成功するには


成功したい、幸せになりたい、お金持ちになりたい。 って最近日本の若者はあまり思わなくなってきてると読んだり聞いたことがあります。 私が読んでいるUKの雑誌Economistにも以前日本の若者の記事がありました。それは若者のデートに関する記事で日本では若者がデートしなくなってきているというような内容の記事でした。

”しようと思わなくてはできない”は真理だと思うので幸せになりたいと思わなくして幸せになれるとは思えないです。

シュワちゃんことアーノルド シュワルツェネッガーさんのこのビデオはそういった点を本当に伝えてます。英語ですがわかりやすくゆっくりと話しているのでぜひ見てもらいたいようなビデオです。ご存じのように映画スターとして成功され、カリフォルニア州知事まで就かれた方ですが人間として、ある種のスキャンダルもありましたが、尊敬できる人です。今もかれのメッセージ通りな生き方をされていますよ。アメリカ大統領に立候補できないのが残念なくらいです。世界的に有名でもあるので良き政治ができると思うのですが。

このスピーチの中でも ビジョンを持てというのと”辞めたら?、無駄だよ”と否定的なこと、アドバイスに耳を傾けるな というのは若いうちは特に重要だと思います。以前にも書きましたがChoose To Choose、自分で選択することを選択するように。これ、自分勝手に決めなさいと言っているわけではないです。アドバイスを受けてそのアドバイスを受けるにしてもそれは自分が決めたこと、アドバイスをくれた人が決めたことじゃない、自分の責任で決めたこと、そしてその選択に自分が責任を持つという意味でもあります。実は大変勇気がいるし実行は難しいのです。でも意識しているだけで人生変わってきます。

ビジョンについてはよく”ビジョンはあるんだよね”と言うことをいいますが、成功のためのビジョンってそういう意味じゃないそうです。 まさしく脳裏に焼き付けることなのだそうです。卑近な例でいうと初めてのデートで夕食に行くことになった。その場合、何を食べるかと言ったことから、そのレストランに行くまでの工程、レストランでの会話、支払いの仕方に至るまで細かく脳裏に焼き付くまで描くとその夕食デートが成功する確率が大きく変わるそうです。同じように自分が成りたい人、やりたい仕事についても脳裏に焼き付くまで具体化すると良い。これね、就職面接では絶対に必要なことです。そのうえで自らのいわゆるビジョンも併せ持つともう成功(幸せ)は手に入ったも同然。

と言って私は別段成功していない。何が欠けているのかと考えるとこのビジョンが一番欠けてきたと思います。こののスピーチを聞くとそれがよくわかります。ところでアーノルドさんは言っておりませんが私が彼の5か条に何か付け加えるとするなら、良い仲間を持つこと を挙げます。仲間についてはいくつか別のブログにも書いています。 YTUBEのリンクは以下です。

www.youtube.com

そうだ、成功の格言となると私はこのユダヤの教えを上げたい:

成功の扉は押すか、引くかして開けてみなくてはならない

つまり、その扉を開ければ成功という扉の前に立つ機会というのは何度かやってきます。残念ながら、ドアは自動ドアではありませんし、誰も開けてはくれません。自分で開けるしかないのです。しかもドアは押すのか、引くのかについても誰も教えてくれません。ひょっとするとどちらでもなく横にスライドさせて開けるのかもしれない。開けることを試さないとわからないのです。つまり自分で行動して試してみる。押すのか、引くのか、はたまたスライドさせるのか、一回で開く場合もあるでしょう。3回かかるかもしれない。引いて開かないから”カギがかかっている”と諦めるかもしれない。あきらめず試してみるんですね。それをこの格言は行ってます。 成功の扉は押すか、引くか(スライドさせるか、その他の方法もあるかも)開けることを試してみなくてはならない。 

就職か入(就)社か?

同じことのようで全く異なると言いたい!

また私事ですが、大学を卒業した折諸般の事情, 最初からいわゆる外資系の会社(だけ)の仕事だけを探していました。


あの当時日本はバブル景気に入っておりとにかく景気が良かったころで外資に行くというのは本当に少数でいわゆるエリートと言われる人は三菱、NEC、SONYといった世界的巨大企業に行っていた時代です。

でもね、外資でよかったと思っています。あの年、あるアメリカのコンピュータ関連の会社(結局そこで私は働きました)の面接を受けました。 面接で会ったのは自分の上司になるひと、その部門のコアとなるエンジニア、部門の秘書(その上司の秘書)だった。面接ではその部門でどんなことをやっているか、どんな人材を探しているかについて細かに話を聞くことができましたし自分の興味、希望や将来の方向(あの当時いずれ海外に出たいと既に思っていた)などを伝えることもできたのです。 結果採用になりました。 人事の人とも面接しましたがそれは2度目の面接で私が東京に引っ越すのは大丈夫かとかそういったまさしく人事的な確認だけでありました。 つまり私は採用時にすでにどこの部署で何をするのか、誰が上司なのかを知っていたわけです。

翻りあの当時、大学の同窓にあたる友人はみな入社していきました。皆大企業に入っていきましたよ。でもね、入社だったのです。当時(今もでしょうか?)入社後に配属になります。配属先、希望は聞いてもらえるが決めるのは会社側。配属前に研修があり研修中に配属が決定するとか。つまり自分がかかわる仕事(就職ですね)はその配属が決まるまでわからないわけです。

入社か就職か? カルチャーの違いと言ってしまえばそれまで。日本は今も卒業時に一斉採用するから確かに各部、課、部門が個々に採用に関わっていると時間を取られ非効率だという考えもあるのかもしれません。私が今いる会社、採用の面接はすべてに優先する、が方針です。重要なミーティングも採用面接とぶつかった場合採用面接が優先します。人を雇うことが一番大事なことだというのを知っているからですね。誰もが面接を担当するので面接のためのトレーニングがあります。面接も技術面接だけではなく色々な角度から面接するのでトレーニングもその役割事にあります。面接は真剣です。

難しいかもしれませんが 就職 であり 入社でない 仕事探し 仕事は人生の大半を占めますから(変な話ですが結婚生活より、両親と暮らしていた生活より圧倒的に長い)就職(職に就くという意味ですから)そうやって考えて行きたいですね。

ブログには必ず写真を添えようとしていますが見合った写真があるかなとずいぶん探しました。エンジニアの仕事今もやっているのでもちろん好きですがCEOに勝手にマーケティングに移動されて移った。実はそこが一番楽しかった。勝手に移動されましたが形式上同じ社内でしかも小さな会社なのでみんな知っていましたが、それでも”面接”は一応有ったのです。そこで上司にあたる人に教わったのにセールスとマーケティングの根本的な相違点というのがあります。 セールスは自分の売り上げが至上のゴール、マーケティングは会社の売り上げが至上のゴール。似ているようで全然違うのですね。コミッションが収入に関わってくるセールスは自分の売り上げが何よりも大切になります。

マーケティングは通常コミッションはありません。セールスは自分の売り上げを増やしたいですから他のテリトリーを仕切るセールスと常に協調するとは限りません。その間をうまく取り持って会社としての売り上げ、利益を上げていくのがお前の仕事である、ということです。大きな会社に吸収合併後はセールスの数も増えましたからより沢山のセールスと接するようになりました。まさしく自分の売り上げ第一でそのためならあれこれ策を練ってくるのがいました。それをうまくさばくのが仕事でいやはや人間を学びましたね。

おかげでいろんなところに出かけました。 ということで添付した写真はトロント。トロントはカナダ一の都会でテクノロジーの会社も多いのです。あまりブログタイトルとは関係ないです。

人生の時間

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チューリッヒ 教会の時計


時間、 時間にまつわる格言というと

時間を無駄にするな、 時間を大切に、時間管理をしろ、時間はお金より大切。。。といったなんだか脅しのようなのが多いように思いあまり好きではありません。時間に関する好きな言葉というとアインシュタインの言葉だと聞きましたが ”相対性理論は例えば、好きな人、好きなことをしている時間はとても短く感じるが嫌なこと、苦痛なことをしている時間は永遠に長く感じる”というのが一番心に響いてくるように思います。

さてこの時間、どんなものだと思いますか? 私はこれは風船の中の空気のようだと思ったことがあります。子供のころ風船をもらったことがないですか?風船っていつかはしぼみますね。生まれたとき両親から生命という時間をもらった。遺伝からくる人の生命時間は生まれたときに決まっていると聞いたことがあります。これが風船の中の時間。使おうが使うまいが風船の空気が抜けるように時間も使おうが使うまいが無くなっていくのです。ただし、割れていなければ(古くなりすぎていなければ)風船に後で空気を入れてあげることができるように時間も足してあげれますが。これが一人ひとりの時間じゃあないかなと思ったことがあるのです。

時間はしかし対価と交換できるのですよ、しかも格言にもあったようにお金よりも大切(貴重)に。 そのもっともたる例が以前にも書いた投資です。複利の原則があるので先に投資を始めた人はあとからもっと沢山のお金を投資に回した人より圧倒的に資産を増やすことができる(可能性で言っています)。まさしく時間はお金より貴重な例ですね。早く始めることで差が出るのは他にも色々とあります。歌舞伎など、子供は3歳くらいからけいこするそうです。20歳になったころにはもう17年もの経験を積んでいることになりますから後から始めた人との差は歴然としますね。稽古も複利の法則成り立ちます。つまり時間を有効に使うにあたり時間が対価を生み出すか、その対価と時間の関係はどうか?というのを考えてみると良いと思います。

後から時間を足すというのは時間を買うこともその一つです。私ごとですが大学(日本の大都市圏の国立大学)を出ていますがあの当時は今と比較にならないくらい受験戦争(?)が厳しかった。片田舎に住んでおりましたので予備校も進学塾もなく家で参考書とにらめっこして勉強していましたが受験って勉強にやり方があるんですね。予備校などそのやり方を色々と教えてくれるわけです。やり方をしって勉強するのとそうじゃないのでは受験に限って言えば効率が全く違います。お金でやり方を買っているわけですが、時間をあまりかけなくて済むわけですから時間を足したとも言えます。 ただね、やり方ばかりならうでしょう? 実際の勉強、人生、仕事ってやり方はいっぱいあって”これ”と言うのはないんです。試験は通るけれどそれだけ。。。になることもあります。だからというわけではないですがお金で時間を足すかは考えたほうがいいと私は思うこともあります。

もう一つ時間を足す方法があります。それは一緒にする、つまり仲間です。一人でするより二人、二人でするより4人。この場合時間は足し算ではなく掛け算に近くなりますから4人だと16倍ですか? そこまでいかないかもしれないですが4倍ではなく6倍、7倍にはなるでしょう。立派に時間を足したことになります。私は非常に大きな会社でマネージャーをしていた時期があるのですが元上司や同僚が誘ってくれた関係で小さなベンチャー企業に転職したことがあります。ベンチャーは仲間が大切で会社が大きくなるまでは特に採用に当たっては技術力もありますが一緒にやっていけるかということが採用の大きな基準になります。実際入って間もなく辞めていく人も沢山いましたよ。結局13年ほどして買収されましたが13年間残った本当のコアなメンバーは20人程度でした。未だに関係(絆)は強く当時エンジニアリングの責任者で引退された人の自宅で今も昼食会をしています(今年はコロナの関係で中止)。良い仲間がいると人生色々と楽しくなります。シリコンバレーは大きな仲間内の組織なのですよ。従業員が人を紹介してそれでインタビューが始まるというケースが多いです。私は8度転職していますがそのうちの5回はそういった元上司、元同僚の紹介によるところなのです。今の会社はなんと元顧客です。2年前まではお客様だったのですが今は同僚。こんなケースもありますが誘ってもらえるというのは嬉しいことですよ、実際のところ。

成功ための本として何度か80・20の法則について書いていますがその書のなかでも仲間作ることを述べています。もっとクラシックな書としてナポレオン ソロの書いた書物るのですがその書でも粒さにこのことに言及しています。しかし若いうちは仲間作りを勘違いすることがあるので注意する必要がありますよ。 友達 イコール 仲間ではありません。 友達の中には仲間になる人がいると思いますがイコールではない。上司になるような仲間もいれば同僚、部下になるような仲間もいるのです。一緒に働けなければ仲間にはなれない(難しい)かもしれないですが友人イコール仲間でいるのは高校生か大学の1,2年まで位と私は思います。 そして仲間の中にぜひともメンターとなれそうな人を入れておいてくださいね、若いうちは特に。

先ほどの時間を買うについて、例えば自分でするととても時間がかかること(例:法律関すること、例えば登記)をだれかプロ(弁護士とか)に委ねるというのはもちろん必要なことだと思います。でもね、弁護士の時間を買って作った自分の時間を有効活用することは常に考えておくとよいと思いますよ。誰かに代わってしてもらうことで自分に時間が生まれるのですがその時間をなんとなくインターネットをブラウズして過ごしたり(目的なくという意味です)して使うのではなくリフレッシュのためにハイキングするとか、本を読むとかね。

写真にはプラハにあるアストロノミカル クロックタワーも添付します。時間が来ると仕掛け時計が動くのはヨーロッパでよく見ますがこの壁の時計は天体の位置など色々な情報を伝えるとか(詳しくはオンラインで調べるとわかります)。Old Townの広場にあり観光の中心の一つです。ツアーで中に入りました。町の歴史も垣間見ることができます (ツアーに入ると地下にあった牢屋なども見て回れます)。

置時計の写真は北京のある故宮内の時計博物館で。昔の皇帝はヨーロッパの置時計をずいぶんとコレクション(贈呈してを含む)していたのですね。どれもこれも複雑な機構ついていて見ていて飽きなかった(複雑機構は動いていませんでしたが)。

チューリヒで見つけた時計塔(教会)の写真も。今では時間は腕時計、携帯電話をはじめありとあらゆるところで簡単にわかりますが昔は高いところに大きな時計をおいて人々はその時計をみて時間を知ったのですね。チェコのBrno市内地にもいくつもの時計塔を見つけましたが一つの位置から二つ見えることはまれで考えて設置されていたことがよくわかります。

時間、若いうちはわかりにくいですが風船のなかの空気と同じ。生まれたときにもらった時間を大切に。そしてその風船、途中で割ったりしないように(自分が原因の事故や不摂生)してください。 

最後に時間は後戻りができない。つまり 後悔はしなさんな、と私はいつも後悔ばかりするくせにここではそう書いておきます。後悔しなさんな わかっているけどする、それが人間かな。

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北京 故宮 時計博物館

NYC


ハイテクエンジニアとNYC? NYCと言うとWall Streetに代表される金融のメッカ、ブロードウェイに代表される娯楽(演劇)の地であり色々な人種、国民が集まった混沌としたところでシリコンバレーとは様相がずいぶん異なる街(地域)で接点はあるのかな?となりますね。 

ボストンに居住していたころ車で3時間ほどもすればNYCに着くので度々とは言えませんが何度か足を運んだ町でした。遊びで行っていたのでもっぱらブロードウェイ界隈の安宿(でも安全な)ところに泊してウロウロしていましたね。30代の前半でしたからお金はないが若かったころですよ。中華街で食べた朝のお粥(2ドル前後だったと思います)はとても美味しかった。目当てとしていたチケットが取れず聞いたこともないショーのチケットを買ってみたらコメディーショウ。ジョークのほとんどがわからず(ニューヨーカーでもないと全くわかりません)、数々の移民、そうギリシャ系移民だとかアイルランド系移民だとかを茶化すようなジョークに周りは大爆笑していましたが全然面白くなかったのもよく覚えています。それでも夕方売れ残りのチケットを捜し歩いたものです。いや、インターネットはまだなかったですからね、自分の足で探すのですが今考えてみるとそれも実は面白く今は便利ですが面白みはなくなりましたかね、たぶん。

そんな時代を経てもう20年以上ぶりで最近NYCに行く機会がありました。今度は仕事で、です。 NYCとシリコン、ソフトウエアに接点はあるのかと思われるでしょうね? 金融の町ですからね。それが、私や私の周りではあるのですよ。 理由はというと証券取引いや株の売買のためです。 HFT、 High Frequency Tradingという言葉聞いたことがあるでしょうか? いまではその取引の99%はコンピュータによるる自動売買だと聞いたことがあるのではないですか? これにはアルゴリズムが重要になるのですが同時に処理時間もとても重要な要素になるのです、実際処理時間が一番重要かもしれない。 処理時間というのはどれだけ速くオーダー(売り買い)が取引所のコンピュータシステムに到達して処理されるか、という生々しいことなのです。単位としてPS (ピコセカンド)を使って話をします。取引所のコンピュータがどこに設置されているかは知られている(秘密もあるようですが)らしく実際そのコンピュータが設置されている建物のすぐそばに彼らたちのサーバーを設置するというのはもうざらです(そうすることで少しでも早く到達できる)。こういったことを書いたとても面白い本があります。光ファイバーを自分たちで設置したりどこをどうやってか取引所のサーバーが設置されているアドレス(建物)の情報を手に入れたりと人間お金がかかわるとどこまででも行くんだなあとあきれるというかかんしんすると言うか。。。

でそのFHTですが自分たちでアルゴリズムを開発しますが(ソフト)それをできるだけに高速に(速く)処理するハードウエアも必要になるのですね。自前でパーソナルコンピュータサーバーを作るのは当たり前でそのサーバーのCPUをできるだけ速いクロックで稼働させるべく液体窒素の容器にCPUボードを入れて冷やしているとかいないとか色々と聞いたことがあります。でもそんな彼らが一番力をいれているのが処理を高速で実行できるハード(FPGAなど)を設計することなのです。実際FPGAエンジニアは需要があります。 お金に上限なしでハードを作るのです。それに対するリターンが大きいからです。 そんな彼ら(ハードウエアとソフトウエアエンジニア)の一日ですが、いったんオフィスに入ると夜までまさしく一歩もオフィスをでません。朝、昼、夜の食事は会社持ち(ケータリング)で屋上などにテラスがありましたがそこでも働いておりました。 シリコンバレーと変わらないやん?と思いましたが一つ違ったことがありました。 トレーダー(といっても結局コンピュータが実施するのですが)が画面とにらめっこしているわけですが負け始める(つまりそのトレードオーダーが受付らなかった)が何度か続くと”怒りの電話”がやってくるのだそうです。負けた、イコール損失ですからね、お金が仕事に直接にしかも頻繁にかかわってくるエンジニアの仕事はこのHFTを除いてないでしょうね。

結局ビジネスには結び付きませんでしたがエンジニアとして働かないか?という誘いは受けました。リモートで働くのは不可能でNYCにリロケーションするのが条件。NYCはエキサイティングな街で単身でも行きたいような街ですが諸般考えるとやはり歳をとったのでしょうね、誘いには乗りませんでした。詳しくは教えてくれなかったですが私が当時もらっていた年収の3~5倍のオファー(ボーナス含む)は出せるとか言ってましたね。当時の私の年収は日本だと大会社の部長級以上だと聞いたことがありますから大体その3~5倍がどれほどなのか想像できるのではないでしょうか? でもね、リスクも大きいですよ。負け続けるようなシステムを作っていたらすぐ解雇されそうだしね。トレーダーはどこの国でもそうだと聞きましたが無慈悲だそうです。

そんなこんなですがNYCは東京やロンドン同等に人を引き付ける魅力はいつまでもあるのではないでしょうか? 日本からかなり遠いですが一度行ってみるだけの価値はあると思います。

NYCの観光とかについては沢山ブログや書物もでていますし出張だけで行ってる私の経験は極々少量ですがHFTの現場に行ったという人は少ないのではないでしょうか?

写真にはそのオフィスの屋上からの景色も載せておきます。Wall Streetにまで続くBroadwayの一角にあるビルにそのオフィスはありました。 トレーダーは其のビルには在籍していませんでした。 会ってみたかったですがね。これまで実際に会った経験が全くないので今でも会ってはみたいですよ。オフィスは一部を除きすべてエンジニアでジーンズとTシャツ、ラフな洋装でWall Streetにいるとは感じなかったです。

HFTトレーディングに関する面白い本はこれです。人間お金がかかわるとここまでやるんだとあきれるばかりです。日本語訳がでていました。

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HFTの会社ビルの屋上からの眺望
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グラウンドゼロ

オースチン テキサス


最初にドカンと沢山書いて興味を持ってもらうことが読者を増やすコツだという記事を読んだからいくつも書いているのですがもっとも今現在だれも読者はまだおりません。 そろそろ友人、知人や家族(姪などに)宣伝ようとは思っているのですが。。。何人かに読んでもらいかなり一人がってなことを書いているので意見を聞いてみたいと思っています。

さて表題のオースチン。国内出張で一番沢山訪れた地はというと、サンディエゴ、レドモンド(シアトル郊外でマイクロソフトの本拠地)、そしてオースチンとなります。昨年はオースチンにも行きました。私はテキサス州オースチンは大好きです。 そうそう州都ですね。アメリカはほとんどの州で一番大きな大都会は州都となっていません。例外で知られたところを上げるとボストン、デンバーになりますがニューヨーク州の州都はNYCではないように政治の中心と経済の中心は別々なことが多いです。

テキサスと聞くとカウボーイとブーツの世界で放牧と銃の国の印象を持たれるかもしれませんが、私の経験でいうとテキサス州の人ほど親切な人はアメリカにはいないと思います。例えば空港で人に道を尋ねたとします。 方角や道順を教えてくれるのはごく当たり前なのかもしれませんがオースチンでは決まってそこまで道案内をしてくれます。普通の人がですよ。空港で働いている人というわけではなく。スーパーマーケットなどでもとても親切だし、なんだかいつも笑顔だし。 ちなみに州のモットーはフレンドリー。なんかそれを地で行っているような。。。なのです。 元上司に元々がテキサス出身の人がいます。短い時期カリフォルニアにいたのですがオースチンに戻ってしまいました。今でもコンタクトをもっておりオースチンに行った折には都合がつけば夕食等を共にしますが彼も底抜けに親切な人です。町中が親切とでもいうのでしょうか。 

オースチンは オースチン共和国と言われることもあるくらい州内ではリベラルです。UTが大きな比重を占め大学生が多いことと州都ですから州政府関係の仕事が多いことがその理由だと思うのですが今オースチン発でテキサスにリベラルの風も吹き始めているのかもしれないです。現在は共和党の牙城といえる州ですが今のホワイトハウスの住人のやり方には全面的に賛成というわけでもないのでしょうね。 もともとテキサスはアメリカの中でも独立精神が強い(テキサス、カリフォルニア、ニューヨークは独立しても大きな経済力をもっているので十分やっていける)。

そんな町ですが、実はシリコンバレーの名だたる企業が進出しており州におけるハイテクの一大地となっています。生活環境的には夏蒸し暑いことを除けば住みよいですし物価もカリフォルニアと比較すると圧倒的に安い。しかも大学町ですからまあ若者には楽しいでしょうね。 ここはミュージックの町でバーでのライブ音楽は有名です。夜遅くまでずっと演奏していますが私のようなおじさん年齢には少々十分すぎるきらいもあるんですが若い人には楽しいのでしょうね。

町にはサムソンが進出したことを契機に韓国からエンジニアが流入しています。元々テキサスは半導体(シリコン)の会社も多くテクノロジーは大きな産業なのですが近頃では日本のトヨタもテキサスにアメリカにおける本社機構を移転するといったように日系の企業の進出も多いです。町には日本語補習校もあります。土曜日の補習校で日本の文部省から補助と教科書等の配布があります。サンフランシスコにもありますが校長は文部省から派遣されてきますよ。 紀伊国屋書店など日系の生活に関連する店も出店しておりメイン通りにはいくつもラーメン屋もオープンしています。

表題はBBQ. テキサスと言えばBBQ. 有名な店は開店前から人が並びます。ここはそんな有名店ではないですがホテル街に近くビジネス客も多い。味は普通だそうですが私には美味しい。BBQ,テキサス人の舌は非常に肥えていますからね。

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川からみたオースチン。夏は暑い

心に残る言葉

好きな言葉、座州の銘がありますか? 座右の銘など昭和の響きですが好きな言葉も歳とともに変わっていくものだと経験で思います。 私の今の座右の銘は

Choose to Choose  

Happiness is a choice

の二つです。 Choose はアメリカのトークショウホストでかつ事業で大成功している Ophraさんの言葉だと聞いたことがあります。彼女は非常にどん底な人生を歩んできましたがトークショウーの司会で人気を得いまでは広く事業を営み経営者としても大成功を収めています。

選択することを選択する、という意味は人色々な解釈ができると思いますが私も私なりに解釈して時に思い出しています。 Happinessの方は以前うつ病で薬を服用していたころに出会った言葉です。鬱にもかかわらず仕事をしなくてはならずかなり荒れた状況でしたが運よくとても良い精神科医を紹介してもらいその医者から教えられた言葉です。 ハッピーかどうかは自分が選択するんだという意味にもとれますしハッピーを選択するんだとも取れますが口にするとなんだか実感できるかなと思います。このドクターに勧められた書物に Man’s Search For Meaning (Viktor E. Frankl)があります。 日本語訳あり (

夜と霧 新版 | ヴィクトール・E・フランクル, 池田 香代子 |本 | 通販 | Amazon

セラピーの大半を読んだ本を話題にしていたのでいくつも本を推薦してくれましたがこの本は中でも格別に重要な本でした。 著者は第2次世界大戦中ナチのユダヤ人強制終了所を生き延びたユダヤ系オーストリア人でやはり精神科の医師でした。 書のなかでFranklは収容所の様子を記述していますがその中での彼の発見(?)として、人間は自由も生命も財産も取り上げることができる、ちょうどナチの兵士が収容所で実際行なっているように。 しかし彼らをしても”選択”を取り上げることはできない。 囚人がいったん”もういい、強制されない”と決めてしまったらどんなことをしてもそれを取り上げることはもうできない。できることは命を取り上げることくらいでその”選択する”という行為それ自体を取り上げることはできない。つまりそれだけ選択するということは人間の本質に根差しているんだ、とかそんな内容でした。私の鬱からの脱出の鍵の一つとなったきっかけとなった言葉でした。自分は行き詰って選択すらできなくなっていると思っていたのですが、そうか、選択するという意思は誰からも例えそれが家族であっても取り上げられない自分のものであるとやっと分かったというわけです。 

そこで自分の人生を振り返るに、実にたくさんの言葉と出会ってきたなと思います。言葉との出会いは人との出会いくらい大切で自分が出会った言葉を記録し覚えておくと人生を豊かにできると思います。

沢山ありすぎてここに全部書ききれないですが昨今の政情、社会状況を見るに次の言葉、故レーガン大統領の言葉になるんですが

人はすべての人を助けることはできない、でもすべての人はだれかを助けることができる。

人は本当に自由に選択できるなら、みな平和を選択する。

というのがあります。私にも家族以外でひとりどうしても役に立ちたい人がいます。また”平和を選択する”というのはとても重みあると思う。自分で選択していますか?それとも誰かが言ったから、よく考えもせずに”そうだそうだ”で行動していませんか?暴動やヘイトのほとんどは”自由に選択していない”自分自身が作り出していると思います。よく考えてみたら”争い合って人生送りたいですか?それとも平和に暮らしたいですか?”レーガン大統領の言う通り”平和”をきっと選択するはずです。今はソーシャルメディアなどで”あおる”、”考えさせない(選択させない)”世の中になってきておりとても悲しくなります。本当の自由を取り戻したいです。

先の国務大臣で統合参謀本部長でもあったパウエル将軍の言葉に

実行することは大切だ

と至極当たり前な銘もあります。 実行が伴わなければならないという戒めですね。

日本人だと私が好きな言葉として明治時代の偉人のひとり井上準之助の言葉に

人をリードしていくためには読書しなくてはならない

というのがあります。 読書の重要性をこれほど端的に表している言葉はほかにないと思います。

若い人に贈るとすれば、パウエル将軍の短い言葉を少し長くしたような

しなければ、したほうがいい、しようと思っている という言葉を する に変えて実行しなさい

という言葉があります。 バンクーバーでリフトを待っているときに見つけた言葉です。 ~したほうがいいんだよね~となるのですが ~する~と実行の意思表示に変えてやってみなさいということですね。

それが人生には必要。 それと良い出会い(人、書物など)も必要。良き出会いのためには外にでましょう。

どんな写真がこの話題に合うかなと考えましたがバンクーバーで見つけた言葉から。人生こんな風に生きたいですね。

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人生こんな風に生きたい

投資

教養としての投資 という書籍の推薦をしました。 でも教養とするだけではなくぜひと自分のこととして実行なさいと言いたいです。 それもできる限り若いうちから、たとえそれが最初はごく少額からであっても。 アインシュタインも言ったとか聞いたことがありますが、複利は人類の一番重要な発明(発見)だとか。。。これは人生の事実だと歳を経てよくわかります。その投資にとって一番重要なのは時間なのです。そこが複利の一番重要なポイントです。人生の時間はしかしながら限られています。何事も早めに始めることが成功、幸せに近づけてくれる一番の要因だと歳をとるとわかりますが資産形成はわけても時間をかけることが大切です。歳をとってからではもう遅し。 なぜなら人生には限りがあるからなのです。時間を大切にとはよく聞きますがこれは投資、いや財産形成にとってはもっとも重要ですよ。

80/20の法則というのを知っていますか? これをタイトルとした書籍も先のブログで紹介しましたが人類の歴史を通してほとんどのことはこの法則に則るそうです。その中には富ももちろんふくまれます。著者はいまや90/10に近い状況にまで近づいていると書いておりましたがこの法則の言わんとすることは富を例にするなら全富の80%は20%の人が持っている、ということになります。日本に当てはめてみると先の財務省のデータをみると日本の個人資産は大体1800兆円だそうです。これを国民数で平均すると一人当たり1800万円程度でしょうか? でもあまり意味を持つ数字にはなりません。日本の全戸数は大体4500万戸数だそうです。 このルールを当てはめると、20%の総資産大体360兆円。80%の戸数は3600万戸 この平均をとると1000万円 これは3人家族で平均的に1000万円の資産(現金、株式、債券、国債など)があるということになります。 単純に平均でわると一人当たり1800万円で一家3人(夫婦と子供一人)だと5000万円以上になりますから大きな違いですね。 実際のところとして1000万円というのが実はより現実を表しています。多いか少ないか? 我が家はもっと貯蓄があるという家庭もあるでしょう。 それは20%を80%の家族が単純平均した数値だからでこの20%を再び80・20のルールを当てはめるとより現実にちかいものになっていきます。以前この本を読んだ後USA、日本、UK等のデータをもとに色々とモデルとつくってどれだけ当てはまるか検証をしたのですが著者の言うように今はもう90/10のルールが当てはまるくらいにまでなっていますが非常にモデルと現実が近いものになっており我ながらびっくりしました。

このモデルは富だけに当てはまるのではなく、仕事、人生の充実度、幸せ度、などありとあらゆる場面に当てはまるというのが著者の言い分で、では振り返りどのように人生を送ればよいのかについての洞察を幾つか挙げています。教養のためにも一読する価値はあると思います。日本語訳も出ています。

投資に話をもどします。私がUSAに来てまもなくの頃、上司、同僚から聞いたのはアメリカの公的年金を信用するな、当てにするな。401K(税引き前投資のシステム)を最大限に使って収入をセービングしろ(投資しろ)。。。 と。 401Kが何か知らなかったので幾人かに聞いてみたところみなこぞってこのように説明してくれました。以来30年ほどたちますが最初は年に20万円程度がやっとで始めましたが30年も続けているとそのご積み立ての増やして行けたのと会社によってはマッチングと言って従業員が1ドル出すなら会社が30~50セント積み立てを補助する仕組みがあり、今では日本の標準でいうならずいぶんと裕福になります(カリフォルニアの水準では普通)。

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ウイーン
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日本でお金、資産のことを言うとなんだかよくないような風習がありますが私は投資、資産形成はしっかり学びそして実行していくことはとても重要だと思います。どんな学校教育よりも重要だと言いたい。しかも学校の先生は教えてくれません。 資産形成を学ばないままそうですね、突然お金が入った(例えば相続、定年退職)という場合往々にしてその資産を間違って使い(もしくは騙される)資産が資産とならないこともよく聞く話です。そのためにも若いうちからきちっと資産形成については学びそして実践をしておきたい。今は色々と優れた書物も出ています。銀行、投資会社と関係がないファイナンスプランナーのアドバイスを得るのも良いかもしれません。 もっとも銀行、投資会社のアドバイスをそのまま聞くのだけは辞めたほうが良いです。彼らは商品を売るのが目的だからです。しかも契約書を見るとわかりますが売った商品には一切責任を負いません。責任はすべて購入した側になりますのでいわば詐欺行為に近い場合が多いので極力避けることです。

ところで資産ということでよく間違って考えられているのが’自宅’を資産として計算することです。 どのまともなファイナンスプランナーも言うことですが自宅は資産に入れてはいけないです。たとえもうローン等がなくても。自宅は最後の最後に処分可能なもの程度にとらえておかないといけないです。そのうえで資産形成を検討する必要があります。 

写真はウイーンの街並みです。オーストリアは小さな国なのですが裕福です。不動産と金融だけかと思っていたらモーツアルトで知られるリンツにはハイテク企業が沢山あったりします。したがってリンツも行ったことがあります。ドナウ川がながれ旧市街と挟んだ新しい地域には多くのハイテク企業がありました。そこを訪れた際には昼食は顧客とメキシカン料理を食べ???(アメリカ的)だと思いました。旧市街はとても美しい。 やはり富の蓄積もあるのでしょう、高級ブティックもたくさんひしめいていました。ウイーンはもっと大きく市街地は高級ショッピングアーケードと教会などが融合しておりとても美しいたたずまいでした。 日本人にはしたの写真(ウイーンのオペラハウス)がよく知られているかな?トム クルーズのミッションインポッシブルで場面がでていました。

しっかり投資等も勉強しそして実践をしてください。 人生でとても大切なことです。

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ウイーン オペラハウス内

 最後に、お金持ちになりたいですか? 以下は私の友人で長く一緒に仕事をしてきた人から教えてもらった話です。彼は私の業界内ではよく知られた人で世界中どこにいっても友人がました。セールスのVP(副社長)を色々な会社でしているからですが。

その彼と一緒に出張したある夕食の場でのことです。ひょんなことからお金の話になりその際 ”お金持ちになりたいか?”と質問してきたのですよ。私もまだまだ若いころ(?)でした。投資家、事業を起こすというのはかなりなリスクを伴うがリターンは大きい、ができる人は(やろうとする人は)限られている。 リスクを少なくしてお金持ちになるには会社勤めになるか、個人業で収入のある職業(医師とかですね)につくかだろう? 今お前は会社に勤めている。その場合お金持ちになりたいのなら方法は一つしかないと言うのですね。”お金に近いところにいないといけない”、が彼の持論であり彼曰く真実であると。 どういうことか?と言いますと会社でお金に近いのはエグゼクティブとセールスである。だから昇進していってお金に近い地位に上るか、キャリアを変えてセールスになるかの道がある、というのですね。

お金に近い程お金が入ってくるというのは、どこでこの話をしても皆さん、同意してくれるのでお金持ちにとって真実なのでしょうね。 

私はどちらにもつかずずっとエンジニアをやってますが。。。

在宅勤務と言語


COVID19が猛威をふるい世界中在宅勤務が普通にみられる昨今です。日本のニュースをブログやその他の媒体で見ても在宅勤務の話題をよく見かけます。 さてこの在宅勤務ですが仕事効率が上がったという記事やこれからは在宅勤務を通常勤務の形態にすることを検討するというような記事に出会うこともあります。 効率が上がった? 本当かな?と思います。上がったように錯覚しているだけなのでは?と思うこともあります。私や私の周り(現在の会社や以前の会社)での経験はほぼ効率が下がっています。 実際GOOGLE含めシリコンバレーの会社ではいかにして従業員をオフィスに早く戻せるかとあれこれ検討しているようです。 わたしもAAFGMの一角になる会社に現在勤めていますがある種のグループはすでにオフィスに戻る準備ができ早々にもオフィスに戻るようです。以前も書きましたが私自身の経験として、どんなにテクノロジーが発達しても人間は実際に交わらないとイノベーションは起こらないしセールス、マーケティングもうまく行きません。オンラインシショップの雄アマゾンが書店を次々とオープンしWhole Foodsというオーガニック食品等を多くそろえるスーパーマーケットを買収しかつ無人のスーパーを実験的にオープンしているのはどうしてでしょう?考えてみるとよいかと思います。 

仕事の効率が上がったとするなら、たぶんにそれはこれまであまりに無駄が多かったのでしょう、通勤時間も含めて。アメリカは通勤は楽だろうと良く言われるのですがシリコンバレーを取り上げても住宅事情からいまでは片道1時間以上の通勤はごく普通です。私はずいぶん以前に家を買ったので通勤はこれまでどの会社でも20分程度と非常に恵まれた地に居住しますがそういった地域は住宅の開発がもう終わっておりどんどん郊外へと住宅地域が広がっています。私の会社はそういった地域に住む従業員のために通勤バスを運行していますがバス内では仕事をする環境が整っています。悪い言い方をするなら通勤中も仕事をさせるのか?となるのですがそんなバスで通勤する同僚曰く、朝のメイルはバス内で全部処理が終わるからオフィスに着いたら朝ごはんを食べてすぐその日の仕事にかかれると。そうそう、バスの運行は午前早い時間からはじまるので会社に着くと朝食を食べるようです。私も時折食べましたがFreeにしてはとても充実しています。 あ、ちなみにCupertinoに本社のあるA社は食事はFreeではないですよ。 つまり私はその会社では働いていない。。。

経験上言えるのは効率が下がる一番の要因はVC (Video Conference)。 便利なようですが基本的に常に1対多のコミュニケーションになり皆が同時に参加できるということにはなりません。またどんなにパワーポイントやその他のツールが発達しても人間最後は紙と鉛筆(ホワイトボード)な生き物でアイデアなどをさささと書いてそれをもとにみなで検討するということがVCではまだまだ効率よくできない。少人数時として1対1でVCをしてそれから大人数に上げていくといったやり方を取ったこともありますが結局全然うまくいかずでした。

つまるところ人は会わなくてはいけないんだと再確認できた次第です。毎年何度も顧客先に出向いていたのも会うことで関係を深めるためでしたし、もう私には縁のないことですが若い人がデートするのもその理由 バーチャル(チャットなど)のカップルというのを聞いたことがありますが私にはまったくピンとこない。 

そんな中、だれが始めたか知りませんがこれまでのGlobal化に反動するように世界が内向きに内向きにと進んでいるように思います。現在のUSの政治リーダーは元々が不動産業とテレビのタレントだった人物で全く政治信条も何もなく、猜疑心強く、好き嫌いだけで国を動かそうとするのでどんどん内向きに進んでいる。もっともSアメリカ人は元々内向きなのです。いわゆる両海岸(カリフォルニアとニューヨークなど)は例外だといえるのです。移民が多いからなのと海があるからだと思いますがいわゆるアメリカ人は生涯を自分の生まれた地から半径100KM程度を全生活圏としてその範囲内で人生を終えると聞いたことがあります。 ラスベガスに行ったことがありますか? ラスベガスのホテルは世界中の観光地の模型になっているようなホテルが沢山あります。 ベニス、パリのエッフェル塔、エジプトのピラミッド、ローマなどなど。ラスベガスはそんなアメリカ人が多く休暇(一生で一度切りなことも多いです)で訪れるところでいわばそういったホテルに宿泊することでなんだか世界の観光地に行った気持ちになるんだそうです。ベネチアンというホテルではホテル内で本物のベニスにあるゴンドラに乗船することができます。実際のベニスとは全く違うのですが雰囲気は楽しめるのですね。 パスポートを持たずして海外に行った気持ちになるのでしょうか? しかも英語がどこでも通じますからね。

英語と書きましたがアメリカ人が行きたい海外となるとトップはすべて英語圏だったいう記事を読んだこともあります。カナダ、UKを筆頭にオーストラリア、ニュージーランド。。。 アメリカ人はあまり外国語が得意ではないのです, これはヨーロッパ諸国の人とアメリカ人を比較して非常に異なる点です。 とにかく英語が通じないとイライラするか不安になるようです。 COVID19で何かと話題になったクルーズ船,アメリカ人が好きな理由の一つがそんなイライラや不安と付き合わずに済むからだと聞いたことがあります。日本にはアメリカ人はたくさん来ていると思うでしょうがどの州から来ているのかまで統計をとると色々と新しいことがわかるかもしれません。

英語は確かに世界で一番広く通じる言語だとは思いますが人を知るには現地の言語を知ることも重要になってきます。 その中でもいまなら中国語がビジネスという点では一番重要になるでしょうか? 中国と台湾だけじゃないか、となるのですが中国はどんなにアメリカの政治家がもくろんでもいずれ経済力ではアメリカを凌駕します。人口と人々の働き度を見るからそれを止めることはできないでしょう。経済力は軍事力よりはるかに強大です。ミサイルは破壊はできても創造はできないですからね。経済力は創造を産み続けることができますから経済力はとても重要です。

何が言いたいかというと言語を学ぶのはとても大切だということです。 英語、中国語そしてできればスペイン語も。 ご存じかどうか日本語を知っているのだから実は中国語は取り組みやすいです。発音に癖がありますが単語がとても似ているし中国の漢字は日本とことなり一つの字に一つの音なのでいったん字の音を覚えると(これも日本語と似ている)ずいぶんと早く話すことができるようになります。読むことは漢字を知っているわけですからそれほど大変ではない。中国は簡素化をはかり少し厄介な字もありますが台湾は昔ながらの字を使っています。実際台湾発行の新聞、日本人なら60%くらい読めますよ。書くのも高校で習った漢文の文法(文法的には中国語は英語に近い)に倣って書くと大抵のことは通じます。最初はとっつきにくいように思えた中国語が日本人には意外と近い言葉なのに驚きましたから。 スペイン語はUS生活ではある程度必要になります。とくにカリフォルニアなどいわゆる中南米からの移民が多く住む地域では。実はスペイン語、発音的には日本人にはとても取りつきやすい言語ですよ。アルファベットをそのまま発音します。 英語はスペルと発音がずいぶんことなりやっかいなのですよ。 英語を知ると似たような単語が沢山スペイン語にもありますから覚えも早い。そんなこんなで言語を増やしていけるのですよ。言語って全く違う言葉もありますが似ている言葉もたくさんあるので一つ知ったらそれを足掛かりに少しずつ増やせるんです。しかもどんなに年齢がいっても新しい言葉を学ぶことはできますよ。私は中国語は55歳を過ぎて始めましたよ。 (もう還暦が足元にまで来ている)。

仕事となると当面の間英語がもっとも重要なままでしょう。わけても読む力と書く力をつけることが大事で非常に極端にいうと英会話は仕事ではそんなに重要ではないです、日本に居住するなら。 日本では読めると勘違いしている人が多いと思いますよ。ドキュメントを読むのに一か月もかかっていたり翻訳をしながら読んでいるのでは仕事にはなりません。書くこともできる、自分は話すことと聞くことができないとは未だに聞く話ですが、書くことが一番難しいんですよ。大人が幼児や小学生程度のことを書いても書けるとは言いません。使う単語一つとっても話すときに使う単語(インフォーマルなことが多い)と書くとき(フォーマルな場合が多い)ではずいぶん異なります。これはアメリカ人にとっても同じことで日本人に限った話ではないです。USの大学でエッセイ(英語)のクラスを取るとこのことがよくわかります。とにかくビジネスでは書くことが一番難しいです。仕事で実際に話す,聞くという機会は日本にいればそんなに多くないと思いますがグローバル化が進んでいる現在、英語を読む、書く機会は増えていると思います。 書籍にしても日本はできるかぎり早く翻訳が出版される国ですが原本(英語が多い)のほうが圧倒的に早く出版されているわけですから原本を読めばそれだけ先を行くことができます。 ざんねんながら自動翻訳はまだまだ幼児レベルで実際の使用に耐えうるものではありません。

人と接する仕事をする、海外に行くという目的、予定が無いのであれば私は英会話に時間とお金をかけるより読み書きにその時間とお金をかけるほうがきっと仕事で役立つと思います。もっとも人と接する、海外を視野に入れるのであれば時間やお金のかけ方は変わると思いますよ。

相変わらず堅い話でした。 

表題の写真はNYCにあるアマゾンの書店。 こちらサンノゼにもありますよ。アマゾンで買ったものを返すこともできます。

下の写真はテルアビブの海岸。警告がいろんな言語で記述されていますね。

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テルアビブの海岸

テルアビブ

ハイテク(シリコンとソフトウエア)関連にずっと従事しているので出張は基本的にテクノロジー産業のある地域となります。これまでに訪れたところにはもちろんイスラエルもあります。中東諸国のひとつですから宗教が国家、日々の生活にとても深く入り込んでいます。イスラエルでは土曜日は電車、バスといった公共交通機関はストップします。土曜が安息日だからです。タクシーは動いているし空港も開いており飛行機の発着はもちろん通常通りですが電車、バスは動いていない。。。 土曜日が休みで日曜日は通常通り会社も学校もやっています。金曜日がやすみだったかな?ちょっと記憶があやふやですが私はいつも金曜日の夕刻に到着する便でイスラエルに行っておりました。土曜日を休みにして(観光する)日曜日から働くためですが、金曜日の夜に到着するということは、ご存じの方もあるかと思いますがユダヤ人は金曜の日没から土曜の日没まで火を使いません。つまりホテルにチェックインしても食べることができるのはサラダとかコールドサンド程度になってしまいます。もちろん土曜の朝食も全く期待することはできません。 が、困るか?というと全くなんですよ。

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テルアビブの海岸で夕食

というのはユダヤ教は土曜日が安息日ですが、キリスト教徒は日曜日そしてイスラムは金曜日

つまりイスラム系かキリスト系のレストランに行けば金曜でも土曜でも食事ができるんです。よく考えたものですね。でも国全体としてはユダヤ教にのっとるようで電車、バスは止まるんですね。

さてそんなイスラエルですがご存じかとは思いますがハイテク産業も盛んです。USAの大会社、例えばIntelですがハイファ等に大きなビルをもっています。ハイファはハイテク産業の地でその一帯にはUSのよく知られた会社が軒並みビルを構えています。その一帯にある顧客を訪問するだけで2,3日はかかります。USAとイスラエルの結びつきを考えるとUS系の企業が多いのはわかりますがイスラエルにも中国系企業は進出していますよ。この場合買収に伴うケースが主だと思います。

買収と書きましたがイスラエルの企業は多くの場合資金源に限りがあります。イスラエルの企業とここで言っているのはイスラエルに本社、いやイスラエル人が始めた企業という意味です。ほとんどがいわゆるベンチャーになるのですがシリコンバレーとはことなり資金が潤沢にあることはまれです。またイスラエルの証券取引所はUSAにあるナスダック等と比較できるわけもないですからこれらの会社は設立当初からIPOを目指しているわけでもありません。彼らの目標は彼らのアイデアをプロトタイプまで完成させてお客に売り込む(最終製品化のための資金を得るため)もしくは大会社に会社そのものを売り込む(吸収合併)です。資金が底をつく前にプロトタイプを完成させる必要があるため一日13,14時間は働くというのは全く普通です。土曜が安息日なのは国のことであって彼ら自身が安息にしているわけではなくなんらかの形で働いているので週7日働いていることになります。私は日本人は働きすぎだということを聞くたびに”本当かな?”と疑っています。私自身を考えてももっと働いている。私は平均して週60時間程度(土、日も結局働いている)は働いています。一日平均11時間程度、シリコンバレーでは普通なことです。アメリカは有給になるいわゆる祝日は高々10日です。日本は祝日は基本休みですがUSAは国の休みと企業の休みは一致しません。バケーションで1か月も休んでいるだろうと思うかもしれませんがそれはEU諸国のことであり私の周りでの夏の平均休暇は一週間ていど(つまり5日)です。今年はCOVID19もあり私の同僚は上司も含め誰一人休暇を取っていないのでいわば働きづめ。中国やイスラエルはもっと働くといって過言ではありません。

そんなイスラエルですから顧客からよくお願いされたのが”出来高”支払い契約です。契約上は最初の支払いが極端に少ないが製品としてはフル装備の提供を求められる。成功したらプレミアムを付けて残りを支払う、という契約です。 製品の割引後の価格が3千万円として最初の支払いは300万円程度くらいです。プレミアムとして10%つけるとして成功すれば300万円多くなりますが最初の支払いが極端に少ないのがリスクになります。現地にいる同僚はそれでも契約を取ろうとします。そこで私が出かけて行ったわけです。私の出張目的はその顧客を技術的に評価することでした。技術そのものとエンジニアの技量を評価するのです。ほとんどただで製品を提供するわけなのでこちらも賭けになりますからね。結果ミーティングは時には数日になることもあります。実際ある会社ではミーティングの半分くらいはラボで一緒になってソフトウエア開発をした経験もあります。プロトタイプが置いてあるのですがソフトの開発途中でその技術がどの程度のものか判断するには実機を稼働させる以外に方法がなく(パワーポイントの資料なんて誰でも作れますからね)開発を手伝ったわけです。その会社とは契約をしました。その後軍事予算をもらえたということでプレミアムを付けての支払いにまで至ったのでこれは成功例でうまくいかない例のほうが圧倒的に多かった。こんなスタートアップを中国の企業がいくつも買収しています。そのいくつかの企業にも行きましたが買収後中国からたくさんのエンジニアとマネージメントを送り込みオフィスもすっかり中国色を深めていましたがコアとなる元ののエンジニアはそのまま在籍して製品の最終設計をやっていました。最終設計が終わったら退社してまた新しい会社を作ると言っておりました。 最終製品を関せさせるまで在籍することが条件で買収されたので辞めれない。その買収資金で次の会社を興す予定だということでした。

さて振り返って日本ですが実はスタートアップと言われる企業を訪れた経験は一度もありません。そんな会社がないのかな~と思っていたのですが日本にいる同僚に聞いてみると彼らはそういった会社にあまり行きたがらない。どちらかというと大会社かもしくは国家予算がついているような会社を優先したいということで、限られた時間をかけるのならそんな会社となるようなのです。 スタートアップ企業がないわけではなく。これはしかしもったいない、双方にとって。まず顧客サイドのたつと、言ってみれば相手にされていないということになりますがそうだな、例えて言えばビルを建設するのに大きなクレーン車を使うことができず小さなクレーン車で頑張っている(でも小さなクレーン車だけでは大きなビルを作るのは時間がかかる)。結果、せっかくのアイデアがタイムリーに実を結ばず、あとから出てきた同じようなアイデアを考え出したUSA、’中国の会社の後塵を踏む結果となる。ベンダー(私の立場)で見るといわゆる将来有望なお客を失う結果となりうる。実際USAではサンディエゴにあるとても小さな会社と取引したことがあります。最初の取引は200万円程度だったのですがその時担当だったセールスがこの会社は絶対成功するとかなり無理な取引を強引にねじ込んだのですが(割引率90%だった)、今その会社はナスダックに上場しており毎年数千万円の契約を継続しています。くだんのセールスにとってはもう計算できる顧客になっているんですね。 

ところでコーシャという言葉聞いたことがありますか? ユダヤ系の人がとても気にすることなのですが料理、食材に関するある種の規定とでも思えば良いのでしょうが、塩ひとつとってもそれがコーシャに準ずるかどうかが問題になることがあります。アメリカで食品を購入する際ラベルを見るとコーシャに準ずるとかコーシャに準じたことを示したマークを見つけることができます。ずっとはるか以前ユダヤ人の同僚(当時彼は私の部下でした)と日本出張をしたことがありますが彼はコーシャに準じた食事しかしないことが東京について知り、本当奔走しました。日本であの当時コーシャなんて言っても誰もわからなかった。説明してくれましたがそれでもあまりよくわかりませんでしたが確か明治屋だったと思いますがそこに連れて行っていわゆる輸入品のコーナーで色々と二人でみるとコーシャとかそのシンボル(丸にU)を見つけそれがついているポテトチップなどを幾つかかった。 普通のレストランでは切っていない丸っこのトマトを3,4個だしてもらったような経験もあります。ベジタリアンなんですか?と質問を受けたように記憶しますがトマトをコーシャに乗っ取らないまな板、包丁で切ってしまうともうコーシャでなるなるので単に水であらっておさらに盛ってもらう以外なかったのです。それに明治屋でかったコーシャの塩を振りかけて食べていました。今は東京あたりだとコーシャ料理をだすようなレストランがあるのかもしれないですが調べてはいません。先ほど安息日と書きましたが彼は金曜の日没から土曜の日没までたとえ働くにしても家にいるというのを守っていたのですがこちらの手違いで帰国のフライトが金曜日になりすったもんだした経験もあります。USAに向かうフライトは普通夕方に成田を出るんです。間違いの発端は彼はどうしてもサンフランシスコに金曜日の午前中に着きたいと言っていたのです。理由はそうすることで日没までに自宅に戻れるからです。 そこを強調していたのでそれに向けてフライトを手配してあったのですが時差があるでしょう?そうするには日本を金曜に出ることになるのですが午後遅くだったわけです。どう解決したか? 直行便をあきらめさせました。木曜真夜中(木曜日の予定をこなしてそれから空港に行く)に飛び経由先を経てサンフランシスコに金曜の午前遅くに到着するように組みなおしたのですがキャンセルの効かないチケットで片道というのは実はとても高くつくのですがチケットを買いなおしてとかなりすったもんだしました。がちがちのユダヤ教徒だな~と思われるかもしれませんが全然普通なエンジニアでしたが自分が守ることは守るというそれだけなんだと言っておりました。ちなみに今でも良き友人でテルアビブに帰ってしましましたが私がイスラエルに行った折には夕食を共にしています。コーシャの問題はないなというといつも苦笑いをしていますがあの件ではずいぶんとこちらも学びました。 どんなにグローバル化が進もうとも歴史を積みかさせねてきた社会習慣などはそんな簡単に均一になるものではないということを。

写真はテルアビブです。地中海の水はとても暖かでヨーロッパじゅうから観光客が集まってくると聞きました。市の中心はモダンです。顧客のオフィスからの展望はとても良かった。

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テルアビブ 地中海
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テルアビブ市街

バンクーバー


堅い話ばかり書いていると誰も読んでくれないはよ、と忠告を受けているのでちょっとは柔らかい話を。。。 と言ってまだブログを始めたばかりで読者は一人もいません。宣伝もしていないのでいつ読者ができるかわかりませんが書き続けることにしよう。

柔らかい話。何がいいかなと思いましたが出張でこれまで訪れた町はいろいろありますが東京の次に好きな町はというと、カナダはバンクーバーになります。ここは休暇でも行っていますが私が住むサンフランシスコ周辺からは2時間でつくのと時差がないので旅も楽、そしてカナダ。カナダ人はアメリカ人とは全く別人と言っても過言でないくらい違っているように思う。同じ英語を使いますがどちらかというと単語は米語より英語でしょうか? 例えばトイレ、Wash Room。アメリカではあまり使いません。

いつ行っても良いですよ。とてもきれいな街で趣があります。引退したらバンクーバーに行ってもいいし、もし仮に2020年の大統領選挙で今の大統領が再選されたらすぐに移ってもよい。日本でどう思われているか知りませんが尊敬できる人ではない。リーダーはまず人として尊敬されるべきだと思います。

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バクーバー

柔らかくするんだと言っておいてなのですが、カナダにもハイテク産業はあります。メープルシロップと観光だけの国ではないということですがあまり話題になるようなことはありません。バンクーバー、トロント、モントリオールが拠点かなと思いますが私のカナダ出張はバンクーバーが一番多く、続いてトロントとオタワでした。冬のオタワとトロントはそれは寒くて雪景色だけでしたがバンクーバーはいつ行ってもよかった。20年前ほどまではカナダ政府、ブリティッシュコロンビア州政府が色々なハイテク関連の集まりにブースを出して人材を求めていたように思います。いわくUSAの永住権があればカナダ政府もすぐに永住権を出すとかいったように。今は現在2020年初夏のアメリカ政府を見るにアメリカを脱出しようとするエンジニアがあふれているのでカナダ政府もエンジニアを選り取り見取りになっていると聞いたことがあります。もう優秀なエンジニアがアメリカを避けようとしているんですね。結果としてシリコンバレーの企業が海外に出て行っていきはじめている(インド、中国などを含めて)。ハイテク企業で一番必要なのは優秀な人材ですから人材のある所にオフィスが移動しはじめているわけです。これはUSAにとっては本当に痛い損失ですね。インドなどで雇えばそれで会社としては良いじゃないかとなるのですが経験を積んだエンジニアはインドにいるままになりますからUSAでこれまでイノベーションを起こしてきたようなエンジニアがインドなどでイノベーションを起こすようになるわけです。インドにとっては良いことなのですがUSAにとっては損失になるわけです。政治的なことをブログにするつもりはないのですが人材の動きを見ておくと10年先20年先のことを予測することができます。カナダはUSAにも近くこれからもっと発達していくと思います。イノベーション発信の地域になっていくでしょう。バンクーバー周辺にはたくさんのスタートアップがあります。顧客だった会社のエンジニアとは今でも交流をもっています。カナダは暮らしやすいですからこれからも順調に投資の資金が流れてかつエンジニアのる流動性と受け入れが続けばハイテクの一大地域の一つになっていくように思います。

ところでアメリカ人とカナダ人はずいぶん違うと言われます。私はカナダ人はより身近に感じます、おそらく日本人気質により合っているからでしょうか? 例えばこんな映画のクリップhttps://www.youtube.com/watch?v=g1awwAgU_t8&t=2s

もうバンクーバーのコンドは高くて買えません。
シーフードも豊富です。