高めかつ、数も限られているのですがね。

そしてiPhone。これがアップルを決定づけましたね。新生アップル。 

その昔、ソニーの創業者である井深さん、盛田さんが健在だったころ、80年代ですかね?ジョブズ氏やマイクロソフトのゲーツさんなどが日本に行く機会があればソニーを訪れて盛田さん、井深さんに会いたがった(あっていた)というのを聞いたことがありますが、今は逆転しているのではないでしょうか?2社とも世界的大企業で売り上げ、利益とも日本の大企業がもう束になっても敵わないような存在になっています。

 

アップルが鎮西するのはクパチーノ市。ここはクパチーノ学区内にあります。この学区カリフォルニア全州内でもトップ5には入る優秀な学区です。アジア系(インド、中国、韓国)の比率が高く皆教育熱心なところもありますが小学校から高校まで優秀な学校が多く高校生の多くはアイビーリーグ、スタンフォード、UCの上位ランキングなキャンパスへと進んでいくのです。アメリカは学区が良い地域は基本的に不動産の値段が高くかつ、治安も安定する傾向にあります。

元々はそんなベッドタウンで大きなショッピングモールなどは無かった(今もないですが)。 企業も少なくアップルが有った程度かな。 市の面積も広くありません。

今は アップル村化 しています。 オフィスビルというオフィスビルでれのロゴを見かけます。全部が自社ビルではなさそうですから空きビルはアップルが入居なのでしょうね。

アップルは写真にも示すように自社内のロケーションを通りの名前(世界各国、日本を除くと、道には名前があります)に番号を付けるということで認識しています。 旧本社ビルは 1 Infinite loop。 これはプライベートな通りでアップルしかないのですが。De Anza Blvdにあります。De Anza地区は元々からアップルが有るところでこの道とその周辺の道沿いはほぼすべてアップル。 少しわかりにくいですがDe Anzaは大きな交差点までずっとアップルが連なっています

今の本社、スペースステーションなどと言いますが、Wolfe、Tantau地区にあります。 元々この土地はHP (ヒューレット、パッカード)の研究機関があり木々が生い茂る小さな森のようなところだったんです。そこをアップルが購入し大きな本社をもってきました。 全面ガラス張りのオフィスです。このオフィスを建設するにあたりその特殊なガラスを作る会社を買収したとも聞きます。巨大なオフィスでそこの従業員を集約するのかな?と思ったのですがそれまであったオフィスはそのままですし、それ以降もどんどん新しい大きなビルを造っています。

私はこの本社ビルまで徒歩15分の所に住んでいますが今や不動産の宣伝をするのにアップルまで15分と言うのはとても大きなセールスポイントにもなるそうですよ。

この地域にビジターセンターがあります。

さて、アップルで働きたいか? 以前面接をしてオファーまでもらったのですから興味はもちろんあります。友人、知人、元同僚も沢山働いています。でも私が今働くフェースブックとアップルなら? 私はフェースブック。

会社のカルチャーに違いがあるのです。

フェースブックがオープンだとするとアップルはクローズ、と端的には言えるでしょうか。

また今もジョブズさんの性格を強く残しているそうです。ジョブズさんの下で働くのは大変だと聞いています。まあ、フェースブックだって大変なのですがね。

クパチーノの隣町はサニーベール。ここはテクノロジーの世界ではヤフーが知られていますが元々はロッキードのある軍事産業の町なのですが、クパチーノのビルと言うビルを占拠しつくした?アップルが隣町にもどんどん進出しています。 元々リンクトインが入っていた大きなビルがあるのですが今はアップル。どんな会社がはいるんだろうなあと思っていた大きなビル建設が有ったのですがある日通りかかったらそこにも例のロゴを見つけました。

COVID19で在宅勤務、リモートサイトでの勤務が進む。。。とも言いますが私は

エンジニアリングの世界は実は人と人の交流を必要とする

職種だと思います。

在宅勤務が主体となっていく会社は長い目でみるなら競争力を失っていくように思います。おそらくシリコンバレーの会社同じように考えているのでしょう、グーグル、アップル、フェースブックにかぎらず今もオフィススペースの拡充を続けています。

仮に在宅勤務が企業のコストダウンが目的であるなら、そのような会社は5年もせずに淘汰されるように思います。企業って、競争はとても激しいのです。

 

欲 持ってますか?

人類の発展は 欲が原動力でした。権力欲、知識欲、富に対する欲、食欲、生命欲(性欲)、などなど、色んな欲がありますね。

欲は時として社会を良き方向にも悪い方向にの進めてしまいます。自分の欲望のためにだましたり、利用したり、強奪したりと言ったことも歴史を見るまでもなく、今現在でも毎日のように見受けることです。

だから、欲望など持たず過ごすのが良いのか、というと、私はそうは思えません。人間を動かすのは内なる欲望が必要だと思います。たとえそれがボランティア活動であっても。

とこんな大それたことを書こうと思ったわけではないですが欲は大事。以前についても書いたのですが、夢を夢のまま終わらせるか、実現させるか、その違いは 欲  夢を実現させようとする 欲 があったか、無かったかにつきると思います。

昔の青春ものドラマなどで、

君たち、夢はあるのか? 意欲はあるのか? 

なんて先生(高校が多い)が生徒に語り掛けますが 私は

欲望がないのか?

と言うんです。

高きに至ろうとする欲望ですね。

そんな欲望は人をだましたり、利用したり、陥れるような行為にはいたりません(なはず)。ではなく、自分の夢を実現させる、そんな欲。

一人では中々難しい。だから同じような欲望を持つ仲間を見つけて、一緒に

仲間がいない?

還暦まであと一か月ですが私はあなたの仲間になりますよ、もし私の欲望とあなたの欲望が相関関連を持つなら。

歳をとっても欲望は無くなりはしません。増々欲望が増えていくように思います。

シリコンバレー

在米32年目、シリコンバレーには1994年から住んでいる、いわば古株(年寄りなだけ)。

でもこれまでのBLOG POSTではシリコンバレーについては書いてこなかった。 Googleでサーチするまでもなくシリコンバレーについて(生活、仕事など)書いておられる方はとても多いし、皆さんマメに書かれているので”今更”と思っていましたが、考えてみれば人生の半分近くを既にシリコンバレーだけで過ごしている(在米は人生の半分以上です)、だったら私目でもシリコンバレー、書いてみようと思い立ちました。

と前置きですが、 私の経歴は自己紹介のページを見てくださいね。

シリコンバレーで仕事をしたい、探しているというのであればぜひ”シリコンバレー 就職”のページと私が書いているもう一つのBLOG(こちら https://cookies-mind.com/)を見てくださいね。 シリコンバレーについて色々と書かれたBLOGを見かけますが就職、転職に関しては30年あり、読んで為になりますよ~ と宣伝しておきます。このCookies-MindのBLOGではシリコンバレーを切って捨てるような内容や如何にして職を得るのか、生活は?などについて簡潔に紹介しています。ある程度生々しく書いてもいて本当の実情が見えてくるかとおもいますよ。2,3年滞在しただけではないですから良い時も悪い時も経験しています。

と宣伝はここまで。

明日から当面シリコンバレーについて書いていきます。 読んでくださいね。

時間について

これまで時間について2度書いてきました。それ等以外でも折に触れ時間について触れています。

なぜか? 私がもう還暦まで2か月足らずになっているから。。。

時間についてあれこれ考えるからです。ステファンホーキンズ博士の著書 A Brief History Of Timeや私が趣味のようにする時計関連のこんな本を読むにつれ時間についてはあれこれ思いを巡らせます。

そんな時間ですが

ー人間、時間だけは後で使うことができない。時間は貯蓄できない。経験、知識、お金、人間貯めることができるしお金などある程度貯まると無くならなくなるのですが、時間はどんどん無くなっていく(以前のBLOGでこれについては書きました)。時間は使うようにできている。

ー人間歳をとるほど忙しくなります。もっともある年齢を過ぎるとそうではなくなるそうですが60になりかかった私、若いころよりずっと忙しい。若い時ほど実は忙しくないのです。人生に忙殺されないのは若い人の特権。30歳、忙しすぎると思いますか?40になったらもっと忙しいですよ。つまり、若いうちが時間があるのです。使える時間という意味で。

ー時間は中々あとで取り戻すこともできないです。 あの時XXXしておくんだった。。。 今できるか? 私の経験ではそのほとんどはできません。体力がないから? いいえ、忙殺されることが一番の原因です。

こんなこと、両親などから何度も聞いているかもしれないですね。それでもここで書くのは 還暦を迎えるにあたり、何が欲しいって、自分がやっておきたいことをやる時間です。還暦を控え私が50歳になったときに書いた100のこと(100のしたいこと、ほしいこと)リストを見てみました。100もの項目を探し出すだけで大変だった、欲がないああとあの時つくづく思ったのですが、さて10年後、どうなったか? 実にわずか30程度だけ、その項目を消すことができた。その30のうち12項は今ではもうどうでもよくなったから消したのでそれを差し引くと20程度です。 70程度の項目は今でもどうでも良いことではない内容。70もあるのか。。。と唖然としたのです。

理由は、なんとでも付きますが忙殺されたから? いいえ、以前かきましたね、邪魔くさい、自分の怠慢です。邪魔くさがり、人はそう出来上がっているんですね。

時間を楽しむ。 楽しく時間を使う。 有効に時間を使う。 自分の時間を楽しく有効に使う。時間を楽しめ、とこの広告は言ってますね。

モントレー カーメル

シリコンバレーから一番近い週末を過ごす海辺の町はというとサンタクルーズになります。ここはビーチ沿いに遊園地もあり夏はとてもにぎわいます。ホテル(モーテル)は繁忙期値段になりしがないモーテルが一泊300から400ドルもして、これだったら東京で良いホテルに宿泊するほうが安い。。。と思ったりします。それでも中々週末は部屋を確保できません。

ここは海側なので山を越える必要があり(日本だったらすでにトンネルを作っているのでしょうけれどUSAはあまりトンネルを作らないです)はるか以前、25年も前ですが、いわゆる通勤圏ではなかったのですが今は通勤圏。それまで不動産は手ごろ感もあったのですが今はもう手が出せないくらいになっています。

そんな手ごろ感の時、いやあ、金銭的に成功したエンジニアを含めシリコンバレーの裕福層はサンタクルーズに別荘を持っている人も多いのです。私の友人にも別荘を持っているのがたくさんいます。週末出かけるためですが今は夏は特に、使わない週は貸し出しています。元上司もいくつか物件を持っていますが彼は週末、私たちに使わせてくれたこともあります(無料)。

表題はカーメルとモントレー。どちらもシリコンバレー近郊でこちらも週末を過ごすのに良い海岸沿いの町ですが通勤圏とは言い難い。

カーメルは大人の町。あまり小さい子供連れに親切だとは言えない。小さい子供不可としたホテルもあります。一方犬にはとても寛容でペットが泊まれるホテルはとても多い。犬を連れたカップルでちょっと裕福というのを基本としているようです。ここは芸術家の町としても知られていた(過去形になるかな?)。今もアートギャラリーは多いです。私たちもそんなギャラリーで絵をいくつか買っていますが鑑定書のついた一品(コピーではない)気に入った画家もいます(画家には購入金額のせいぜい50%程度しか行かないそうです)。クリントイーストウッドさんがはるか以前市長をされていたことでも知られていて彼にちなんだレストランもあります。ここには全米でも知られたRolexの正規店があるのです。新品のみならずビンテージ品も揃っていますが日本の銀座、新宿とは品数では比較することもできませんがオーナーがよく知られた人らしくいつ行っても商談に忙しそうです。

とそんな町ですが家族向けはないので、私は週末出かけるならその隣町ともいえるモントレーに宿をとります。モントレー、サリナスというとアメリカが誇る作家、スタインベックの町なのです。私も若いころに著書は何冊も読んでいますが怒りの葡萄など文学史に残る作品が多いですね。そんなモントレー、水族館もあり家族連れで週末、夏場は大賑わいです。湾ではラッコやアザラシをすぐそばで見ることもできますし、運が良ければイルカや時としてサメもいたりする。中でもアザラシは多く、ビーチで子育てをするのでその一帯は人は入ることができないようになっています。

隣町のパシフィックグローブは蝶で有名です。メキシコ(だったかな?)とここを行き来する(わたり蝶)がいるのです。ある時期になると沢山の蝶がやってきます。パシフィックグローブにもビーチは広がっています。

そんな週末を過ごすところと仕事に接点はあるのか? ですが、 出張で出かけることはありません。

でも、会社のオフサイトミーティングと言われる社外で行うトレーニング、ミーティング、時として泊まり込みにもなる、で出かけるところでもあるのです。

なぜか? 実はゴルフ場も多いのです。 世界的にも著名なゴルフ場が多くあるのです。なかでもAT&T プロアマの会場として知られるペブルビーチはゴルファーなら一度はプレイしたいゴルフ場だそうです。別にメンバーである必要はないそうで、ひところこの地に出張でやってきた日本人ビジネスマン、ゴルフクラブを出張時に持ってきてプレイをしていた時期があります。今はそんな日本人は激減していますがね。

ペブルビーチは17マイル呼ばれる景色のきれいなプライベートなエリアにあります(住人でなければ入るのに費用がいる)。ホテルもいくつかありそんなホテルで社外ミーティングをするのです。

ドットコムブーム(2000年初頭)にはこんなホテルを借り切っての従業員イベントなどもあったそうです。

こういったことを企画する上でこのモントレー、カーメル地域とカリフォルニアワインで知られるナパ地域はよく使われるのです。

私はどちらの地域にも社外トレーニングで何度か行きましたが残念ながらゴルフしない、片頭痛があるからアルコール、特にワインは飲めない、ので以前にも書きましたが友人曰く人生の楽しみの半分がない、ような、ホテルで借りた自転車で廻りをぶらぶらするだけであまり楽しい企画というわけではなかった。 ゴルフはいつかしよう、いつかしようと思いつつもう還暦だ。

 

写真はカーメルのダウタウン。おしゃれなレストランが多いのです。この町は裕福でとてもしゃれた個人の邸宅がずっと並んでいます。カーメルはカーメルバイザシー、カメルハイツ、カーメルハイランドなどに分かれていますが週末一番にぎわうのはビーチのあるバイザシー。 

モントレーでカヌーを借りで湾に出てみました。モントレーからはホエールウォッチングの船も出ています。一度乗りましたがとにかく寒かった。カヌーに乗ると野生のラッコやアザラシがすぐそばで見れます。

投資の本

何度が書いている話題ですが今回はBOOK紹介の一環として。もっとも投資の専門家でもなければアクティブに投資を継続しているわけではないので株式投資などをここで触れるわけではないです。

これも何度も書いていますが学校で習わないことのトップ3はというと、

1.お金、資産(投資、借金すべて含めて)のこと

2.政治(国家政治というより生きていく上で必要となること、例えば交渉も政治の一環)世の中の仕組みとも言えます

3.人を見る目

でしょうか? いずれも社会に出て初めて出会うということが多いです。学校は守られた組織。もちろん学校も組織ですから校内政治なども多々あるのですがでも限られた範囲内でのこと。

先生、何も教えてくれないでしょう?それがたとえ大学(学生はもう大人)でも誰も教えてくれない。学校の教科で実社会で役立つものは実はとても少ないのです。強いてあげるなら言語(日本語を含む)と数学でしょうか? 体育や美術の方が社会や理科よりずっと役立つことを社会に出て知ったりします。

その中でも投資、いやお金の話、大人は子供にしないことが多い。大人もよくわかっていない人が多いのが一つの原因ではあるのですがお金は社会に出るととても重要なことがわかります。若いうちは何となく過せてもいずれ、20代後半にもなればお金はとても現実味を帯びてくるのです。その時期を通り過ぎてしまうと後々の人生をお金で苦労するようになります。お金は人生を豊かにできますが人を苦労させることだってできるのです。だったら人生を豊かにしてくれるようにお金と関わるほうが良いに決まっています。

お金は本を読んだだけではわかりません。自分で実践していくしかないのですが何も知らないまま実践したのでは効率は悪いし誤った方向に進むこともあります。ですから

1.早いうちから実践する。

2.実践するにあたりよく勉強する。

実践や勉強するにあたり、当たり前ですが 

 ”他人はあなたにもうけ話を持ってくることはありません”、

 ”あなたをもうけさせてあげよう”という人は居ないんだ、

ということをしっかりと念頭に置いて実践、勉強することが大事です。他人はあなたから儲けたいだけなのです。 その他人が銀行、投資会社でも、結局は銀行はあなたから儲けたいのだ、ということをしっかりと理解しておく必要があります。それと、これはよく聞くと思いますがお金の貸し借りは個人的にはしないこと。たとえ親兄弟、友人で会ってもまず、借りないこと。貸すのはやめてどうしても助けたかったらあげること(つまり返してもらうことを期待しない)。どうしてもお金が必要で借りる必要があるなら銀行で借りる。でも銀行は借りたい人には貸してくれないのです。借りたくない人には貸したい、そんな組織です。借りたい人は返せなくなる確率が高いからなのですよ。

お金を借りるのは基本的に物を買う、休暇に使うために借りてはだめです。もの、唯一の例外は家。車などの嗜好や休暇のために借りるのは、それがたとえ直近のボーナスまでの間であっても借りない。ボーナスだって実際にもらうまではまだ自分のものじゃあないのです。

とにかくお金、自分の資産については大学生になったら始めると良いのです。早すぎることはありません。

資産を作り始めたら増やす方法を考えていく、リスクを分散させる方法も考えていく。増やす、に関して、複利の話を以前しましたが利率がゼロなら30年置いておいても一切増えないのですから複利を有効につかうにはどうしたらいいかなどを考えるようになります。 リスクも、株式投資だけだど市場の急激な下落で一気に資産を失う可能性があることを以前紹介しました。株価が半減してしまったとして、その後年率10%で持ち直したとしても元の価値に戻るには何年もかかるのです。半減するのは一瞬なのですよ。そうするといかにしてそんなリスクから守るか、についても学ぶはずです。私は株式、債券、不動産、貴金属、現金などにわけて所有しています。その割合がをどれくらいにするといいのか、など考えるようになります。

友人の中にはもう投資のプロに近いエンジニアもたくさんいます。ただ、彼ら、どこにどう投資すると良いのかについては教えてくれません。ケチだから? そうではなく、投資には危険もある。責任を負うことはできないし仮に投資で失敗すると友人関係にも影響します。ですから基本、お金(資産)は自分で勉強して自分で実践するのですよ。どれだけの資産があるかなどは他人には言わないことなのです。

さてそんなことから始まってぜひとも早いうちにきちっとした資産づくりの勉強をして実践を始めてください。先ほども書きましたがお金は人を幸福にする手助けになりますが、同時に人に苦労をさせることもできるのです。幸福になる手助けになるように資産を増やしていくことは人生でとても大切です。

 

 

 

Random Walk。。。の著はとても知られた本です。私が投資を始めたかれこれ20年ほど前、ちょうど合気道で知り合った人から借りた本でその後自分でも購入しました。この本と株式投資で世界一の資産家になったBuffettさんの本が私の株式市場に関しての参考書になっています。日本語にもなっているので参考までに書店で見てみると良いかもしれません。

還暦近いということはそろそろ老後。老後のことを考えていた時、ライフコーチとしては世界的に著名なトニーロビンさんの本を書店で見かけました。非常に簡潔に書いてあります。その中で見つけたいくつかの金融商品に興味を持ち、それをよりよく理解するために著の中でも触れられていたのでファイナンシャルアドバイザーを見つけ一緒に資産の分配をしました。ファイナンシャルプランナー、アドバイザー、実はお金持ちになる前が重要なのです。しっかりした人を見つけると良いですよ。もっともその人物がある組織(例えば銀行など)に雇われている場合、その組織の金融商品を薦めるでしょうからそこはよく理解することが大事ですが。

アリゾナ

アリゾナと聞いて何を想像するでしょうか? サボテンの州? 暑い?。。。

2020年の大統領選挙では大きな影響を与えた州でもあるのです。元来が共和党の州ですが、故マケイン上院議員(ベトナム戦争の英雄で長く上院議員を務めた)をひどく扱った前大統領をきらった娘さんが活発に選挙運動され、2020年の選挙では民主党が票と議席をとりました。 もっともアリゾナ州、ハイテク企業がどんどん進出しており優秀な大学も多く、こうした高学歴、高収入の層が増えている州はどんどん青色(民主党の色)化していきているのです。コロラド州、ノースカロライナ州、ジョージア州など。テキサス州も以前取り上げたオースチンを筆頭にリベラル化が進んでいます。その対極にラストベルト(錆びた地帯)がありそちらは元来の共和党を離れた極右化が進行し、それに乗る形で前の大統領が権力を握った。

さてそんなアリゾナ、サボテンの州なのですが、ハイテクの地でもあるのです。その中心はチャンドラー。インテルをはじめ沢山の会社があります。私はUSAにきて一番最初にした転職活動はインテルなのです。1991年のことです。もともとオレゴン勤務ということで面接を受けたらオファーは何とチャンドラーになっていました。というわけでチャンドラーにも行ったのです。 ”いやだ”と言ったらぜひ見に来てくれと。。。それでも結局行かず、その当時働いていた会社がカリフォルニア勤務をオファーしてくれたのでカリフォルニアにやってきました。アリゾナもカリフォルニアも東海岸と比較すると真っ青な空でまずそれに驚きましたがカリフォルニアはより住みやすそうだった。。。物価など考えると住みにくいのですがね。今カリフォルニアを出ていく人が増えているのです。下院の議員数は人口比例です。先ごろセンサス(国民統計)がありましたがカリフォルニアは結果として議員数を一つ減らした。増えているのは? テキサスやフロリダです。

その後マーケティング部門で働くようになり出張人生を始めましたがその国内出張で行った最初の地がチャンドラー。アメリカではごく普通ですが大きな会社があるとそこを辞めてベンチャー企業を興す人がたくさん出てきます。チャンドラーにもそんな会社は多いのです。私自身ベンチャー企業で働いていましたがベンチャーは現金がとても大事。というわけではないですがあの当時すでに大きな会社が市場の90%は握っていましたが私の働いていた会社など、ベンチャー企業にはビジネスチャンスがあったのです。最初のころの顧客はというとほとんどがそんなベンチャー企業でした(例外は日本で、まだ2000年当初のころの日本は勢いを残していたのとベンチャー企業への投資もしていた)。成功するベンチャー企業を見つけお客にすることがあの当時の使命。一緒に働いたセールスは見る目があり彼から色々と学びました。これは以前にも書きました。

チャンドラーはアリゾナ州の州都Phoenixから近いです。フェニックスについてまず思ったのが暖かい。。。 いやあ、熱い。こうした暑い土地、特に夏は夜になってからが戸外での活動時間になります。 外には日が暮れるまでほとんど誰もいないのですが日が傾いた時間になると小さい子供を連れた家族が公園で遊び始める。ベースボール、テニス、フットボールなども基本夕暮れ以降です。昼間は暑すぎるのですね。夕食を先に食べてそれから活動するか、軽くスナックを食べてそれから活動して夕食。 いずれにしてもよる10時を過ぎても家族連れがたくさんレストランに居ました。昼間はというとショッピングモールです。空調がしっかりした巨大なモールがいくつもあります。平日、休日問わずモール内は沢山人がいるんですね。行くところがない? 暑い、熱い。もちろんモール以外にもGYMやその他ありますが基本的に屋内ですね。

アリゾナ、サボテンの州ですが銃でサボテンを撃つことは今は犯罪になるそうです。アリゾナに居ると一緒に撃ちに行こうという誘いを受けるかもしれませんがサボテンの種類によっては罰金では済まず、刑期を終えることにもなると聞きました。とくにこんなサボテンはいけないようですよ。

80/20 Principle

ビルゲーツさんの言葉にもありますね。

人生は公平ではない、それをしっかりと知っておくことは生きていく上で重要です。

会社での昇進を上げるまでもなく人生は不公平に出来上がっています。

こちらの本、何度もこれまでのBLOGで取り上げていますが80・20の法則を知ること、それを有効に適応、適用することは人生の成功、幸せ、満足、などなどに大きく寄与するはずです。

身近な例で80・20を上げるなら”富”になるでしょうか。ご存じのように世界の富の90%はごく少数もう10%以下だと言います、が握っているのです。平均やメディアン(いわゆる真ん中)を取り上げても仕方ないのですね。以前も書きましたが日本の個人金融資産は1800兆円あるそうです。全人口1億2千万人。単純に割ると一人当たり1500万円ていど。家族3人として一家族4500万? 現実は?個人資産(家族あたり)600万円程度だそうですよ。単純計算が全く現実を映し出さない一例です。違う例をだすなら例えば今の日本のGNPを人口で割ると39950㌦になるそうです。中国はまだ11300㌦。でも現実には日本はどんどん落ちて行って中国はどんどん日本との差(中国が圧倒的に伸びている)が広がっている。インドはわずか2100㌦ですがこれから10年でGNPではインドは日本を抜き去るはずです。インドは既にUKを抜いてしまいました。10年後の予想は国家GNPでは中国、米国、インド、そしておそらくまだ日本が頑張れるか、という順位だそうですが、1,2と3はけた違いになり3と4も2,3倍の差はつくほどにもなる、つまり日本の4位というのはもう単なるドングリの背比べ程度になるという予想もあります。

でもこれが現実なのです。中国の台頭まで米国と日本が特別に大きかった。

そんな中、ではどうすると良いのか? その解を見つけるのはとても難しいのですが

ー叫ぶだけ、脅しをかけるだけ、締め出すだけ

では解になりません。

ましてや自分たちの人生にPLUSになることは無いのです。

学校では人生を教えてくれないと書きました。私の友人が言うのに、人生で重要なことは

ーお金、資産について

ー友人

ー政治

だそうです。このどれも学校の教科になってないですね。

それを学ぶことなく、学校を卒業したらいきなり社会という全くオープンな環境に入っていくのです。学校は閉じた環境です。

私は学生の間に学業はありますがこれらを体験、勉強することが重要だと思います。

その一環に、この本。 日本語訳も発行されています。

 

借りのある人、貸しのある人

この本は古いです。私はもう25年ほど前に日本に行った折、書店で買ったと思います。先日ガレージの箱を整理していて見つけ再度読んでみました。

人生のスキルであると良いなと思うのに 人をみる目セールスだと書いたことがあります。

実際仕事で成功する、人生を豊かに幸せにするのに、東大を卒業する必要も、医者、弁護士になる必要も無ければ、英語が堪能である必要もないのですね。

人をみる目を持ち、セールスの能力があれば仕事や仕事以外の人生、うまく渡っていけるはずです。人生はセールスだと何度も書いています。これは私は何人もの上司にその時々教わったことでもあります。

そして、人をみる目。

どちらも経験から学ぶのですが、単に経験だけに頼ると場を沢山踏まなくてはならないので時間がかかる、しかも以前も書きましたが七転び八起きと言っても同じように何度も転んで、同じように起きたのでは同じ経験を繰り返すだけです。転んだらしっかり学んで起きる。

その学びのためには読書も大事だと。ビデオなどは良く考えさせないでどんどん進み、終わったらなんとなく知った気持ちにさせてくれますが考えているわけではないのであまり残らない、他人の意見そのままになるので面倒なのですが自分で読む。

でも元来、邪魔くさがりな人間は考えたくない~と頭が、楽なほう、楽な方向へと連れて行くのです。

だから、この本に有るようにどんな人を信頼するか、など、人に会って経験から学ぶ前に自分でよく考えておく必要があるのです。 そして警戒する人物に会う機会が、残念ながら避けることはできないですから、もしそんな機会がやってきたら思い出して警戒を怠らない。

なんて硬いことを書いてますが、この書、一つの話題が高々数ページでとても読みやすいです。なるほどな~と思うことが書いてあります。

例えば、私のような爺だってまだまだ欲も妬みも抱え込んでいる、成功してやろうと思っている、だから若者と競争もするし、言っては悪いですが若者を蹴落とそうともするんだ、と言ったことを書いている章もあります。以前読んだときはまだ若かったが今、もう還暦になる世代になり再び目を通すと、その通りだ、と思ったりする。

こういった書は時期を置いて再度読んでみると考えが変わっていたり別な理解になっているのに驚くことが多い。

 

~だそうです

これまでにいくつかのBLOGで実体験を沢山もつことが大切だと書いてきました。 例えばこちらこれなど(カーソルを置くとリンクに移れます)。 自分で経験し、自分が考えること、これはこの私のBLOGの根幹を為すので幾度となく書いており”またか”なのですが。。。

Execution Matters 

著名な軍人、政治家であったコリン パウエル将軍の言葉ですが、実行することが重要だと。

さて、昨今YOUTUBEなどを見ていると何かの話題を説明、解説されているビデオによく出会います。かなりな数視聴されているようで見ることもあるのですが、 そのなかで頻繁に出会う言葉は

~だそうです。

んんん?

なんだ、 本で読んだり、誰かに聞いただけか、とわかってしまいますね。実経験ではなく疑似経験? 中には若い男性でおそらく子育て経験ゼロの人が子育てについて、本で読んだり誰かに聞いたことを伝えている。 子育てが本の通り済んだら誰も苦労しないのです。そんな彼からは苦労も何もわからない。大変なとき、まずはこれをやってみて、そして次はあれ、とまあ、数学のアルゴリズムのようにすれば、子育てはできるんだとでも言うような。。。

実経験でも、経験というのは個人的なのです。個人的な経験を見て、聞いて分かったつもりになることが非常に多い。以前書いたのですがTeslaの有名な創業者CEOであるElon Muskさんは就職面接の一番最後に登場するそうですが聞くことは一つだとおっしゃっていました。 それは”これまでの仕事経験で一番大変だったことを話してほしい”ということです。大変なことは通常トラブルやスケジュールなどにまつわることですが設計の難しさもあるかもしれない。彼は話をきいていてその人物が直接の当事者か、単に周辺をウロウロして傍から見ていただけの人物なのかを見分けることができるそうで、そんなウロウロ者はTeslaには不要であると、不採用と決めているそうです(CEOが不採用と言えばもうそれで決まりです)。つまり ~だそうです、 は要らないとはっきりおっしゃる。

しかも他人の経験はあくまでも他人のもの。ある人には素晴らしかった体験も自分には全然違うかもしれない。そんな他人の意見、体験をビデオでみたり読んだりしてそれをそのまま自分の意見のごとく思う。

前にも書きましたがいわゆるインフルエンサーというのは他人の意見。そうだ、そうだ、とそのまま思う前にじっくり考えないといけないし、自分でも経験してみないといけない。

でも、人はしないんです。邪魔くさがりなのです。そんな邪魔くさい人間に今のネット世界はうまく入り込んでいる。非常に表面的になっているんですね。

邪魔くさがりというのでは以前紹介した、こんな本(日本語もでています)を読むとよくわかります。

 

これまでのBLOGで言語(英語など)、料理友人などを取り上げていますがすべて聞いただけ、読んだだけでなく自分で経験してみようと書いています。

しかもバーチャルではなく実体験。実体験も、ラスベガスにあるベネチアンというリゾートホテルで疑似ベニス体験をするより、できるなら実際にベニスに行くという、もっと手間がかかることを特に若い時にはしておくと良いんですね。そうすると ~だそうです、 ではなく ~でした、とか自分の経験、自分の考えとして話すことができるようになります。

こんなことを書いている私もすべてを経験できるわけではないので本を読んだり聞いたり、見たりしたことはとても多いです。

ですが、性がエンジニアですから何でも試してみるようにしています。料理など、ビデオを見て、できそうだと思ったら早速試してみる。美味しい時もあれば思ったほどなこともある。 腕時計を細々と買っていますが仕組みを雑誌で読んでみたら実際にバラバラにしたくなりEBAYで安い時計を買ってばらしてみた。片頭痛持ちですから片頭痛に良いということは今でもなんでも試しています。本当に効くのか、個人差はあるのかなど気になりますからね。

世の中、~だそうです が増々増えていくように感じますが、そんな時、 経験豊かな人は魅力が増すと思いますよ。そして、人生、何が大事かというと

人をみる目  と

セールス

どちらも経験が大事。そして確かな仲間友人を持つことですね。

そして、 失敗から学ぶ経験。 何度か書いてますが七転び八起きなどと言いますが7回転んで8回同じように起きたのでは進歩はなくまた転ぶだけです。 ころんだら、学んで起き上がる必要があります。ちょうど赤ちゃんが起き上がるように。赤ちゃんの様子を見ていると同じようには起き上がっていないですよ。