辛口な現状確認

今日は、非常に辛口になりますが現状確認を、とても辛口ですが、書こうと思います。

1. シリコンバレーを含め合衆国、少なくともハイテク産業の仕事は人材不足。特にソフト、半導体、AI, バイオですが、暗号、電池(素材)、宇宙、EVなどありとあらゆる分野。 日本人は仮想敵国でもないので実は知識と経験があれば職は沢山あります。 いつも書いてますが私は優秀なエンジニアを常に募集中。イスラエル、中東、他のアジア圏でも人材は常に募集中ですよ。特に中東。半導体などにとても力を入れているんです。知らない人が多いんですがね。エジプトは2050年には日本よりGDPは大きくなると現在予想されています。日本は上位10にはそのころには入っていません。

2.しかしながら、職、例えそれが大学生のインターンシップであれ、日本人の姿は圧倒的に少ない。アジア圏の中では最下位に近いと想像します。引きこもり状態になっているようす。

国力が落ちてきていると何度か書いているのですが 嘘だ という人が大半。 調べもせずに雰囲気で言っている。まあ、政治家までがそうだから仕方ないのかもしれないですが、

ー新卒の初任給。35年前、まあ、私は外資だったので大体10%程度日系企業より多かったのですが、今の学生の初任給と私がもらった初任給はほとんど変わりません。つまり所得が停滞している。この5年ほどで見ると平均もメディアン値も所得は下がっているのです。所得が下がっていく国が国力をあげることはありません。 今こちらでは最低賃金を15㌦にするという話が出ています。30年前、日本のマクドナルドでアルバイトをすればアメリカのマクドナルドで働くより賃金は多いと言われた。今は逆です。日本人は 安い。 エンジニアで言うなら、なんども書いてますが中国でエンジニアを雇うほうがもう高いのです。 信じない人が大半です。私は中国の会社が日本に下請けに仕事を出していることも知っています。理由は 安く済むからです。 

-そんなことをいうと、 銀座など、とても栄えているところ上げてを必ず反発されるのですが、あれは富裕層ビジネス。 富裕層ビジネスはどの国にもあります。超富裕層1%、富裕層5%、そこそこの富裕層5%、総計大体10%前後が富裕層だそうです。日本の労働人口大体5000万。その内、いわゆる引退後の労働人口などを差し引くと2800万程度でしょう。銀座が狙うのは上位6%の富裕層と海外からの富裕層旅行者。それだけで富裕層ビジネスは十分成り立つのです。広く浅くというアマゾン商売ではないからです。もう庶民は銀座などにでてその雰囲気だけを経験するようになっています。まあ、経験できるだけでも羨ましいのですが。私の住むところは以前も書きましたが 郊外。地方にもそうした富裕層はいます。そんな富裕層を狙ってブティックが出来ています。

ーカリフォルニア州から税金などを嫌って本社を移転する企業も出てきました。その急先鋒はテスラとオラクル。以前書きましたが日本は企業の本社機構を今後日本国外に移転していくでしょう。 日本国内に市場が少なく、労働者も少なくなる。国家財政を考えると国民からの税収は減る方向です。となると企業からの税収たのみ。税金まで上がるとなると、日本に本社を置く理由は完全になくなる。。。日本の組織が子会社化していくと私は予測しています。私は90年代後半に日系企業のシリコンバレー子会社で働いた経験があります。当時そうした日本人を現地採用と言ったのです。赴任で来ている日本人が上位で現地採用は下、という決まりになっていました。赴任でやってくると係長でマネージャ、課長でダイレクター、部長で副社長、部長以上だと社長もしくは研究所長と言った地位でやってきます(一つずつポジションがあがるのですね)。私は現地のマネージャとして雇われたので日本から見ると係長クラスとなります。これが逆転することにもなります、仮に本社機構を海外に移転するなら。それに備えることも必要です。

まるで将来を予想するようなものですが、既に2030年には日本はアジア圏ないでの経済力的な大きさは今以上に劣化すると言われています。以前書きましたがいわゆる外資系企業、90年代、2000年前半、APAC, JAPANとアジア圏と日本を別にしていることろが多かった。APACとは日本以外のアジア圏を指し中国も入ります。が、いまではAPAJと言うことも多くなった。Japanがもう独り立ちしていない。しかもそのAPAJの本社は日本ではなく。。。中国、香港、シンガポールであったりする。私が以前勤めていた会社は日本子会社を中国子会社の下に付けた、つまり日本の子会社は孫会社に格下げになった。。。こんなことが実際に始まっているのです。経済力は確実に落ちています。2050年(すぐやってきますよ)には世界的にも上位10位にはもう連ねることすらできないとも。 どんどん国力が落ちていく頃に今の若い世代が老いていくのです。介護どうします? アジアの国から来てもらう。。。なんて そのころ中くらいの国力になった日本に来ると、本気で思っているのだろうか? 賃金、払えないと思いますよ。無理。 ロボットを頼る? 高額すぎない?

ほら、 真剣に将来を見据えて 考えて、行動することなのです。

とこんな話をすると うるさい爺 となるようですが、以前銀座のクラブで話したら若いホステスさんたち、皆、とても真剣でした。彼女ら、とても賢く、一生懸命考えているのです。話が真剣になってくると背筋を伸ばして聞いていたし、沢山質問をしてきました。

ハラスメントと差別

シリコンバレー、いや合衆国に来て以来一番沢山受けた社内トレーニングはこの二つです。会社を変わるごと、まず最初に受けるトレーニングはこの二つだと言っても過言ではありません。

毎年再度トレーニングを受ける必要がある会社も多いのです。また昇進やその他でいわゆる部下ができたといった場合、その都度そのポジションに見合ったトレーニングを受けることも多い。これは小さな会社、大会社、上位のポジション、スタッフレベル等に限りません。

だから差別や、ハラスメントはないのか? いいえ、やはりもちろん あります。

数はちから、 以前書きましたがエスニックグループを作りその力を大きくしていこう(影響力を高めよう)とすることも多いのです。

日本人はあまりそれはしません。 村根性丸出しなところがあり、同胞、同国人だけでは仲間入りさせない。。。また、”おれは一人で頑張って来たんだ。お前もひとりで頑張れ”とあまり分け合うことはしませんね。 それが海外で日本人を弱くしてしまっています。 

で、ハラスメントですが

それくらいのことで、

さけの席だった、

だとかいった考えは全く通用しません。 日本はハラスメントにとにかく緩い。許されると思っている爺が多い国です。そのまま、日本から出てしまうととても危険です。

例えば、若い女性社員にXXちゃんと。。。 これも立派にハラスメントになりうるのです。 同じ日本人だろうも通用しないと思っておくことなのです。

 

差別も気を付けることです。履歴書に写真を添付しないと書きました。面接などで個人的なことは一切聞かない、話さない、は鉄則です。20年以上も前ですが日系会社の現地社員として働いた際の面接で、赴任で来ていた人物に個人的なことを質問され、:答える必要なないと思います。と返答したらびっくりしていました。 後でそのことを人事担当の人物に伝えたところ、今度はその人事がびっくり。だって、もう私を不採用にすることは不可能になります。仮に不採用にしたら? 州政府に訴えるかもしれない。会社に勝ち目はないのです。その人物は適切な面接にあたってのトレーニングを受けていなかったのでしょうね。日本では差別やハラスメントにつながることを平気で質問する風習、習慣がありますが 全部 だめ。

遥か昔、私が中学生くらいなころ、”日本人は白人待遇だから。。。” といったことをテレビで見たことがあります。父に聞いたらその当時オーストラリア、南アフリカなど白人と有色人をはっきり区別していましたがエコノミーが大きくなった日本は経済的につながりが大きいので白人待遇(つまり有色人種が入れない場所などに出入りできる)。それを嬉しそうに話していたのですね。

ばっかじゃない

とその当時から思っておりましたが未だにその傾向が残っている。 

世界は広いです。色んな人がいます。 そんな世界で一緒にやっていこうと思うなら、こうした差別はハラスメントを自分の日常生活から、習慣としない。

それには 友人を沢山もつことです。

 

卑下しない

以前誇張ということで書きました。

人は誇張するのです。以前書きましたが人生は

セールスの場。

セールスって、商品、サービス、会社を誇張宣伝するのです。 自分の会社を卑下する人はいません。 

でも、日本では卑下は美徳のような感覚が残っていますね。 滅相も無い、私なんかまだまだ。。。

この発想は他国ではあまり伝わりません。ほめられたら、Thank You の世界なのです。それで良いと私は思います。 何かくれると言ったらその曰くなどがしっかりしているのであれば、それも Thank You。もちろん、見返りを求められるなどありますからその意図、曰くはきちっとしておく必要はあります。 滅相も無い、よりありがたくもらうほうが良いんです。

 

自信のない、自己完結での自信なさも、

1. 自信あるくせに卑下する様にふるまう。

2. やっぱりだめだと初めから自己完結する

どちらも ある意味 卑下ですね。

誇張のBLOGで書いたし、有名なフランク シナトラ氏の18番でもあるマイウエイの歌詞にも出てきますし以前からBLOGでも書いてますが

チャンスが来たら、逃すな

準備出来ていようが、実力が有ろうがなかろうが、とりあえず逃がすな

とあります。

これは人生で重要なのですが、

映画などでは逆なことも良く出てきます。それは、実力あるくせにそれを引けらさない。でもある時その実力を見せる場がやってきて、 あいつ、あの子実はすごいんだ。。。と

んん、良い話なようですが、私は実力以上の誇張をして何うかチャンスを得てそのチャンスをものにするべく非常な努力をした、と言うほうが実は その人がより大きくなる機会につながる

と思っています。 あいつ、すごいんだというのはもうそれができる力を持っているわけですがある意味、それ以上伸びたわけでは無い、つまり成長が止まったとも取れる。

自分で自己完結して諦めるのはある意味簡単。 結局挑戦しないわけですからね。 卑近な例ですが私は学生時代、高校から大学院卒まで、付き合った女性はいません。女友達は沢山いましたよ。でも付き合ったわけではない。 自己完結してそこまでだ、と思ったわけですね。まあ、これについては働いてからもあまりかわってはいなかったですがね。挑戦は足りなかった。

歳をとり最近はそんな女性に出会うことはありませんが、もし出会ったら? 

 

年期を重ね今では人に機会を与えられるような世代になっています。

日本の私から見て若い人たちと話をするような機会もありますが、話を聞いて適当に質問するのですが、 何か機会を下さいとか、XX考えています、機会をえる助けをしてほしい

と言ったことは聞きません。

かたや他のアジア圏の国やイスラエル、そんな話ばかりです。以前書いたと思いますがコンファレンスなどにでて休んでいると学生などがやってきて話のきっかけを作ってきます。それも大学2,3年生だったりする。まだ何も勉強らしきことをしたわけではないのですがインターンシップはあるのかとか、果てはどんな勉強をしたら私が働いている会社(コンファレンスでは普通バッジをつけているのでわかります)などで有利になるのかなども含め。 誇張だらけの履歴書を沢山もらいます。でも、それで良いんです。それで機会を得られたら一生懸命その機会をものにするべく働くことを知っていますから。

チャンスは沢山あるのですが、 独りでやってはこないです。 見つけ出す、

それには 

自己を 卑下しない。

自分はいつも 自慢するんです。

 

大学の役割

大学関係者でも、教授職でもないのでこんな大それたことを書いてよいのかと思いましたが、先ごろ還暦(60歳)を迎え、還暦過ぎたらまあ、良いのではないか、と勝手に自己判断をして。

私は大学を明確に3つの段階に分けて考えています。 学部、修士、そして博士課程。

研究 と言うのは 私には博士、そしてそれ以降。 それ以前は? 学科の勉強と社会実践のシミュレーションの場

ととらえています。卒業論文を書くじゃないか?といわれそうですが学部、修士課程、その卒業論文に追われるくらいなら私は、個人的な意見ですが、もっと勉強するほうがよいと思います。アカデミックに将来進んでいくというのであれば別ですが、大半の学生はアカデミック以外の道を歩みますね。

なぜか?

もう企業には”育てる”だけの余裕はない。私は”育てる”企業に最初から関係していないので何とも言えませんが入社させて配属を後で決めてそのあと会社があれこれ育成する、これはもうは日本の企業体力がありません。実践で使える人材を求めている、例え卒業すぐでも。

終身雇用が無くなっていくと増々そのスピードは上がっていくでしょう。

私は日本にある日本の会社はあまり存じませんが、いわゆる新入社員、世界的には即戦力と期待されています。OJTはあるにせよ、入社して半年は教育期間だとか、そんな考えはないわけです。会社に入ってから勉強というのは無いわけです。また、誰かが自分の仕事(配属)を決めるわけでもない。採用は基本的にポジション毎、ですから私は入社とは言わず就社と言っています。入社して、配属される。。。は無い。ましてや80年代、90年代の日本のようにほとんど関係ないの無いようなことを社内教育の一環だということでさせるということも就社の原則ではありえない。 

 

というわけで私は大学も姿を変えていく必要があると思います。教員もいわゆる学校を上がりそのまま研究職に就いたようなスタッフだけで良いのかも考える時だと思います。アカデミックな世界はいわゆる実世界とは異なる。以前読んだBLOGにある著名な大学教授が教え子(女性)に実社会を教えるためとか称して銀座のクラブに同伴させたといったのを見ました。私には完全にずれているとしか見えない。銀座のクラブがその教授には実社会に映ったのか。。。

私は仕事柄(日本以外の)大学とも随分関係を持ってきましたが大学教授たち、とにかく実社会に興味あり、学生を送りたがっている。インターンのみならず、1セメスター程度の研究(共同研究)、研究と言っても大それたことではないですなどなど。インターンに学生を送り込んだらインターン終了後には共同研究の可能性を必ず持ち掛けてきます。これで普通なのですね。アドバイザーと言いますが学生の卒業後の手助けをしているわけですが、こうしたことをきちっとする教授はやはり人気があります。 人気あるところ人材集まる。これは企業だけに限りません。 以前私が働いていた会社でアドバイザーをしていた教授(著名なテキストブックを執筆された有名な方)が教授はマネージャ、良い研究をみつけ、チーム(人材)を集め、そして資金(研究にはお金がかかります)を調達することが大事だ。。。 つまり自分も研究に関わるけれど、チームを作るのが役目、と言っていました。私の居た開発部門にはかれの卒業生も一人エンジニアをしていましたよ。良い学生を企業に紹介するのも大事なことなのです。実際アカデミックに留まらない学生が大半なのですから彼、彼女らの卒業後のことも大事です。はるか昔私が学生だった頃、自分の研究発表のために学生の企業面接を断念させたりと言ったことをした教授(日本)がいましたが私はその研究、どうでもよいような発表だったに違いないと思っています。一人の学生の将来と交換できるとは到底考えられません

翻り学生は学生の間に十分学んでおくことが必要です。親の代だと企業が教育をしてくれたのかもしれませんが今は違う。実社会での経験も必要ですが実社会なら学生の間は特に日本という小さな環境下にとらわれる必要はないはず。日本の常識、どこまで通用するのか?なども体験するのも良い経験となりますね。

写真はスイスはチューリッヒにある大学のキャンパスで。ここにはとても優れた研究チームがいます。実社会との接点も豊富でチェコに行ったついでに寄りました。

 

入門と集中

以前根を張る日本の雑誌などをタイトルに書いたことがあります。

日本は入門天国、いや入門が多い国なのですね、外から見ていると。 書店に行くと入門書なるものが溢れかえっています。ちょっと話題になるとあれよあれよという間に似たような入門書が書店にあふれかえる。ページ数少なく、字も大きめで、かつ余白もたっぷりあるような書になると書店で15分も立ち読みすれば読み終わる。

前にも書きましたが入門程度では仕事にも、勉強にもなりません。 入門書はとっかかりを作ってくれますが(たぶん)、そこから初めて勉強、経験するだということを忘れてはならない。 入門書だけで分かった気になるのが一番よくない。

武道をたしなみますが基本的に武道は有段に至るまでは入門です。3か月程度のお試し(例えばカルチャー教室などでも武道らしきことを教えたりしますね)をやってみて、あーだこーだとブログで書いてあったりします。4つほど違ったスタイル(武道)を試してみた結果、、とか。。。

勉強も同じです。数学が役立つと書きましたが勉強するならある程度以上のことまで勉強することが大事です。そうすることで自分に役立つ実力になります。 外国語の習得はわけても集中が大切です。毎日使う(勉強する、特に単語)、30分は勉強する、など忘れがちになりますがそれを1年なりでもずっと続ける。時間を取れなかった理由はいくつもできるのですが2日も忘れると止めてしまいます。

入門を終えたら、そしてそれが自分にとって役立つ、面白いと思ったらとにかく集中してしまうこと。

集中していますか? 入門(書)だけで分かった気持ちになるのが一番よくないです。そこからが大変なのですがね。

 

危機感

シリコンバレーはハイパーテンションな地域です。 巨大企業と言えども常に競争しあっているしその競争はとても過酷です。

私が今働く会社のモットーは

MOVE FAST

危機といえば、別に企業間だけでなく

ー国際政治。 国家間の覇権争い

ー環境、 エネルギー問題

ーテロ、セキュリティー

ー社会問題(今、合衆国はとても揺れています)

など、色々あります。

 

危機感を持っているだろうか?

先日日本国が発行している統計資料をみました。夫婦二人に子供一人の家族の平均年収590万。税引き後の実質収入が450~490万だそうです。そこから生活費、家賃、子供の教育費などを引き出し、最後に金融純資産増が出ていましたがなんと月あたり12000円。年200000円以下。 これはあまりに少ない。60歳定年時の貯蓄が600万円そこそこだと聞いたことがあるのですが、さもありなん。 大手企業など、今でもまだ退職金をくれるようですが普通社員で1500~2000万程度だそうです。仮に2000万として2600万。 多いですか? 以前書いたと思いますがめちゃくちゃ少ないですよ。ギリギリな生活になります。 年金がある? 日本の年金額は少なすぎ(私がもらうはずの年金額は日本の5倍ありますよ)。

でも生活できるよ。。。 ちょっと考えてみましょう。 2030年の予想ではアジア圏のGDP、GNPで見た国力は 中国、インド、インドネシア、(トルコ)、そして日本の順。トルコをアジアに入れるかは意見分かれますね。2050年では 日本の前にベトナムはまず入るそうです。ひょっとするとフィリピンも入る。 つまりアジアでも日本は普通な国力になるのです。 まず人口が減りますからね。もちろんGDPなので一人当たりの平均収入などは違った順位かもしれませんが国力あがると基本一人当たりの収入増え、賃金も上昇します。 さてそこで、今の40代がいわゆる老齢になる20~25年後、今の老齢者のように介護も必要になるでしょう。でも若い世代が急速に減っている日本、どこに介護者いるかな? いないね。どうします? ロボット? 無理だな、ロボットには。 アジアから来てもらう? 無理だな。 賃金低すぎてきてくれないでしょう。他のアジア圏、特に中国も必要になるでしょう。 賃金上げようにも貯蓄額少なすぎて無理。 これは統計にも出ています。この20年でいわゆる平均年収、日本は下がっているのです。つまり今の日本人が使えるお金は20年前と比べると少なくなっているのです。あまりそうした国はないですよ。そうした国に外から人が来ることはあまり期待できません。国家もぜいしゅうが減るからあてになりません。

 

危機感を抱かない? 

家族ではなく個人の平均年収についてはこちらのリンク。平均実はあまり役だちません。メディアン(中央値)はこちら

エンジニアの収入を見てください。この数値ではシリコンバレーのみならず、合衆国のほとんどどこでも、いや、いまや中国でも優秀な人材を確保できません。 東欧の国々、今現在300万円前後なのですが急速に給与が上がっています。ヨーロッパのみならず合衆国、中国の企業がどんどん進出しているらかです。博士率も高く経験は少ない(機会が少なかったから仕方ないです)ですが優秀な人材は沢山います。このままではいずれこれらの地も日本より高くなるでしょう。

じゃあ、相対的に日本は安くなる? 安くなるのですが新しい技術に触れていないと価値あるエンジニア、というわけにはいかなくなる。 そうすると、 極論を言うならいわゆる下請けになります。 そんな状況、想像できますか?

ひと家族あたりではこちら

また日本国政府統計資料もよく精査してみると実態がわかります。

危機を抱いたら? まずは私のこのBLOGの過去の記事を読む、 から始める。 と最後は宣伝でした。

 

 

転機

最近あまりアップデートがありませんでした。 休んでいたわけではなく、別BLOG(似たような)のこちらはずっとアップデートしています。別サイトの方がなぜか訪問者が多いからなのです。写真もないし私としてはこちらのBLOGに力を入れていたのですがね。。。

さて、転機。 

コロナウイルスだからというわけではないですが21世紀に入り今は転機の時です。

転機な時はチャンスあり。ビジネスもですが、エンジニア諸氏、私もその一員ですが、とても大きなチャンスがあります。

―半導体

ーAI

ーEV,電気自動車

ーエネルギー、環境問題

ーセキュリティー

ーコミュニケーション(5G,6G)

―宇宙

ーバイオテクノロジー

どれを取り上げてもこれからの5年、10年とても大事です。

しかも事は国家の覇権に関わることにまでなっています。言うまでもなく中国とアメリカ、 西側と中国そしてロシア、西側とアラブ、G20とそれ以外、 インド、アジアと西側、どんな形にせよ、国家をかけての話になります。

こんな時期は実に第2次世界大戦以後初めてではないでしょうか? 戦後日本は国、民間を上げて投資、集中した。それが戦後の日本を作ったわけです。

今、その流れに周回遅れになりつつある日本。以前にも書きましたが80年代後半から90年代前半、世界の半導体を牛耳った日本、今ではトップ10にその姿を見ません。ソニーは世界ブランドだった。今日本以外でソニーというとゲームか映画の会社だと思っている層もいます。もうブランド力はほとんど残っていません。自動車でもトヨタを始めこれから下降線を進むでしょう。EVでは完全に出遅れています。自動車はこれから先よりローカル化が進むと思います。中国は中国ブランド、アメリカはアメリカブランド(例えばテスラのように新しい会社がどんどん出来ている)。元々市場がとても小さい日本は輸出するしかなったわけですが輸出は減っていくだろうと思います。極論を言えばトヨタが生き残るには本社を国外に出すこともありうる。日本市場だけではもちません。

だが、物は考えよう。エンジニアは以前も書いたのですが世界どこでも働けるのですね。ライセンスが必要だったり法律が壁になることはありません。自分の知識、経験が資産。

この転機をどう生かすか、私は私のBLOGの根幹をなす、

広く視野を広げる。

自ら経験する。

が糸口だと思います。

しかも、コロナの影響をうけたこともありますが人材を求めて、リモートワークも進むという昨今、以前も書きましたが人材を求めて会社が移動している、リモートを入れてそのサーチ範囲を広げている。

そんな中、どう機会を見つけ、活かすかで将来に大きく関わってきますよ。

とあと2週間で還暦を迎えるのですが未だに現役のエンジニアをしている私から若いエンジニア、学生にメッセージでした。

 

欲 持ってますか?

人類の発展は 欲が原動力でした。権力欲、知識欲、富に対する欲、食欲、生命欲(性欲)、などなど、色んな欲がありますね。

欲は時として社会を良き方向にも悪い方向にの進めてしまいます。自分の欲望のためにだましたり、利用したり、強奪したりと言ったことも歴史を見るまでもなく、今現在でも毎日のように見受けることです。

だから、欲望など持たず過ごすのが良いのか、というと、私はそうは思えません。人間を動かすのは内なる欲望が必要だと思います。たとえそれがボランティア活動であっても。

とこんな大それたことを書こうと思ったわけではないですが欲は大事。以前についても書いたのですが、夢を夢のまま終わらせるか、実現させるか、その違いは 欲  夢を実現させようとする 欲 があったか、無かったかにつきると思います。

昔の青春ものドラマなどで、

君たち、夢はあるのか? 意欲はあるのか? 

なんて先生(高校が多い)が生徒に語り掛けますが 私は

欲望がないのか?

と言うんです。

高きに至ろうとする欲望ですね。

そんな欲望は人をだましたり、利用したり、陥れるような行為にはいたりません(なはず)。ではなく、自分の夢を実現させる、そんな欲。

一人では中々難しい。だから同じような欲望を持つ仲間を見つけて、一緒に

仲間がいない?

還暦まであと一か月ですが私はあなたの仲間になりますよ、もし私の欲望とあなたの欲望が相関関連を持つなら。

歳をとっても欲望は無くなりはしません。増々欲望が増えていくように思います。

時間について

これまで時間について2度書いてきました。それ等以外でも折に触れ時間について触れています。

なぜか? 私がもう還暦まで2か月足らずになっているから。。。

時間についてあれこれ考えるからです。ステファンホーキンズ博士の著書 A Brief History Of Timeや私が趣味のようにする時計関連のこんな本を読むにつれ時間についてはあれこれ思いを巡らせます。

そんな時間ですが

ー人間、時間だけは後で使うことができない。時間は貯蓄できない。経験、知識、お金、人間貯めることができるしお金などある程度貯まると無くならなくなるのですが、時間はどんどん無くなっていく(以前のBLOGでこれについては書きました)。時間は使うようにできている。

ー人間歳をとるほど忙しくなります。もっともある年齢を過ぎるとそうではなくなるそうですが60になりかかった私、若いころよりずっと忙しい。若い時ほど実は忙しくないのです。人生に忙殺されないのは若い人の特権。30歳、忙しすぎると思いますか?40になったらもっと忙しいですよ。つまり、若いうちが時間があるのです。使える時間という意味で。

ー時間は中々あとで取り戻すこともできないです。 あの時XXXしておくんだった。。。 今できるか? 私の経験ではそのほとんどはできません。体力がないから? いいえ、忙殺されることが一番の原因です。

こんなこと、両親などから何度も聞いているかもしれないですね。それでもここで書くのは 還暦を迎えるにあたり、何が欲しいって、自分がやっておきたいことをやる時間です。還暦を控え私が50歳になったときに書いた100のこと(100のしたいこと、ほしいこと)リストを見てみました。100もの項目を探し出すだけで大変だった、欲がないああとあの時つくづく思ったのですが、さて10年後、どうなったか? 実にわずか30程度だけ、その項目を消すことができた。その30のうち12項は今ではもうどうでもよくなったから消したのでそれを差し引くと20程度です。 70程度の項目は今でもどうでも良いことではない内容。70もあるのか。。。と唖然としたのです。

理由は、なんとでも付きますが忙殺されたから? いいえ、以前かきましたね、邪魔くさい、自分の怠慢です。邪魔くさがり、人はそう出来上がっているんですね。

時間を楽しむ。 楽しく時間を使う。 有効に時間を使う。 自分の時間を楽しく有効に使う。時間を楽しめ、とこの広告は言ってますね。

投資の本

何度が書いている話題ですが今回はBOOK紹介の一環として。もっとも投資の専門家でもなければアクティブに投資を継続しているわけではないので株式投資などをここで触れるわけではないです。

これも何度も書いていますが学校で習わないことのトップ3はというと、

1.お金、資産(投資、借金すべて含めて)のこと

2.政治(国家政治というより生きていく上で必要となること、例えば交渉も政治の一環)世の中の仕組みとも言えます

3.人を見る目

でしょうか? いずれも社会に出て初めて出会うということが多いです。学校は守られた組織。もちろん学校も組織ですから校内政治なども多々あるのですがでも限られた範囲内でのこと。

先生、何も教えてくれないでしょう?それがたとえ大学(学生はもう大人)でも誰も教えてくれない。学校の教科で実社会で役立つものは実はとても少ないのです。強いてあげるなら言語(日本語を含む)と数学でしょうか? 体育や美術の方が社会や理科よりずっと役立つことを社会に出て知ったりします。

その中でも投資、いやお金の話、大人は子供にしないことが多い。大人もよくわかっていない人が多いのが一つの原因ではあるのですがお金は社会に出るととても重要なことがわかります。若いうちは何となく過せてもいずれ、20代後半にもなればお金はとても現実味を帯びてくるのです。その時期を通り過ぎてしまうと後々の人生をお金で苦労するようになります。お金は人生を豊かにできますが人を苦労させることだってできるのです。だったら人生を豊かにしてくれるようにお金と関わるほうが良いに決まっています。

お金は本を読んだだけではわかりません。自分で実践していくしかないのですが何も知らないまま実践したのでは効率は悪いし誤った方向に進むこともあります。ですから

1.早いうちから実践する。

2.実践するにあたりよく勉強する。

実践や勉強するにあたり、当たり前ですが 

 ”他人はあなたにもうけ話を持ってくることはありません”、

 ”あなたをもうけさせてあげよう”という人は居ないんだ、

ということをしっかりと念頭に置いて実践、勉強することが大事です。他人はあなたから儲けたいだけなのです。 その他人が銀行、投資会社でも、結局は銀行はあなたから儲けたいのだ、ということをしっかりと理解しておく必要があります。それと、これはよく聞くと思いますがお金の貸し借りは個人的にはしないこと。たとえ親兄弟、友人で会ってもまず、借りないこと。貸すのはやめてどうしても助けたかったらあげること(つまり返してもらうことを期待しない)。どうしてもお金が必要で借りる必要があるなら銀行で借りる。でも銀行は借りたい人には貸してくれないのです。借りたくない人には貸したい、そんな組織です。借りたい人は返せなくなる確率が高いからなのですよ。

お金を借りるのは基本的に物を買う、休暇に使うために借りてはだめです。もの、唯一の例外は家。車などの嗜好や休暇のために借りるのは、それがたとえ直近のボーナスまでの間であっても借りない。ボーナスだって実際にもらうまではまだ自分のものじゃあないのです。

とにかくお金、自分の資産については大学生になったら始めると良いのです。早すぎることはありません。

資産を作り始めたら増やす方法を考えていく、リスクを分散させる方法も考えていく。増やす、に関して、複利の話を以前しましたが利率がゼロなら30年置いておいても一切増えないのですから複利を有効につかうにはどうしたらいいかなどを考えるようになります。 リスクも、株式投資だけだど市場の急激な下落で一気に資産を失う可能性があることを以前紹介しました。株価が半減してしまったとして、その後年率10%で持ち直したとしても元の価値に戻るには何年もかかるのです。半減するのは一瞬なのですよ。そうするといかにしてそんなリスクから守るか、についても学ぶはずです。私は株式、債券、不動産、貴金属、現金などにわけて所有しています。その割合がをどれくらいにするといいのか、など考えるようになります。

友人の中にはもう投資のプロに近いエンジニアもたくさんいます。ただ、彼ら、どこにどう投資すると良いのかについては教えてくれません。ケチだから? そうではなく、投資には危険もある。責任を負うことはできないし仮に投資で失敗すると友人関係にも影響します。ですから基本、お金(資産)は自分で勉強して自分で実践するのですよ。どれだけの資産があるかなどは他人には言わないことなのです。

さてそんなことから始まってぜひとも早いうちにきちっとした資産づくりの勉強をして実践を始めてください。先ほども書きましたがお金は人を幸福にする手助けになりますが、同時に人に苦労をさせることもできるのです。幸福になる手助けになるように資産を増やしていくことは人生でとても大切です。

 

 

 

Random Walk。。。の著はとても知られた本です。私が投資を始めたかれこれ20年ほど前、ちょうど合気道で知り合った人から借りた本でその後自分でも購入しました。この本と株式投資で世界一の資産家になったBuffettさんの本が私の株式市場に関しての参考書になっています。日本語にもなっているので参考までに書店で見てみると良いかもしれません。

還暦近いということはそろそろ老後。老後のことを考えていた時、ライフコーチとしては世界的に著名なトニーロビンさんの本を書店で見かけました。非常に簡潔に書いてあります。その中で見つけたいくつかの金融商品に興味を持ち、それをよりよく理解するために著の中でも触れられていたのでファイナンシャルアドバイザーを見つけ一緒に資産の分配をしました。ファイナンシャルプランナー、アドバイザー、実はお金持ちになる前が重要なのです。しっかりした人を見つけると良いですよ。もっともその人物がある組織(例えば銀行など)に雇われている場合、その組織の金融商品を薦めるでしょうからそこはよく理解することが大事ですが。