LA

LA. ロス。 USA一の大都市(人口で)。西海岸一の大都市。ハリウッド、ビバリーヒルズに代表される映画の町でもありハリウッド映画での登場率はおそらく一番多い都市だと思います。

LAはしかしながら映画と観光が一番大きなビジネスというわけではないそうです。良く調べていませんが確かにそれだけでこんなに大きな都会にはなっていないはずですね。

というわけで日帰りになるのですがやはり出張で何度も行ったエリアです。もっとも私はLAというよりその郊外、周辺にあたるIrvineなどの方が多いのですがビーチでしられたSanta Monicaなどにも仕事で行きましたよ。実はLAエリア軍事産業を含めテクノロジー関連も大きなビジネスなのです。軍事? そう、軍事と言えばハイテク。ハイテクあるところ(コンピュータ、半導体、ソフトウエア)ビジネスあり、ですから。。。

軍事関連の場合、セキュリティークリアランスをパスしなくてはならないことが多いです。以前韓国、台湾、中国などでは会社訪問の際のセキュリティーチェックがかなり厳しいことがあると書きましたがこれは一般企業での話。

とは言っても私はほとんどそんなビジネスには直接な関係はなかった。こんな会社に出張で行くとさっさと前半の話をしたらそこからはセキュリティクリアランスをもつ同僚だけが残り私を含むその他は皆仕事は終わり。早く帰りたい同僚はさっさと空港、普通LAX(ロスアンジェルス国際空港)ではなくローカルの空港例えばアナハイムなどを使いました(混雑を避けるため)、に行きましたが私ともう一人の同僚はサンタモニカ、マリブ、ラグナビーチといった海岸沿いの良く知られた高級(?)なエリアで昼食を取ってゆっくりと帰宅したものです。軍事関連の企業は海岸沿いに位置することが多く実はそんな町へのアクセスが良いんです。マリブはハリウッドのスターも沢山住んでいるとかですが一度も出会ったことはありません。ハリウッドスターは毎年開催されるカーメル傍にある有名なゴルフコース、ペブルビーチでのATT トーナメント(プロとアマがでます)を見に行くと何人もプレイしているので会うことが可能ですよ。私はケビンコスナーをそこで見たことがあります。実際に見たのはあの時だけですがスクリーンで見るよりずっとハンサムでびっくりしました。スクリーンでもカッコいいですが実際の姿はもっとかっこよかった。スター(男優、女優とも)は実際で見るほうがおそらくもっとカッコいいんだろうとあの時思いました。

そんなLAですが私の住む北カリフォルニアからは車でも途中休憩を入れて7時間くらい。ですから休暇ではなんども行ってます。LA近郊のトーランスという町は日系企業も集まっているそうで日本人が多く住んでいるそうです。そのおかげでしょうか、日系のスーパーマーケットが大きくてフードコートも充実しています。リトル東京地区もありますがまさしく小さくて中華街(チャイナタウン)とは比較のしようもありませんがあんこが好きな私はそこで買える今川焼やヤマザキパンの肉まんなどが目当てでLAに行くと寄っています。LAまでくるとさぬきうどんの店などもありやはり北カリフォルニアとは日系コミュニティーの規模が違うと感じることもできます。

 

ホテルからみた風景
ダウンタウンにあるインターコンチネンタル。高層ホテルで眺めがとても良いのです。
Walt Disney hall だったかな? 
バスツアーで行きました。丘(山?)の上。ハリウッド、ビバリーヒルズ周辺

LA近郊は北カリフォルニア(サンフランシスコ周辺)とは比較にならないほど観光するところは多いですね。エンジニアの仕事ならシリコンバレーが楽しいと思いますが観光ならやはりLAか? 4年ほど毎年行きましたがそれでもまだまだ訪れていないところだらけ。広いのと交通渋滞で。。。LAは大きな都市ですが電車のサービスはとても非弱です。NYCは地下鉄網が充実していますがLAは以前私の友人が50年代(60年代かな?)に地下鉄を作る計画があったのをデトロイトのBIG3(車)が手立てを尽くしてその計画を破棄させた(車が売れなくなると思ったのか?)とかどうとか(事実は知りません)。最近は少し地下鉄もあるようですがNYCのように地下鉄と郊外にでる電車(例えばセントラルステーションなど)がつながっているわけでもなく移動はどうしても車になります。Freewayはいつでも大混雑です。私はそれでもCar Poolレーン(複数の乗車した車だけ通れる優先レーン)があれば使えますがそのレーンも渋滞時間になるとやはり混みます。Freewayとあるように基本的に無料ですがTool(料金をとる)ルートもあります。日本人の感覚ではただみたいな料金ですがToolルートはガラガラだったりする。バイパスになっていることが多く不便なのです。仕事の場合Taxiを使うとToolルートを使うと早く着くのですが料金がずいぶん違うことが多い。距離が50%程度も多くなることもあるからなのです。それでも早く着きます。混んでませんから。Toolルートがあまり使われないからでしょうか、最近はCar PoolレーンをToolレーンに変更するようなことを始めています。お金が欲しいだけなのでしょうね、カリフォルニアこの10年ほどはずっと赤字です(以前は黒字だった)。

LAに日本から観光で来ている場合どうしているのかな?といつも思います。自動車がないと移動は不便。ツアーバスの観光だとBeachサイドにはあまり行きそうにないですからね。ビーチというと北カリフォルニアは海水はとても冷たいのです。南カリフォルニアにやってくると、 ”ああ Bay Watch”の世界だと空、水の色でも思います。 Bay Watchご存じですか? パメラ アンダーセンなどが出ていたテレビシリーズですが数年前にリバイバル(?)な映画にもなりました。とてもにんきがあったテレビシリーズで私はBostonにいたころに見ていましたがカリフォルニアの海は真っ青できれいだなと、どんよりと灰色の空を見上げて思ったものです。

LA郊外、Venturaの丘から眺める太平洋

五大湖周辺

シカゴは私が最初に降りたUSAの地。1989年のことですがあの当時日本からボストンへは直行便はまだなかった。就労のためにやってきたのでビザ関係の書類を沢山もっていました。入国には30分程度要したと思います。今もそうですがそれからスーツケースを探して再度チェックインするのですがそのスーツケースが行方不明になり出だしからトラブルでした。国内線の乗り換えには3時間ほどあったと思いますがやっとのことでスーツケースを探して。。。飛行機も初めてだったのでかなり焦ったのは今でも覚えています。今じゃ出張で年10から15回は飛行機に乗っていましたから飛行機は仕事の縮図の一つですがあの時は焦りましたね。

さてそのシカゴ、出張で3度ほど行ってますがすべて真冬。なんで真冬ばっかりと思うばかりに真冬。あまりいい経験はないのです。五大湖周辺はとても寒くなります。なぜこんなに寒いところにシカゴのような大都会があるのか?と思うくらいですが真冬は避けたい。 とにかくフライトで良い経験がありません。シカゴだけでなく五大湖周辺(USA側)ではクリーブランド、バッファローにも出張で行きましたがいずれも真冬。真冬ばっかり。。。

ーシカゴ。サンノゼ行きの便がキャンセル。サンフランシスコ行きがそれでもまだ出発できるとかで急遽変更。SFOについてタクシーでサンノゼ空港に行き自分の車で帰宅。帰宅は夜中の3時ごろだったかな。サンフランシスコに行けただけましで別の時はとりあえずダラス(テキサス)にでて、空港内で過ごして次の日に帰宅といったこともありました。飛行機が雪でとにかく飛ばない。。。

ークリーブランドから次の目的地トロント(カナダ)。目と鼻の先の45分程度のフライトなのですが雪でやはり欠航。やっと見つけた乗れる便は次の日の早朝。朝早く飛んでそのまま顧客先へ。空港(航空会社ラウンジ)で夜をすごした。ラウンジは通常閉まるのですが欠航便が多くその日は夜通し開いており助かった。

ーバッファロー。雪で飛行機が着陸できず全然違うが近い空港に着陸。レンタカーを借りてそのご4時間のドライブ。飛行機に乗っていた時間とドライブの時間がほとんど同じ。雪だらけでのろのろ運転だったためですがホテルには午前2時ごろやっと到着。

こんな経験ばかりなので”冬はいやだ”とずっと言ってあったのですがその当時働いていた会社、顧客の予算サイクルに合わせてミーティングを持つことが多くそれが全部冬だったのです。 その理由の一つに冬は顧客サイドのマネージャたちは出張したがらず(当たり前か、空港でトラブルになることが多いですから)、地元にいることが多いから。。。と言うんですね。地元にいたセールスは良いとしてもカリフォルニア州からやってきた私には全然良くない。。。

前回で懲りたことがあり”シカゴに行くのは嫌だ”と言ったら地元のセールスがマイケルジョーダンのステーキハウスに連れて行くよといって、その誘いにまんまと乗っていってしまったこともあります。やっぱり雪。帰りの便は? たしかやっぱりトラブルだった。記憶が正しければ搭乗はしたが飛行機内で数時間(4,5時間)待機。もうゲートにも戻れず。。。だったはず。

冬に五大湖周辺に行きたくない。

ここだったとは思いませんがマイケルジョーダンのステーキハウスはhttp://mjshchicago.com/

雪ばかりで写真は撮ったことがないので、このBLOGだけ借り物。昨年はとても寒く凍りだらけ。 USAは異常気象続きですが今の政権は全く気にもしない、Republicanが牛耳っておりそのつけを庶民がかぶっている。いやカリフォルニアが。いわゆるRED State (Republican) はお金がなく連邦政府の予算のほとんどはBLUE Stateが出しているわけだ。でもその金をどう使うかはRED Stateの政治家は決める。。。https://www.usatoday.com/story/money/economy/2019/03/20/how-much-federal-funding-each-state-receives-government/39202299/

Raleigh (North Carolina)

この町を知っているとなれば、よほどの通か、テクノロジーが好きか、はたまた旅行好き? ノース カロライナはアメリカ南部に位置します。南部と言っても日本からわざわざ旅行で出かけるかというとそれはあまりなさそうですね。

飛行機を降りて空港ターミナル内に入ると勝手が違うことに気づきます。それは”自分以外にアジア人がいない。。。” 私が住むカリフォルニアはUSAでもアジア人の割合が多い、とりわけ私がすむアップル本社のあるCupertino周辺はアジア系が多数派になります。そんなところからこんな南部に出かけると。。。以前インディアナポリスに行った時も同じような体験をしていますが、う~んアメリカに来たなと感じるのはこんな瞬間でしょう。慣れていないと違和感はかなり強いですよ。ちなみに2010年の調査でアジア系の占める人口比は2.2%だそうです。カリフォルニアは?というと15.3%ですって。違いは明らかですね。インディアナも2%ちょっと。そんなものなのですね。

この一帯を別名リサーチトライアングルと呼ぶこともあります。特にこの町にはテクノロジー関連の会社がオフィスを構えています。やはり大学が隣接しており大学を中心に発展しています。

テクノロジーあるところ顧客あり! というわけでこんな町にも出かけていきました。正しく南部、カリフォルニアとは勝手が違いました。例えばタクシーの乗り方も特徴がありました。先にオフィスでチケット(お金を払うわけじゃないです)をもらってそれをドライバーに渡しました。そのチケットには”私がどこに行きたいのか”書いてあります。最初に行先を指定してその行先に行けるタクシーを配車していたのですね。

人々は基本的に親切です。ホテルには夜遅く着いたのですが空腹状態だったのですがホテルのバスで遅くまでやっているダイナー(デニーズのようなところ)に連れて行ってくれ食事が終わるまで待っていてくれましたから。カリフォルニアでは期待できないですよ、こんなこと。

次の日は一日遅くまでミーティング (トレーニング)だった。夜は顧客を招待してバーベキュー。USAは地域ごとにバーベキューソースがあるのです。今だに全容を把握していませんがバーベキュー好きは皆良く知っていますよ。食べたレストランはもちろん自家製のバーベキューソースを持っておりました。二日目は自分たちだけで顧客から教えてもらったバーベキューの店に行きましたら若者(大学生)しかいなかった。若い街なのですね。

今こういったところにGoogleはじめシリコンバレーの企業がどんどん進出しています。優秀な学生だが生活費が高いカリフォルニアを避ける人材を雇い入れるためです。私がトレーニングに行った会社もそうした企業の一つでした。そんな会社には決まって一人、二人、元の出身はカリフォルニアと言う人がいました。南部に引っ越すことで生活が楽になるからです。南部、Republicanの牙城なのですがこうしたテクノロジー関連の広がりで徐々に変化がみられているとも聞きます(都市部だけですが)。そのもっとも知られるのがテキサス州のオースチンですがRaleighも高学歴の若い人口が増えておりだんだんと変わってきていると夕食の席で聞きました。

とにかく蒸し暑かった。ハリケーンのシーズンは通り道になるので大変だとも聞きます。

レストラン内にあった納屋

バーベキューソースについてはこちらが詳しい。私が働く会社では毎日BBQを食べることができますが色々なソースが置いてあります。私はカンザスシティスタイルを好んでいました。これがいわゆるBBQソースなのです。あまりに普通過ぎる。

https://www.eater.com/2016/6/18/11966056/barbecue-sauce-styles

先ほども触れましたがこのレストランでも私だけがアジア人。あとはみ~んな、顧客も含めいわゆるアメリカ人。ウエイターはしかしながらとても丁寧でありました。

San Diego

Austin と並んでよく行きました。San Diegoへの出張は基本的に日帰りです。飛行機でわずか70分ですからね。ただスケジュールはきつかった。朝4時ごろには起床。フライトは大体7時前のに乗ります。とても混んでいるのですよ、それでも。満席。サウスウエストを使いましたがここは普通のチケットだとチェックインの時間で搭乗の順序が決まるのです。A,B,CとあるのですがAの60くらいまでになると好みの席は確保できます(座席は指定されていません)。24時間前にチェックイン(オンライン)がオープンするので皆アプリをインストールして時間がきたらチェックイン。でもついつい忘れる。そこで何回かに一度はちょっとだけ高いチケットを買ってました。この場合A15までは確定(いつチェックインしても大体A15ぐらいでした)。7時半ごろにはサンディエゴ空港につきます。現地にセールスがいるので待ち合わせは最初に行く顧客オフィス近くのスターバックスと決まっていました。そこまでタクシーで向かいますがちょうどラッシュアワーですから少なくとも60分は見ておく必要があるのです。スターバックスでやっと朝の食事をして9時にはもう最初のMeeting。日帰りなので帰りは大体6時ごろの便でした。サウスウエストを使ったことがある人はご存じだと思いますがここはとにかくよく飛行機が遅れます。短い区間をいくつも経由してくるからなんですが当初予定していたフライトの次のフライトが先に到着することだってあります。そんな場合ゲートで席に空きがある限り変更してくれますが私はどのフライトが遅れがちかとか知っていたので遅れる確率の高いスケジュールのフライトは基本的に避けていました。ビジネス客はそういったことを経験で知っているのです。そこまで事前チェックするようになれば、このブログを読んでいるあなたも立派なビジネスマン、ビジネスウーマン!空港でずっと待っていることほどつまらないことはないですからね。

San DiegoでのMeetingは早めに始めて終わりも早め、3時までMeetingをしたことはほとんどありません。なぜか? 早めに終えてそれからいつもビーチ沿いにあるポセイドンというバー、グリルで遅めの昼食をしたからです。北カリフォルニアは水温が冷たく泳ぐのはな~となりますが南は暖か(だそうです)。だからでしょうか?ビーチには水着姿を沢山みかけますしビーチ沿いのバーですからそんな客が多い。同僚(独身の男性)はそのポセイドンをとても気に入っていましたが理由はおっさしができるでしょう。

サンディエゴは有名なところでは世界的に著名な動物園(とにかく広い)、シーワルド、レゴランド(ちょっと離れていますが)、サハリといったアトラクション、そしてトム クルーズのトップガンで一躍名を知られましたが合衆国海軍の大きな基地がある州で2番目に大きな都市です。メキシコ国境まですぐ。アトラクションの多いところなので休暇で3度は行ったと思います。車で行くのですがLA辺りで一泊して2日かけて行くのが普通かな?若い人は一日で着くのでしょうけれどLAから南は交通渋滞がひどく体力がないと一日でというのはきついと思います。

サファリ

ここはQualcommを筆頭に半導体関連の会社も多いのです。Qualcommは20年以上前に働くチャンスがありましたが引っ越しが必要で行きませんでした。その後シリコンバレーにもオフィスを開きましたからあの時働くのでしたかね? そうすれば今頃はもうハワイのビーチでのんびり。。。なのですが。。。 とこんなことをいうとそんなのばかりです。ボストンにいたころIntelのインタビューを受けましたがアリゾナ勤務でのオファーになった(チームがアリゾナに集約されることになったとかで。。。)、やっぱりアリゾナはなあと行かなかったのですが行っていればやはり今頃はハワイのビーチです。そんなのばかりですがその時その道を選択しなかったのだから悔やんだことはありません (おっと嘘になるかな?ベンチャー企業でなんどもサラリーカットになった時、一度悔やんだかな)。

日本からの直行便が今は出ているはず。就航したり辞めたりと何度かあったはずです。LAから車で行けるのと日系企業が沢山あるわけはないので需要が不安定だったのかな?よくはわかりませんが日系スーパーも沢山あるから日本人も多く在住しているはずです。基地の町でもありますからね(海軍とMarine)。

ちょっと外れるとラホヤという町に出ますがここはハリウッドの映画俳優が避暑地としていた(いる)町としても有名です。それがためでしょうか? フェラーリのディーラーがあったりしますよ。高級車の店も多い。もう少しはなれてカールスバッドにまで出るとレゴランドがあります。 

旅ブログではないのでサンディエゴについて詳しくは旅ブログを見てくださいね。

じゃあ、何書くねん? ですが、ここサンディエゴは基地もあるからでしょうか?シリコンバレーがソフトウエア、シリコン(半導体)が主だった(今はずいぶん様変わりですが)のに対してワイヤレス(無線系の通信)に関するテクノロジーの企業が多いところです。Qualcommがその代表になりますがベンチャーも含めるとほんとうに沢山ありますよ。シリコンバレーのように大きな会社、例えばQualcommでずっと開発をしてきたエンジニアたちがベンチャー企業を起こす、それをまた大きな会社が買収する(いや、当初は投資も)というリサイクル・サイクルを繰り返すのです。そんなサイクルでテクノロジービジネスは成り立っていると言えるでしょうか。例えていうならSONYでやってきたエンジニアたちが会社を創立。その会社を東芝が買収(ソニーでも良いんですが)する。 こんな構図ですね。ずっとその企業でやっていくエンジニア(マネージャ)もいればベンチャーを興す人もいる。私がサンディエゴで行っていたのはQualcommはもちろんありますがそういったベンチャーが多かった。何社も訪れていますから”成功するか、しないか”は大体最初の2度目くらいのミーティングで分かりました。成功するかしないか、アイデアはもちろんですがエンジニアの質とそのアイデアのタイミングです。タイミングはとても大切で私などから見ても”へ?”と思うようなアイデアでもタイミング次第でビジネスになりすからね。このタイミングを見極めることが一番大切なんだろうと思います。あとはどんなアイデアかを私のようなエンジニアリングに携わる者が理解できないようなアイデアは成功しないように思います。なぜならそのアイデアを売り込むにしてもまずその話を聞くのは同じエンジニアなことが多いからです。ベンチャー投資家は技術的なことよくわかっている人もいますし。もっともよくわからないで”有名な人”が軒を連ねていたらとりあえず投資、いまの流行だからとりあえず投資みたいなこともあります。 今そういったので言えばAIでしょうね。いくつもの会社行きましたが60年代、70年代が旬だったような有名な人が絡んでいるだけで大きな資金を得ているような会社にいくつも出会いました。最初のミーティングで”何がしたいのか”さっぱりわからなかった会社もありますがそんな会社はもう今は存続しません。少なくとも同じ領域に携わるエンジニアが理解できないというのはそれがとんでもなく漸進なのか、ガラクタなのかのどちらかなことが多い。 ただ、エンジニアの中には説明がものすごく下手な人もいます。ちなみに私はとても上手だと思います(自己自慢)。そんな場合、成功するためには説明ができるエンジニアをチームに入れることだ思います。説明ができないがとんでもなくすごいエンジニアは設計に専念させる。ただね、説明が上手なだけじゃだめですよ、もちろん。

軍の町ですからこんな景色も。トップガンの映画で知られますがコロナドには海軍の特殊部隊の訓練所があることでもしられます。これも映画になってますよ。軍というと何か恐ろしいようなイメージを持つかもしれませんが、私がみるところ現在のアメリカの指導者の中では軍人(将軍、現役と退役)が一番まとも、いや尊敬できる人物が多いように思います。それだけいわゆるシビリアンに人材がいない(その最悪の例が今のホワイトハウスの主。不動産とテレビのリアリティショウをやってきて金儲と女性だけを追いかけていたような人物にリードさせようと選んだ国民に全責任はあります)。軍は外部から人材を連れてくるのではなく徹底的に内部で人材育成することで知られます。元国務大臣のパウエル将軍を挙げる間もなく人材が豊富です。政治には基本的にかかわらないのが軍人ですから政治的に中立なことが多いですが(そうならないキャリアを積んだ方もいますが、パウエル将軍のように)、ここでれいとして挙げるようなスピーチをできるのは今や軍関係者しかいないのかと思うと残念です。 以下YOUTUBEのリンクを付けますがどちらも素晴らしいスピーチです。https://www.youtube.com/watch?v=pxBQLFLei70   UTでのスピーチです。これを見た後ですぐに著書を買って読みました。若い人にとくにお薦めです。著書はまだ日本語訳がでていませんがスピーチの内容を基に書かれたものです。 もう一つはhttps://www.youtube.com/watch?v=mU0RfhvYN8s。コロラドスプリングスにある空軍の士官学校でのスピーチです。軍がいかにヘイトスピーチにたいして迅速に行動しているかを垣間見ることができます。こんなスピーチを指導者はするんです。退役された将軍や軍指導者の著書を読むといかに軍が人材育成、チームワーク(戦場に行ったら自分の命を預けるわけですからある意味本当に真剣)等についてトレーニングと教育をしていることがわかります。 

海軍の町。艦船のそばまで行けるのがアメリカ
コロナドビーチ。サンディエゴそばのまち。橋を渡って太平洋側にでます。

こんな書籍を軍の元将校が書いていることが多いです。原著(英語)で読みましたがおそらく日本語訳は原著に充実だろうと思います。リーダーシップの本だとか若い時にどんなことをすると良いのかなどで悩むようなときこういった実務で鍛えられた方の書かれた書籍はいわゆるコンサルタント会社(例えばマッキンゼーなど)でコンサルタントをされてきただけの方の書籍より面白くかつためになると思います。コンサルタントって、責任はないのです。責任ないのでなんでも書けるのですが理想的過ぎたり、実務に使えないような提案だったりで知識として参考にはなるけれど。。。といったケースが多かったりします。その点、将校は全責任を負っていますから迫力がちがうのをよく発見します。 アマゾンのリンク https://www.amazon.co.jp/米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方-L・デビッド・マルケ/dp/4492045325/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=turn+ship+around&qid=1597434228&sr=8-3

NYC


ハイテクエンジニアとNYC? NYCと言うとWall Streetに代表される金融のメッカ、ブロードウェイに代表される娯楽(演劇)の地であり色々な人種、国民が集まった混沌としたところでシリコンバレーとは様相がずいぶん異なる街(地域)で接点はあるのかな?となりますね。 

ボストンに居住していたころ車で3時間ほどもすればNYCに着くので度々とは言えませんが何度か足を運んだ町でした。遊びで行っていたのでもっぱらブロードウェイ界隈の安宿(でも安全な)ところに泊してウロウロしていましたね。30代の前半でしたからお金はないが若かったころですよ。中華街で食べた朝のお粥(2ドル前後だったと思います)はとても美味しかった。目当てとしていたチケットが取れず聞いたこともないショーのチケットを買ってみたらコメディーショウ。ジョークのほとんどがわからず(ニューヨーカーでもないと全くわかりません)、数々の移民、そうギリシャ系移民だとかアイルランド系移民だとかを茶化すようなジョークに周りは大爆笑していましたが全然面白くなかったのもよく覚えています。それでも夕方売れ残りのチケットを捜し歩いたものです。いや、インターネットはまだなかったですからね、自分の足で探すのですが今考えてみるとそれも実は面白く今は便利ですが面白みはなくなりましたかね、たぶん。

そんな時代を経てもう20年以上ぶりで最近NYCに行く機会がありました。今度は仕事で、です。 NYCとシリコン、ソフトウエアに接点はあるのかと思われるでしょうね? 金融の町ですからね。それが、私や私の周りではあるのですよ。 理由はというと証券取引いや株の売買のためです。 HFT、 High Frequency Tradingという言葉聞いたことがあるでしょうか? いまではその取引の99%はコンピュータによるる自動売買だと聞いたことがあるのではないですか? これにはアルゴリズムが重要になるのですが同時に処理時間もとても重要な要素になるのです、実際処理時間が一番重要かもしれない。 処理時間というのはどれだけ速くオーダー(売り買い)が取引所のコンピュータシステムに到達して処理されるか、という生々しいことなのです。単位としてPS (ピコセカンド)を使って話をします。取引所のコンピュータがどこに設置されているかは知られている(秘密もあるようですが)らしく実際そのコンピュータが設置されている建物のすぐそばに彼らたちのサーバーを設置するというのはもうざらです(そうすることで少しでも早く到達できる)。こういったことを書いたとても面白い本があります。光ファイバーを自分たちで設置したりどこをどうやってか取引所のサーバーが設置されているアドレス(建物)の情報を手に入れたりと人間お金がかかわるとどこまででも行くんだなあとあきれるというかかんしんすると言うか。。。

でそのFHTですが自分たちでアルゴリズムを開発しますが(ソフト)それをできるだけに高速に(速く)処理するハードウエアも必要になるのですね。自前でパーソナルコンピュータサーバーを作るのは当たり前でそのサーバーのCPUをできるだけ速いクロックで稼働させるべく液体窒素の容器にCPUボードを入れて冷やしているとかいないとか色々と聞いたことがあります。でもそんな彼らが一番力をいれているのが処理を高速で実行できるハード(FPGAなど)を設計することなのです。実際FPGAエンジニアは需要があります。 お金に上限なしでハードを作るのです。それに対するリターンが大きいからです。 そんな彼ら(ハードウエアとソフトウエアエンジニア)の一日ですが、いったんオフィスに入ると夜までまさしく一歩もオフィスをでません。朝、昼、夜の食事は会社持ち(ケータリング)で屋上などにテラスがありましたがそこでも働いておりました。 シリコンバレーと変わらないやん?と思いましたが一つ違ったことがありました。 トレーダー(といっても結局コンピュータが実施するのですが)が画面とにらめっこしているわけですが負け始める(つまりそのトレードオーダーが受付らなかった)が何度か続くと”怒りの電話”がやってくるのだそうです。負けた、イコール損失ですからね、お金が仕事に直接にしかも頻繁にかかわってくるエンジニアの仕事はこのHFTを除いてないでしょうね。

結局ビジネスには結び付きませんでしたがエンジニアとして働かないか?という誘いは受けました。リモートで働くのは不可能でNYCにリロケーションするのが条件。NYCはエキサイティングな街で単身でも行きたいような街ですが諸般考えるとやはり歳をとったのでしょうね、誘いには乗りませんでした。詳しくは教えてくれなかったですが私が当時もらっていた年収の3~5倍のオファー(ボーナス含む)は出せるとか言ってましたね。当時の私の年収は日本だと大会社の部長級以上だと聞いたことがありますから大体その3~5倍がどれほどなのか想像できるのではないでしょうか? でもね、リスクも大きいですよ。負け続けるようなシステムを作っていたらすぐ解雇されそうだしね。トレーダーはどこの国でもそうだと聞きましたが無慈悲だそうです。

そんなこんなですがNYCは東京やロンドン同等に人を引き付ける魅力はいつまでもあるのではないでしょうか? 日本からかなり遠いですが一度行ってみるだけの価値はあると思います。

NYCの観光とかについては沢山ブログや書物もでていますし出張だけで行ってる私の経験は極々少量ですがHFTの現場に行ったという人は少ないのではないでしょうか?

写真にはそのオフィスの屋上からの景色も載せておきます。Wall Streetにまで続くBroadwayの一角にあるビルにそのオフィスはありました。 トレーダーは其のビルには在籍していませんでした。 会ってみたかったですがね。これまで実際に会った経験が全くないので今でも会ってはみたいですよ。オフィスは一部を除きすべてエンジニアでジーンズとTシャツ、ラフな洋装でWall Streetにいるとは感じなかったです。

HFTトレーディングに関する面白い本はこれです。人間お金がかかわるとここまでやるんだとあきれるばかりです。日本語訳がでていました。

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HFTの会社ビルの屋上からの眺望
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グラウンドゼロ

オースチン テキサス


最初にドカンと沢山書いて興味を持ってもらうことが読者を増やすコツだという記事を読んだからいくつも書いているのですがもっとも今現在だれも読者はまだおりません。 そろそろ友人、知人や家族(姪などに)宣伝ようとは思っているのですが。。。何人かに読んでもらいかなり一人がってなことを書いているので意見を聞いてみたいと思っています。

さて表題のオースチン。国内出張で一番沢山訪れた地はというと、サンディエゴ、レドモンド(シアトル郊外でマイクロソフトの本拠地)、そしてオースチンとなります。昨年はオースチンにも行きました。私はテキサス州オースチンは大好きです。 そうそう州都ですね。アメリカはほとんどの州で一番大きな大都会は州都となっていません。例外で知られたところを上げるとボストン、デンバーになりますがニューヨーク州の州都はNYCではないように政治の中心と経済の中心は別々なことが多いです。

テキサスと聞くとカウボーイとブーツの世界で放牧と銃の国の印象を持たれるかもしれませんが、私の経験でいうとテキサス州の人ほど親切な人はアメリカにはいないと思います。例えば空港で人に道を尋ねたとします。 方角や道順を教えてくれるのはごく当たり前なのかもしれませんがオースチンでは決まってそこまで道案内をしてくれます。普通の人がですよ。空港で働いている人というわけではなく。スーパーマーケットなどでもとても親切だし、なんだかいつも笑顔だし。 ちなみに州のモットーはフレンドリー。なんかそれを地で行っているような。。。なのです。 元上司に元々がテキサス出身の人がいます。短い時期カリフォルニアにいたのですがオースチンに戻ってしまいました。今でもコンタクトをもっておりオースチンに行った折には都合がつけば夕食等を共にしますが彼も底抜けに親切な人です。町中が親切とでもいうのでしょうか。 

オースチンは オースチン共和国と言われることもあるくらい州内ではリベラルです。UTが大きな比重を占め大学生が多いことと州都ですから州政府関係の仕事が多いことがその理由だと思うのですが今オースチン発でテキサスにリベラルの風も吹き始めているのかもしれないです。現在は共和党の牙城といえる州ですが今のホワイトハウスの住人のやり方には全面的に賛成というわけでもないのでしょうね。 もともとテキサスはアメリカの中でも独立精神が強い(テキサス、カリフォルニア、ニューヨークは独立しても大きな経済力をもっているので十分やっていける)。

そんな町ですが、実はシリコンバレーの名だたる企業が進出しており州におけるハイテクの一大地となっています。生活環境的には夏蒸し暑いことを除けば住みよいですし物価もカリフォルニアと比較すると圧倒的に安い。しかも大学町ですからまあ若者には楽しいでしょうね。 ここはミュージックの町でバーでのライブ音楽は有名です。夜遅くまでずっと演奏していますが私のようなおじさん年齢には少々十分すぎるきらいもあるんですが若い人には楽しいのでしょうね。

町にはサムソンが進出したことを契機に韓国からエンジニアが流入しています。元々テキサスは半導体(シリコン)の会社も多くテクノロジーは大きな産業なのですが近頃では日本のトヨタもテキサスにアメリカにおける本社機構を移転するといったように日系の企業の進出も多いです。町には日本語補習校もあります。土曜日の補習校で日本の文部省から補助と教科書等の配布があります。サンフランシスコにもありますが校長は文部省から派遣されてきますよ。 紀伊国屋書店など日系の生活に関連する店も出店しておりメイン通りにはいくつもラーメン屋もオープンしています。

表題はBBQ. テキサスと言えばBBQ. 有名な店は開店前から人が並びます。ここはそんな有名店ではないですがホテル街に近くビジネス客も多い。味は普通だそうですが私には美味しい。BBQ,テキサス人の舌は非常に肥えていますからね。

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川からみたオースチン。夏は暑い

バンクーバー


堅い話ばかり書いていると誰も読んでくれないはよ、と忠告を受けているのでちょっとは柔らかい話を。。。 と言ってまだブログを始めたばかりで読者は一人もいません。宣伝もしていないのでいつ読者ができるかわかりませんが書き続けることにしよう。

柔らかい話。何がいいかなと思いましたが出張でこれまで訪れた町はいろいろありますが東京の次に好きな町はというと、カナダはバンクーバーになります。ここは休暇でも行っていますが私が住むサンフランシスコ周辺からは2時間でつくのと時差がないので旅も楽、そしてカナダ。カナダ人はアメリカ人とは全く別人と言っても過言でないくらい違っているように思う。同じ英語を使いますがどちらかというと単語は米語より英語でしょうか? 例えばトイレ、Wash Room。アメリカではあまり使いません。

いつ行っても良いですよ。とてもきれいな街で趣があります。引退したらバンクーバーに行ってもいいし、もし仮に2020年の大統領選挙で今の大統領が再選されたらすぐに移ってもよい。日本でどう思われているか知りませんが尊敬できる人ではない。リーダーはまず人として尊敬されるべきだと思います。

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バクーバー

柔らかくするんだと言っておいてなのですが、カナダにもハイテク産業はあります。メープルシロップと観光だけの国ではないということですがあまり話題になるようなことはありません。バンクーバー、トロント、モントリオールが拠点かなと思いますが私のカナダ出張はバンクーバーが一番多く、続いてトロントとオタワでした。冬のオタワとトロントはそれは寒くて雪景色だけでしたがバンクーバーはいつ行ってもよかった。20年前ほどまではカナダ政府、ブリティッシュコロンビア州政府が色々なハイテク関連の集まりにブースを出して人材を求めていたように思います。いわくUSAの永住権があればカナダ政府もすぐに永住権を出すとかいったように。今は現在2020年初夏のアメリカ政府を見るにアメリカを脱出しようとするエンジニアがあふれているのでカナダ政府もエンジニアを選り取り見取りになっていると聞いたことがあります。もう優秀なエンジニアがアメリカを避けようとしているんですね。結果としてシリコンバレーの企業が海外に出て行っていきはじめている(インド、中国などを含めて)。ハイテク企業で一番必要なのは優秀な人材ですから人材のある所にオフィスが移動しはじめているわけです。これはUSAにとっては本当に痛い損失ですね。インドなどで雇えばそれで会社としては良いじゃないかとなるのですが経験を積んだエンジニアはインドにいるままになりますからUSAでこれまでイノベーションを起こしてきたようなエンジニアがインドなどでイノベーションを起こすようになるわけです。インドにとっては良いことなのですがUSAにとっては損失になるわけです。政治的なことをブログにするつもりはないのですが人材の動きを見ておくと10年先20年先のことを予測することができます。カナダはUSAにも近くこれからもっと発達していくと思います。イノベーション発信の地域になっていくでしょう。バンクーバー周辺にはたくさんのスタートアップがあります。顧客だった会社のエンジニアとは今でも交流をもっています。カナダは暮らしやすいですからこれからも順調に投資の資金が流れてかつエンジニアのる流動性と受け入れが続けばハイテクの一大地域の一つになっていくように思います。

ところでアメリカ人とカナダ人はずいぶん違うと言われます。私はカナダ人はより身近に感じます、おそらく日本人気質により合っているからでしょうか? 例えばこんな映画のクリップhttps://www.youtube.com/watch?v=g1awwAgU_t8&t=2s

もうバンクーバーのコンドは高くて買えません。
シーフードも豊富です。