LA

LA. ロス。 USA一の大都市(人口で)。西海岸一の大都市。ハリウッド、ビバリーヒルズに代表される映画の町でもありハリウッド映画での登場率はおそらく一番多い都市だと思います。

LAはしかしながら映画と観光が一番大きなビジネスというわけではないそうです。良く調べていませんが確かにそれだけでこんなに大きな都会にはなっていないはずですね。

というわけで日帰りになるのですがやはり出張で何度も行ったエリアです。もっとも私はLAというよりその郊外、周辺にあたるIrvineなどの方が多いのですがビーチでしられたSanta Monicaなどにも仕事で行きましたよ。実はLAエリア軍事産業を含めテクノロジー関連も大きなビジネスなのです。軍事? そう、軍事と言えばハイテク。ハイテクあるところ(コンピュータ、半導体、ソフトウエア)ビジネスあり、ですから。。。

軍事関連の場合、セキュリティークリアランスをパスしなくてはならないことが多いです。以前韓国、台湾、中国などでは会社訪問の際のセキュリティーチェックがかなり厳しいことがあると書きましたがこれは一般企業での話。

とは言っても私はほとんどそんなビジネスには直接な関係はなかった。こんな会社に出張で行くとさっさと前半の話をしたらそこからはセキュリティクリアランスをもつ同僚だけが残り私を含むその他は皆仕事は終わり。早く帰りたい同僚はさっさと空港、普通LAX(ロスアンジェルス国際空港)ではなくローカルの空港例えばアナハイムなどを使いました(混雑を避けるため)、に行きましたが私ともう一人の同僚はサンタモニカ、マリブ、ラグナビーチといった海岸沿いの良く知られた高級(?)なエリアで昼食を取ってゆっくりと帰宅したものです。軍事関連の企業は海岸沿いに位置することが多く実はそんな町へのアクセスが良いんです。マリブはハリウッドのスターも沢山住んでいるとかですが一度も出会ったことはありません。ハリウッドスターは毎年開催されるカーメル傍にある有名なゴルフコース、ペブルビーチでのATT トーナメント(プロとアマがでます)を見に行くと何人もプレイしているので会うことが可能ですよ。私はケビンコスナーをそこで見たことがあります。実際に見たのはあの時だけですがスクリーンで見るよりずっとハンサムでびっくりしました。スクリーンでもカッコいいですが実際の姿はもっとかっこよかった。スター(男優、女優とも)は実際で見るほうがおそらくもっとカッコいいんだろうとあの時思いました。

そんなLAですが私の住む北カリフォルニアからは車でも途中休憩を入れて7時間くらい。ですから休暇ではなんども行ってます。LA近郊のトーランスという町は日系企業も集まっているそうで日本人が多く住んでいるそうです。そのおかげでしょうか、日系のスーパーマーケットが大きくてフードコートも充実しています。リトル東京地区もありますがまさしく小さくて中華街(チャイナタウン)とは比較のしようもありませんがあんこが好きな私はそこで買える今川焼やヤマザキパンの肉まんなどが目当てでLAに行くと寄っています。LAまでくるとさぬきうどんの店などもありやはり北カリフォルニアとは日系コミュニティーの規模が違うと感じることもできます。

 

ホテルからみた風景
ダウンタウンにあるインターコンチネンタル。高層ホテルで眺めがとても良いのです。
Walt Disney hall だったかな? 
バスツアーで行きました。丘(山?)の上。ハリウッド、ビバリーヒルズ周辺

LA近郊は北カリフォルニア(サンフランシスコ周辺)とは比較にならないほど観光するところは多いですね。エンジニアの仕事ならシリコンバレーが楽しいと思いますが観光ならやはりLAか? 4年ほど毎年行きましたがそれでもまだまだ訪れていないところだらけ。広いのと交通渋滞で。。。LAは大きな都市ですが電車のサービスはとても非弱です。NYCは地下鉄網が充実していますがLAは以前私の友人が50年代(60年代かな?)に地下鉄を作る計画があったのをデトロイトのBIG3(車)が手立てを尽くしてその計画を破棄させた(車が売れなくなると思ったのか?)とかどうとか(事実は知りません)。最近は少し地下鉄もあるようですがNYCのように地下鉄と郊外にでる電車(例えばセントラルステーションなど)がつながっているわけでもなく移動はどうしても車になります。Freewayはいつでも大混雑です。私はそれでもCar Poolレーン(複数の乗車した車だけ通れる優先レーン)があれば使えますがそのレーンも渋滞時間になるとやはり混みます。Freewayとあるように基本的に無料ですがTool(料金をとる)ルートもあります。日本人の感覚ではただみたいな料金ですがToolルートはガラガラだったりする。バイパスになっていることが多く不便なのです。仕事の場合Taxiを使うとToolルートを使うと早く着くのですが料金がずいぶん違うことが多い。距離が50%程度も多くなることもあるからなのです。それでも早く着きます。混んでませんから。Toolルートがあまり使われないからでしょうか、最近はCar PoolレーンをToolレーンに変更するようなことを始めています。お金が欲しいだけなのでしょうね、カリフォルニアこの10年ほどはずっと赤字です(以前は黒字だった)。

LAに日本から観光で来ている場合どうしているのかな?といつも思います。自動車がないと移動は不便。ツアーバスの観光だとBeachサイドにはあまり行きそうにないですからね。ビーチというと北カリフォルニアは海水はとても冷たいのです。南カリフォルニアにやってくると、 ”ああ Bay Watch”の世界だと空、水の色でも思います。 Bay Watchご存じですか? パメラ アンダーセンなどが出ていたテレビシリーズですが数年前にリバイバル(?)な映画にもなりました。とてもにんきがあったテレビシリーズで私はBostonにいたころに見ていましたがカリフォルニアの海は真っ青できれいだなと、どんよりと灰色の空を見上げて思ったものです。

LA郊外、Venturaの丘から眺める太平洋

ロンドン

ロンドンは私の初海外出張(USAから海外と言う意味で)した都市でUK(ロンドン)は行った回数としては一番多いと思います。一時期UKに一人エンジニアを借りていた時期がありその時はそれを理由に2か月ごとにUKに出張していました。もっともロンドンではなく片田舎の町に会社のUK支社が有ったのでロンドンまで出かけた回数はというとずっと少なくなります。世界の3大都市を上げるなら私は東京、ロンドン、ニューヨーク北京上海LA、パリなども大都会ですが魅力で言ったら私の場合一番が東京で次ロンドン、そしてニューヨークになります。ロンドン、行った回数は多いですが例によって常に出張。休暇で行ったことはないのがとても残念。いつかフルタイムで働くことを辞めたらロンドンを皮切りにアムステルダム、ミュンヘンプラハ、そして最後にブタペストと廻りたい。そのすべての地に知人、友人がいるのでそれらの地をハブにしてみて回りたいですがロンドンには一年ほど住んでもみたい。英語圏だから住むのも何とかなりそうだし、友人夫婦がロンドンに移住したのでフラット探しを手伝ってくれると言ってくれていますから。

ロンドンは魅力的ですがいかんせん、UKには美味しい料理はない。。。 イギリス料理って、聞いたことないでしょう? 植民地を持っていたのでインド料理と香港風中華が美味しい料理になりますかな? 出張で行ったら大抵一度はインド料理か中華を食べていたと思います。

もっとも片田舎のパブはとても良いですよ。一番最初の出張はどちらかというとこちらがゲストだったのですが歓迎会としてパブに行きました。片田舎のそのまた片田舎、車で行きましたが道中真っ暗。街燈もないようなところで”誘拐するつもりか?”と冗談を言っているうちに遥か彼方にポツンと光が。。。そこがパブだったのです。今でも良く覚えています。

実際今でも片田舎(しかも電車でロンドンからそんなに遠くない)にいくと田舎を色濃く残しています。

残念ながら片頭痛持ちなのでグラス2杯が限度ですがパブで飲んで食べるのが一番多かったと思います。

さてそんなロンドンですがテムズ河を持っているのが良いですね。河の流れる町はそれだけで良い。橋は風情があるんです。今はロンドンアイ(観覧車)がありますね。乗るとウエストミンスター(国会議事堂、ビッグベン)も見下ろすことができます。ロンドン塔、大英博物館、ビッグベン、トラファルガー広場など行ったことがありますが未だエリザベスIIの居住するバッキンガムには行ったことがない。今度こそは、といつも思いつつなぜか行けていない。

つまり観光でも行くところには困らないほどに大きな都市だということですね。

UKはEUから離脱しましたがロンドンが魅力的である間は大丈夫だろうと思います。パリには行ったことがありませんがフランクフルトは飛行機の乗り継ぎで行ったことがありますがロンドンと比較すると物足りない。アムステルダムやコペンハーゲン、ブリュッセルも魅力はあるのでしょうけれどロンドン程だろうか?と行ったことはないのですが思います。

楽しい町ですよ。東京同様に地下鉄が発達しているので電車でどこでも行ける。

ロンドンに幾たびに訪れていた書店があります。Waterstones。大きな書店で各地に店がありますが私はいつもPiccadilly Circusの駅から歩いて行ける書店に足を運んでいました。日本と同じように購入するとスタンプを押してくれるのです。10貯めると10ポンド分になります。最近行ってないので今のカードはまだ10個スタンプが貯まっていません。居心地の良い書店で夜遅くまで開いています(今もかな?)。

仕事ではロンドンと言うことは一度もなく、ケンブリッジ、ブラックノール、ベンジンストックとかロンドンから遠いわけじゃないけれど近くもないところばかりだったので宿はいつもそんな町にある”アメリカの”ホテル(つまりホリデーインとか)でこればっかりはつまらないなあと思っていました。一度いわゆるUKの田舎のホテルに泊まりたいと言ったら今度そんなホテルを予約しておくと言ってくれたのですが実現していない。

ヨーロッパなので? 一年の始まりにその年の休暇予定を立てる同僚が多かった。以前社内トレーニングの責任者をしていた時がありますが世界各地バラバラにいる同僚すべての予定を聞いてスケジュールするわけにもいかず大体この時期ということでスケジュールしますがアジアから参加のメンバーは皆都合をつけてくれますがUKのメンバーは先に休暇の予定を決めるのでその時にこちらの予定は全く考慮してくれません。出れない。。。とだけ。こればっかりは辟易としました。皆親切で仲の良い同僚だったのですが休暇に関しては頑固でしたね。4人だけの経験なのでそれで全UK人がそうだと決めつけるわけでもないですがはるか以前UKのエンジニアを借りていた当時もどんなことがあっても休暇の予定は変えてくれなかった。。。そんなものだと思っているのでトレーニングに参加できないならとビデオに撮ったことがありますが面倒で一度で辞めてしまいました。

写真を沢山撮っているのですがどこに行ったのか行方不明で探している最中です。見つけ次第このBLOGをアップデートしたい。Waterstonesのポイントカード、締め切りは書いてないから来年COVIDが収まったらロンドンに上手く出張する機会を作ろうと思っています。

英語圏で最初に行くならロンドンは楽しいと思いますよ。ニューヨークも良いけれど初めてならロンドンの方が不安は少ないかもしれない。電車でちょっと出ればケンブリッジ。大学町ですがキャンパス内に入ると中世にトリップしたのではないかと錯覚することもできます。ニューヨークではそんな経験は難しい。

勉強

私の現在の上司は非常な勉強家です。既にPh.D(博士)とMBAを修めていますが常に勉強している。部下にも常に勉強することを説いています。経験では私が圧倒的に長いのですが私の経験談を良く聞かれます。経験を学ぶのだそうです。最近はいずれ(5年もしたら)一緒にベンチャー企業を作るような話を良くします。彼はそれに向けても”勉強”しているのです。私より15歳は若いですがその勉強量には脱帽です。

ここまでいかなくても人生は勉強の連続です。勉強というと学生時代にやっておくものだと思われがちですが人の人生で学生時代は短いのです。大学(学部)を標準としても小学校1年(7歳)から学部卒(22歳)、わずか16年(6+3+3+4)6。人生72歳としても20%程度ですね。幼児期を除いても30%にも満たないわけです。

学校は勉強する癖をつけるためにある、という程度に考えておく方が実は良いのです。しかも学校では人生については学びません。語学、数学、歴史などを学びますが本当に重要なことは実は教室で教わらないのです。

重要なことはというと、私の独断では

などが一番に浮かびます。学校では習わないでしょう? 学校で学んだ学科を修了するだけで社会にでる、つまり実際には何も習わないまま社会に放り出されるのです。これら生きていく上で必要となる科目、経験が頼りですか? しかも学生時代、先生、教授から勉強している学科の重要性、価値等を教えてもらいました? ”価値”とはすこし下賤な言い回しですが、もう35年以上も前になりますが大学で線形代数(Liner Algebra。LA) を勉強しました。まあ理解しましたがそれほど勉強したわけでもない。 が、エンジニアリングの仕事に就いて分かったことは線形代数を本当に理解していると仕事はいくらでもあるのです。そうだと知っていたらもっと深く勉強したのに。。。と思いましたよ。社会に出て再び勉強しなおして、今またLAを毎日仕事で接するのでMITのOpen Courceで再びおさらいしています。友人でLAの天才的なエンジニアが居ますが彼はGAFAすべてを渡り歩き今はTeslaで働いています。プログラマですがいわゆるコードを書く人ではない。彼は企業にとって圧倒的な価値を持ったエンジニアなのです。プログラマの平均給与がUS㌦で6万ドルから8万ドルだそうですが彼のクラスになるとその10倍にはなります。金額で価値を測りたくはないですが学問にもどんな知識が価値があるのかというのはやはりあるのでそれを知ることも人生、生きていく上では必要になります。ただし以前にも書きましたがそんな価値は時代とともに推移するし価値がなくなったと思ったようなことが再び脚光を浴びることも常ですから一概に言えないのですがね。 でもLAは過去も、現代も未来もずっと重要であり続けると思いますよ。 私はエンジニアになるんだったらLAはぜひ極めておくと良いと思います。

財産の作り方。投資、運用、その他

ー政治。政治学じゃなく生きていく上で必要となる政治力(交渉力)

セールス

人をみる目 

ー歴史(歴史の教科書ではありません)、政治、経済、軍事などを絡めて。年号などは歴史ではないです。

勉強することを辞めないようにしたい。

昭和世代な私は子供のころ母から常に聞いたのは

”美味しいものが 食べたいかい? 自分でいっぱい稼いでから食べなさい”、”きれいな洋服がほしい? 自分でいっぱい稼いで買いなさい”、 ”いっぱい稼ぎたい? だったら一生懸命勉強しなさい”

日本がまだ貧しい60年、70年代。 そのころのテレビ番組にアップダウンクイズというのがありました。10問正解するとハワイに行けるのです。10問正解者にはJALのスチュワーデス(今はフライトアテンダントと言いますが)の女性が花束と旅行鞄にハワイ行きのチケットを持ってきてくれるのです。ハワイはあこがれの場所だった、そんな時代ですが ”だったら一生懸命勉強しなさい” がそのハワイも可能にするんですね、 母は”ほら、賢い人がクイズ全部解いてハワイに行くよ”と良く私に言っておりました。勉強しなさい、をこうやって教えてくれたりもしました。

勉強をするまず第一歩は読書。インターネットでもYOUTUBEでもなく、古いようですが読書。 かの ビルゲーツ氏は年間50冊は読書するそうです。彼は何でも手に入るほどの資産家ですが彼が欲しいのは本を2倍速く読める能力だと以前何かのインタビューで言っておられました。

日本はまだまだ書店が豊富。私はそれはとても羨ましいのです。

読書の次は誰かのインタビューを良く聞いてそれを十分に理解するのも役立ちます。本で読んだことを確認できる作業にもなります。

そして実践ですね。数学など公式をいくら覚えてもだめで実際に問題を解いてみて初めて理解が深まるように学んだことを実践してみる。投資を勉強したら?今はバーチャルで投資を実践できるようにもなっています。株式投資、シミュレーションで実践することで経験することで理解を深めることもできるのでこれなら高校生でも実践と通じて学ぶこともできる。

写真はチェコのBrno。 以前出張BLOGで触れました。チェコ第2の都市ですが大学町です。日本と異なり一度社会に出てまた学校に戻るのはUSAも含めて普通なこと。Brnoでは博士課程に在籍するエンジニアにも沢山会いました。IBMなどが進出しているのでエンジニアとして働きつつ修士、博士課程にも在籍しているのですね。大学町ならではと思いますが私の居るシリコンバレーにはUniversity Of Californiaのキャンパス(例えばSanta Cruz)などがExtension(夜間の講座)を沢山もっています。オンラインもありますが対面講義も充実している。若いころはずいぶんとExtensionで学びました。仕事が終わってからというのはきついのですが講師には現役のエンジニア(普通Ph.D)も多くコースの合間合間に講師や一緒に勉強している人とも話をして交流の機会も増えます。仕事に直接関係するコースも取りましたが関係しないコースを取ると交流の輪に広がりを持つことにもなりました。

勉強癖と読書癖は癖の中では横綱級だと経験から思います。

面倒くさい?

若い人たち、選挙行ってますか?

投票はしないといけないですよ。そしてよく考えること。誰かに任せてはいけません。特に私らのような年配、老齢な者には。

国や他人を思いやって投票する人は少数です。他人には究極家族も含まれますよ。嘘だと思ったらこんな質問をあなたのご両親にしてごらん。質問とは。

今国家財政は危機的状況、財政改善に今多大な費用がかかる医療費を削減するため老人医療の負担を50%まで引き上げる。そうしないと私たちの世代はもうやっていけない。 若い世代のために賛成してくれる?

ご両親賛成するとおもう? 私はしないと思う。だって自分に直接かかわってくるでしょう。

財政破綻してもその時にはもういないわけだ。つまり関係ないんです。悪い言い方ですがそんなものです。

だから若い世代、自分たちのことは自分たちの世代が政治に出て行かないと変わりはしません。老人は老人世代を応援するさ。そしてそんな政治家は老人世代のために働きます。破綻したって究極自分には痛くもかゆくもないんですよ。

人生は絶対他人に任せてはだめです。自分の人生。選挙も同じ。世代の違い、社会的立場の違い、地域的違い、色々ありますが選挙は自分のために必ず行くんです。そして良く考えて自分のために投票するのです。

投票にもいかない人は自分の人生を他人任せにしている確率が高いように思います。もう一度書きますが人生は決して他人任せにしないこと。

他人任せにしないとは、自分で考えて行動することです。今はソーシャルメディアの時代。インフルエンサーと言う言葉、私が若いころは無かった言葉です。インフルエンサーは彼ら、彼女らのためにあなた方を利用する存在。あなた方のためじゃあないですよ。あなた方は赤の他人なのです。全く関係のない人を助けるためにインフルエンサーになる人は極々少数。だからそんな人たちに影響されないよう自分でしっかり考えるのです。他人任せにしない。

人生他人任せ、会社任せにして上手くいった人はいません。何度か書いていますが会社はオーナーでもない限り基本的にはあなたの人生すべてというわけではありません。あなたと会社の関係は突き詰めれば契約です。契約に従ってあなたの時間と能力を会社が買い、契約に従って対価を支払っている。ドライなようですがあなたの人生を守ります、作りますという契約ではないのです。人生を守ってくれるのは保険会社でしょう。保険金を払いますからね。意識改革と言うわけではありませんが心得ておく必要はあります。他人(会社や突き詰めれば国家も入ります)任せにはしないこと。

そのためには

Choose To Choose

これは以前にも紹介した言葉ですがOprahさんの好きな言葉だそうです。彼女の経歴は

Oprahさんの経歴

つまり自分で選択(決める)ことを選択する、他人任せにしないということですね。

癖をつけると良いです。人間はHabbit (癖)な生き物だそうです。

考えて決める、そんな癖です。何かを聞いても、読んでも、見ても立ち止まって考える。映像や耳はごまかされ安いです。ごまかされないためには読むのが良いのですがWEBサイドの内容はほとんどがまた聞き。書籍も溢れていますがそんな中から本当に価値がある内容を見つけるのはどんどん難しくなっています。しかも今の世の中バーチャルに傾向しており実体験、実経験が不足して来ています。バーチャルというのは誰かの体験、経験。または作り上げられた虚構であることが大半。もちろん人間すべてを体験、経験できるわけではないし諸般の事情で実体験できないといった事情はあります。しかし、自分が直接体験、経験できるならバーチャルではなく’実’を選択する。面倒くさいのですがね。

便利になったようでいわゆる格差が広がっているのはここ、他人任せにしているか、自分で選択しているかにも根差していると思います。もちろんそれだけではないですが。

他人任せにせず、良く考え、経験しつつ勉強すること。

古い考えかもしれませんが私はこれを実践している人が結局成功、幸せになっていくと思います。

人生、テクノロジーがどんなに発達しても変わるのもじゃないです。現にローマ帝国時代に書かれた書物、例えばセネカやマーカスアウレリウスの言葉、今聞いても全然古くない。

セネカの”人生の短さについて”と言う書物、私は大学院生のころ(もう35年以上もまえ)読みました。今も販売されていますよ。 

セネカ 人生の短さ 

マーカスアウレリウス、賢帝だったのですが、次の皇帝選びだけは良くなかった。

ローマ ストア哲学者の言葉

癖と言う点で、常に学び続ける、勉強し続ける 癖 はとても大切です。学校を出てからの勉強、学びの方が実はずっと多いし長いのです。 学校は勉強する、学ぶ習慣をつけるために行っているんだ と言うくらいの気持ちで居たい。7歳から25歳直前まで私は学校に行きましたがたった18年。働いて既に35年。もう倍近くの間ずっと勉強している。勉強の仕方、癖は学生時代に着けておきましたよ。 もし自分は付いていないなと思ったら癖にしましょう。 学び方を学んでこなかったとしたら教わりましょう。残念ながら学校では英語、国語、数学といった教科は教えるのですが学び方、勉強の仕方はあまり教えませんね。学ぶといっても何を学ぶか、それも学校では教科から選択するだけで事前に誰かが、選択できる場合があるにしても、探して決めているのですが、社会に出ると何を学ぶかということから自分で選択(探す)必要があります。面倒くさいなあとなりますが人生は面倒くさいんです。でも、学ぶスキル、勉強するスキルは一生役立ちますから面倒でも早いうちに学ぶと良いです。

選挙に行くのも面倒くさい。 でも行かなくては。面倒を避けない。

人脈?

現在はソーシャルメディアの時代、Facebook(とその関連したプラットフォーム)、LinkedIn、 Line, Wechatなどで”繋がる”ことがプライベート、仕事を通じて重要になってきています。事実以前書きましたが中国に出張すると帰り際に決まってすることは?というとWechatのChat Groupを作ることでした。WechatをUSでは使えなくなって実は中国とビジネスがしたいUSの会社、個人戸惑っているのです。それくらい仕事にも密接に関わってきています

また誰かに会うとその日のうちにLinkedInのInvitationを受け取るようになりました。誰だったかな~とあまり記憶に残っていないようないわゆる一見しただけくらいな人からもInvitationを受けます。私はかなり保守的なのでそのような場合ほとんどそのInvitationを受けないようにしていますが知り合いの中にはLinkedInで5000人以上も繋がっているのもいます。

一昔前ですと名刺が重要でした(本当かな?)名刺はしかしながら古くなる。もっともLinkedInなどもプロファイルを定期的にアップデートしていかないと古くはなるのですがそれでも名刺よりは確度が高い。便利になりました???

人脈を作ることが大切だと人脈づくりに励む人がいます。以前見たテレビの番組(日本の番組)で1000人以上の人脈を誇りその人たちに年賀状だとかを定期的に送付しているといった人を紹介していました。見た後の感想ですが、それってなに?と。

ある資料によると人は100から150人が生活、仕事をする上でかかわる上限だそうです。私も長い人生、1000人、2000人の単位で人と知り合っていますが”会った記憶がある”、”昔一緒に勉強した、働いた経験がある”だけの淡い記憶程度な関係がほとんどです。35年の仕事人生、8社に勤め訪問した顧客数だけでも100社以上それでも今でもかかわる、よく覚えているとなると確かに100から150人程度です。これでも多いほうだと思っています。

そんな中から”人脈”と私が言えそうな人たちは50人もいないように思います。人脈ってなんでしょう?

沢山の人を知っていることか、少ないけれどお互いが時と場合によって助け合える関係をもつネットワークなのか?

ソーシャルネットワークは前者なことが多い。浅い関係が多いですね。

その浅い関係を人脈と言えるのか? 歳を経るごとにより考えるようになりました。

以前書いた仲間と人脈も微妙に違うように思います。仲間というのは、そうですね、何かを達成するために集まった一時的な集まり、例えそれが20年続こうとも、と言えるかもしれません。次の目的地、目標には別な仲間で一緒に行くかもしれない。ちょうど飛行機で行くならパイロットが必要ですが車なら優秀なドライバーですね、一緒に行くのは。地図(GPS)を使いこなせる人はどちらの場合も必要なのでその人はいずれにしても仲間に入ることになる。

でも人脈はそういった人たちではなさそうだ。もちろんその人脈の中から次の仲間も出てくるでしょう。また例えるなら整備された飛行機や車を間違いなく調達するにはそんなことを確実にしてくれる人(サプライヤー)が必要になる。このサプライヤーはどうやら人脈になりそうだ。そんなサプライヤーある程度懇意にしておく必要はありますね。20年も音笹なしで突然難しいことを依頼してもその時の状況(仕事が立て込んでいるだとかなど)次第で中々思い通りに行かないことがあります。でも1000人もの会社、人と懇意にすると言うのは実は物理的に考えてもできないし広い浅い関係は結局は人脈として育ちそうにもない。

しかも人脈は一方通行ではなく双方向だと思います。自分にとって重要での相手にとって重要でなければ一方通行になりかねない。こんな関係を人脈というのだろうか?と思います。

さてそんな人脈、計画的に築きあげてきていますか?無計画というのはいただけない。

ソーシャルメディアが発達していますがソーシャルメディアでそんな人脈が築き上げれるとは経験上あまり考えられません。

何も人脈づくりのためにパーティーなどに積極的に参加しなさいといっているわけではないですよ。私は典型的な内向性な性格で仕事ではどこにでも出かけていき誰とでも会いますが一旦仕事を離れるといわゆる夜の飲み会にも全く参加しなかったいわゆるアンチソーシャル。飲み会でグダグダ愚痴っている暇があれば勉強したい。そんな性格ですが人を選んで計画的に人脈は作ってきています。

仲間づくりと人脈の確保、いずれも仕事での成功は自分ひとりでは限界がありますから意識して築き上げていくことが大事です。

友人は仲間にも人脈にもなりえますが何度も書いているように友人==仲間でないように人脈になりうるわけでもありません。

友達と仕事はわけて考える、友達と自分の将来もわけて考える。割り切って考えろとは言いませんが友人==仲の良い仲間は学生時代までだというのは意識しておくと良いと思います。

人脈づくりのためだとかいった理由で良く食事をする人もいるようですが私自身の経験ではその程度では人脈にはならないように思います。

それより食事は一緒に食べたい人と食べたいものを食べたい。

 

どちらもチェコ料理。ビールは超一流。料理は? あまりスパイスの効いた料理はありません。インド料理の店に入ってもこれがインド料理?と思う程にスパイスが効いていないのです。ビールに合う豚肉料理ばかり食べていました。

私は今ではチェコにも人脈がありますよ。とても優秀なコンパイラエンジニアを数名とチェコ人を雇えるエージェントを一人。東欧諸国はエンジニアが沢山いるのですよ。ポーランド、チェコなどこれからも伸びていくはずです。

上海 2

上海は何度も行きましたが幾たびに変化があるまだまだ開発途上の大都会。中国な面とメトロポリタンな面を持った一大都市ですがまだまだ東京、ロンドン、ニューヨークにまでは至っていない。これは言ってみればまだまだ発展途上にあるということです。

上海は古い町です。以前バンド地域の写真を掲載しましたが欧米列強が上海に租界を作っていたころの名残ですね。ヨーロッパ風の荘厳な石づくりのビルが立ち並びます。夜のライトアップはとてもきれいです。河を隔てた浦東地区が新しいファイナンスの地域となっていますがバンド地区のビルもほとんどは銀行関連の会社が入っている。

私は小さな会社のコンサルタントを始めてからは世紀大通り(浦東)周辺にある中国人ビジネス客が利用するホテルを定宿としましたがこの界隈も大きなショッピングモールが林立しまたいわゆるバーも多くあり夜遅くまで事業で成功したであろう中国人男性(得てして若い)が何人もの若い女性を連れて飲み歩いているのを見かけました。ちょうど日本の新宿のような雰囲気ですね。歌舞伎町とまではいかないですが。こういったエリアに来るともうほとんどいわゆる海外からの人はほとんどおらず英語もあまり通じません。クレジットカードの使用もままならず、中国ではWechat Pay, Ali Payの世界。 ほんの一昔前は現金の世界でしたがいまは電子マネーですね。 クレジットカードが使えるのはホテルの宿泊だけ。ホテル内のレストランでもクレジットカードを取ってもらえず現金不足になり急遽中国にいる友人に助けてもらったこともあります(電話してわざわざ来てもらったのです)。以来現金を沢山持っていくようになりました。WechatはUSAではもう使えなくなっていますしWechat Payは中国内に銀行口座が必要で外国人には使えないので便利なようで不便になりました。クレジットカードも中国発行ならなんとかなりますよ。でもVisa, AmexなどUSAの資本系はだんだん使えなくなりつつあります。もちろん観光客の多いエリアに行くと使えるのですが。

そんな海外の観光客、ビジネスマンがあまり行かないエリアに足を踏み入れると色々と別な上海も見えてきました。ここはやはり中国だなと。日本と同じくどこに行っても不安(安全上の)は感じません。夕食などは基本そういった地域で済ませましたが食べるものをオーダーするくらいの中国語は勉強しているのでなんとかなりました。英語は若い子がいないと基本通じません。日本も同じですね。中々通じないのでヤキモキしますが出てくる食べ物は基本美味しいですからなんとかなります、間違ったものが出てきても。

そんな上海の写真は一枚もないのです。食べるためにぶらぶらしていただけだし、しかも夜とても遅く。そうそうローソンとファミリマートは沢山あります。ローソンでドリンクを買いましたが日本同様、色んな種類があってそれも楽しい。こんなエリアにわざわざ観光で来る必要はないですが東京に観光でいきそうだな、江戸川区の新小岩、大田区の蒲田などに宿泊してその界隈を散策したらあんな感じなのだろうか?と思います。 それはではKerry Hotelだとか言ったとてもアメリカナイズされたしゃれたエリアの宿泊してしていたので経験しなかった夜の上海を色々と体験できたのは良かった。

写真はすべていわゆる観光地の上海。こんど行くのはいつになるかわかりませんがきっとまた様変わりしているに違いない。

 

上海一のショッピング通り。ひとが溢れかえっていた。このレストラン、構はとても古かったが内部はとてもきれい。。。でも現金を要求され、少し足りなかったのですが”おまけ”で許してもらった。現金を全部使ってしまい中国にいる友人に借金をしました。まだ返していない。。。300元なのですが。いつになることやら。

 

人を見る目。。。

セールス以前のBLOGで人生で一番役立つ一芸はセールスだと’書きました が、それよりも重要だと思うのがありました。これを忘れていた。

それは 人を見る目

以前何かの本で読みましたが材木問屋では丸太(まだ切られていない木)をそのまま買うんだそうです。その木(外見ですね)からとてもきれいな木材が取れるかどうかの判断をするそうですが買ってみたら仲が虫食い、もしくは節だらけだと良い材木は取れないですね。がさだろうと思われる木が実はとてもきれいだったりもする。それを見分けることができるかということなのですね。経験が重要だそうですが漫然とした経験ではだめで経験を裏付ける勉強も欠かせないに違いない。何度も失敗すればわかるというものでは決してないそうです。それは単に負けることを沢山経験したに過ぎないわけですからね。負けてもいい、また起き上がればと言いますが、起き上がり方が重要。戦いで起き上がった後同じことをやったらまた倒されるだけです。起き上がる前に次はどうするか、考えますね。

ひとを見極める、ひとを見る目も同じです。

人を信用する,しないもありますが人を見る目とは信用だけではない。嘘をつかない、だまさない、約束を守るというのはどちらかと言うとその人の人格面ですね。人格面を見る目は重要なのは当然のことです。例えばそれがあなたの将来のパートナーと考えているのであればとても大切ですね。しかしながら私がここで取り上げているのは違った角度からの人を見る目です。

人を見る目とはその人と一緒にすれば成功する、幸せになれる、これを測る、見抜くことですね。信用はできるけれどいつまでたってもうだつが上がらない人もいます。セールスで例えるならその人と商談を進めていても全然進展がない。ちょっと約束などで頼りない(すっぽかされたりする)けれど、実は頼りがいがあり商談に進めたとするなら、どちらの人が良いでしょうか?”楽しいから”といつまでも付き合おうとする人もいますよ。結局自分のことだけ考えているのですね。あなた(セールス)としてはもうそろそろ商談に入らないと。。。焦るかもしれないです。そんな時に不用意にそのような人に出ると実はとても邪魔をされることもあります。”良い人”ぽいのでこれは騙される(だまそうとしているわけではないにしても)結果となりますね。

昔読みましたがスポーツの世界、コーチも選手もお互い自分にとって重要な観点からお互いを見ているそうです。

もちろん嘘はつかない、だまさないなどより人格に関した面でも人を見る必要はありますが、人格にばかり焦点を置くと本当にいわゆる”良い人”ばかりを探し出すことになります。 その”良い人”と自分が今”欲している”人は必ずしも同じではないはずです。そんな観点で人を見る目、を持つと必要な仲間、一緒にやっていく仲間が見つかると思います。

特に友人との関係は難しいです。友人と仲間は違うと何度も書いていますが、区別のつかない人が多いと思います。しかも自分は友人と思っていても相手は”知りあい”程度にしか思っていないこともあります。大人の交友関係は複雑で人間社会利害が絡むと突然難しくなります。元同僚と言うだけでは友人ではない。知り合いであることが多いです。

なんだか脅しているようなBLOGになりましたがBLOGのタイトルは私の人生遍歴。長い人生(仕事人としての)、色々あったんだな~と言うことなのです。

人を見る目を私のように老齢になって得るより若いうちに意識して経験することでより人生は充実します。これは確かだと思います。

写真の時計はロンドンで買いました。本物か、どうか、骨董品は品定めが難しいですね。

東京で。 ディスプレイは偽物ですね。でも本物そっくり。

人生の時間 追加

以前のブログで人生の時間は風船の中の空気のようだと書きました。生理的な寿命は人が産まれた時に(遺伝子的に)定まっていると言った記事を読んだことがあると書いた。

今回はそのBLOGのちょっとした追加です。以前のBLOGも見てくださいね

良く言われるように時間の感覚は子供から学生、そし若人、年配、老齢と歳を経るごとに長くなったり、短くなったり感じるようになります。

あれ、もう年末?何も出来なかった。。。と思ったことはありませんか? 5年などすぐ過ぎ去。同じ時間なのですが。苦しい時は長く感じて楽しい時はすぐ終わる。。。と思っていませんか?私の感覚では、同じでした。どちらも同じように時間が過ぎてゆく。 あれっと思っているうちに10年。時間は有るようで少ない。しかも貯金のように後で使えない、ためておいても増えない。風船がしぼまないようにずっと空気を入れ続けたり(新しい空気ですね)もとても難しい。新しい生命を得る(つまり若返る)ことをテーマとした映画も多いですが現実にはかなり無理がある。若返るのではなく体力としての老いにスピードを遅らせるのが精いっぱいですからね。

幸い、頭(頭脳)は他の器官と異なり若いまま居れそうですね。80を過ぎてもとてもシャープな頭脳の方も多いです。脳が使うエネルギー量はとても多いですが脳だけが自分で欲しいエネルギーを調整できるのだから臓器の中では優位な位置にいますね。

さてその人生の時間。有効に使う一つの方法は並列に物事を行う。私の身近な例で言えば出張。海外に出ることが多い人生でいろんなところに行ってます。でもいわゆる休暇で行ったのはイタリア、マレーシア、タイのわずか3か所。あとはすべて出張です。出張だから休暇のようにはいきませんがそれでも色んなところに行っている。USA国内も既に23の州に行ったか、住んだかしている。アメリカ人の平均より圧倒的に多いそうです。出張なのでそこに滞在できるのは良くて二日程度なことが多いですがそれでも色々といけましたよ。何度も行ったような地では毎回違ったところを探索しましたし。

仕事だけでなく勉強でも趣味でも並行して行えたら良いですね。勉強なら留学はその一つですね。今はあまり留学しないと聞いたことがあります。30年も前になりますがBOSTONにいたころ町で多くの日本人(女性)を見かけましたが、なんでもフラワーアレンジメントを習うために留学しているんだとか。友人宅によばれた際に花を持っていこうとして入った花屋さんでのことです。何人もいましたよ、その花屋さんに。私が働いていると言ったら非常におどろかれました(それくらい学校以外では日本人がいなかった)。

歳を取るとどんどん焦ります。あれも、これもまだ出来ていないってね。それこそひとつずつやっていると時間が足りない。だから今は何でも並行してできるように、できるようにと考えています。まだまだ行きたいところもあります。2021年の学会のスケジュールをみて行ってみようと思っていた地での開催ならなんとか理由をこじつけて出てみるかなとか、コンサルタントの仕事もしているので自分が関わりたい(基本的に教育)プロジェクトがないかなと探したり。

一人では全部できないですからアシスタント、いや仲間を見つけたり(新しい仲間)、代替えの方法がないかなと考えたりと色々です。仲間もその時々で変化があります。以前書きましたが仲間==友人ではありません友人の中にはもちろん仲間になる人もいますよ。例えば私が長く働いたベンチャー企業の創業者、3年ほど前に新しい会社を興しましたが以前の会社を一緒に始めたメンバーは一人だけ。あとは皆新しい仲間です。新しいことをするのに適切な、必要なメンバーを揃えたのです。喧嘩別れしたとかではなく、事実前の会社のメンバーで定期的に持っているランチ会には必ず出てきます。必須なメンバーですからね。昨年、私は声がかかりました。そろそろ製品が出る頃で顧客とうまくやっていてる私に一緒にしないかという誘いでした。今働いている会社が既に決まっていたので行きませんでしたが彼はその時々で必要な仲間を集めているんですね。この会社最近大きな会社に買収されました。また数年もしたら新しい会社を創業するでしょう。その時は別なメンバーを仲間にしているかもしれないですよ。私は細々とやってきたサイドビジネスのようなコンサルティング業を手伝ってほしい仲間を見つけたので一緒にやってもらえる環境を作りたいと試行錯誤しています。古くからの友人ではないです。並行して行う、一緒にする、など色々な方法で時間を作る、節約するというのが歳を取るごとに、何しろ生命的な時間がドンドン少なくなっていきますから重要だなと増々実感しますよ。

若いと時間があるように思うのですが、 あっと言う間に年末になっていませんか?

BOSTON良いところなのですよ。今どこでもUSA内で住めるなら、第一はハワイ、第2はたぶんシアトルそして第3位はBOSTON.。 それからシリコンバレー地域と言った順に私はなります。そう、シリコンバレー(今私が居る地域)よりBOSTONを取りますよ。写真、沢山あるのですがデジカメがなかった時代だったので簡単にアップロードできない。こんどアップロードしようと思います。シアトルも好きですがそれだったらカナダのバンクーバーが良いですがUSA内だったらと言う条件なので。 世界のどこが良い?となると私は東京かロンドン。いずれこれら2都市にも住むところを確保したいと思っています。そのつもりで仕事しています。仕事はいつまでも引退する予定はない。人生の時間全部使いきるまでは。もっとも自分の仕事に変わっていくと思います。

この時計は私と同年齢。年齢を感じさせないエレガントさがありますよ。こんな風になれたら良いのですが。。。

学歴

私は日本の大学で修士課程を修了(80年代中旬)。もうかれこれ40年近く前。あの当時博士課程に行く学生は少なかった。私は色々な事情があり最初から博士課程は検討もしていなかったですが同窓(同級生たち)は博士まで行くと職がなくなるからと言ってました。会社が博士を欲していないと信じられていた。

さて今私が働いている部署、私以外で5人いるのですが私を除くとみなPh.D (博士)です。以前いたベンチャー企業も博士率は高くエンジニアだけで考えると20%以上は博士だったでしょう。今数えてみても20人以上すぐ名前が出てきます(エンジニアは100人程度だったかな)。

日本では博士イコール研究者といったように思われがちですが今一緒に働いている同僚、ソフトウエアの開発エンジニアです。確かにある種の数学(線形代数)などに詳しかったりしますがそれを除けば私と同じレベルのエンジニアでやってることは私がハードを担当して彼がソフトの担当をする。なんだ、博士課程まで行ったのに研究をしないでエンジニアをしているのか。。。と思う方もいるかもしれないですね。私も30年ほど前USAに来た当時はそんなことを思ったものです。エンジニアをするんだったらPh.Dにまで進まなくったってできるじゃない?とね。今はそんな考えは全くないですよ。勉強(学業)と仕事は分けて考えるようになったからです。

とはいってもある種の学歴は役立ちます。その双璧がPh.DとMBA。 私の元上司と今の上司はどちらも修了していたりする。二人ともとても頭が切れる。元上司は今大きな会社でSenior VP(会社のトップ5ないに入る)で大きなR&Dグループを抱えています。日本と比較すると世界はもっと学歴社会です。

30代前半、スイスにあるIBMの研究所で働きたい時期がありました。以前書いたのですがスイスに漠然とあこがれていたからですが、ここに入るにはPh.Dは絶対条件。その当時働いていたチームにはBostonにある大学の教授がアドバイザーとして参加していましたが彼にもPh.Dを薦められました。彼の研究室に入っていたら今頃は全然違った人生になっていましたね。

その後、当時のATT ベル研究所で働ける機会を得たことがあります。トランジスタの発明で知られたペンシルバニア、アレンタウンという町にあるのですがとにかく田舎なのです。田舎すぎて。。。といったらニュージャージー、ホルムデールという町にもチームの半分がいるからと見に行きましたが黒い大きなビルでしたがやっぱりすごい田舎。バスと電車でNYCまで出れるよ、と言ってくれましたが働いていた会社がカリフォルニアのオフィスへの転属をオファーしてくれたのでそっちを取ってしまった。ベルに入っていたら今頃はPh.Dでどこかで教鞭をとっていることでしょう。ベル研と言ったら少なくともあの当時は権威がありましたからね。いまもでしょうか?囲碁将棋倶楽部があるからとそこもにも行きました。”将棋を知っているか?”と聞かれ知っていると言ったら将棋をしながら色々とは研究所のことを教えてくれました。のんびりしたことろだった。。。帰り(夕刻)外にでたら、建物そばに池(湖)がありましたが水鳥とカラスが沢山いたのをよく覚えています。正しく研究機関だったのですね。

ビジネスの世界でしたらMBAでしょうけれど、こちらは”どの大学?”というのも重要になるようです。特に今は本当に沢山の聞いたこともないような大学もMBAプログラムを出しています。授業料がとても高いので”利益率”が良いんだろうなと勘繰ったりするのですが、この歳になってもまだ大学からのダイレクトメイルを受け取ることもあります。

ただ、学位は必須じゃないですよ。友人でIntelの Sr. Fellow をしているのは大学院もでていません。私の元上司(既に亡くなった)の学部卒でしたがStandford大学の大学院生(博士課程)を教えていました。 学業と仕事は分けて考えると当たり前ですね。仕事からくる経験、学位にはなりませんが知識、実力はあるわけです。ただ学位と違いわかりにくい。友人のようにIntelの Sr. Fellowにでもなっていれば良く知られた会社の良く知られたタイトルですから良いのですがすごい実力があっても小さな会社でStaff Engineerというタイトルだった場合どれほどなのかすぐにはわからない。そんな時名刺にPh.Dとあると、ああ、学業を修めたのね、とわかりやすい。銀座辺りのクラブでもすぐわかりますよ。名刺に XXXX博士と書いてあったらホステスさん皆さん”賢い人”だと思ってくれますよ。

今学校に戻りたいか? 家人には言っているのですが引退したら大学に戻ってPh.Dを取ると。”好きにして”となるのですが、理由は大学で教えたい。今や教えるには、たとえ講師でも、たとえ40年近い経験があっても学位が先ということなようなのです。それに40年来の思い、IBMのスイスにある研究所にも行ってみたいですから。

昨年Zurichに行った折もその建物外観をみて、ここに来たかったんだと当時を思い出していました。

チューリッヒ (スイス)写真はETH Zurich. 町の中心にある丘にありました。 山の上から撮った写真では右下方向に白い建物が見えますがこれが確かIBMのZurich研究所です。

セールス

以前BLOGでも何度か取り上げている話題です。以前一芸について触れた時私が欲しい、いや一番価値があると思う一芸はセールスだと書きました。エンジニアを長くやっているとセールスなんて簡単なこと、技術、製品が良ければ売れる、売れるのは製品、技術、サービスが良いからだと思いがちになります。

この傾向は特に技術者が創立したスタートアップ企業に多いです。それまでずっと技術を扱ってきた人(たとえそれがエンジニアリングのVPでも)が会社を創立してトップに立ち、その人にそんな考えが強いと実は中々会社うまくいきません。技術が優れているのに成功しない会社も多いでしょう?会社が小さいうちに製品というより技術者を売ってしまうことが目的なこともあります。つまり吸収合併されることが目的。そんな場合でも技術者が先頭に立つと合併時の条件があまり良くなかったりします。

エンジニアとしてセールスに携わることもあるでしょう。同行して顧客ミーティングにも出たりする。それで”お客は製品を気にっている”、あとは簡単だ、自分が全部してやったからセールスは注文の見積もりを送るだけですぐ取れますよ、などと報告したり言ったりするエンジニアも沢山おりました。難しいんですよ、事実は。どこが? 契約締結がです。卑近な例で考えてみましょう

そうだな、テニスクラブに属しているとします。そこに自分が気に入った女性、きれいで気立て良くかつ誰にでも優しい人でお付き合いをしたいとします。グループで行動することもありますが友人として時折は夕食を誘ってもOKしてくれる。なんだか脈がありそうだ。

でも良くわからない。告白する?ダメだったら気まずくなりますね。そのテニスクラブに残れるかな?友人としてだったら夕食ぐらいなら時々行けてその時間が楽しいけど、ダメだったらもう誘えないな~ とか色々考えるでしょう?

沢山のセールスと一緒に仕事をしましたが、もう堪忍してくれと言うくらいズルズルする人ももいます。お客は永遠に商品の評価、会社の評価をしているんです。もうセールス、ここまで来たら”告白”、つまり契約締結に向けて動いてくれ。。。と思う。 そうかと思うと、”ええ、もう?”と言うようなセールスもいます。そうだな、初めての二人きりの夕食でいきなり切り出すような。。。

しかも女性に告白するのと同様に契約締結はセールスが一人になるときなのです。それまでは一緒にミーティングに行くことがあってもあるときそのリクエストがなくなります。セールスの上(上層部)を連れて行くこともありますがそれはもう”決まり”かけた時です。また卑近な例で言えば、結婚を告白し色々とある中で両親にもあってもらうでしょう?それと似ているかな。でもそれまでは一人です。告白するのに誰か一緒に来てもらいますか? あまりないと思いますよ。 よし、今日は告白しようなんて意気込んでOKをもらった夕食、でもだんだんその時が来ると怖くなったりするでしょう?セールスもそれまでの経緯はあり、見積もりなども見せてはいるけど相手の合意を得て締結に結び付けるにはなれないうちは正直怖くなるはずですよ。仲良くしているから大丈夫と思っていても友達は他にもいるはずだし、その友達とも夕食ぐらい一緒にしていると考えるのが普通です。自分会社と競合する会社ともきっと懇意にはしているはずですよ。

ですが人生はセールス。セールスを身に着けるときっとあなたの人生を豊かにします。学歴、資格で自分を防御するよりセールスの経験を積んで経験で自分を豊かにする方が大きくなれるはずです。セールスは外に出て行かなくは身に付きません。なにも物を売れとはそういうことを言っているのではありません。究極のセールスはあなたを売ることなのです。仕事、ビジネス、個人の生活、すべての場面で人は自分を売っているわけです。

みかたを作っておくと良いですよ。みかたはいつも友達とは限りません。”競合”も時としてみかたになります。人生長いとこんな場面にも出会います。例えば競合はまさしく自分たちの製品とガチでぶつかり合う会社。でも顧客には別な考えもあり、例えば自分たちで作らないでどこかからできた製品を買ってくるという案が出てきたとします。そんな案が優勢になればこれまでやってきたことが全部台無しになる。どうします?まずそんな案をつぶさないといけない? 考えなくてはいけないですね。そんな案が顧客社内であることをこそっと教えてくれるみかたと一緒になってそのアイデアをひっくり返してくれるみかたが必要になるかもしれない。

こんなところまでいかなくても人生 セールスだと覚えておくと役立ちますよ。