台湾 Part1
台湾、ああ台湾。 日本を除くアジアの国、私は仕事も含め、韓国、中国、台湾、マレーシア、タイそしてつかの間のシンガポールに行ったことがありますが台湾は一番好きな国です。 なぜか?
ー親切。 とにかく台湾人は親切。
ー食事が美味しい
ー大切な友人がいる
台湾の人々はとにかく親切なんです。中国語を話しますが(当たり前か?)、大陸中国人と違いとてもソフトに聞こえます。これは大陸中国の友人が皆言うことですから真実なのでしょう。しかも台湾では大陸中国でのような殺人的なスケジュールを一度も経験しなかった。国が小さいからというよりこちらを気遣ってくれているのです。同時にやはりビジネス第一。この感覚はやはり鈍らない。
食事は美味しい。中華料理は出来てすぐ食べると特に美味いですね。台湾風中華(大陸中華)もありますが台湾料理が美味しい(当たり前ですが)。私がしたくてまだできていない台湾経験に台南にまで出かけて行って本場の台南料理を食べることがあります。我が家の近くに台南料理の店があります。オーナーシェフは台南出身なので本当に台南料理なのでしょうが本場はどんなものか知りたい。残念ながら出張で出かけると台湾は台北と新竹と決まっております。 新竹の方が多いです。台湾のサイエンスパークがありテクノロジー関連の本拠地です。TSMC, Mediatek, Phisonを始め世界的に知られる会社が軒を連ねています。サイエンスパークは税金の恩恵があるそうでこれらいずれも既に巨大企業なのですが本社を移さないですね。新竹は働く町ですから食事に期待するのも。。。なのですが、台湾にいた同僚(彼、彼女ら)、いつ行っても新しいレストランを探してあり皆で出かけました。彼ら自身食べることが好きなのです。私はアジア人(当たり前か)でアジアの食事ほとんど全部大丈夫。あの当時のUSAの同僚(いわゆるアメリカ人やインド人など)とアジアに行くと食事で困ることがありましたが一人で出かけるときはどこにでも行くことができ食事は楽しかった。色々と試すことができますからね。出張の楽しみは食事です。内臓料理などアジア人だけでないと中々行くことはできませんよ。また日本の新幹線を導入した高速鉄道に乗れば一時間もたたずに台北です。台北には台北101という高層ビルもありますが台北には美味しいレストランが沢山ありよく仕事後出かけました。お昼に飲茶したいと言ってあったら台北で顧客ミーティングを予定してくれたことがあります。台北に美味しい店があるのです。普段は本社のある新竹でミーティングしていたのです。どうも私がその店に行ってみたいと言ったことがありそれを実現するために図らってくれたのです。親切ですね。相手が台北のオフィス(私どものオフィスでなく相手の台北オフィスです)まで出てきてくれたわけです。日本でも中々こんなことはないですよ。顧客と一緒にその店に行って食べました。そうそう接待はというと”相手が”していました。わいろ?にならないようにこちらの接待ではなくいつも相手が支払ってくれていたのですよ。台湾の同僚にずっと後で聞いたのですが”自費”でした。つまり経費にしない。いずれ一度こちらが自費で接待したいと思っていましたが出張で台湾に行く機会はほぼなくなりました。またいずれ。。。
その台湾の元同僚二人(友人)とはもう10年以上の関係です。小さな国なのでわずか二人です。顧客数はとても多かったですが大きな3社をカバーすれば年次ゴールは達成できていたようです。セールスはコミッションですからその3社にPLUSしていくつか取れれば大きなボーナスになります。ある歳、運よくそれまで何度も訪問していた大きな会社が技術を採用してくれたのです。しかも台湾のアカウントではとても大きな商談になりました。当然ながら彼らのコミッションは跳ね上がります。同僚の一人はそのコミッションを元にメルセデスベンツのAクラスを購入しましたよ。一度空港まで迎えに来てくれたことがあるのですが、Aクラス、自慢ですね。その出張時、皆でお祝いもしました。料理はとても有名な北京ダックのお店で山の中腹にありました。5年越しの挑戦だったのですがあの年あの会社たまたままとまった予算があったのですね。そうするとAクラスが買えるほどのコミッションにもなるんですね。
台湾では昔ながらの漢字を使っています。中国は簡易書体になっていて一瞬ではわからない文字にも出会いますが台湾は旧書体の漢字で日本人にはなじみやすい。ですから日本人は台湾発行の新聞を読むことができます。中国ではミーティングでてこずると中々抜け出れないこともありますが台湾では話がてこずったら白板に漢字で書いたりもしました。相手も漢字を書いてきます。”奥の手”なのですが緊張が解けたりすることもありました(親密感がでるからかな?)実際には顧客とのミーティングであまり言語に困ることはありませんが、街を一人で歩いていても大体のことがわかります、字を見れば。 でも、字を共有するのですが日本語の意味と中国語の意味が同じとは限らないので注意も必要です。とんだ誤解を招くこともありますからね。
親切といえば、China Airlines。ややこしいことにこれは台湾の航空会社です。Air Chinaは大陸中国。混乱します。台湾出張ではよく日本にも寄りました。事実最近の5年ほどは日本だけの出張は皆無になっていました。日本の実力が落ちて行っているのを肌で感じることができます。以前は日本だけで十分な日程を作れたのです。APACと言う言葉聞いたことがありますか?アジア、パシフィックの略で日本を除くアジア圏の国々を指すのです。大陸中国もその中に入ります。しかしながら今多くの会社ではAPAJとCをJに置き替え始めていると聞きます。JはJapanです。しかもAPAJの本社は日本ではなく大陸中国のことが多い。つまり今のGDPを反映しているのです。中国が圧倒的にGDPで日本より大きい現状、日本の組織は今や中国にあるAPAJの下位組織になっているということです。15年前には考えられなかったことなのですが私個人の出張スケージュールを見ても日本の地位は落ちて行っているのを感じます。
さて台湾から日本、日本から台湾のフライトはほとんどいつもChina Airlinesでした。私の航空券はエコノミークラスのはずなのですが、座席はいつもビジネスクラスになっていました。このAirline SkyTeams(Delta)系列です。私はUnited (Gold以上)、American (Sapphire)なのですがDeltaはこれまでにわずか一度乗っただけ。アップグレードしてもらえた理由が全くわからないのです。でも短いフライトですがビジネスクラスは快適ですからね。親切ですね。人違いをされているのかなと思いますが嬉しい限りでした。
台湾の桃園空港も好きですよ。大陸中国と違い、セキュリティーは無いに等しい。人も多くない。。。飛行機を降りてチェックポイントを全部通過するのに早ければ15分で済んでしまいます。夜遅い便で到着するのでこれはとても嬉しかった。本当にあっという間です。”好きだ”と書いておいてなのですが、帰国の際、搭乗まで空港にいましたがとにかく”寒い”。冷房が効きすぎなのです。もっともこれは空港にかぎらずホテルのロビーも本当に寒かった。冬なら日本にもよるので長袖を持参しますが夏、半そでだけだった時があり、あまりに寒く空港内の店でジャケットを買ったこともあります。空港ではまず航空会社のラウンジで食事をするのですが(台湾ではEVAのラウンジ)、ラウンジ内もまるで冷蔵庫にいるように寒かった。 あれは冷蔵庫内の寒さだった。いらぬ買い物をしてしまうくらいに。。。台北には松山空港があります。小さな空港です。一度だけですがこの空港からJAL便で羽田に行ったことがあります。寒くなかったですよ。この出張は顧客を回るのではなく台湾の同僚に新製品をトレーニングするために行ったのでとても楽でした。つまり遊んだということです。台北にあるライブミュージックのバーに行ったり台北101の展望台に行ったり、台北の夜を始めて歩きました。夜遅くなりすぎて次の日の予定(トレーニング)を昼からにしたりと。。。台北にあるHOOTERSにも行きましたよ。知ってる人は知っていますね。