心に残る言葉

好きな言葉、座州の銘がありますか? 座右の銘など昭和の響きですが好きな言葉も歳とともに変わっていくものだと経験で思います。 私の今の座右の銘は

Choose to Choose  

Happiness is a choice

の二つです。 Choose はアメリカのトークショウホストでかつ事業で大成功している Ophraさんの言葉だと聞いたことがあります。彼女は非常にどん底な人生を歩んできましたがトークショウーの司会で人気を得いまでは広く事業を営み経営者としても大成功を収めています。

選択することを選択する、という意味は人色々な解釈ができると思いますが私も私なりに解釈して時に思い出しています。 Happinessの方は以前うつ病で薬を服用していたころに出会った言葉です。鬱にもかかわらず仕事をしなくてはならずかなり荒れた状況でしたが運よくとても良い精神科医を紹介してもらいその医者から教えられた言葉です。 ハッピーかどうかは自分が選択するんだという意味にもとれますしハッピーを選択するんだとも取れますが口にするとなんだか実感できるかなと思います。このドクターに勧められた書物に Man’s Search For Meaning (Viktor E. Frankl)があります。 日本語訳あり (

夜と霧 新版 | ヴィクトール・E・フランクル, 池田 香代子 |本 | 通販 | Amazon

セラピーの大半を読んだ本を話題にしていたのでいくつも本を推薦してくれましたがこの本は中でも格別に重要な本でした。 著者は第2次世界大戦中ナチのユダヤ人強制終了所を生き延びたユダヤ系オーストリア人でやはり精神科の医師でした。 書のなかでFranklは収容所の様子を記述していますがその中での彼の発見(?)として、人間は自由も生命も財産も取り上げることができる、ちょうどナチの兵士が収容所で実際行なっているように。 しかし彼らをしても”選択”を取り上げることはできない。 囚人がいったん”もういい、強制されない”と決めてしまったらどんなことをしてもそれを取り上げることはもうできない。できることは命を取り上げることくらいでその”選択する”という行為それ自体を取り上げることはできない。つまりそれだけ選択するということは人間の本質に根差しているんだ、とかそんな内容でした。私の鬱からの脱出の鍵の一つとなったきっかけとなった言葉でした。自分は行き詰って選択すらできなくなっていると思っていたのですが、そうか、選択するという意思は誰からも例えそれが家族であっても取り上げられない自分のものであるとやっと分かったというわけです。 

そこで自分の人生を振り返るに、実にたくさんの言葉と出会ってきたなと思います。言葉との出会いは人との出会いくらい大切で自分が出会った言葉を記録し覚えておくと人生を豊かにできると思います。

沢山ありすぎてここに全部書ききれないですが昨今の政情、社会状況を見るに次の言葉、故レーガン大統領の言葉になるんですが

人はすべての人を助けることはできない、でもすべての人はだれかを助けることができる。

人は本当に自由に選択できるなら、みな平和を選択する。

というのがあります。私にも家族以外でひとりどうしても役に立ちたい人がいます。また”平和を選択する”というのはとても重みあると思う。自分で選択していますか?それとも誰かが言ったから、よく考えもせずに”そうだそうだ”で行動していませんか?暴動やヘイトのほとんどは”自由に選択していない”自分自身が作り出していると思います。よく考えてみたら”争い合って人生送りたいですか?それとも平和に暮らしたいですか?”レーガン大統領の言う通り”平和”をきっと選択するはずです。今はソーシャルメディアなどで”あおる”、”考えさせない(選択させない)”世の中になってきておりとても悲しくなります。本当の自由を取り戻したいです。

先の国務大臣で統合参謀本部長でもあったパウエル将軍の言葉に

実行することは大切だ

と至極当たり前な銘もあります。 実行が伴わなければならないという戒めですね。

日本人だと私が好きな言葉として明治時代の偉人のひとり井上準之助の言葉に

人をリードしていくためには読書しなくてはならない

というのがあります。 読書の重要性をこれほど端的に表している言葉はほかにないと思います。

若い人に贈るとすれば、パウエル将軍の短い言葉を少し長くしたような

しなければ、したほうがいい、しようと思っている という言葉を する に変えて実行しなさい

という言葉があります。 バンクーバーでリフトを待っているときに見つけた言葉です。 ~したほうがいいんだよね~となるのですが ~する~と実行の意思表示に変えてやってみなさいということですね。

それが人生には必要。 それと良い出会い(人、書物など)も必要。良き出会いのためには外にでましょう。

どんな写真がこの話題に合うかなと考えましたがバンクーバーで見つけた言葉から。人生こんな風に生きたいですね。

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人生こんな風に生きたい

投資

教養としての投資 という書籍の推薦をしました。 でも教養とするだけではなくぜひと自分のこととして実行なさいと言いたいです。 それもできる限り若いうちから、たとえそれが最初はごく少額からであっても。 アインシュタインも言ったとか聞いたことがありますが、複利は人類の一番重要な発明(発見)だとか。。。これは人生の事実だと歳を経てよくわかります。その投資にとって一番重要なのは時間なのです。そこが複利の一番重要なポイントです。人生の時間はしかしながら限られています。何事も早めに始めることが成功、幸せに近づけてくれる一番の要因だと歳をとるとわかりますが資産形成はわけても時間をかけることが大切です。歳をとってからではもう遅し。 なぜなら人生には限りがあるからなのです。時間を大切にとはよく聞きますがこれは投資、いや財産形成にとってはもっとも重要ですよ。

80/20の法則というのを知っていますか? これをタイトルとした書籍も先のブログで紹介しましたが人類の歴史を通してほとんどのことはこの法則に則るそうです。その中には富ももちろんふくまれます。著者はいまや90/10に近い状況にまで近づいていると書いておりましたがこの法則の言わんとすることは富を例にするなら全富の80%は20%の人が持っている、ということになります。日本に当てはめてみると先の財務省のデータをみると日本の個人資産は大体1800兆円だそうです。これを国民数で平均すると一人当たり1800万円程度でしょうか? でもあまり意味を持つ数字にはなりません。日本の全戸数は大体4500万戸数だそうです。 このルールを当てはめると、20%の総資産大体360兆円。80%の戸数は3600万戸 この平均をとると1000万円 これは3人家族で平均的に1000万円の資産(現金、株式、債券、国債など)があるということになります。 単純に平均でわると一人当たり1800万円で一家3人(夫婦と子供一人)だと5000万円以上になりますから大きな違いですね。 実際のところとして1000万円というのが実はより現実を表しています。多いか少ないか? 我が家はもっと貯蓄があるという家庭もあるでしょう。 それは20%を80%の家族が単純平均した数値だからでこの20%を再び80・20のルールを当てはめるとより現実にちかいものになっていきます。以前この本を読んだ後USA、日本、UK等のデータをもとに色々とモデルとつくってどれだけ当てはまるか検証をしたのですが著者の言うように今はもう90/10のルールが当てはまるくらいにまでなっていますが非常にモデルと現実が近いものになっており我ながらびっくりしました。

このモデルは富だけに当てはまるのではなく、仕事、人生の充実度、幸せ度、などありとあらゆる場面に当てはまるというのが著者の言い分で、では振り返りどのように人生を送ればよいのかについての洞察を幾つか挙げています。教養のためにも一読する価値はあると思います。日本語訳も出ています。

投資に話をもどします。私がUSAに来てまもなくの頃、上司、同僚から聞いたのはアメリカの公的年金を信用するな、当てにするな。401K(税引き前投資のシステム)を最大限に使って収入をセービングしろ(投資しろ)。。。 と。 401Kが何か知らなかったので幾人かに聞いてみたところみなこぞってこのように説明してくれました。以来30年ほどたちますが最初は年に20万円程度がやっとで始めましたが30年も続けているとそのご積み立ての増やして行けたのと会社によってはマッチングと言って従業員が1ドル出すなら会社が30~50セント積み立てを補助する仕組みがあり、今では日本の標準でいうならずいぶんと裕福になります(カリフォルニアの水準では普通)。

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ウイーン
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日本でお金、資産のことを言うとなんだかよくないような風習がありますが私は投資、資産形成はしっかり学びそして実行していくことはとても重要だと思います。どんな学校教育よりも重要だと言いたい。しかも学校の先生は教えてくれません。 資産形成を学ばないままそうですね、突然お金が入った(例えば相続、定年退職)という場合往々にしてその資産を間違って使い(もしくは騙される)資産が資産とならないこともよく聞く話です。そのためにも若いうちからきちっと資産形成については学びそして実践をしておきたい。今は色々と優れた書物も出ています。銀行、投資会社と関係がないファイナンスプランナーのアドバイスを得るのも良いかもしれません。 もっとも銀行、投資会社のアドバイスをそのまま聞くのだけは辞めたほうが良いです。彼らは商品を売るのが目的だからです。しかも契約書を見るとわかりますが売った商品には一切責任を負いません。責任はすべて購入した側になりますのでいわば詐欺行為に近い場合が多いので極力避けることです。

ところで資産ということでよく間違って考えられているのが’自宅’を資産として計算することです。 どのまともなファイナンスプランナーも言うことですが自宅は資産に入れてはいけないです。たとえもうローン等がなくても。自宅は最後の最後に処分可能なもの程度にとらえておかないといけないです。そのうえで資産形成を検討する必要があります。 

写真はウイーンの街並みです。オーストリアは小さな国なのですが裕福です。不動産と金融だけかと思っていたらモーツアルトで知られるリンツにはハイテク企業が沢山あったりします。したがってリンツも行ったことがあります。ドナウ川がながれ旧市街と挟んだ新しい地域には多くのハイテク企業がありました。そこを訪れた際には昼食は顧客とメキシカン料理を食べ???(アメリカ的)だと思いました。旧市街はとても美しい。 やはり富の蓄積もあるのでしょう、高級ブティックもたくさんひしめいていました。ウイーンはもっと大きく市街地は高級ショッピングアーケードと教会などが融合しておりとても美しいたたずまいでした。 日本人にはしたの写真(ウイーンのオペラハウス)がよく知られているかな?トム クルーズのミッションインポッシブルで場面がでていました。

しっかり投資等も勉強しそして実践をしてください。 人生でとても大切なことです。

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ウイーン オペラハウス内

 最後に、お金持ちになりたいですか? 以下は私の友人で長く一緒に仕事をしてきた人から教えてもらった話です。彼は私の業界内ではよく知られた人で世界中どこにいっても友人がました。セールスのVP(副社長)を色々な会社でしているからですが。

その彼と一緒に出張したある夕食の場でのことです。ひょんなことからお金の話になりその際 ”お金持ちになりたいか?”と質問してきたのですよ。私もまだまだ若いころ(?)でした。投資家、事業を起こすというのはかなりなリスクを伴うがリターンは大きい、ができる人は(やろうとする人は)限られている。 リスクを少なくしてお金持ちになるには会社勤めになるか、個人業で収入のある職業(医師とかですね)につくかだろう? 今お前は会社に勤めている。その場合お金持ちになりたいのなら方法は一つしかないと言うのですね。”お金に近いところにいないといけない”、が彼の持論であり彼曰く真実であると。 どういうことか?と言いますと会社でお金に近いのはエグゼクティブとセールスである。だから昇進していってお金に近い地位に上るか、キャリアを変えてセールスになるかの道がある、というのですね。

お金に近い程お金が入ってくるというのは、どこでこの話をしても皆さん、同意してくれるのでお金持ちにとって真実なのでしょうね。 

私はどちらにもつかずずっとエンジニアをやってますが。。。

在宅勤務と言語


COVID19が猛威をふるい世界中在宅勤務が普通にみられる昨今です。日本のニュースをブログやその他の媒体で見ても在宅勤務の話題をよく見かけます。 さてこの在宅勤務ですが仕事効率が上がったという記事やこれからは在宅勤務を通常勤務の形態にすることを検討するというような記事に出会うこともあります。 効率が上がった? 本当かな?と思います。上がったように錯覚しているだけなのでは?と思うこともあります。私や私の周り(現在の会社や以前の会社)での経験はほぼ効率が下がっています。 実際GOOGLE含めシリコンバレーの会社ではいかにして従業員をオフィスに早く戻せるかとあれこれ検討しているようです。 わたしもAAFGMの一角になる会社に現在勤めていますがある種のグループはすでにオフィスに戻る準備ができ早々にもオフィスに戻るようです。以前も書きましたが私自身の経験として、どんなにテクノロジーが発達しても人間は実際に交わらないとイノベーションは起こらないしセールス、マーケティングもうまく行きません。オンラインシショップの雄アマゾンが書店を次々とオープンしWhole Foodsというオーガニック食品等を多くそろえるスーパーマーケットを買収しかつ無人のスーパーを実験的にオープンしているのはどうしてでしょう?考えてみるとよいかと思います。 

仕事の効率が上がったとするなら、たぶんにそれはこれまであまりに無駄が多かったのでしょう、通勤時間も含めて。アメリカは通勤は楽だろうと良く言われるのですがシリコンバレーを取り上げても住宅事情からいまでは片道1時間以上の通勤はごく普通です。私はずいぶん以前に家を買ったので通勤はこれまでどの会社でも20分程度と非常に恵まれた地に居住しますがそういった地域は住宅の開発がもう終わっておりどんどん郊外へと住宅地域が広がっています。私の会社はそういった地域に住む従業員のために通勤バスを運行していますがバス内では仕事をする環境が整っています。悪い言い方をするなら通勤中も仕事をさせるのか?となるのですがそんなバスで通勤する同僚曰く、朝のメイルはバス内で全部処理が終わるからオフィスに着いたら朝ごはんを食べてすぐその日の仕事にかかれると。そうそう、バスの運行は午前早い時間からはじまるので会社に着くと朝食を食べるようです。私も時折食べましたがFreeにしてはとても充実しています。 あ、ちなみにCupertinoに本社のあるA社は食事はFreeではないですよ。 つまり私はその会社では働いていない。。。

経験上言えるのは効率が下がる一番の要因はVC (Video Conference)。 便利なようですが基本的に常に1対多のコミュニケーションになり皆が同時に参加できるということにはなりません。またどんなにパワーポイントやその他のツールが発達しても人間最後は紙と鉛筆(ホワイトボード)な生き物でアイデアなどをさささと書いてそれをもとにみなで検討するということがVCではまだまだ効率よくできない。少人数時として1対1でVCをしてそれから大人数に上げていくといったやり方を取ったこともありますが結局全然うまくいかずでした。

つまるところ人は会わなくてはいけないんだと再確認できた次第です。毎年何度も顧客先に出向いていたのも会うことで関係を深めるためでしたし、もう私には縁のないことですが若い人がデートするのもその理由 バーチャル(チャットなど)のカップルというのを聞いたことがありますが私にはまったくピンとこない。 

そんな中、だれが始めたか知りませんがこれまでのGlobal化に反動するように世界が内向きに内向きにと進んでいるように思います。現在のUSの政治リーダーは元々が不動産業とテレビのタレントだった人物で全く政治信条も何もなく、猜疑心強く、好き嫌いだけで国を動かそうとするのでどんどん内向きに進んでいる。もっともSアメリカ人は元々内向きなのです。いわゆる両海岸(カリフォルニアとニューヨークなど)は例外だといえるのです。移民が多いからなのと海があるからだと思いますがいわゆるアメリカ人は生涯を自分の生まれた地から半径100KM程度を全生活圏としてその範囲内で人生を終えると聞いたことがあります。 ラスベガスに行ったことがありますか? ラスベガスのホテルは世界中の観光地の模型になっているようなホテルが沢山あります。 ベニス、パリのエッフェル塔、エジプトのピラミッド、ローマなどなど。ラスベガスはそんなアメリカ人が多く休暇(一生で一度切りなことも多いです)で訪れるところでいわばそういったホテルに宿泊することでなんだか世界の観光地に行った気持ちになるんだそうです。ベネチアンというホテルではホテル内で本物のベニスにあるゴンドラに乗船することができます。実際のベニスとは全く違うのですが雰囲気は楽しめるのですね。 パスポートを持たずして海外に行った気持ちになるのでしょうか? しかも英語がどこでも通じますからね。

英語と書きましたがアメリカ人が行きたい海外となるとトップはすべて英語圏だったいう記事を読んだこともあります。カナダ、UKを筆頭にオーストラリア、ニュージーランド。。。 アメリカ人はあまり外国語が得意ではないのです, これはヨーロッパ諸国の人とアメリカ人を比較して非常に異なる点です。 とにかく英語が通じないとイライラするか不安になるようです。 COVID19で何かと話題になったクルーズ船,アメリカ人が好きな理由の一つがそんなイライラや不安と付き合わずに済むからだと聞いたことがあります。日本にはアメリカ人はたくさん来ていると思うでしょうがどの州から来ているのかまで統計をとると色々と新しいことがわかるかもしれません。

英語は確かに世界で一番広く通じる言語だとは思いますが人を知るには現地の言語を知ることも重要になってきます。 その中でもいまなら中国語がビジネスという点では一番重要になるでしょうか? 中国と台湾だけじゃないか、となるのですが中国はどんなにアメリカの政治家がもくろんでもいずれ経済力ではアメリカを凌駕します。人口と人々の働き度を見るからそれを止めることはできないでしょう。経済力は軍事力よりはるかに強大です。ミサイルは破壊はできても創造はできないですからね。経済力は創造を産み続けることができますから経済力はとても重要です。

何が言いたいかというと言語を学ぶのはとても大切だということです。 英語、中国語そしてできればスペイン語も。 ご存じかどうか日本語を知っているのだから実は中国語は取り組みやすいです。発音に癖がありますが単語がとても似ているし中国の漢字は日本とことなり一つの字に一つの音なのでいったん字の音を覚えると(これも日本語と似ている)ずいぶんと早く話すことができるようになります。読むことは漢字を知っているわけですからそれほど大変ではない。中国は簡素化をはかり少し厄介な字もありますが台湾は昔ながらの字を使っています。実際台湾発行の新聞、日本人なら60%くらい読めますよ。書くのも高校で習った漢文の文法(文法的には中国語は英語に近い)に倣って書くと大抵のことは通じます。最初はとっつきにくいように思えた中国語が日本人には意外と近い言葉なのに驚きましたから。 スペイン語はUS生活ではある程度必要になります。とくにカリフォルニアなどいわゆる中南米からの移民が多く住む地域では。実はスペイン語、発音的には日本人にはとても取りつきやすい言語ですよ。アルファベットをそのまま発音します。 英語はスペルと発音がずいぶんことなりやっかいなのですよ。 英語を知ると似たような単語が沢山スペイン語にもありますから覚えも早い。そんなこんなで言語を増やしていけるのですよ。言語って全く違う言葉もありますが似ている言葉もたくさんあるので一つ知ったらそれを足掛かりに少しずつ増やせるんです。しかもどんなに年齢がいっても新しい言葉を学ぶことはできますよ。私は中国語は55歳を過ぎて始めましたよ。 (もう還暦が足元にまで来ている)。

仕事となると当面の間英語がもっとも重要なままでしょう。わけても読む力と書く力をつけることが大事で非常に極端にいうと英会話は仕事ではそんなに重要ではないです、日本に居住するなら。 日本では読めると勘違いしている人が多いと思いますよ。ドキュメントを読むのに一か月もかかっていたり翻訳をしながら読んでいるのでは仕事にはなりません。書くこともできる、自分は話すことと聞くことができないとは未だに聞く話ですが、書くことが一番難しいんですよ。大人が幼児や小学生程度のことを書いても書けるとは言いません。使う単語一つとっても話すときに使う単語(インフォーマルなことが多い)と書くとき(フォーマルな場合が多い)ではずいぶん異なります。これはアメリカ人にとっても同じことで日本人に限った話ではないです。USの大学でエッセイ(英語)のクラスを取るとこのことがよくわかります。とにかくビジネスでは書くことが一番難しいです。仕事で実際に話す,聞くという機会は日本にいればそんなに多くないと思いますがグローバル化が進んでいる現在、英語を読む、書く機会は増えていると思います。 書籍にしても日本はできるかぎり早く翻訳が出版される国ですが原本(英語が多い)のほうが圧倒的に早く出版されているわけですから原本を読めばそれだけ先を行くことができます。 ざんねんながら自動翻訳はまだまだ幼児レベルで実際の使用に耐えうるものではありません。

人と接する仕事をする、海外に行くという目的、予定が無いのであれば私は英会話に時間とお金をかけるより読み書きにその時間とお金をかけるほうがきっと仕事で役立つと思います。もっとも人と接する、海外を視野に入れるのであれば時間やお金のかけ方は変わると思いますよ。

相変わらず堅い話でした。 

表題の写真はNYCにあるアマゾンの書店。 こちらサンノゼにもありますよ。アマゾンで買ったものを返すこともできます。

下の写真はテルアビブの海岸。警告がいろんな言語で記述されていますね。

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テルアビブの海岸

やる気が一番大事

タイトルを見るといかにも昭和世代なおやじの言葉ですね。若い人になるともう昭和世代が周りにいないのではないと思いますので聞いたこともないような言葉でしょうか?

でも時代は変わってもやる気が一番大事なのは変わらない不変な真実だと思います。真実とまで書くと語弊がありそうなので私自身の経験から得たこれまでの事実に近いものだという程度にとらえてください。

私は片頭痛持ちで週に二日ほどダウンする生活をこの15年ほど続けています。そんな中出張が多い生活だったので飛行機の中やホテルの部屋でも片頭痛にバッタバッタしてきました(もっとも最後の7年ほどは特効薬を知りおかげで人生がずいぶんと明るくなりました。)頭痛中は全くやる気がでない。やる気が出ないとはこのことか~とまさしく痛感するわけです。以前もう10年以上も前に読んだ京セラを創業された稲森和夫さんの著書 生き方 に松下幸之助さんの言葉として ”ダムを造ろうと思わないといけませんな”というのがあります。詳しくはこの著書を読んでいただきたいですがダム(お客様としておきましょう)が欲しいとなったらそれを作ろうと思わないかぎり作れないというしごく真っ当なことをいっておられるだけなのです。 

”無理” という言葉を最近よく聞くようになりました。 XXXXがないから無理  XXXXにはお金、資格、学歴、など色々な言葉が入ると思いますがほとんどは言い訳に近いのではないか? 唯一言えるなら やる気 でしょうか?やる気がないから無理 となればこれは致し方ない。 やる気が大事

今はコンピュータが発達し普通にIPHONEなどを子供も使っています。でもね、人類が初めて月面に降り立った時、宇宙船にはまともなコンピュータはなかったのですよ。それでも月にいこう、その月に行こうというやる気がアメリカ人をして月面まで到達させた。いっぽうやる気が全くないのに国策でベトナムまで行って戦争をしましたが超大国にも関わらずベトナム戦勝ではアメリカは敗戦国(そうは言っていませんが事実は敗北です)になった。国民に全くやる気がなかったんですね。

なんでこんなことを書いているかというと、このブログは昭和世代のシリコンバレーに来て人生の半分以上をエンジニアリングの世界で過ごしている頑固親父の勝手な書き物ですが日本に再び大きなやる気という木を植えたいなと密かに思うからです。

ではやる気だけで本当に’人生変わるんだろうか? 人生はセールスだと先のブログに書きました。人生どこかの段階でセールスな機会がきっと訪れます。私はもう還暦がすぐそこですが今でも懸命に自分をセールスしています。若い人、私が男だから言いますが意中の女性がいたら一所懸命セールスされると良いと思いますよ。かく言う私はあまりしてこなかった。。。セールスの極意は?私は仕事としてセールスをやった経験はないですがマーケティングとしてずっとセールスを担当する同僚と仕事を共にしてきましたがスーパーセールスと辞めていくセールスの違いはというと変な話ですがスーパーセールスはおそらく薔薇を育てる技量も優れているんだろうなと思わせます。

薔薇を育てたことがありますか? 私は趣味とまでは行きませんが庭に何本も薔薇を育てています。薔薇は挿し木もできるので気にいった薔薇ができると挿し木をしてその花を増やしてもいけるのです。そんな薔薇ですが手入れがとても大変ですし、すぐに拗ねる。水を定期的に十分挙げて土壌管理もきちっとすると見事な美しい花を咲かせてこちらの行為に好意を見せてくれますが手入れを忘れてしまうとその後いくら水をあげて手入れをはじめてもおいそれとは花を咲かせてくれません。それをあきらめずに お前は大事なんだよ、と頑張るとようやく拗ねるのをやめて再び花を咲かせてくれますが頑固な薔薇になると一年くらいは平気でこちらを待たせるからたまったものではない。

セールスも同じかな。 顧客を滞りなくケアし、かりに顧客を他社に取られてもそれにもめげずしっかりフォローを継続する、その辛抱強さがある人がセールスとして成功しているように思います。やる気ですね。

また書籍を上げますが以前よんだ本 The 80/20 Principle (これは日本語訳もでています)の中に昔の軍人政治家(だったと思う)の言葉として 優秀なとても働き者は雇って十分働かせてそれに報いなさい、 能力のない怠け者はもう組織にいたらそのままにしておきなさい(害がないから)。優秀でかつ怠け者なのは昇進させてリーダーに抜擢しなさい。能力のない働き者は直ちに解雇しなさい。とこれが組織を有能にして大きくする秘訣だ、 というくだりがありました。やる気が十分にあってもその組織内では無能ということも多々あります。他の組織だったら十分有能なんだけどな~と思うんですがなぜかその組織内にずっといる。そしてやる気は十分あるのでとても働き者なのです。これはその人にも組織にも報いがないケースになってしまいますね。 自分が能力を発揮できそうな場を探すこともですから必要になります。 その場合得てして失敗するのが自己判断をすること。自分はXXXが好きだから、XXXが得意だ。確かに好き嫌いはあるかと思いますが得意、不得意は実は自分の思い込みであることもとても多いのです。日本ではあまり人生、仕事、学業等でコーチをつけることがないかと思いますがコーチを見つけて客観的に見てもらいアドバイスを受けるのも実は必要になると思います。会社の上司、友達、家族というのもありますが自分に近すぎない人のアドバイスというのも人生必要な時が出てくると思います。やる気を継続するためにも。私はこれまで8度転職しています。 こんな歳になってもまだ転職しているわけでそれはカルチャーが違うから。。。なのかもしれませんがすべてにおいて優秀な人というのは実はいないものです(はたから見るとそう見える人はいますが)。自分が優秀になれる場にうまく移っていっているんだと思うのです。そこで働き者としてやる気をだすのか、怠け者としてやる気を出すのかそれはそのひとの好きだと思いますが自分が優秀になれる場に移っていけるともっと成功(幸せ)になると思いますよ。 私はずっと開発エンジニアでしたがセールスが誘ってくれてアプリケーションに移り、ほぼ勝手な形でCEO (社長)が私をマーケティングに転部させたりしたのですが実は移る度にやる気が増えたのを実感しています。その時はそこが自分にとって一番優秀にできる場だったのでしょうね。開発エンジニアは好きだったし得意だと自分では思っていましたよ。

今はまた開発エンジニアに戻っていますがこれも誘われたからで、入ってみると自分が活躍できるちょうどその場で職歴の最後を飾るにはとてもふさわしいかなと誘ってくれた同僚には感謝しています。

写真は薔薇です。

80/20 日本語でもでも沢山出てますよ。マンガ本にもなっていました。 

www.amazon.co.jp

今の人には古臭いかもしれませんが稲盛さんの生き方という著書はご本人の人生からの経験をつづっておられ一度読む機会があってもよいと思います。アマゾン、電子本でしか無いようですね。地球環境を考えるとキンドルのような電子書が良いのですが私は良書は紙の書を揃えています。紙の書を読むほうが頭に入ってきやすいからですが自分なりのコメントなども簡単に書けますから。2度目読んだときに前回読んだときはそんなことを考えていたんだと驚くこともありますよ。

Amazon.co.jp: 生き方 eBook: 稲盛 和夫: Kindleストア

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薔薇

ペット


我が家には多くのペットがいます。 ウサギ2匹と犬一匹。 子供たちのペットという名目ですがメインの飼育係は私。飼育係というのは言ってみればトイレ掃除、餌と水の世話をするということなのですが水族館や動物園の生き物が観客より飼育係にずっとなつくようにうちもペットたちは飼育係になついています。

堅い話しかかかないこのブログですからペットの自慢とかを書くつもりでこのページを始めたのではないです。

20年も前のこと、もうそのころにはいわゆる経験15年の日本でいうと中堅どころのエンジニアになっていました。アメリカ生活も10年を過ぎていたころです。そのころ働いていた会社である機会があり上司と出張することになりました。仕事での出張は確かそれが初経験だっと思いますが夕食を共にしましたがその折、私に将来はどうするつもりだと質問を受けました。どう答えたか覚えていませんが彼がくれたadviceは今でも覚えています。それは人はみないずれセールスマンになるということです。企業のトップ、それがたとえエンジニア出身(例えばマイクロソフト)でも上に行けばセールスになる。社長までなれば会社それ自体をセールスすることになるが部課長レベルだと個々の製品。いやエンジニアでも自分のアイデアを社内セールスするようになる。だから、どんなキャリアを目指すかは個々あるだろうがどんなキャリアに進んでもセールスの経験、勉強はいずれ必要になる。早いうちに経験しておくと良い。といったような内容でした。自分はエンジニアリングに興味があるといったように返したと記憶していますがエンジニアリングを捨てろとか言っているわけではない、そのエンジニアリングの経験、知識だけではいずれ頭打ちがやってくる。実際彼の場合もっと早い時期でしたが学校にもどりMBA過程を修了していたのですが別にMBAをとれと言っているわけでもない。セールスのマインドを持っておけということだということだと。

その夕食後ほどなくして私はいわゆる開発エンジニアの部署からアプリケーションエンジニアリングの部署に転籍しました。たまたま欠員(辞めていったため)ができたので移れたわけですがそれ以降出張人生が始まった。アプリケーションエンジニアというのは製品を売るためのエンジニアです。顧客のシステムを直接見る機会、開発を手伝う機会に恵まれたので本当に良き勉強の場となりました。そうこうしているうちにCEO(小さな会社でしたので)が私を彼の意向で勝手に(?)マーkてぃんぐ部門に異動させていたのですがマーケティングというのはもうセールスするための部門。エンジニアとは言えもう開発からは程遠いところまで離れてしまいましたが、はっきり言うと開発エンジニアをしていたよりずっと面白かった。また経験と知識という点でももちろん開発のためのツールを使う技能は鈍ってきますが問題点を探り出す、解決策を導き出すといった技能は逆にもっとついたように思います。

今は再び開発エンジニアにもどりましたがマーケティングエンジニアから開発エンジニアに戻るにあたりやはり不安はありました。マーケティング部門でVPをしていた元上司に相談すると ”お前はAgile Engineer(臨機応変にできるエンジニアといった意味)でこれまで十分成功してきた。開発エンジニアの感は半年もあれば全部よみがえってくるから何も心配する必要はない”とコメントをくれました。確かに3か月もするともうすっかり開発エンジニアに戻っていましたらが彼の言う通りだったわけです。

さて、若い世代はこれからキャリアを積んでいくと思うのですが私が経験から言えることはキャリアを積む過程でいずれどこかのタイミングでなんらかの形でセールスになっていきます。それがいつのタイミングなのか人それぞれと思いますがそのタイミング(機会)がやってきたらぜひとも取ってみてほしい。自分は技術者だから。。。 といった理由で避けることがあるかもしれませんが人はみな自分を売っているのだということをお忘れなく。

ガールフレンドが欲しい --> 自分を意中の女性にセールスするわけですよ。

政治家になりたい --> 自分を売らなくて政治家になれません。

会社を大きくしたい --> まず自分を売るんです。それから会社、順序は大切です。

会社を興したい --> 自分を売るんです。アイデアじゃないですよ。

とまあ、人生は自分をセールスすることだと言えます。

そしてセールスを成功させるには 動物園の飼育係が動物たちに一番愛されるように関心をもち続けることです。 政治家になろうと思ったら政治に関心を持ち続ける。意中の女性がいたらどうします?関心を持ち続けるでしょう?

マーケティングやセールスが顧客訪問をするのも関心を持ちつづけるためです。よい関心を持ち続ける習慣を身に着けると良いなと思います。キーワードは”よい関心”です。英語でいうなら Positiveな関心で決してNegativeな関心でなく。 先のブログで中国についていくつか書きましたが昨今の日本語ブログやVideo Clipを見ているとNegativeな関心(悪口)がひどくて心配になります。

写真は家のペットがやってきたてのころの写真です。今はみな大きくなり”おとな”になっています。ペットは成長が早くあっという間に”おとな”になります。

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うさぎ