アリゾナ

アリゾナと聞いて何を想像するでしょうか? サボテンの州? 暑い?。。。

2020年の大統領選挙では大きな影響を与えた州でもあるのです。元来が共和党の州ですが、故マケイン上院議員(ベトナム戦争の英雄で長く上院議員を務めた)をひどく扱った前大統領をきらった娘さんが活発に選挙運動され、2020年の選挙では民主党が票と議席をとりました。 もっともアリゾナ州、ハイテク企業がどんどん進出しており優秀な大学も多く、こうした高学歴、高収入の層が増えている州はどんどん青色(民主党の色)化していきているのです。コロラド州、ノースカロライナ州、ジョージア州など。テキサス州も以前取り上げたオースチンを筆頭にリベラル化が進んでいます。その対極にラストベルト(錆びた地帯)がありそちらは元来の共和党を離れた極右化が進行し、それに乗る形で前の大統領が権力を握った。

さてそんなアリゾナ、サボテンの州なのですが、ハイテクの地でもあるのです。その中心はチャンドラー。インテルをはじめ沢山の会社があります。私はUSAにきて一番最初にした転職活動はインテルなのです。1991年のことです。もともとオレゴン勤務ということで面接を受けたらオファーは何とチャンドラーになっていました。というわけでチャンドラーにも行ったのです。 ”いやだ”と言ったらぜひ見に来てくれと。。。それでも結局行かず、その当時働いていた会社がカリフォルニア勤務をオファーしてくれたのでカリフォルニアにやってきました。アリゾナもカリフォルニアも東海岸と比較すると真っ青な空でまずそれに驚きましたがカリフォルニアはより住みやすそうだった。。。物価など考えると住みにくいのですがね。今カリフォルニアを出ていく人が増えているのです。下院の議員数は人口比例です。先ごろセンサス(国民統計)がありましたがカリフォルニアは結果として議員数を一つ減らした。増えているのは? テキサスやフロリダです。

その後マーケティング部門で働くようになり出張人生を始めましたがその国内出張で行った最初の地がチャンドラー。アメリカではごく普通ですが大きな会社があるとそこを辞めてベンチャー企業を興す人がたくさん出てきます。チャンドラーにもそんな会社は多いのです。私自身ベンチャー企業で働いていましたがベンチャーは現金がとても大事。というわけではないですがあの当時すでに大きな会社が市場の90%は握っていましたが私の働いていた会社など、ベンチャー企業にはビジネスチャンスがあったのです。最初のころの顧客はというとほとんどがそんなベンチャー企業でした(例外は日本で、まだ2000年当初のころの日本は勢いを残していたのとベンチャー企業への投資もしていた)。成功するベンチャー企業を見つけお客にすることがあの当時の使命。一緒に働いたセールスは見る目があり彼から色々と学びました。これは以前にも書きました。

チャンドラーはアリゾナ州の州都Phoenixから近いです。フェニックスについてまず思ったのが暖かい。。。 いやあ、熱い。こうした暑い土地、特に夏は夜になってからが戸外での活動時間になります。 外には日が暮れるまでほとんど誰もいないのですが日が傾いた時間になると小さい子供を連れた家族が公園で遊び始める。ベースボール、テニス、フットボールなども基本夕暮れ以降です。昼間は暑すぎるのですね。夕食を先に食べてそれから活動するか、軽くスナックを食べてそれから活動して夕食。 いずれにしてもよる10時を過ぎても家族連れがたくさんレストランに居ました。昼間はというとショッピングモールです。空調がしっかりした巨大なモールがいくつもあります。平日、休日問わずモール内は沢山人がいるんですね。行くところがない? 暑い、熱い。もちろんモール以外にもGYMやその他ありますが基本的に屋内ですね。

アリゾナ、サボテンの州ですが銃でサボテンを撃つことは今は犯罪になるそうです。アリゾナに居ると一緒に撃ちに行こうという誘いを受けるかもしれませんがサボテンの種類によっては罰金では済まず、刑期を終えることにもなると聞きました。とくにこんなサボテンはいけないようですよ。