シリコンバレーは建設ラッシュ
COVID19ワクチンのおかげもありようやく落ち着きを取り戻しつつあります(2021年5月29日現在)、この1年ちょっとで様変わりしましたね、社会。
サンフランシスコは犯罪率がどんどん上がり、色々と言われていますが、USAの社会問題に根差したところがあります。この国は他国に説教できるようなモラルの優れた国では決してないのです。差別は本当に根強くそれを増幅させるだけさせた前政権(T)の責任は大きいですが彼もあと10年もすれば別の世界に旅立つでしょうからそのあとのことは知らん。。。ということなのでしょう。
犯罪もありますがカリフォルニアは人口減に転じている。増えているのはテキサス、アリゾナ、そしてフロリダ。テキサスとアリゾナはテクノロジー企業がどんどん進出しており政治にも影響を与えつつあります。アリゾナはずっと共和党の州だったのですが、2020年の選挙ではひっくり返った。テキサスはそこまで行きませんが高学歴の比率が高まると変わっていくかもしれない。政治家は世界どこでもそうですが選挙民に賢くはなってほしくないのです。従順に自分に投票さえしてくれればいい。あとは、自分たちが楽しくやるから(お金と権力)。民主主義って、投票者の多数で決まります。有権者の多数ではなく。つまり投票者は少ない程良いのです。そうすることで数が読めるからです。究極は一人だけ投票してくれればいい、それでも多数になりますからね。 だから以前書いたのですが
投票には行く。投票にあたり良く検討する、自分で考える
は有権者としての義務です。
と、堅いことを書きましたが人口が減っているはずのカリフォルニアはシリコンバレー、いまだに建設ラッシュです。
住宅: もう一戸建てはとても少なくなりました。新しい住居はコンド、アパート、もしくはタウンハウス。タウンハウスというのは入り口は専用であるが屋根、壁は共有する形で通常裏庭などはありません。
土地がとても高いこの地、ゆったりと一戸建てというのは古い地域だけです。こんな地域にある築60年の家でも2億円ではもう買えません。少なくとも2億5千万円は必要。とてもたかいですよ。 それでも中々買えません。競争がとっても激しい。今サンフランシスコから移ってくる住人も多くなり増々競争が激しい。
もう一つはオフィスです。特にApple, Google, Facebookのキャンパス拡張はとても激しいのですが、これらだけでなく
Amazon, Microsofotというワシントン州が拠点の巨大企業、
NVIDIA, Qualcommといった企業
なども巨大なオフィスビルをどんどん建設中。
在宅勤務100%
なんて考えられないとでもいうように。
以前から書いてますがイノベーションは交わって初めて興ります。Zoomなどの世界では限界があります。
在宅に舵を100%切ったという会社は少なからずビジネスが落ちていくと私は思います。
こんな時に果敢にオフィスを拡張するかどうか、 日本の様子を見ているとここぞとばかりにコストカットを旗印に在宅に切り替えつつあるようですが、
それでは増々日本は置いてきぼりになる
と危惧します。
日本はどんどん置いてきぼりになっているんですよ。
とこんなことばかり書くと否定的な響きになりますね。
日本にはまだまだ沢山超優良企業、優良企業沢山あります。例えばファナック。私が学生だった1980年代も優良企業でしたが今でも超優良企業ですね。関連する安川電機なども優良企業。友人が居た(引退しましたが)日本碍子(今は名前が変わったかな?)なども優秀。いくつもこんな企業をあげることができます。私は技術系なので技術系の会社ばかり挙げるのですが技術系に無くとも沢山あります。
ただ、これら企業の市場(顧客)はこれから増々日本国外になっていくでしょう。ちょうど自動車産業のように。人口が減少していく日本で市場のみならず、人材を集める(いわゆるホワイトカラーとブルーカラー)ことも難しくなるでしょう。しかも国家の予算として給与が増えていないわけですから所得税に依存できなくなるわけで企業からの税収にどんどん頼るようになるでしょう。
となると、以前にも書きましたが企業の本社を海外移転させる、つまり日本の組織が子会社化していく時代がやってくるはずです。日本で建設するのではなく海外で日系企業がオフィス、製造拠点を拡充していく。
私はファナックがこれまでのように日本だけでの開発、製造拠点をもつ、という方針をいつまで続けることができるか、興味を示しながら見ています。ファナックとてもすごいことをこれまで達成しておられるが、持続性があるのか?と興味尽きないのです。ファナックを知らなければ一度調べてみると良いですよ。
日本の超優良企業というのであれば私はソニーなどその他良く知られた会社よりファナック、安川、などを先に挙げます。友人がいた碍子もね。