借りのある人、貸しのある人
この本は古いです。私はもう25年ほど前に日本に行った折、書店で買ったと思います。先日ガレージの箱を整理していて見つけ再度読んでみました。
人生のスキルであると良いなと思うのに 人をみる目とセールスだと書いたことがあります。
実際仕事で成功する、人生を豊かに幸せにするのに、東大を卒業する必要も、医者、弁護士になる必要も無ければ、英語が堪能である必要もないのですね。
人をみる目を持ち、セールスの能力があれば仕事や仕事以外の人生、うまく渡っていけるはずです。人生はセールスだと何度も書いています。これは私は何人もの上司にその時々教わったことでもあります。
そして、人をみる目。
どちらも経験から学ぶのですが、単に経験だけに頼ると場を沢山踏まなくてはならないので時間がかかる、しかも以前も書きましたが七転び八起きと言っても同じように何度も転んで、同じように起きたのでは同じ経験を繰り返すだけです。転んだらしっかり学んで起きる。
その学びのためには読書も大事だと。ビデオなどは良く考えさせないでどんどん進み、終わったらなんとなく知った気持ちにさせてくれますが考えているわけではないのであまり残らない、他人の意見そのままになるので面倒なのですが自分で読む。
でも元来、邪魔くさがりな人間は考えたくない~と頭が、楽なほう、楽な方向へと連れて行くのです。
だから、この本に有るようにどんな人を信頼するか、など、人に会って経験から学ぶ前に自分でよく考えておく必要があるのです。 そして警戒する人物に会う機会が、残念ながら避けることはできないですから、もしそんな機会がやってきたら思い出して警戒を怠らない。
なんて硬いことを書いてますが、この書、一つの話題が高々数ページでとても読みやすいです。なるほどな~と思うことが書いてあります。
例えば、私のような爺だってまだまだ欲も妬みも抱え込んでいる、成功してやろうと思っている、だから若者と競争もするし、言っては悪いですが若者を蹴落とそうともするんだ、と言ったことを書いている章もあります。以前読んだときはまだ若かったが今、もう還暦になる世代になり再び目を通すと、その通りだ、と思ったりする。
こういった書は時期を置いて再度読んでみると考えが変わっていたり別な理解になっているのに驚くことが多い。