英語のスペルですね。ドイツ語のスペルでドイツ語発音にするとミュンヘン。はるか以前大学生の時第2外国語を選ぶときドイツ語を選んだ。惰性。。。あの当時の選択肢はドイツ語、フランス語もしくはスペイン語でした。中国語はなかった。80年代初頭、中国はまだ毛沢東も周恩来も現役で鄧小平主席はどこかの再教育施設に幽閉されていた時代です(ご存じだとすると相当に年配。。。)。あの時後でフランス語にしておくんだったと後悔しました。ドイツ語は男ばっかり、フランス語は女子学生が沢山交じってました。でも今この3つの言語から選ぶとしたら私はスペイン語。USA生活で便利なのはスペイン語。ちょっとかじったので少しなら話せますが話せると生活に役立ちます。ビジネスなら絶対中国語。私はこの2年ずっと勉強しているので簡単な会話なら中国でもできます。でももっと話せるようになりミーティング等で彼らが話していることを理解したい。10年以上まえ、日本がまだ元気だったころ、日本でミーティングがあると私は大抵同行しました。ミーティング自体は英語で行いますが顧客内の会話は日本語ですね。それを私はじっくり聞いていました。それで本当のことがよりわかってきます。英語は共通語になれますが本音は自分たちの母国語なんです。ですから沢山の言葉を話せるのはどんな仕事でもとてもゆうりですよ。
さてドイツは南が裕福な地方らしい。以前何かのイベントでドイツからのスピーカーを招いた際に紹介者がその人は自分は南ドイツから来た。。。と言っておりました。ドイツ人の同僚に後で聞きましたが、”嫌な奴だ”といってました。御国事情を垣間見たと思います。彼女も南ドイツ出身だったのですが、私はあんな風に言わないと言ってました。
さてミュンヘン。Intelがあります。元々もオフィスがあったのでしょうけれどInfineonのある組織を買収して大きくなりました。そこで設計されたチップをAppleがある時期IPHONEで使ったのです。Qualcommと併用ですがそれで一躍名を知られたのですがQualcommとAppleの間で特許権でもめたのはこれが原因ともいわれます。 Appleは昨年だったか、そのIntelのグループを買収しました。ですからあのミュンヘンのオフィスは今頃はAppleになっているはず。。。
私はそのグループが買収された直後にそこを訪れました。会社のロゴもすべてまだ変更される前。ビル内には買収の対象になっていないグループも同居しているというまだ全然おちついていないときでした。元々IntelではなくInfineonに行くことになっていたのです。顧客サイドがスケジュールの変更はしたくない、つまり買収にも関わらずプロジェクトのスケジュールは変わらないというのです。こんなのドイツだけ! 普通これくらい大きなことがあったらスケジュール等かわるでしょう、と思うのですが、変わらない。もう商品の納期も決まってる(しかもとても大きな。。。 リンゴマークで有名な。。。)。
ドイツ人は律儀だといいますがアメリカ人化したドイツ人ばかり知っていましたが本場のドイツ人は律儀でした。 電車に乗っても日本と同じようにプラットフォームには今度の電車とその次の電車のスケジュールが刻々と出ていましたしその時刻通りやってきました。USじゃあ考えられないですが日本では当たり前ですね。空港から電車に乗りましたが(彼らのオフィスは電車を降りてすぐのところ)、制服を着た小学生、中学生など学生の姿を沢山みかけました。”おやなし”はアメリカでは考えられない(アメリカの子供、過保護も良いところですからね。送り迎え親の仕事)。日本とおなじだ~。制服着てましたよ。
以前ドイツでは会社のカフェでは昼食時ビールの販売をしなくてはならない(法律)と聞いていたので本当かどうか確認しましたが、”飲んだことはない”と言います。答えになってませんがあの律儀なドイツ人が飲むとは思えない。。。とりあえずみんなまじめでした。細かいことを調べ上げており質問だらけ。細かいことも日本人そっくりかな?
さて宿泊はというと、お金の少ないベンチャーにおりましたのでミュンヘンのセントラルステーション傍のモーテル(つまりアメリカのホテルチェーン)。あれだけ沢山のアラブからの人(移民)を見たのは初めてというほどにアラブ系の人だらけでした。電車に興味が有るので駅構内を散策しました。
USAからドイツに戻った元同僚(友人)がいるので夜は彼と出かけました。 やはり市電(路面電車)は走っています。地下鉄もあるんですがヨーロッパは路面電車どこに行っても走ってます。
ドイツと言えばビール。 でもチェコで飲んだピルスナーには負けるかな。オクトーバーフェスト。ドイツでは期間中はどんなに飲んでも法律上は酔っているという扱いにならないそうです。 まだ本場の経験はないんです、それに片頭痛は私はこのグラス一杯が限度だし。
次の日にオーストリアのリンツに行きました。電車の行先案内にもLinzを見つけます。電車で行きたかった。でもフランスから来ていた会社のセールス(REP)、車の速いからと言うので。。。貴重な機会を失った。
出張はあわただしく”観光”できたら儲けものなのです。ついた、仕事、移動、仕事、移動。。。を繰り返すのです。土曜、日曜をはさんでの出張はよほどうまいことしないと実現しない。。。だから出張の一番の楽しみは食事ですがドイツではこればっかり(といっても3度ですが)。
リンツにいって戻ってきて宿泊してもう次の日はロンドンへ向けて出発しました。したがって何もみていない。駅とその周りをウロウロ、友人と待ち合わせのところまで路面電車に乗ったのが唯一したことかな。 こんなとき、いつも思うのが”今度は仕事抜きでこよう”。そんな町がどんどん私のノートに増えています。