~だそうです

これまでにいくつかのBLOGで実体験を沢山もつことが大切だと書いてきました。 例えばこちらこれなど(カーソルを置くとリンクに移れます)。 自分で経験し、自分が考えること、これはこの私のBLOGの根幹を為すので幾度となく書いており”またか”なのですが。。。

Execution Matters 

著名な軍人、政治家であったコリン パウエル将軍の言葉ですが、実行することが重要だと。

さて、昨今YOUTUBEなどを見ていると何かの話題を説明、解説されているビデオによく出会います。かなりな数視聴されているようで見ることもあるのですが、 そのなかで頻繁に出会う言葉は

~だそうです。

んんん?

なんだ、 本で読んだり、誰かに聞いただけか、とわかってしまいますね。実経験ではなく疑似経験? 中には若い男性でおそらく子育て経験ゼロの人が子育てについて、本で読んだり誰かに聞いたことを伝えている。 子育てが本の通り済んだら誰も苦労しないのです。そんな彼からは苦労も何もわからない。大変なとき、まずはこれをやってみて、そして次はあれ、とまあ、数学のアルゴリズムのようにすれば、子育てはできるんだとでも言うような。。。

実経験でも、経験というのは個人的なのです。個人的な経験を見て、聞いて分かったつもりになることが非常に多い。以前書いたのですがTeslaの有名な創業者CEOであるElon Muskさんは就職面接の一番最後に登場するそうですが聞くことは一つだとおっしゃっていました。 それは”これまでの仕事経験で一番大変だったことを話してほしい”ということです。大変なことは通常トラブルやスケジュールなどにまつわることですが設計の難しさもあるかもしれない。彼は話をきいていてその人物が直接の当事者か、単に周辺をウロウロして傍から見ていただけの人物なのかを見分けることができるそうで、そんなウロウロ者はTeslaには不要であると、不採用と決めているそうです(CEOが不採用と言えばもうそれで決まりです)。つまり ~だそうです、 は要らないとはっきりおっしゃる。

しかも他人の経験はあくまでも他人のもの。ある人には素晴らしかった体験も自分には全然違うかもしれない。そんな他人の意見、体験をビデオでみたり読んだりしてそれをそのまま自分の意見のごとく思う。

前にも書きましたがいわゆるインフルエンサーというのは他人の意見。そうだ、そうだ、とそのまま思う前にじっくり考えないといけないし、自分でも経験してみないといけない。

でも、人はしないんです。邪魔くさがりなのです。そんな邪魔くさい人間に今のネット世界はうまく入り込んでいる。非常に表面的になっているんですね。

邪魔くさがりというのでは以前紹介した、こんな本(日本語もでています)を読むとよくわかります。

 

これまでのBLOGで言語(英語など)、料理友人などを取り上げていますがすべて聞いただけ、読んだだけでなく自分で経験してみようと書いています。

しかもバーチャルではなく実体験。実体験も、ラスベガスにあるベネチアンというリゾートホテルで疑似ベニス体験をするより、できるなら実際にベニスに行くという、もっと手間がかかることを特に若い時にはしておくと良いんですね。そうすると ~だそうです、 ではなく ~でした、とか自分の経験、自分の考えとして話すことができるようになります。

こんなことを書いている私もすべてを経験できるわけではないので本を読んだり聞いたり、見たりしたことはとても多いです。

ですが、性がエンジニアですから何でも試してみるようにしています。料理など、ビデオを見て、できそうだと思ったら早速試してみる。美味しい時もあれば思ったほどなこともある。 腕時計を細々と買っていますが仕組みを雑誌で読んでみたら実際にバラバラにしたくなりEBAYで安い時計を買ってばらしてみた。片頭痛持ちですから片頭痛に良いということは今でもなんでも試しています。本当に効くのか、個人差はあるのかなど気になりますからね。

世の中、~だそうです が増々増えていくように感じますが、そんな時、 経験豊かな人は魅力が増すと思いますよ。そして、人生、何が大事かというと

人をみる目  と

セールス

どちらも経験が大事。そして確かな仲間友人を持つことですね。

そして、 失敗から学ぶ経験。 何度か書いてますが七転び八起きなどと言いますが7回転んで8回同じように起きたのでは進歩はなくまた転ぶだけです。 ころんだら、学んで起き上がる必要があります。ちょうど赤ちゃんが起き上がるように。赤ちゃんの様子を見ていると同じようには起き上がっていないですよ。

上海 3

上海について2度ほど書いてきました。中国は北京、杭州、深圳天津成都と空港だけなら香港も、みな仕事での訪問ですがしています。それぞれをタイトルにして以前BLOGにしています。

わけでも上海は好きな都市でした。COVID19もありますが今は再び開発現場に戻ったので以前のように出張することはなくなり次回いつ上海に行けるかわかりませんが2019年は上海で大々的にAIに関するイベントがあったのでそういったイベントに参加することで行けるかもしれない。5年後にひとまず引退する予定なので、その後はアドバイザーやコンサルタントをすると思いますが上海にいる友人がその時機会をくれるかなと思っています。

マップを添付しますが河をはさんで浦東、と浦西になります。元々の上海は西側です。河沿いにBUNDと呼ばれる地域がありますが以前の租界地帯で欧米の石造りのビルが立ち並ぶ、今では観光スポットになっています。以前のBLOGに写真を添付しましたが、ここでは夜の河のイルミネーションを写真にします。赤、青ときれいなライトアップがされます。夏など人人、人。中国中からも観光客が沢山きていました(COVIDが終わったら再開するのかな?)。西側は人民大通り(ショッピング)や政府機関もあり休日や夕方、夜を過ごすのには楽しいところです。地下鉄網があるのでどこでも行けます。タクシーも沢山出てますがタクシー、どうしたわけだか後ろの席のシートベルトは全部壊れている。これまで壊れていないタクシーには北京でも杭州でも、天津でも出会ったことがありません。もっとも今はUBERの中国語版を使っていました。APPがあるのですが友人がAPPを入れてくれました。それを使うと会社の決済に自動的に記録されとても便利でした。そう会社もそんなサービスを使っているんです。もっとも交通事情を考えると地下鉄が一番です。

浦東地区は新しい町です。今でこそファイナンスの中心で高いビルやパールタワーがそびえたつモダンなエリアですが以前は寂れたところだった(そうです)。地図を見ると世紀公園と言うのが見えます。その公園沿いに花木通があるのですがその界隈、それと世紀大通り界隈が私が宿をとったところです。花木の側は非常にモダンです。その公園の一角に外国人が居住するエリアがあります。私が止まった Kerry Hotelからそのエリアを望むことができます。ちなみにKerry Hotelは一流ホテルで部屋もサービスもとても’良いですがさすがに宿泊費は高く、後年、そのホテルは会社では使えなくなり残念でした。ホテル前が公園なので朝は良く散歩しました。夏は暑いです。

浦東地区のすごいところは6か月もすると新しいオフィスエリアができることです。そうですね、一つのショッピングモール兼オフィスビル(いくつもビルがある)がものの6か月で出来上がってしまう。作っていたかなと思っていて2か月後に再び上海に行くともう入居が始まっている。。。あのスピード感には感心します。適当に作っているんだろう?と思うかもしれないですね。それがどうして立派な作りです。人口が多いですからなんでも大きく作りたい国。大きいと言えば、中国の高速鉄道の駅。飛行場のように大きいのです。前にも書きましたが駅構内に入るのも身元と荷物チェック、切符を受け取るのも身分証をチェックとチェックだらけですがプラットフォームに降りるのはゲートが開いてからと飛行場みたい。日本の感覚とはずいぶん異なります。

 

でも華やかな一角を通り抜けるとまだまだ農村地帯が広がっています。高速鉄道に乗って上海を出てすぐにもそういった光景が目につきます。

上海はおそらく人口ではもう東京都23区に肩を並べると思うのですが首都圏で考えるとまだまだ東京圏はずっと大きいと思います。今後中国がどれくらい大きくなるのかわかりませんが上海は今他のメガシティー、例えば深圳などと競争をしています。深圳の発達速度は上海の上を行くと感じます。深圳だけでなく今は中都市(それでも名古屋は大阪より大きい)も大きくなっています。

日本も東京と競合できるような都市圏が必要なのかもしれない。大阪圏、名古屋圏残念ながら首都圏にははるかに及ばない。人口の差なのか、社会構造なのか、と最近よく考えます。産業構造の変化に上手く対応できていないのか?中国に出張する回数が増えるごと、そんなことを真剣に考えるのです。

 

根を張る

以前水を撒くというBLOGを書きました(以前のBLOGには赤い字になっているところにカーソルを持っていくとリンクがでます)。

そこでは牧師さんの奥さんの木の話をしました。根が張るように水をまかないでいたので台風のあと大木が倒れた話です。

大木の根、見たこと(観察)ありますか? はるか以前確か東京で子供の描いた大きな木を見ました。根を書いていたのですが根っこはずっと下に長く伸びてました。

長い根はそうですね、一つのことに経験を積んだそんな証とでも言えるでしょうか? 伝統芸能、茶道、武道を上げるまでもありませんが長い年月その道で研鑽を重ねられている。こんな場合、年月も重要な要素になります。だから歌舞伎俳優の家系では3歳にもなると稽古始めるんですね。18から入門した人と比較すると15年も経験が多く、もう追いつくのはほとんど不可能。これは複利の世界では資産形成のみならず当てはまる人生の重要な法則とでも言えるでしょう。

でも、そんな一つのことをずっとしておられる方々をよく見ると、深いだけでなくとても広いことがわかります。異業種、異なった領域の方々との共同作業、コラボって日本語で言うんですか?を進んでしておられます。いや、そういう広がりあることをされていない方はいらっしゃらないように思います。 深い一本の自分の道を持つと同時に根をはり道をより広げ確かな物にして言っておられるわけですね。 興味の範囲がとても広いのです。

さて翻って私たち、根を張っているでしょうか?私が思うに樹木は最初色々な方向に根を張っていくと思うのです。そして水、栄養素の多いところを見つけたらそこに集中して根がはり大きくなっていく。でもいつまでもそこに水、栄養素があるという保証はないですからあちこち捜し歩いてもいるはず。

日本は定年まで勤めあげる終身雇用が長かった。良い面は沢山あると思いますが根が張れたかなというとどうでしょうか?

大会社で社内移動がある程度自由にできる会社があり自ら進んで社内で異動していれば少しはあるかもしれませんがよくあるのはずっとそのしごとをしてきた(だけ)、というケースです。しかも同じ会社。そうなると深くはなるのでしょうが横には広がっていない。

同じような仕事をずっとしていても、例えば会社を変わっていれば人のつながりは出来ます。

終身雇用でそのどちらもないという状況になりある日突然台風がやってくると実はかなりもろいのです。

私の知る限りアジアでは日本、韓国がどちらかというと終身雇用体制(だった)かなと思います。昨今の状況をみるともろさが出ているようです。面白いことに同じアジアでも台湾、中国では人がどんどん移動しています。終身雇用かどうか聞いたことはありませんがあれほどに人がうごくのだから違うのでしょうね。

退職金制度がありそれが勤続年数で大きく影響していたのが大きな要因なのかなと思います。ちなみに私は退職金は転職8度ですが一度ももらったことはありません。退職金って、給与の後払いだと思います。プロの選手は契約金をもらいますがこれは退職金の前払い、いずれにしても給与をある時まとめて受け取っているということですが私はそれだったら毎年もらう給与が多いほうが良いです(そこから少なくとも15%は自分で貯めるようにする)。決して全部使わない。それとローンは組まない、賭け事はしない。

同じことをずっとしてきても根はあまり大きく張れない。全く違うことをしなさいと言っているのではないです(もちろんそれもありますが)。例えば

1. 私自身の例で言うと35年間プロセッサ関連の技術職をしていますが、開発職、顧客サポート職、マーケティング、と職種も会社も変えてきた。しかもプロセッサはどんな最終製品にも使われるので色々な最終製品に関わってきた。 今はまた開発職ですが今の会社は以前お客様として一緒に設計をしてきた会社です。

2.友人の一人にエンジニアを5年ほどしてそれから医学部に進み医師となり医療機器のベンチャー企業を創立しその会社が買収されたことで今はせかいでもい、2のブランドであるシリコンバレーの会社で医師+エンジニアとして働いている

3.別の友人は長く開発エンジニアをしていたがその自分たちが設計した製品を売るために技術セールスになり今は別の会社でトップセールスになっている。

など自分のコアになる部分は持ちつつ広がりを持たせています。

しかもいずれも転社(会社を変わる)ことも何度かあり人的なつながりも多く持っているのです。

こうした根を張るようにキャリアを積んでいくことがこれからより求めらると思います。

昨今、日本では再び終身雇用(安定)を希望することが多くなっていると聞きますが私はこんな考えもあるんだよ、ということをここで紹介しておきたかったのです。私は転社、転職が不利にならないような社会的仕組みが出来れば日本は再び大きく活性すると思っています。以前書きましたがお金は回す(運用)すると増えるのです。同じように人的資産(人材)も回すことで大きくなると信じています。回すには移動しやすい環境が必要です。お金、信用のおけない、そうだな、北朝鮮の証券取引所で運用しないでしょう?同じように転職、転社が不安材用(昇進等で)有る限り回らないと思います。

何度か書きましたが自分の履歴書を定期的に見直してアップデートすると自分自身にたいする良いレビューになると思います。それと

ー実体験、 外に出る

なんども書いているのでこれまでのBLOGをご覧になったことがあれば、”またか”となりますが。。。

 

カリフォルニアは雨が少ないのです。そんな土地だからかでしょうか、いや雨が多いところでも同じかな?、 木の根は地上を這うように広がるのです。少しでも降った雨の水を吸収しようとすると地下深いところにばかり根を広げても水分が得られません。これを人に言いかえるならさしずめ

ー機会があれば、それが例え短いものでも貪欲に吸収しなさい

ーまずは広がってみる、探し出す旅は深いところでする必要はない

とでもなるのでしょうか。自分のコアとなる興味や経験がわからないことも若いうちは多いもの。そんな時地中深く根を伸ばすより色々な方向に根を伸ばして水、栄養分(つまり自分のやっていける、やっていきたいこと)を見つけるほうが良い結果を産み出すように思います。XXX一筋はそれからで良いのかもしれません。

手短に実行する方法は? というと

読書

です。 良書を読む。インターネットのBLOGやYOUTUBEではなく。良書を探す、そんな時間を取ってほしい。以前書きましたが日本はとても恵まれています。今でも書店があるからです。アジア、中国、韓国、台湾どこも書店があります。UKには好きな書店があります。

残念ながらここUSAは書店がどんどん閉鎖されています。オンラインもありますが本を読む層がどんどん減っている。結果?今の散々たる社会問題(馬鹿者を崇拝して気勢を上げるとか)を作り出している。

書店と図書館。こちらも図書館ありますがどこに行っての訪問者は中国系かインド系の人が大半。本を大量に読んでいますよ。中国嫌い と言い前にしっかり本を読んで競争しなさい、と還暦になる爺は思います。

評価すること

年が明けるといわゆるパフォーマンス考査の時期がやってきます。基本的に昇給、昇進というのは年に一度のできごとですが、もちろん例外は沢山あります。

さてこの考査に関して、日本でのことはあまり詳しくありませんがこちらでは通常

ー上司の評価査定。

―自己評価。

は必ずあります。それに先立ち、どのように自己評価するのか、どのように上司が評価査定するのかについて詳しい説明(ドキュメントだったりドキュメントに付随して説明会もあることがある)をします。評価におけるバイアス、差別を可能な限り避ける(いや、避けているということを示す)そんな目的でもあるのですが、年2度ほどあるその年のGoal設定を上司としていますがその設定(ドキュメントにしてある)を元にします。

会社によっては、実際私が今勤める会社でも、それらに加え同僚(同じチーム内、およびチーム外)の同レベルかそれ以上のタイトル、ジョブレベルからの評価も得るところがあります。誰に書いてもらうかはここの従業員が探します。この心は上司は日頃見えている部分がやはり少ないですから一緒に仕事をしている同僚からのインプットも考査の参考にする目的です。

今会社は昇進についてはきちっと評価基準、選考過程を文書にしているところが増えています。差別、バイアスを避けようという現れですが多種多様な人が働く現場ではこういった明確な基準を示してくれるのはわかり良いと思います。もちろんそれでも時々???と思うようなケースを見ますが得てしてそんな???最後はあまり良い結果になっていなかったと記憶します。

さて、評価することについて。

私が日本にいたころ(80年代末までなのではるか以前)、評価というと、”けなされる”ことが多かった、学校では特に。ところでけなしや、いますね。その大元締めのような人物がこの4年間、ホワイトハウスに住んでいましたよ。国家予算をあれほどに個人のために浪費した人物をかつて見ないわけですが(毎週ゴルフに行きましたがその警備費用で町の予算を全部使い破産した町まであります)、つねに人をけなし続けた。自分以外の誰一人としてほめなかった人物に初めて遭遇しました。ひとをけなす行為は自信がない表れなのですがちょっとした暴動が有っただけでホワイトハウスの原子爆弾が落ちても大丈夫なシェルターに避難したくらいの臆病。でも口攻撃はやめない。批判だけすることが大っぴらになり国家をここまで病ませたわけです。

けなす行為は破壊を生みます。会社、もし皆がけなしあっていたら、持ちますか?必ずや倒産するでしょう。国家も同じ。もう崩壊寸前まで来ているのですが今後4年間でどこまで修復できるかなと思います。

自己評価、 他人を評価するにあたり まず

―けなす行為は決してしない。

特に自分を評価するにあたり、自分のやったことの良い点、できた点を次々と挙げることが大事です。どんな些細なことでも一つ残らずノートに書きだす。

他人を評価する際もまず徹底的にその評価する人のできた点、良かった点を挙げていく。以前人生の数式のようなBLOGを書きましたが評価に当たっては足していくんです、良い点だけ。まずはそこに注目する。

残念ながら人間、どうしたものか、悪い点に注目しがちなのです。テストの評価を考えてみましょう。考え方に100点満点からできなかった問題をマイナスして引いて行って最終スコアを出すか、ゼロから始めて足していくか、があります。足していく場合上は決まっていなければ100を超えることもできるのですが引いていく場合、100と言う上限から始めるのでゼロ以下になる可能性はあっても100以上にはなりません。

私は足し算も、引き算も掛け算も嫌いだと先のBLOGで書きましたが

自分を自己評価する時は上限のない足し算のような方法を使っています。

引き算はめげる。。。

部下を評価する時も同じ。

もちろんパフォーマンス考査の結果、目標が達成できていないケースも出てきます。

そんな場合、決してけなさない。

まず、そこは自他ともに気を付ける。

因みに達成できていない理由は千差万別ですが私の経験では怠慢が理由というのは本当に少なかった。

ただ一つ怠慢だと言えるのは、”相談しなかった”ことかもしれない。どうして相談してくれなかったんだ?と後で思うケースに度々出会いました。先ほども書きましたが常に上司は全容を把握できているわけではないのです。評価が下がる、誰か他の人にアサインされるかもしれない、などこれも千差万別な理由からなのですが相談が欲しかったなあと、相談できる環境を提供できなかったかな?と思うことも多い(反省)。

とにかく けなすことはしない。

その考査を元に一緒に今後(新たな一年)をどうするか、Goal設定も含めて話あうのです。

マネージャの一番重要な仕事は部下、チームが最良のパフォーマンスを上げることができる環境を作り、維持し、会社が必要とするチームを作り上げその能力を上げていくことと、部下により多くのチャンスを提供することにある、

いや、元上司は、

上司は部下に使われるためにある、

と言いました。

そんな目で評価をすると けなすような結果には到底なりません。

先にも書きましたがけなしあっている組織は崩壊します。

でもね、こと昇進に至っては運も大きな要素です。これは仕方ない。

最後に

自己評価をしたら履歴書のアップデートを忘れずに。

写真はあまりタイトルとは関係ないのですが我が家のペットの一匹です。 ペットについて書きましたがウサギ2匹に犬一匹と多いのです。そんな中でこのウサギが一番人気者なのですよ。もう4歳になりますがほーランドロップという種類でペットになるために人間がBreedしたウサギです。癒しになり昨今のCOVID19なご時世、ストレスもたまりますがこのうさちゃんを抱いているとストレスも取れます。

ペットと話をするのは実は重要なのですよ。動物って話をすると分かるようになるそうです。こちらのBLOGで書きましたから見てください。抱っこして話してあげるとじっと聞いています。動物もそうやって評価されるのが好きなのかな?

 

東京

東京を書いてどうするねん、なのですが、出張で一番行った海外の都市はというと東京です。

はるか以前、1997年から1999年までの間(3年くらい)日本の巨大企業のアメリカ法人でマネージャをしていた時期があります。これは私にとって唯一の日本企業(日系企業)での職となりますが日本にも開発チームがおり(あとUKにもいました)、プロジェクトの責任は私だったのでそれこそピーク時は毎週日本に出張でした。ZOOM などない時代です。一週間8日働く。。。毎週月曜に日本で日本の開発チームとプロジェクトのミーティングをしていたのです。土曜にサンフランシスコを出ると日本時間の日曜夕方に成田着。月曜朝からプロジェクトミーティングをしてその日の午後5時ごろの便でサンフランシスコに戻ると月曜の午前中に到着します。そのままオフィスに出て今度はアメリカ側のチーム(彼らは私の直属な部下)とミーティング。 月曜が2度あるんですね。プロジェクトマネージャというのは直属の部下はいません。部下はラインに従属するので日本やUKにいるエンジニアはそれぞれ現地の課長、部長が上司です。とてもやりにくいポジションなのですよ。チームを働かせるといっても責任はあっても権限は無いのです。アメリカのチームが一番大きく彼らは私の直属でしたがそれでも大変なのです。上位のマネジメントにはそれぞれ思惑もありますからね。社内抗争などにも関わってきますよ。XXXは嫌い、XXXは自分を差し置いて上と話をしたとか、まあ色々ありました。順調に進んでいるとパイを欲しがりますが一旦トラブルになるとす~とうまくかわされます。関わりたくない。。。USA, Japan, UK 上になればなるほどこんなことの連続ですよ。一番大変なのは”予算取り”です。お金を握ったら“勝ち”なのですよ。3か国に掛かりますが本社(日本)は予算で縛りをかけてきます。人事権より最後は予算ですね。予算をどう分配させるか、そんなことを2年ずっとやっていました。人事権を渡しても予算の決済権限は最後まで日本の部門ががっちり握ってました。予算が無ければ何も出来なくなりますからね。

そのころは会社の使っていた航空会社はJAL。日本でいう課長級でしたがこの会社部長級以上はビジネスクラスで課長級はエコノミーだったのですが年25回は(往復すると50回)搭乗していたのでJALは空席があればほぼ間違いなくビジネスクラスにアップグレードしてくれていました。これだけの回数搭乗するとフライトアテンダントとも知り合いになります。香港のアテンダントはとても愛想が良くサンフランシスコで一緒に食事をしたこともありますよ。良き時代でした。ホテルもわずか一泊なのですが毎週だったのでホテル内のレストランでは知られていました。お気に入りなウエイトレスがいつも伺いに来てくれました。日曜日夜到着しますがホテルのレストランはそんなに忙しくなくオーダーを取りながらあれこれ無駄話を沢山しましたがレストランのマネージャも”お得意様だから”と大目に見てくれていると言っていました。お得意様と言われたのはこの時が初めてでした。

そんな生活を2年もするとしかしながらとても疲れます。まだ独身だったころですがあの2年間は働くだけ、だった。

転職してベンチャー企業に入り5年ほど開発だけをしていましたがひょんないきさつでマーケティングに部署を変え、再び出張人生の始まり。

最初の頃は出張というと日本。いや日本だけでした。2000年当初、まだまだ日本が、バブルははじけた後とは言えアジアでは一番だったころです。まだAppleは倒産寸前、Amazon, Facebookはなかった頃でようやくGoogleが産声を上げたころ。日本のブランドがまだまだ世界中で知られていたころです。2か月に一度のペースで出張を繰り返していました。東京圏(川崎、厚木、横浜、八王子を含む)を電車、車(現地のセールス)で行き来した後、一日は地方(長野、名古屋、大阪、広島が主)にまで足を延ばす。これだけで十分5日はかかります。時差がありますから土曜に出て日曜着。日本を土曜に出て土曜に戻るというやはり週8日な生活。。。

日本はお客さんは優しいので、と言いますが時間を守るので仕事はきつくなかった(中国と違う)。お陰で夕方には自由!。 場合によっては午後早めにはもう自由です。日本を30年前に出たとは言えまだまだ大学時代の友人やその後知り合った友人、知人も多い東京。友人と会ったり一緒に来ている同僚、上司と渋谷だ、銀座だ、新宿だと良く出かけました。

以前書きましたが東京はとても楽しい都市です。ロンドン、ニューヨーク、東京でしょう。そしてなかでも、美味しい料理が手ごろに味わえるのは東京!断然東京なのです。インド人の友人曰く、ロンドンがインド外で一番美味しいインド料理を食べることができると思っていたが東京の方が圧倒的に上だと。そんなわけで東京出張は羨ましいのだそうです。

Hello Kittyは人気ですがKitty Landにどれだけの回数行ったことか。皆行きたい、娘に買って帰る、写真を撮って見せるんだそうです。Kittyちゃんにはポケモンもマリオも敵わないですね。 

 

でもだんだんと東京に行く機会が少なくなってきた、いや最初は日本だけの出張が少なくなりました。日本にはいくがついでに台湾、韓国、中国も。。。となりその内に中国に行く次いでに台湾、韓国か日本に行くというようになり、最後は中国だけ行って戻る、つまりその他の国はもう行かない。この間わずかに10年です。 

以前書きましたがUSの企業は

北米(USA、Canada)

EMEA (ヨーロッパと中東)

APAC(アジア、アセアン)

日本

とテリトリーを持つことが多かった。経済力2位の日本はそれだけでテリトリーだったのですが、いまでは APAJとなり日本はAPACと一緒になりその本社も上海や北京になっていることが多くなりました。

この変化を感じるようになったのは10年くらい前でしょうか?一度私が扱う商品に不都合が有ったのです。その対策のため日本も含め顧客を訪問しました。日本ではこんな場合とても大きな叱咤を受けるのですが2000万もの買い物をして、こんな程度か?と(不具合に対する対応について)問い詰められたのですが同じ不具合を出荷した中国の企業はもう6億円のアカウントとなっており2000万のアカウントは失っても良いと言われていたのでどんなに叱咤を受けてもどうすることもできなかったのです。2000万を大きな買いものだというのはその5年前には無かったこと(その5年前には別の日本企業と10億円近い取引をしていた)。あれよあれよという間に規模が小さくなったのです。結局その企業はその事業からは撤退をしてしまいました。

そんな自分に直接関係するビジネスから東京の地位(あくまでも私のビジネスですが)を10,15年で経験しました。

ですが、東京はまだまだブランド力があります、と言いますか私の目にはブランドを作ってきていないのがもったいない。

GINZA, TOKYO, SIBUYA

どれもとてもいいブランドになる。GINZA。 知っている人は知ってますが私の同僚、知人、友人で日本に行ったことが無い人にGINZAと言っても良くしらない。でもロンドンのボンドストリート、ニューヨークの5番街などというと良く知っている。GINZAはこれら以上の地なのですが(中国人はGINZAよく知ってます)。ブランドにすれば良いのに、と思います。女性の中にはGINZAを知っている人がいました。なぜか? 資生堂の化粧品のパッケージにGINZAと書いてあるそうです。 以前も書きましたがパッケージなどにTOKYOだ、GINZAだ、SIBUYAだと誇らしげにロゴを統一して書けば良いんです。商品にもね。ブランドほど大切なものはないしTOKYOにはブランドが沢山眠っています。

私は今の仕事を”勤める”最後の仕事と決めています。

その後は 勤めないで仕事をする。

目標は東京にオフィスを持つ。時々オフィスの物件を見ています。目で見るだけでも楽しいし、何事も成就するには目に焼き付くVisualizationは必要ですから。

なんといっても東京は魅力ある都市なのです。

そんな魅力ある都市を持つ日本。その魅力をもっともっと磨けば良いのになあと思います。

みんな知ってるスカイツリー。昨年やっと行きました。

美味しいデザートも日本ならでは。パフェは銀座千疋屋で。

イチゴのショートケーキは実はこちらの町 Los Altosにあるサチュラ ケーキで。 ここは日本のケーキ屋さん。この辺りで一番美味しくいつ行っても長い行列が出来ています。ここのケーキを食べると他のお店のケーキはもう食べる気がしない、そうです。

こんなケーキが普通に食べれるよ、と言うと””東京は天国だ”と必ず言われます。

 

誇張

最近読んだ書籍から。 著者の紹介にこんな文章を見つけました。”10万本の科学論文を読破、600人の著名人とインタビュー”。

すごいなあと思いますがエンジニアなのですぐ計算してみました。仮にこの人物、とんでもない速読法をマスターしていて且つ読んだものはすぐ理解できる頭脳があるとします。10万本もあると日本語だけではなさそうですが英文も日本語も同じ速さで読めるとする。一本10分としで百万分です。16667時間、666日(24時間で割る)。仮に一日10時間その作業だけにずっと当て続けられたとして1667日です。一年全く休みなしでも4.6年かかります。こうやって計算していくとだんだんその履歴に信憑性を失っていく。しかもその間600人の著名人と会っている。著名人と会うにはアポ、準備、会った後にする作業と沢山のことがあります。年50人と会おうと思うとそれだけで相当な時間が必要です。50人アポ取れるのはよほどな人物だけだと思います。

さてそこで、 本は著者はいますが出版社に編集を担当する人がいます。著者略歴はその編集担当者が書いたに違いない。私はおそらく著者は”科学論文10万本くらい検索したか、目を通してその中から重要な論文を精読したかな?”とか、著名人とインタビューしたりその人の講演に行ったり、ビデオを見たかな~といったことを編集者に話したと思うのです。

間違ってはいないですが意味合いは全然違いますね。読破 と 目を通す は人によっては雲泥の差があってとらえられますから。目を通すのなら1分もかかりません。

何も悪い行為だと言っているのではないです。

以前書きましたが 人生は

セールス である。

セールスには誇張は付き物。 そこで、

履歴書について書きました。就職には必要なものです。私は人生にとって、少なくとも仕事という面からは就職だけでなく履歴書は重要だと思っています。

履歴書は最初の関門であると書いています。見知らぬあなたを履歴書を見て判断するのです。日本では写真を添付することが多いですがUSAでは写真は添付しません(写真選考させないため)。書かれた内容から応募してきた人物を推し量るのですから履歴書に誇張はつきものです。

ちょっとしたことを任せられたらResponsibile to, Lead, Own といった言葉を使う、実際何も設計していないのですが設計ファイルを管理したという人と会いましたが履歴書には Ownと書いてあった。てっきり設計者かと思ったらファイル管理者だったとか。どう考えてもわずか2年程度の職歴(その会社での)でそこまでできるの?と思うようなことが書いてあったりしますが少しでも関わったらそれを追加として履歴書に書いてあったりもします。

真っ正直に履歴書を書いても良いんですが履歴書の役割は事就職に関しては最初の関門である書類選考に残ることです。応募してくる沢山の履歴書の中から残るにはそれなりのセールスは必要なのです。

セールスとはこの場合自分を売ること。セールスには誇張は付き物だと書きました。

人生のための履歴書は正直であることは言うまでもないですよ。これは自分のために書きますから。

人をみる目は重要だとも書きました。

人生はセールスなのです。誇張があります。ですから立場を変えるなら(買う側)、今度は見抜く能力は必要です。

シリコンバレー、日本では誇張されすぎているように思います(いい意味で)。また中国も誇張されすぎ(こちらは悪い意味で)。

人から聞いたこと、読んだこと、見たことなどを吟味、検証することはとても重要です。一番いけないのはそのまま鵜呑みにすること。

誇張の一番な例は”儲け話”です。 赤の他人があなたに儲け話を持ってくるわけがない。その人物はそんなあなたから儲けようとしているだけです。 不動産”投資物件ですよ”というのは ”あなたが買ってくれたら私にがっぽりコミッションが入る”と言っているのと同じです。 不動産業者は本当の投資物件は自分で持ってます。売ったりしません。

はたから見て良いなあと思った会社、入ってみたらがっかりと言うこともあります。 全然宣伝しないけど美味しい料理、内容のある本、すごい人物に出会うこともあります。

それらを見分けるそんな経験を積みたいですね。

経験を積んだらと言いますが漠然としては同じことを繰り返すだけになります。だからよく考える、これはとても重要なのです。Thinking Fast & Slow という本を紹介しました。

マーケティングの仕事を10年ほどしてきました。私の扱った製品、技術には3社競合相手がいました。顧客ミーティング、特に最初のミーティングでは資料を基に製品を紹介しますが決まって出てくるのが競合との比較です。顧客側は既に競合相手と会っていることもありあちらからの話は聞いています。データも持っていることが多い。競合する会社のデータは断片的にオンラインなどで散見できることもありますが通常NDAを伴っており出ては来ません。競合より、良い悪いがわかるだけです。

データをどう抽出するかまとめるかは各社やり方があります。いわゆる第三者的な機関もあるのですがこれとて完全に中立ではないのです。これら機関を運営するお金はメンバー企業がだすのですがそうなるとどれだけメンバー企業がお金をだしているかで大きな影響力を持つようになります。

エンジニアからマーケティングに移って間もないころは、やはりエンジニア気質がまだ残っており出すデータ、真っ当だった。でもいくつか顧客を回るうちにどうも変だと気付いた。 データには取り方があるようにまとめ方もあるのです。あるミーティングの準備の際にまとめ方を変えてみた。 そしたら突然自分たちのデータが一番良く”見える”ようになった。その時一緒に行ったセールスが”何かあったのか?”(つまり製品の改善)と聞いてきました。 いや、ちょっと見せ方を変えただけだ。。 BINGOと彼は言いました。 それいこうその資料を使うようになりました。履歴書みたいなものですね。でも、じっくり考えたらそれらのデータを同じ条件で同時に達成できるわけじゃあないのです。エンジニアが席に戻ってじっくり考えたらわかりますがミーティングの場でそこまでしませんし出席していたエンジニアも席に戻れば自分の仕事に戻りますから資料はそのまま。で次のステップというのはマネージャが判断するのがほとんどですから選択される。 実際の製品評価は面接のようなもの。そこでいい結果を出せばいいのです。書類選考で落ちた競合が戻ってくるのは面接に落ちた時だけですからその間(数か月)は時間があることになります。評価中はほとんどエンジニアと同じようにサポートしましたから評価結果としての不採用はまれでした。つまり最初の書類選考に残れるかどうか。。。もっとも大どんでん返しはありましたよ(これはほとんど人的関係。上位のマネージャが競合と懇意だったり別案件と一緒になったりとか、色々)。

そうこうするうちに競合はどんなことをやっているのかもわかるようになりましたからその対策方法もわかってきました。皆色々考えてきます。嘘とわかるようなことはしません(嘘ははがれると大変ですから)。しかしながら誇張や良く見えるような細工はします。よくあるでしょう?小さな但し書き。企業の年間レポートなども但し書きを注意深く読まないと実態は把握できないと聞いたことがあります。但し書きは別に書いてあることがほとんどです。一緒に書いてあるとついつい読んでしまいます。読んでほしくないことは但し書きに書いておく。特に表など。ミーティングで使った資料を使って社内のミーティング用の資料を作ったことがありませんか?そんな場合得てしてコピー&ペースト。2つのベンダーの資料から引き抜いてきたテーブルをそのままコピペする。但し書きまでコピペすることはあまりありません。でも一緒にされる。そうするとテーブルの中の数字だけが踊り始めるのです。一方が断然良く見えたりする。そもそもの条件などが違っているんですがね。そんな中にでもベンダーとしては生き残るためにはどうしたらいいか、やはりマーケティングとして考えるところです。嘘ではないが誇張を入れそして見栄えをよくする。こんなことは当たり前なことなのです。

家を買うような場合を考えてもわかりますね。見に行くととても良く見えます。家具やライトを適切にセットしてあるからですが上手にできることはとても重要なのです。

だからこそ、本質を見抜ける経験と勉強は重要なのです。疑ってみるわけじゃないですが検証してみる。先ほどの10万本の学術論文。すごいなあと思うか、ちょっとまてよ、著者の経歴を見るとどこか矛盾が無いだろうか?実際はどういうことなのか(読破の意味が自分の考えていることと経歴の言っていることには乖離があるのかもしれないとか)と検証してみるか。そういったことを日頃から心掛けておくと役立つはずです。

技術分野であれば自己の経験や勉強と照らし合わせて”本当かな?”と、どんな条件なのだろうか?と言ったことをちょっと考えてみる、そして疑いがあれば質問する。一度台湾でミーティングをした折、非常に優秀なエンジニアに根掘り葉掘り質問されました。質問に答えながら”雇いたい”と思う程でした。

見る目を持つことは重要。経験がものをいうのか? いえいえ、同じことを漠然としてやっていたのではだめです。

経験も同じ失敗を100回したら同じ失敗を100回したというつまらない経験だけになり価値はほとんどありません。経験を積むというのはその経験から何かを学び次に活かせるかなのです。ですから3年の経験でも20年もやってきた人よりよほど良い能力、実績を持つことも多々あるのです。私は経験だけをやたらと言う人はあまり信を置いていません。以前書きましたが7回転んで8回同じように起き上がったのでは8回目もやはり転びます。経験にはまったく繋がっていないわけです。転んだ、起きた、また転んだ、次は違った置き方をしないと。本質を見る目を持つのもこれと似ていると思います。

ビンテージの時計は難しい。知らない頃EBAYで買ったのにはいろいろな時計からパーツを集めてきて作ったものもありました。詳しい人が教えてくれました。このROLEXは全部オリジナルだとかで今はかなり値が張るようです。

料理は観て楽しみそして味わうとか。 見栄えはとても重要ですが、食べてみたらまずいこともありますね。

建物などもそう。見栄えと機能性は常に一致するとは限らない。見栄えばかりよくて使えないオフィスというのも沢山あります。

 

遠慮はしない

運と努力について以前のBLOGでかきました。昔聞いた言葉に

努力しても無駄

無駄な努力はやめなさい

というのがあります。聞いたことないですか? 誰かに言われたり、自分で言ったり(自分で言うときは大抵あきらめる時)。こんなことを書いている私も自分自身良くこんなことを言ったものです。自分で自分を納得させるために。学校の先生にもいわれたなあ~と、荒れまくっていた中学校時代、”お前はXXXX。努力なんかしたってYYYYY”とね。今じゃ問題になるような発言ですがあの当時は大丈夫だった。今なら問題になるのでしょうが廊下に立たされるとか、朝礼の時に前に呼び出されて全校生徒の前で叱咤されるというのはごく普通でした。45年も前ですからね。それ以前だと鞭だって使っていたようですからね。これは別に日本だけじゃないですよ。赤毛のアン、読んだことがありますか?私は姉がいることもあり実は全巻読んでいます。赤毛のアンを読むと鞭を使うようなシーンは普通に出てきますよ。あの時代では普通だったのですね。Bostonにいたと書きました。あの時代車でモントリオールなどにも行ってますがアンの舞台、プリンスエドワードアイランドには結局行かなかったな~。誰か女性と付き合っていたら行ったのかな?でもね、ずっと後カナダに行くようになりカナダ人とも沢山知り合いましたが赤毛のアン、実はかなり詳しい(2度読んでいる)のですが大抵のカナダ人は読んでいるので本好きな人と会話するのにはきっかけになりました。

話が脱線しましたがこの二つの言葉、人生で一度や二度は皆で会った言葉だと思います。

努力しても無駄。 どんなにやってもあなたには無理よ、高値の花、あなたには持って生まれたものがない。。。といったまさしく否定的な響きです。私は子供のころ散々この言葉に遭遇しました。

大人によく言われました。大人は知ったかぶりをして言ってきます。こと日本では自分より年下は人生経験が不足していると”おもう”ようで”教えてあげよう”といった気持ちからだったのでしょうね。

勉強なんかそこそこにして、ほら、あそこのXXXちゃん、最近きれいになっただろう。誘ってみたらどうだ?とかね。

無駄な努力はやめなさい。 これも努力しても無駄と同じ意味にも取れるのですが別な意味にも取れる。

以前人生の時間についてBLOGしました。そこでも触れたのですが

努力にはやり方がある

と私は思っています。

受験勉強、資格試験の勉強にもやり方があります。がむしゃらに教科書や参考書を勉強したら良いというものではありません。

料理にも、仕事にも、なんでもそうですがやり方があるのです。

プロの調理人の料理を見たことがありますか?実に簡単そうにしています。もちろん慣れもあるのでしょうが、まずもってやり方が違う。私も料理をしますがYOUTUBEなどで好きな人のビデオを見て、やり方に注目するようになって手際が断然よくなりました。

人生だってやり方があるのです。最近は日本でもライフ コーチをつける人がいると聞きます。プロのスポーツ選手もコーチを付けます。実力は選手の方が断然上でも、やはりコーチをつけるのはそこに価値があるからです。

私は今そのコーチを勉強中。そろそろ実践してみたいかな。誰かクライアントとしてコーチの練習をさせてくれる人がいたら連絡ください(させてもらうので費用などはもちろんいただきません、こちらが実費を出しますよ)「宣伝でした」

長い前置きの後で、表題となる

躊躇

について。 これまでもチャンスは逃すな等、何度も書いています。以前のBLOGを読んだことがあれば、 なんてしつこいんだ、 となるかなと恐れますが時々若手の人と話をすることがありますが、日本の若手に多いのが 躊躇。

この言葉、ひょっとして中国にはないのではないか?と思う程に中国と日本で違うように、私の過去10年くらいかかわった中国と日本を比較して思うところです。

たぶん考えすぎるんだろうな、と思うのです。私は好きな言葉や文章をメモする癖がありますが私が好きなこの本にあった言葉

Too much thinking can complicate things, especially big decisions.

これは 故Lawrence Anthony氏、世界的に著名な自然動物保護者の著作 The Last Rhinos。から。

日本の高校程度の英文で書かれているベストセラーです。考えすぎると不安になるのが人間。

昔の言葉になりますが

当たって砕けろ!と。 好きな女性がいたら考えすぎないで誘ってみる、ですな。こんなこと言ってる私ですが若い時代躊躇しすぎたと反省することが多い。その一番の原因は考えすぎです。今でも”何考えてるの?”とよく家人に言われる。30年も前に誰もいない僻地Bostonで一人生きていたじゃない?と。歳を取るごとに躊躇しなくなりましたが、今度は歳を取りすぎて再び躊躇が始まりかけています。歳を取ると人間保守的になるんです。

この躊躇なのですが私が感じるに最近の日本の若い世代は躊躇が多いように思います。

決まって聞かれるのが

ー私にもできるでしょうか?

ー不安は無かったですか?

ー英語出来ないんですが、大丈夫でしょうか?

等々。もちろん初めての経験であれば不安などあります。ないほうが不思議。でもこれら、どれだけ沢山の人と相談しても、質問しても結局答えは出ないんです。だって自分のことだし、たずねられた人が言えることは自分の経験だけ。あなたの経験と私の経験は違う、同じことをしてもそのとらえ方、結果すべては異なりうる。つまり最後は自分がやるか、やらないか、以前書きましたが自分のチョイスなのです。躊躇するかしないか。失敗についても以前書きました。また人生、どこかの時点で自信ができるポイントが出てくると思います。自信はしかしながら勝手にやってくることもないし、漠然としていてもできるものではないです。それなりに人生を見つめていく必要があります。以前履歴書について書いたのですが自分の履歴書を書き続けると良いと思います。私には人生は数学でいうところもべき乗のようになっていると思います。

Thinking Fast, Thinking Slowという本を読んだことがありますか?

日本語も出ているようです。この本大作ですが読みながらこれまでの自分と照らし合わせると色々とわかってきますよ。そしてわかってきたら行動する。コリンパウエル将軍の言葉

Execution Matters

(実行あるのみ)

まずは何かやってみよう。

手助けが必要なら求めましょう。無駄な努力はしない。手助けを受ければ良いのです。なにも悪いことではないし、手助けを得てできたことはあなたの立派な実力。

自分の力で、実力で。。。

というのは私は長い人生を通して誤った考え方だと分かっています。

良く言いますね、運も実力のうち。 同じように手助けを受けよう結果は、経験はあなたのもの。

沢山本を紹介しました。あふるか像の本を読んでアフリカで象が見たいと思っています。行きたいところリストに入った。いつ行くか、もう検討を始めました。若いうちに行かなくては。象、不思議な、しかしとても感情ある生き物なのですね。家族愛が、今の人類よりずっとある。この書籍未だ日本語訳はないようですが平易な英文で日本の高校程度の語彙で書かれています。ぜひ手に取ってみてください。 ダニエル カーネマン教授の本は面白いです。なるほどな~と思うことが多く沢山学ぶことができました。

運 追加

について何度となく書いてます。

仕事、人生を通じて運はやはり大きな要素だとつくづく思うから書いたのですが誤解があってはいけないと思いここに追加しておきます。

実力の伴わない運を得たら浪費しない。浪費して無くなってしまうことが多いのでその戒めに。

つまり、実力を伴わない運を拾ったらしっかりそれを理解して努力(実力)が運に合うように持っていくことが大事。

そして、幸運にも得た運は使う。おいておいたり、返したりしない。

 例を挙げるなら、私が聞いたところでは宝くじで突然大金持ちになった人の大半は結局破産しているそうです。もちろんそうならない人もいますが大半は破産するそうです。

これまで扱ったことも無いような金額のお金が宝くじというまさしく運で転がり込むのですがそんなお金を扱えるだけの実力が伴っていないことが大半です。お金持ちは宝くじを買いませんからね。お金の扱い方をその後じっくり勉強して実践していくなら良いのですが人間目の前に大金が入るとそんな努力をする人はごく少数です。使い方もわからないまま浪費を繰り返すことになります。浪費すれば無くなります。

お金持ちは浪費をまずしません。これがお金持ちの一番のルールです。沢山使うように見えますが投資、利子等で入ってくる以上に使う人はいないと聞きました。それでも、例えば10億円あって投資、利子等の収入が6%あるとするなら年6000万使っても10億円はそのままなのです。10億円が減るようには使わないわけです。

宝くじだけじゃないですよ。聞くところによるとスポーツ選手などドラフト時の契約金、これも初めて見るような金額ですね。これなど言い方を変えるなら退職金の前払いのようなもの。しっかり残して賢く投資するはずですが、実際には使ってしまうようです。

お金で書いてますがお金を地位、プロジェクトなどに置き換えても良い。

宝くじで当選するのは良くないと言っているのではないです。そんな運がやってきたら、そしてその時自分に実力不足を知ったらしっかり努力して自分の実力を上げることが重要なのです。

宝くじを契機にこれまで自動車修理工として雇われていた人が独立したというプログラムを見たことがあります。独立するにはお金が必要です。修理工として町では知られていたのでビジネスは取れるわけで資金を銀行から借りる(普通とても難しい)ことなく始めることができた。こんな例もありますし、大きな金額を当てたわけではないが当選金を使って大学に行った人の話も聞きます。

運は使う。浪費しない。浪費された運は出て行ってしまいます。

お金も使う。浪費しない。同じだと思います。

得た運は使う。

以前お金は運用しなくては増えないと書きました。

同じように運も使わなくてはいけない。いずれ運は返す必要がありますが、運を受け取った人の責任でより大きな運を返す必要がある、と以前出たセミナーでききました。

幸運を受け取っても

知らんふり、躊躇、戸惑う、困惑、要らないものをもらったと思う、 運じゃなく自分の実力で手に入れたいと頑なになる

ことも多々あります。疑うこともあります。そうですね、例えば誰かが”10000円あげるよ”と言ってきたらまず私たちが取る反応は疑う(何かあるんじゃないか?と)だと思います。

得ることができた運は自分が欲しかったかどうか問わず受け取り使うことが大切です。

これは何度も書いているのです、実は。私のBLOGの根幹を成すような話です。

運はなんどもやってこないです。今じゃないんだよな~と思うような時にやってくることも実は多いです。

私の友人にかつて仕事がとても楽しい時に素晴らしい機会を提供された人がいます。彼女はその機会を取らなかった。その時仕事に充実していたのですね。彼女の同僚にその機会が回った。結果、同僚は後年その女性の上司として部に戻って来たそうです。非常に悔しがっておりました。あの時は考えることもできなかったと、運を考えてみるだけのこともしなかったのですね。

この例は受け取ることもしなかったケースですが、受け取てえも放置していることも多いのです。

例えば、そうですね、私はBill Gateさんと話をする機会が欲しいと思っています。さて幸運にもそんな機会を得た。5分話すことができた。その後どうします?そのままにしておくと思いますか?放置したらそれで終わってしまいます。忙しい方ですからね。会いたい理由はあるのでその得られた5分間とそのあとの自分の時間を使うはずです。

同じように中々席が空かない人気あるセミナーなどに幸運にもチケットを得ることができたらその幸運を十分に活用するはずです。

私は会いたい人に幸運にも会えたらその時間とそのあとの時間は非常に大切にするようにしています。

 

この時計運よく手に入れました。ちょうどまとまったしかも使うことができるお金が有った時にずっと欲しかったのをたまたま入ったお店で発見。

人に言ったら運が良かったね、とのこと。しかも正規取り扱い店でのこと、定価(正価)での購入でそれはもっと運が良かったのだそうです。

一番好きな時計で普段はこの時計をしています。

つい先ごろ努力と運について書きました。最初にこちらを読んでほしいのです、もしまだ見ておられなければ。カーソルを置くとリンク先に飛べます。

鬱、以前にも少し触れましたが私は数年前まで5年ほど鬱(病気)でした。最初は軽度だったのでしょうが段々重症化していったようです。その間もずっと働けたのは今思えば運が良かった。

まず最初に、 もしこのBLOGを読んでいるあなた、ご自身が鬱ではないかと思ったら専門医に掛かってください。ほっておかないでください。鬱は気づかないことが多いですがほっておいても良くなることはあまり期待できません。専門医に掛かりまずは薬をとってください。薬でずいぶんと気持ちは楽になります(少し眠くなりますが慣れれば大丈夫ですが合う薬に出会うまで3つくらい試すかもしれないです。私は4つ目でぴったり合いました)。専門医は良く選ぶことです。私はこれもとても運が良かった。何も知らずにGOOGLEでサーチしてその医師のクリニック、場所を知っているからという理由だけで予約電話を入れました。こういった医師とても忙しいのですがたまたま空いた時間があって予約を取れた。しかもその医師は非常に有名なスタンフォード大学の元教授(とても年配)。

薬の処方(と確認)はしますがそれ以外では予約はいつも一時間なのですがずっと話をしているだけです。ほとんど私が話します。なんでも話せるのです。医師は日米関わらず秘匿義務がありますから家族にすら私が話したことは話しません。頭で考えていること、鬱ですから不安や怒りなどが多くなりますが、なんでもとにかく話す。女性は友達と話すことでストレスを解消することがあると言いますがなんでも話すと少しずつ鬱も良くなっていくようですよ。そのうち何かしたかったことやしたいことがあるのかとか、好きなことはとか言ったことも話すようになりますし、秘密も話すようになります(信頼関係ができたら)。アドバイスをされることはなく、やりたいことや好きなことをしないでいると”なんでしないんだ?”と言ったような質問をこんな風に直接的にではなく聞いてきたりしました。本の話も沢山しました。本は以前書きました。 秘密にしている会ってみたい人を話した時、 何事も無理なことはない、探してみたら?と”探す?” それまで考えたこともなかったですが、アポイントの度にそれとなく聞かれたので探してみました。 こんな場合GOOGLEは本当に役立ちますね。 結論を書くと探せたのです。 会ってみたい人に。 そのことと鬱になる前は合気道の稽古に行っていたのを忙しいからとすっかり辞めていましたがもう合気道は無理(腰を悪くしていた)だと思い合気道ではないがGYMに行くようにしました。 片頭痛のことも良く話しましたが、なんで医師に掛からないんだ?と 早速知っている医師(スタンフォード)を紹介してくれました。鎮痛剤があまり効き目なくいつも頭痛(鬱の時の頭痛、何度も死んでやろうと思いましたよ。一度海の崖まで行ったこともあります)、片頭痛は吐くので食べることもできなくなるのですが、痛み止めを処方してもらったら2時間ですっきり! 回数制限がある薬ですが今はこの薬があるだけで“痛くなったら飲めばいいんだ”と思うと痛い時憂鬱になりますが以前のようにどん底な気持ちになることはありません。GYMは片頭痛にも良いんです。

そんなこんなで今はもう鬱で医師にかかることはありません。 年1度だけ会います。鬱は良くなっていますが一応緊急時のための薬は持っています。その薬を処方するために会うのです。

こんな自分の鬱時代の話がしたいからこのBLOGを書いたのではないです。

先日 について書きました。

私は運のなかでも 人との出会いほど重要な運はないと思うのです。幸運も不運も。。。

もちろんここで上げるのは幸運についてです。

はるか以前に自信について書きました。あの時やってみろと言ってくれたプロジェクトを見ていた上の人(私の直接な上司ではない)、Mike Leis。彼が居なければ今こうしてシリコンバレーのFacebookで働いてはいない。

ここで取り上げた鬱にしてもあの精神科医と逢わなければ、会いたいと思っていた人に出会わさなければ、今も鬱のままかもしれない。片頭痛と鬱が同時にどうすることもできないくらいに襲ってきて再び崖に立ったかもしれない(一歩進めばもうこのBLOGを書いてもいない)。

出会いは運。BLOGで書いている出張は鬱の頃もしていましたが医師にかかるようになってから、会いたい人に会って以来ははるかに楽でしかも出張が人生と思えるほどに好きにもなりました。そのころからマイルも急激に増えた。

忙しいだけの出張を若いころしていましたが(鬱ではない)出張が楽しいと思いだしたのはあれからです。もう8~9年になります。

出会いは運。運が来るように努力すると良い、と書きましたが出会える努力はしているつもりです。以前数々の著名人とインタビューをして本を書いた人の話を聞きました。その人は有名人の出る講演などを聞きに行ったとき会場のトイレの位置を調べて目当てとしている人が使いそうなトイレの入り口でじっと待つようにしていたそうです。確率は100%ではないですがそうすることで出会えたとか。しかもトイレというプライベートなこと、普通一人ですね、つまりその出会えたときの1分ほどの時間は邪魔が無い。その1分でインタビューの約束を取り付ける努力をしたそうです。

出張で顧客に会っても私は出し惜しみなくなんでも話します。教えてもらいます。一回だけのミーティングかもしれませんが会えた運は大事にしたいからです。会った後も運が残るようにも努力します。

先にも書きましたが運もお金同様回すことで増える、運は差し詰め分けることですが私は出会った人に”会えて運が良かった”と思ってもらいたいといつもできる限り勤めています。難しいので良く失敗もしますが顧客などに”また来てくれ”と言ってもらえると嬉しいでしょう? 

良く聞きますね、”出会いを大切にしなさい”。

というのは 出会いこそが 

だからだと思います。

そして出会ったらその出会った運を分かち合うように努めてみるとその運は大きくなるように思います。

一緒に食べたり、一緒に笑うともっと楽しいように分けると楽しいです。

まだまだ下手で上手く運を分けることもできない。分けようとして押し売り行為や脅しに近くなることもあり後ですっかり後悔することも多々あります。押し売りではないですが”何かあるんじゃないか?”と勘繰られることもあります。私に修業が足りないんでしょうね。運は回すと書きましたが以前”運は返さなくてはならない”とも聞きました。返す相手は借りた人ではなく別な人にだそうです。それも一人にではなく沢山の”べつな”人に返すのだそうです。これからの人生そうあろうとはいつも思っています。

世界で一番の運をくれた人は?というと 両親ですね。 何しろ自分が今いるという幸運は両親、わけても母親あってのことですから。子供の頃はよく母とは喧嘩をしましたし言ってはいけないようなことも何度も言ったりしましたが さんまさんが常々おっしゃっているように、人生産まれただけで儲けもん、歳を取るとだんだんわかってきます、その意味も。

 

これまで運が良かった人、運が良かったことを知っておくことも大切だと思います。かのJohn F Kennedy大統領の弟である Bobby Kennedy,残念ながら暗殺されましたが、彼は彼の子供たちに ”You are  so Lucky” と言っていました。その心はお前たちは幸運だった(Kennedy家に生まれていますからね)、でもそんな幸運でない人も沢山いる。そんな人たちのために働け(幸運を返すのですね)、と常々言っていたそうです。Boddyは極貧地域に何度も足を運んでいます。選挙うんどう? イエイエ、選挙にいこうにも行けないような人たちのところです。彼は暗殺されましたがビデオを見ると彼の遺体を運んだ列車の通る線路沿いにはそうした人たちが最敬礼をもって見送っていました。

再び、鬱だと思ったら、まずは医師にかかり薬を処方してもらってください。薬で本当 ずいぶん楽になります。鬱は自分が弱いからなるのではないです。どんなに健康な人も病気になります。体力に自信があってもインフルエンザにもかかるのです。薬を取って応急対応して、病み上がりに体力をつけるアドバイスを受けるように精神科医と相談しつつ鬱に対する体力をつけるようにしてください。

鬱だと思う身近な人がいたら医師にかかるように勧めてください。怒られるかもしれないですが医師にかかることで良くなるのです。私は変な素人励ましよりしっかりと医師にかかることを勧めることがもっとその人を助けることになると経験から言えます。薬をまずとることでいったん応急処置をとることは命を救うことになるかもしれないですからね。

薔薇を世話するようになったのも鬱の治療が始まってから。きれいな花が咲くととても嬉しくなります。

上司

先のBLOGで上司には恵まれたほうだと書きました。

じゃあ、どんな上司が理想なのだろう?

日本で理想の上司というアンケートを取ると例えば

黒木瞳さん、

などが上がるようですね。

私の35年に及ぶ仕事人(ずっとサラリーマンです、コンサルタント業もしていますが)の立場でいうと、もちろん日米で違いはあるのですが、

まず、運の良い人。自分の上司が順調に出世していってくれないと困るでしょう?出世する毎に一緒に引っ張ってくれる上司は会社人としてやはり理想です。自分だけさっさと出世していく人もいるようですが、実は少ない。出世するには部下が必要なのです。自分だけさっさと出世していく人は部下が着かないですから早々に出世も止まるようです。

出世をするのに運が良い人(運が良い人は実は実力がありとても努力している)と社内政治を使ってする人に分かれたように思います。

出世しない人の典型は”良い人”。 

良い人だけでは出世しません。虎視眈々とした部下に抜かれた友人も沢山います。

上に上がればそれに伴って違った能力が必要となりますからその時々で必要となる能力を上手く出せる上司を見つけたらついていくと良いですよ。上司を見る目は人をみる目の中でも飛び切り重要ですね。

次が、失敗したときに一緒にいてくれる上司。

仕事をすると色々と失敗をします。以前に書きましたが対外的(社内、社外問わず)な失敗、その最終責任は責任者である課長、部長にあるのです。部下にその責任を負わせようとする上司も多々いますが課内、部内での責任と対外的な責任は別次元なのでそこのメリハリをきちっとした上司は信頼できました。

そして出し惜しみせずに何でも教えてくれるが、自分でやってしまわない上司ですね。

出来る人ほど自分でする? 実はこんな人は上には向かないそうですよ。できる、かつ自分でやってしまう人はスタッフなのです。できるが誰かにさせる人、が上に向いているそうです。私もそう思います。できるので方向や方針を立てたりできたものを適切に評価することは誰よりも優れているけれど自分ではやらない。

でもやったものを自分だけのものにもしない、つまり部下がしたことをあたかも自分が全部やったかのようにはしない。

中々いないですね。頭が飛び切り切れる上司をマーケティング部門に在籍していたころ持ちましたが批評などはくれましたが彼は自分ではなにもしていなかったですね。それでもビジネスはどんどん伸びて行ったのですから戦略、戦術にぶれは無かった。

 

最後に少し評価が甘めな人。

昇進、昇給など人事権は上司の力の源泉です。

やはり昇給、ボーナスが良かったり昇進すると嬉しいですね。

甘めな人が良い。会社の予算などありますが昇進させる、昇給させるために頑張ってくれる上司が良いに決まっています。そのために戦ってくれる上司に当たると良いですね。

遥か以前、確か1991年かな。当時勤めていた会社はだんだん業績が落ちていき昇給と昇進が止まっていたのです。ちょうどその2年ほど前にUS本社勤めとなったばかりだったので運悪く一度も昇給していなかった。。。 何かの機会にそんなことを言ったらしいのですがある時給与明細をみたら金額が違っていました。増えているのです。名前をみると私の名前だし、何らかの間違いだろうとペイロールを扱う人事に電話したら間違えていないと言います。変だなと思って時の上司に聞いたら”昇給させた”と言いました。へ? 特別な昇給でしたがずいぶんと許可を取るのに時間を使ったと後で同僚から聞きました。

もちろんこれら以外にも 

―プライベートを持ち込まない

ー性格がいびつでない

ー差別しない

ーネガティブでない

などありますが、私の経験をかくならこういった面で問題ある人は実際には上に立っておられることは少ないように思います。もっともいつもそうではなかったですよ。全く無経験な上司になる人が雇われて私の上司となったことがあります。USは上層部が変わると新しく入って来たエグゼクティブがまずするのはマネージメントの入れ替え。それまでのマネージメントに問題があるなしに関わらず自分が影響力を持つために入れ替えることをよく行います。エグゼクティブはスタッフレベルのマネージャではないですから誰かの助けを得て自分の部下たるマネージャを雇えば良いのですが数々の理由(通常非常に政治的)から一人だけで選ぶことがあります。そのようなケースに当たると良くわかっていないですから適材を配置することが出来なくなることが多いのです。そのとばっちりを受けるのはその下です。入って来たシニアレベルのマネージャ、自己に自信がないケースが多いですが何としても自分がその地位にふさわしいことを証明するために自分の持つ権力(人事権)を最大限に利用しようとします。こうなるともうチームや業績は一気に下降線を取ります。

さてこんなケースどう進んでいくと思いますか?

Exectuiveは他部署などがら盛んに攻撃を受けるようになります。売れないのは製品が悪い。。。とか、セールスの戦略が間違っているとか。。。

攻撃を受けたExectuiveですが自分が雇った部下を自分で首にすることはありません。それは自分の汚点につながります。どうするかと言うと自分の権力を使い組織変更をするのです。することはというと自分とその失敗だった部下の間のポジションを作ります。これで直接の上下関係がなくなるのです。その間に入った人(昇進させてか、新たに雇うかはその時の情勢による)に処分させるのですね。その人が最初に期待されるのはその失敗だった人を処分することです。通常このような非常に政治的なことは長い休暇中に行われることが多く、Xmas休暇からもどったら体制が変わっていた。。。というのいは何度も経験しています。こんなきな臭い政治的なことも35年も会社人をしていれば何度も見てきています。

性格がいびつな上司に遭遇したら?

私の友人曰く

親以外はすべて替えが効く

とか。。。

でも実際には大変ですね。転職を選ぶか(私は基本的に転職した)、転部するか、USの場合その上司が居座るつもりか、腰掛かを図り腰掛なら我慢するか。。。

腰掛というのは大会社には少ないですが小さな会社の場合、運よくタイトルの良いポジションについたらそれを元に次に行く人です。例えばそれまでManagerだった人がDirectorというポジションで小さな会社に入った。小さな会社ではDirectorといってもManager程度ですがタイトルは何か上ですね。1年もいたら”箔”がつくのでそれを元にもっと大きな会社のDirectorを狙う。こんなことは日常茶飯事です。こんな人はそこに留まるつもりが無いですから少し接していればわかります。こんな人がDirector (日本で言えば部長級でしょう)がやってきたらやはり悲惨な結末になることもあります。早く腰掛には次に行ってほしいと思ったことがあります。直接の上司では無かったのですが方針を決めることがなく(するつもりがないですから)、自分たちの裁量だけを元に物事を進めていましたがそれがトップの意向と合っているのかいつまでもわからずハラハラしていました。

とまあ、会社人をすると

ー上司

ー顧客(セールスやマーケティングのように顧客と関わる場合)

は重要ですね。

私は元上司のほとんどは今は友人でかつ 良き相談相手でもあります。というわけで恵まれてきた方です。もっとも会いたくもない元上司も数人いますよ。

部下も沢山(現在、過去)います。先のBLOGに書きましたが運が良かったと思ってもらえるように心がけているつもりですが おせっかいだったり一言多かったりする面もあるようで自重しているのですが”しまった”の連続です。こんな歳ですが元来がスタッフ向きなので上に立つのは上下関係がなく立てるほうが性には合っているようです。”教え魔”だそうですよ。

教わりたいと言う方いましたら連絡ください。学校の先生が一番性格に合っていると誰かに言われたことがある爺さんエンジニアです。

料理は教わりたいですが。

 

 

古い時計を細々と集めていますが素人です。 誰か詳しいひとに教わりたい。雑誌等を見ても良くわからないです。実物に触れて一つ一つ教えてもらうことで一気にエキスパートを目指したい!!

料理も、こんな風な盛り付けができるところまで鍛錬したいです。今は失敗の少ない中華や肉(グリル)を主にしています。日本食は難しい。味付けのコツを本で読みますが分量通りのつもりでも”XXX少々”とあり、その少々がわからず思った味になりません。