辛口な現状確認
今日は、非常に辛口になりますが現状確認を、とても辛口ですが、書こうと思います。
1. シリコンバレーを含め合衆国、少なくともハイテク産業の仕事は人材不足。特にソフト、半導体、AI, バイオですが、暗号、電池(素材)、宇宙、EVなどありとあらゆる分野。 日本人は仮想敵国でもないので実は知識と経験があれば職は沢山あります。 いつも書いてますが私は優秀なエンジニアを常に募集中。イスラエル、中東、他のアジア圏でも人材は常に募集中ですよ。特に中東。半導体などにとても力を入れているんです。知らない人が多いんですがね。エジプトは2050年には日本よりGDPは大きくなると現在予想されています。日本は上位10にはそのころには入っていません。
2.しかしながら、職、例えそれが大学生のインターンシップであれ、日本人の姿は圧倒的に少ない。アジア圏の中では最下位に近いと想像します。引きこもり状態になっているようす。
国力が落ちてきていると何度か書いているのですが 嘘だ という人が大半。 調べもせずに雰囲気で言っている。まあ、政治家までがそうだから仕方ないのかもしれないですが、
ー新卒の初任給。35年前、まあ、私は外資だったので大体10%程度日系企業より多かったのですが、今の学生の初任給と私がもらった初任給はほとんど変わりません。つまり所得が停滞している。この5年ほどで見ると平均もメディアン値も所得は下がっているのです。所得が下がっていく国が国力をあげることはありません。 今こちらでは最低賃金を15㌦にするという話が出ています。30年前、日本のマクドナルドでアルバイトをすればアメリカのマクドナルドで働くより賃金は多いと言われた。今は逆です。日本人は 安い。 エンジニアで言うなら、なんども書いてますが中国でエンジニアを雇うほうがもう高いのです。 信じない人が大半です。私は中国の会社が日本に下請けに仕事を出していることも知っています。理由は 安く済むからです。
-そんなことをいうと、 銀座など、とても栄えているところ上げてを必ず反発されるのですが、あれは富裕層ビジネス。 富裕層ビジネスはどの国にもあります。超富裕層1%、富裕層5%、そこそこの富裕層5%、総計大体10%前後が富裕層だそうです。日本の労働人口大体5000万。その内、いわゆる引退後の労働人口などを差し引くと2800万程度でしょう。銀座が狙うのは上位6%の富裕層と海外からの富裕層旅行者。それだけで富裕層ビジネスは十分成り立つのです。広く浅くというアマゾン商売ではないからです。もう庶民は銀座などにでてその雰囲気だけを経験するようになっています。まあ、経験できるだけでも羨ましいのですが。私の住むところは以前も書きましたが 郊外。地方にもそうした富裕層はいます。そんな富裕層を狙ってブティックが出来ています。
ーカリフォルニア州から税金などを嫌って本社を移転する企業も出てきました。その急先鋒はテスラとオラクル。以前書きましたが日本は企業の本社機構を今後日本国外に移転していくでしょう。 日本国内に市場が少なく、労働者も少なくなる。国家財政を考えると国民からの税収は減る方向です。となると企業からの税収たのみ。税金まで上がるとなると、日本に本社を置く理由は完全になくなる。。。日本の組織が子会社化していくと私は予測しています。私は90年代後半に日系企業のシリコンバレー子会社で働いた経験があります。当時そうした日本人を現地採用と言ったのです。赴任で来ている日本人が上位で現地採用は下、という決まりになっていました。赴任でやってくると係長でマネージャ、課長でダイレクター、部長で副社長、部長以上だと社長もしくは研究所長と言った地位でやってきます(一つずつポジションがあがるのですね)。私は現地のマネージャとして雇われたので日本から見ると係長クラスとなります。これが逆転することにもなります、仮に本社機構を海外に移転するなら。それに備えることも必要です。
まるで将来を予想するようなものですが、既に2030年には日本はアジア圏ないでの経済力的な大きさは今以上に劣化すると言われています。以前書きましたがいわゆる外資系企業、90年代、2000年前半、APAC, JAPANとアジア圏と日本を別にしていることろが多かった。APACとは日本以外のアジア圏を指し中国も入ります。が、いまではAPAJと言うことも多くなった。Japanがもう独り立ちしていない。しかもそのAPAJの本社は日本ではなく。。。中国、香港、シンガポールであったりする。私が以前勤めていた会社は日本子会社を中国子会社の下に付けた、つまり日本の子会社は孫会社に格下げになった。。。こんなことが実際に始まっているのです。経済力は確実に落ちています。2050年(すぐやってきますよ)には世界的にも上位10位にはもう連ねることすらできないとも。 どんどん国力が落ちていく頃に今の若い世代が老いていくのです。介護どうします? アジアの国から来てもらう。。。なんて そのころ中くらいの国力になった日本に来ると、本気で思っているのだろうか? 賃金、払えないと思いますよ。無理。 ロボットを頼る? 高額すぎない?
ほら、 真剣に将来を見据えて 考えて、行動することなのです。
とこんな話をすると うるさい爺 となるようですが、以前銀座のクラブで話したら若いホステスさんたち、皆、とても真剣でした。彼女ら、とても賢く、一生懸命考えているのです。話が真剣になってくると背筋を伸ばして聞いていたし、沢山質問をしてきました。