シリコンバレー マップ

一昔前のマップ。 私は1994年ボストン、コロラドを経てシリコンバレーに至りましたがそのころに近いでしょうかね。まだアップルのロゴはレインボーですね。

日立は空港傍、ブリスベーンという町にありましたが今は確か移転しているはずです。無くなった会社も多いですよ。例えば3COM, Sun、Intersil, などなど。 1990年代シスコシステムズが大きく伸びた時代で6か月に一つは新しいオフィスビルを建設して今のシスコ村を作り上げましたが、いまはあの当時の面影(勢い)はありません。この当時アップルは倒産直前だったのですよ。確かライバルであるマイクロソフトからも資金援助受けていましたね。

少し新しくなりました。 Google, Facebookは見えますね。 Facebookはこのころ出来立てでまたパロアルト周辺にいました。 今?今は旧Sunのキャンパスを購入してあのあたりに移りどんどん拡張を続けています。アップルがドーナツ型に大きな本社ビルならフェースブックはとても長い(とてつもなく長い)ビル。端から端まで歩くのはかなり時間かかります。 
今を象徴するようなマップ。 本社のある企業を書いていますがこれら以外にも

NVIDIA, Intel, AMD, Tesla(Teslaは出ていくそうですが)、など良く知られた会社や良くは知られていない会社も本社を置きます。

本社はないけれど、大きなオフィスを持つというと

Amazon, Microsoft がありますよ。

それと、あまり知られていないですが軍事関連の企業も実は多いのです。有名どころではもちろn ロッキード。

在シリコンバレーだけでも四半世紀過ぎました(在米なら32年目ですよ)。 25年の間に出てきた会社、無くなった会社、大きく伸びた会社、拡張が止まった会社、縮小に向かった会社

などいくつも見ている、働きましたが、 日本の企業はどんどん姿を縮小しているように思います。

入門と集中

以前根を張る日本の雑誌などをタイトルに書いたことがあります。

日本は入門天国、いや入門が多い国なのですね、外から見ていると。 書店に行くと入門書なるものが溢れかえっています。ちょっと話題になるとあれよあれよという間に似たような入門書が書店にあふれかえる。ページ数少なく、字も大きめで、かつ余白もたっぷりあるような書になると書店で15分も立ち読みすれば読み終わる。

前にも書きましたが入門程度では仕事にも、勉強にもなりません。 入門書はとっかかりを作ってくれますが(たぶん)、そこから初めて勉強、経験するだということを忘れてはならない。 入門書だけで分かった気になるのが一番よくない。

武道をたしなみますが基本的に武道は有段に至るまでは入門です。3か月程度のお試し(例えばカルチャー教室などでも武道らしきことを教えたりしますね)をやってみて、あーだこーだとブログで書いてあったりします。4つほど違ったスタイル(武道)を試してみた結果、、とか。。。

勉強も同じです。数学が役立つと書きましたが勉強するならある程度以上のことまで勉強することが大事です。そうすることで自分に役立つ実力になります。 外国語の習得はわけても集中が大切です。毎日使う(勉強する、特に単語)、30分は勉強する、など忘れがちになりますがそれを1年なりでもずっと続ける。時間を取れなかった理由はいくつもできるのですが2日も忘れると止めてしまいます。

入門を終えたら、そしてそれが自分にとって役立つ、面白いと思ったらとにかく集中してしまうこと。

集中していますか? 入門(書)だけで分かった気持ちになるのが一番よくないです。そこからが大変なのですがね。

 

危機感

シリコンバレーはハイパーテンションな地域です。 巨大企業と言えども常に競争しあっているしその競争はとても過酷です。

私が今働く会社のモットーは

MOVE FAST

危機といえば、別に企業間だけでなく

ー国際政治。 国家間の覇権争い

ー環境、 エネルギー問題

ーテロ、セキュリティー

ー社会問題(今、合衆国はとても揺れています)

など、色々あります。

 

危機感を持っているだろうか?

先日日本国が発行している統計資料をみました。夫婦二人に子供一人の家族の平均年収590万。税引き後の実質収入が450~490万だそうです。そこから生活費、家賃、子供の教育費などを引き出し、最後に金融純資産増が出ていましたがなんと月あたり12000円。年200000円以下。 これはあまりに少ない。60歳定年時の貯蓄が600万円そこそこだと聞いたことがあるのですが、さもありなん。 大手企業など、今でもまだ退職金をくれるようですが普通社員で1500~2000万程度だそうです。仮に2000万として2600万。 多いですか? 以前書いたと思いますがめちゃくちゃ少ないですよ。ギリギリな生活になります。 年金がある? 日本の年金額は少なすぎ(私がもらうはずの年金額は日本の5倍ありますよ)。

でも生活できるよ。。。 ちょっと考えてみましょう。 2030年の予想ではアジア圏のGDP、GNPで見た国力は 中国、インド、インドネシア、(トルコ)、そして日本の順。トルコをアジアに入れるかは意見分かれますね。2050年では 日本の前にベトナムはまず入るそうです。ひょっとするとフィリピンも入る。 つまりアジアでも日本は普通な国力になるのです。 まず人口が減りますからね。もちろんGDPなので一人当たりの平均収入などは違った順位かもしれませんが国力あがると基本一人当たりの収入増え、賃金も上昇します。 さてそこで、今の40代がいわゆる老齢になる20~25年後、今の老齢者のように介護も必要になるでしょう。でも若い世代が急速に減っている日本、どこに介護者いるかな? いないね。どうします? ロボット? 無理だな、ロボットには。 アジアから来てもらう? 無理だな。 賃金低すぎてきてくれないでしょう。他のアジア圏、特に中国も必要になるでしょう。 賃金上げようにも貯蓄額少なすぎて無理。 これは統計にも出ています。この20年でいわゆる平均年収、日本は下がっているのです。つまり今の日本人が使えるお金は20年前と比べると少なくなっているのです。あまりそうした国はないですよ。そうした国に外から人が来ることはあまり期待できません。国家もぜいしゅうが減るからあてになりません。

 

危機感を抱かない? 

家族ではなく個人の平均年収についてはこちらのリンク。平均実はあまり役だちません。メディアン(中央値)はこちら

エンジニアの収入を見てください。この数値ではシリコンバレーのみならず、合衆国のほとんどどこでも、いや、いまや中国でも優秀な人材を確保できません。 東欧の国々、今現在300万円前後なのですが急速に給与が上がっています。ヨーロッパのみならず合衆国、中国の企業がどんどん進出しているらかです。博士率も高く経験は少ない(機会が少なかったから仕方ないです)ですが優秀な人材は沢山います。このままではいずれこれらの地も日本より高くなるでしょう。

じゃあ、相対的に日本は安くなる? 安くなるのですが新しい技術に触れていないと価値あるエンジニア、というわけにはいかなくなる。 そうすると、 極論を言うならいわゆる下請けになります。 そんな状況、想像できますか?

ひと家族あたりではこちら

また日本国政府統計資料もよく精査してみると実態がわかります。

危機を抱いたら? まずは私のこのBLOGの過去の記事を読む、 から始める。 と最後は宣伝でした。

 

 

金 オイル そして データ

最近あまりアップデートが無かったのですが休んでいるわけでは無いと書きました。並行して書いている別ブログのアップデートは続いています。

さて、タイトルの 金(ゴールド)、オイル(石油)、データ。なんだこれは? ですが巨大な富と関連しています。

有史以来、人類は富を探してきた。いつごろかお金、人類一番の発明?を用いるようになりそのお金、色々な物品が使われましたがどうしたいきさつか、金に辿りついた。宝石、銀などもありますが金が一番主体ですね。

ゴールドラッシュといいますが一番のゴールドラッシュはスペインの南米侵略ではないでしょうか? カリフォルニアへのゴールドラッシュなどあれと比べると比較になりませんね。とにかく酷い。人間あそこまで富を目にするとなれるのだというのを垣間見ます。

20世紀は石油がその金に取って代わった。エネルギーという経済活動に欠かせないものを担うからですが石油はエネルギー以外にもプラスチックをはじめとする工業製品から果ては医薬関連にまでをカバーできる重要なマテリアル。産油国に富流れ、紛争あり、国際政治あり。。。石油という富を中心に世界がまわる。大消費国だったアメリカ、シェール革命で今は石油もガスも輸出できるまでに復活した。オペックに属さないアメリカとロシアの動向、そして中国、インドという大消費国(ですが現在のところ大産油国ではない)の地政学など、ここで紹介する本を読むと生々しい。

著者はこの分野で計り知れない経験があり政治にも深くかかわっている人物です。大作で400ページ以上あるのですがとても読みごたえがあります。かのビルゲーツさんも薦める著。

21世紀はデータの時代。データ、以前にも書きましたが加工できる、再利用もできる。加工、再利用することで富を作ることができると。。。ゴールドやオイルと似た性質を持つ。

データ生する,制する企業、国家が強く、大きくなっていくだろうと言われています。

個人データだけではありません。気象、海洋、宇宙、人類の経済活動、交通,軍事、医療、などなど、世の中データを中心に回っています。これらデータを解析し有効利用する。それに巨大企業、国家が資本(お金と人材)をつぎ込んでいるわけです。

いずれ近いうちにデータにまつわるここに上げたような書が出てくるでしょう。もう出ているんですがまだ私はこれほどまでの書には出会っていません。

日本は石油や天然ガスはほとんどありません。人口少なく個人データ量や人が活動することで得られるデータ量も少ない。でも気象、海洋などのデータは豊富なはず。データを国家の主力投資事項としてそれに関わるAI,半導体、ソフトウエアに投資をすることが今急務なのです。

 

 

転機

最近あまりアップデートがありませんでした。 休んでいたわけではなく、別BLOG(似たような)のこちらはずっとアップデートしています。別サイトの方がなぜか訪問者が多いからなのです。写真もないし私としてはこちらのBLOGに力を入れていたのですがね。。。

さて、転機。 

コロナウイルスだからというわけではないですが21世紀に入り今は転機の時です。

転機な時はチャンスあり。ビジネスもですが、エンジニア諸氏、私もその一員ですが、とても大きなチャンスがあります。

―半導体

ーAI

ーEV,電気自動車

ーエネルギー、環境問題

ーセキュリティー

ーコミュニケーション(5G,6G)

―宇宙

ーバイオテクノロジー

どれを取り上げてもこれからの5年、10年とても大事です。

しかも事は国家の覇権に関わることにまでなっています。言うまでもなく中国とアメリカ、 西側と中国そしてロシア、西側とアラブ、G20とそれ以外、 インド、アジアと西側、どんな形にせよ、国家をかけての話になります。

こんな時期は実に第2次世界大戦以後初めてではないでしょうか? 戦後日本は国、民間を上げて投資、集中した。それが戦後の日本を作ったわけです。

今、その流れに周回遅れになりつつある日本。以前にも書きましたが80年代後半から90年代前半、世界の半導体を牛耳った日本、今ではトップ10にその姿を見ません。ソニーは世界ブランドだった。今日本以外でソニーというとゲームか映画の会社だと思っている層もいます。もうブランド力はほとんど残っていません。自動車でもトヨタを始めこれから下降線を進むでしょう。EVでは完全に出遅れています。自動車はこれから先よりローカル化が進むと思います。中国は中国ブランド、アメリカはアメリカブランド(例えばテスラのように新しい会社がどんどん出来ている)。元々市場がとても小さい日本は輸出するしかなったわけですが輸出は減っていくだろうと思います。極論を言えばトヨタが生き残るには本社を国外に出すこともありうる。日本市場だけではもちません。

だが、物は考えよう。エンジニアは以前も書いたのですが世界どこでも働けるのですね。ライセンスが必要だったり法律が壁になることはありません。自分の知識、経験が資産。

この転機をどう生かすか、私は私のBLOGの根幹をなす、

広く視野を広げる。

自ら経験する。

が糸口だと思います。

しかも、コロナの影響をうけたこともありますが人材を求めて、リモートワークも進むという昨今、以前も書きましたが人材を求めて会社が移動している、リモートを入れてそのサーチ範囲を広げている。

そんな中、どう機会を見つけ、活かすかで将来に大きく関わってきますよ。

とあと2週間で還暦を迎えるのですが未だに現役のエンジニアをしている私から若いエンジニア、学生にメッセージでした。