複利

複利、これまで何度か話題にしました。主に資産に関する話題で取り上げましたが人生も複利そのものかもしれない。

複利の基本は長く持つこと、言い方を変えるなら早く始めること。利率5%として10年、20年、30年で計算すると1.63、2.65、そして4.32倍になるわけです。100万円を30年持てば432万になります。200万円を10年持っても326万円ですから元手は少なくとも長くもっておけば増える。。。 ただし、利率がゼロ以上でなければなりません。利率を無視して話をしても仕方ないのですがファイナスのアドバイザーは利率を強調せずに複利の良い面だけを取り上げますね。仮に1%の利率だとすると10年、20年、30年で1.1、1.22、1.35倍に過ぎないのです。これを人生に当てはめるなら、利率が悪いことを何年やってもあまり役には立たないとも読めます。もちろんあるときブレークスルーがあっていわゆるうなぎのぼりの利率(例えば年率100%など)ないわけではないのですが、その確率は高くはない。宝くじほどではないでしょうけれど利率のほとんどない預金を30年もっても30年後全く増えていないような人生にはしたくないですね。

ここまでは利率が一定だという条件(平均)ですが平均はそれで曲者なのです。29年、ずっと増えてきたけれど30年目に不況でいきなり価値が半分になったとします。先ほどの例で例えるなら29年間5%だと412万円程度になるはずが30年目の不況で50%ダウンすると206万円。いったん半分になったものが412万に再び戻るのは仮にその後、年率10%だとしても7年以上かかるのです。つまりリスク回避も図らなくてはいけない。これを人生に例えるなら、順調に行っている期間こそ、リスク回避のためにも時間を使うということですね。順調に行っている間、忙しい、楽しいなどで油断をしてしまいがちですね。順調に行っている間こそ

勉強。新しい能力、知識、学歴・資格など。

ー経験を広げる、人脈を育てる 仲間を作る

資産を増やす(稼いだものを全部使ってはダメ)

ー世の中の情勢をよく検討する (歴史から学べます)

を怠らないことです。順調に行っている間、人間こういったことをおろそかにしがちなのです。忙しいし、楽しいし、余裕があるし、、、

バイブルのような本があります。英語でしか知りませんがhttps://www.amazon.com/Richest-Man-Babylon-George-Clason/dp/1505339111

The Richest Man In Babylonという書です。一度は手にして読んでみると良いと思います。

人生はしかしながら投資の世界よりもっと曲者。春と冬が交互にやってくる。何度か書いていますが私はずっとハードウエア(半導体関連)に従事しています。シリコンバレー、その名の通りIntelなどいわゆるシリコン産業が開いたような地域ですがGoogleに代表されるようにSoftware関連の会社が今ではすっかり大きな会社となっています。Appleは倒産寸前だった。ソフトウエアの雄、マイクロソフトに資金援助も受けたはずです。

AIが隆盛になり再びシリコンに今資金(ベンチャー資金や巨大企業の投資)が盛んです。AIがあたかもシリコンに再び力を与えたがように。お陰でもう還暦もすぐに近づいた私にも面白くかつお金にもなる仕事が再びやってきた。長い停滞の時期を経て再び勢いを増したがごとく。もっともAIが騒がれ始めたころから進んでAI関連の顧客を訪問しました。こちらも良くわかっていないですから”学ぶため”でもあったのです。勉強もしましたが実エンジニアと話すと一番良くわかります。以前も書きましたがそのような場合中国の顧客が圧倒的になんでも話してくれるので勉強になります。何も話さないのは日本の企業です。これでは双方、シナジーどころではない。事実AIでも日本は周回以上遅れているように見えます。忙しいときこそ学ぶのです。

客先で。 システムを教えてもらった。こんなものを作るんだと。。。

そうそう、もう一つ重要なことが。。。 それは途中で辞めてしまわないこと。よくあるのが がんばって預金(投資)を5年してきた。その間、ずいぶんと我慢もした(仕事ばかりして出費を抑えたとかね)。5年たってみると、”あれ、ずいぶん貯まったな。” がんばったんだし、ちょっと自分へのご褒美。。。”自分へのご褒美”というのはマーケティングの手法です。そのちょっとが、蓄えもあるんだし、と気持ちが大きくなることが多いのです。でも、5年程度の蓄え(経験、勉強)実はまだある境界線を突破できていないことが多い。もちろん5年で突破する人もいますが少数でしょう。突破するまでは気を抜かないことです。こちらのファイナンスアドバイザーと話をすると持っている金融資産の4%で生活できるようになったらフルタイムの仕事はしなくても良いと言います。例えば自分が望む生活には年500万円必要だとするなら25倍ですから1億2500万円ということです。年金のもらえる年齢で年金が200万円カバーするなら300万ですから7500万円でよいことになります。そんなあ、65歳まで我慢するの?となりますが30歳で4%になればそれで良いので年齢は関係ないのです。しかし到達する前に辞めてしまうとあっという間になくなります。お金でずっと書いていますが経験、勉強も同じです。経験も積んだし、そろそろ趣味などにももっと時間を使って人生を楽しみたいと思いますね。いや、昭和世代な私の場合、中学、高校、いやあ場合によっては小学校4年生くらいから”良い大学”に入るために塾だ、予備校だでずっと勉強してきた学生も多い。晴れて大学に入るとピタッと勉強を辞めてしまう、留年する学生もとても多かった。私の経験ではそこで辞めてしまったのでは途中解約と同じだと思います。あと4年、いや今の世の中、あと6年から9年ほど(博士課程)までそのままの勢いで勉強を続けるのが良いです。大学を何とか単位だけ修めて卒業ではその間の利率はゼロのままで終わることになりますよ。

特にエンジニアリングであれば博士課程まで突破するととても大きな可能性が開けてくるはずです。それが”境界線”だろうと思います。お金でいうなら先ほどの1億2500万ということでしょうか。博士まで進むと実社会での経験、蓄えを始めるのが遅れてしまいます。そこをカバーする必要はあるかもしれません。日本でのことは知りませんがこちらでは博士課程の学生は教授に雇われていることも多いです。教授の仕事は研究することではなく研究チームを作ることだとかつて聞いたことがあります。企業などから研究予算を取ってきて優秀な学生を自分の研究チームに雇い入れるのですね。私が長く働いたベンチャー企業には博士課程に在籍したまま週二日出社していたコンパイラエンジニアが居ました。今はGoogleで働いていますがとても優秀です。彼のアドバイザー(教授)が会社のアドバイザーだったのですが優秀な学生をプロジェクトチームに参加させていたのです。確かにとても優秀で私はコンパイラについてずいぶん彼から学びました。

勉強、経験と言っても、楽しいのです。楽しく勉強できるようにすれば良いのです。

サンタ バーバラ

サンタ バーバラ。LAから100マイルほど北側にある海沿いの町です。UCB(University Of California Santa Barbara)のキャンパスがある風光明媚な小さな(?)町でとても落ち着いています。日本からわざわざ出かけるような町ではないと思いますが大学に留学でやってくる人がいるかもしれないですね。

こんな町ですが、一度だけ出張でも出かけています。休暇では何度も出かけているので良く知った町なのですが私の住む地域からのアクセスが良いというわけでもないので出張で行ったときは苦労しました。ローカルの空港もあるのですがもっとLAに近く便が沢山でている空港を使いましたが、何しろいつでも交通渋滞のひどい南カリフォルニア。レンタカーを借りて一人で運転するとなるとCar Poolレーンも使えず、勝手分からずで実に2時間近くも約束の時間に遅れてしまった、、、それでも会ってくれたのはご愛敬からか?

Santa Barbara、裕福層の沢山住む町でTechnology関連とはあまり縁が無いように思われがちですがソフトウエア関連の企業がいくつもあるのです。コンパイラで知られた会社などがあります。私はそんな会社に出向いて行きました。こちらが客側だったので2時間遅れでも会ってくれたのですね。20年も前の話でいわゆる携帯電話もまだ初期のころで私はまだ持っていませんでした。そうそうナビも無いような時代で紙の地図を頼りに場所を探すような時代です。どうしても場所がわからず公衆電話を探して(今もあるのでしょうかね?公衆電話)最後の1マイルを教えてもらって。。。 いまじゃああまり考えられないような話ですね。

さてはるか以前こちらの美味しい寿司やで食べた時、世界で一番美味しいウニはサンタバーバラ産のウニだと教えてもらったことがあります。日本人の寿司職人が’絶対美味しいから”と太鼓判を押しておりました。食べたことがありますか?LAダウンタウンにあるインターコンチネンタルのレストラン(確かSora)でオーダーできます。もちろん他のレストランでもオーダーできると思いますが、”時価”とだけ書いてあります。いつもあるわけじゃあ無いそうです。たまたまそこで食事をされるならぜひ味わってください。 Santa Barbaraの寿司やにもあるのかな?とこれまで何度か行きましたがいつもありません。あまり取れない? 海岸までドライブすると取れたての海の幸を売っているところでウニも買えますよ。そこでも食べましたが寿司やでたべたウニの方が格段に質は上でした。そこで食べたのも十分美味しかったですが。

Xmas Eve 夜のState Street。 Santa Barbara一のダウンタウン。
もっと沢山写真があるはずなのですが出てこない。ここはダウンタウンの一角。こじんまりとしているがとてもおしゃれな街並みです。大学町とも言えますが”大人の町”なのです。いや、大人の女性の町? 男性は休暇であまりこないのかな?

LA

LA. ロス。 USA一の大都市(人口で)。西海岸一の大都市。ハリウッド、ビバリーヒルズに代表される映画の町でもありハリウッド映画での登場率はおそらく一番多い都市だと思います。

LAはしかしながら映画と観光が一番大きなビジネスというわけではないそうです。良く調べていませんが確かにそれだけでこんなに大きな都会にはなっていないはずですね。

というわけで日帰りになるのですがやはり出張で何度も行ったエリアです。もっとも私はLAというよりその郊外、周辺にあたるIrvineなどの方が多いのですがビーチでしられたSanta Monicaなどにも仕事で行きましたよ。実はLAエリア軍事産業を含めテクノロジー関連も大きなビジネスなのです。軍事? そう、軍事と言えばハイテク。ハイテクあるところ(コンピュータ、半導体、ソフトウエア)ビジネスあり、ですから。。。

軍事関連の場合、セキュリティークリアランスをパスしなくてはならないことが多いです。以前韓国、台湾、中国などでは会社訪問の際のセキュリティーチェックがかなり厳しいことがあると書きましたがこれは一般企業での話。

とは言っても私はほとんどそんなビジネスには直接な関係はなかった。こんな会社に出張で行くとさっさと前半の話をしたらそこからはセキュリティクリアランスをもつ同僚だけが残り私を含むその他は皆仕事は終わり。早く帰りたい同僚はさっさと空港、普通LAX(ロスアンジェルス国際空港)ではなくローカルの空港例えばアナハイムなどを使いました(混雑を避けるため)、に行きましたが私ともう一人の同僚はサンタモニカ、マリブ、ラグナビーチといった海岸沿いの良く知られた高級(?)なエリアで昼食を取ってゆっくりと帰宅したものです。軍事関連の企業は海岸沿いに位置することが多く実はそんな町へのアクセスが良いんです。マリブはハリウッドのスターも沢山住んでいるとかですが一度も出会ったことはありません。ハリウッドスターは毎年開催されるカーメル傍にある有名なゴルフコース、ペブルビーチでのATT トーナメント(プロとアマがでます)を見に行くと何人もプレイしているので会うことが可能ですよ。私はケビンコスナーをそこで見たことがあります。実際に見たのはあの時だけですがスクリーンで見るよりずっとハンサムでびっくりしました。スクリーンでもカッコいいですが実際の姿はもっとかっこよかった。スター(男優、女優とも)は実際で見るほうがおそらくもっとカッコいいんだろうとあの時思いました。

そんなLAですが私の住む北カリフォルニアからは車でも途中休憩を入れて7時間くらい。ですから休暇ではなんども行ってます。LA近郊のトーランスという町は日系企業も集まっているそうで日本人が多く住んでいるそうです。そのおかげでしょうか、日系のスーパーマーケットが大きくてフードコートも充実しています。リトル東京地区もありますがまさしく小さくて中華街(チャイナタウン)とは比較のしようもありませんがあんこが好きな私はそこで買える今川焼やヤマザキパンの肉まんなどが目当てでLAに行くと寄っています。LAまでくるとさぬきうどんの店などもありやはり北カリフォルニアとは日系コミュニティーの規模が違うと感じることもできます。

 

ホテルからみた風景
ダウンタウンにあるインターコンチネンタル。高層ホテルで眺めがとても良いのです。
Walt Disney hall だったかな? 
バスツアーで行きました。丘(山?)の上。ハリウッド、ビバリーヒルズ周辺

LA近郊は北カリフォルニア(サンフランシスコ周辺)とは比較にならないほど観光するところは多いですね。エンジニアの仕事ならシリコンバレーが楽しいと思いますが観光ならやはりLAか? 4年ほど毎年行きましたがそれでもまだまだ訪れていないところだらけ。広いのと交通渋滞で。。。LAは大きな都市ですが電車のサービスはとても非弱です。NYCは地下鉄網が充実していますがLAは以前私の友人が50年代(60年代かな?)に地下鉄を作る計画があったのをデトロイトのBIG3(車)が手立てを尽くしてその計画を破棄させた(車が売れなくなると思ったのか?)とかどうとか(事実は知りません)。最近は少し地下鉄もあるようですがNYCのように地下鉄と郊外にでる電車(例えばセントラルステーションなど)がつながっているわけでもなく移動はどうしても車になります。Freewayはいつでも大混雑です。私はそれでもCar Poolレーン(複数の乗車した車だけ通れる優先レーン)があれば使えますがそのレーンも渋滞時間になるとやはり混みます。Freewayとあるように基本的に無料ですがTool(料金をとる)ルートもあります。日本人の感覚ではただみたいな料金ですがToolルートはガラガラだったりする。バイパスになっていることが多く不便なのです。仕事の場合Taxiを使うとToolルートを使うと早く着くのですが料金がずいぶん違うことが多い。距離が50%程度も多くなることもあるからなのです。それでも早く着きます。混んでませんから。Toolルートがあまり使われないからでしょうか、最近はCar PoolレーンをToolレーンに変更するようなことを始めています。お金が欲しいだけなのでしょうね、カリフォルニアこの10年ほどはずっと赤字です(以前は黒字だった)。

LAに日本から観光で来ている場合どうしているのかな?といつも思います。自動車がないと移動は不便。ツアーバスの観光だとBeachサイドにはあまり行きそうにないですからね。ビーチというと北カリフォルニアは海水はとても冷たいのです。南カリフォルニアにやってくると、 ”ああ Bay Watch”の世界だと空、水の色でも思います。 Bay Watchご存じですか? パメラ アンダーセンなどが出ていたテレビシリーズですが数年前にリバイバル(?)な映画にもなりました。とてもにんきがあったテレビシリーズで私はBostonにいたころに見ていましたがカリフォルニアの海は真っ青できれいだなと、どんよりと灰色の空を見上げて思ったものです。

LA郊外、Venturaの丘から眺める太平洋

ロンドン

ロンドンは私の初海外出張(USAから海外と言う意味で)した都市でUK(ロンドン)は行った回数としては一番多いと思います。一時期UKに一人エンジニアを借りていた時期がありその時はそれを理由に2か月ごとにUKに出張していました。もっともロンドンではなく片田舎の町に会社のUK支社が有ったのでロンドンまで出かけた回数はというとずっと少なくなります。世界の3大都市を上げるなら私は東京、ロンドン、ニューヨーク北京上海LA、パリなども大都会ですが魅力で言ったら私の場合一番が東京で次ロンドン、そしてニューヨークになります。ロンドン、行った回数は多いですが例によって常に出張。休暇で行ったことはないのがとても残念。いつかフルタイムで働くことを辞めたらロンドンを皮切りにアムステルダム、ミュンヘンプラハ、そして最後にブタペストと廻りたい。そのすべての地に知人、友人がいるのでそれらの地をハブにしてみて回りたいですがロンドンには一年ほど住んでもみたい。英語圏だから住むのも何とかなりそうだし、友人夫婦がロンドンに移住したのでフラット探しを手伝ってくれると言ってくれていますから。

ロンドンは魅力的ですがいかんせん、UKには美味しい料理はない。。。 イギリス料理って、聞いたことないでしょう? 植民地を持っていたのでインド料理と香港風中華が美味しい料理になりますかな? 出張で行ったら大抵一度はインド料理か中華を食べていたと思います。

もっとも片田舎のパブはとても良いですよ。一番最初の出張はどちらかというとこちらがゲストだったのですが歓迎会としてパブに行きました。片田舎のそのまた片田舎、車で行きましたが道中真っ暗。街燈もないようなところで”誘拐するつもりか?”と冗談を言っているうちに遥か彼方にポツンと光が。。。そこがパブだったのです。今でも良く覚えています。

実際今でも片田舎(しかも電車でロンドンからそんなに遠くない)にいくと田舎を色濃く残しています。

残念ながら片頭痛持ちなのでグラス2杯が限度ですがパブで飲んで食べるのが一番多かったと思います。

さてそんなロンドンですがテムズ河を持っているのが良いですね。河の流れる町はそれだけで良い。橋は風情があるんです。今はロンドンアイ(観覧車)がありますね。乗るとウエストミンスター(国会議事堂、ビッグベン)も見下ろすことができます。ロンドン塔、大英博物館、ビッグベン、トラファルガー広場など行ったことがありますが未だエリザベスIIの居住するバッキンガムには行ったことがない。今度こそは、といつも思いつつなぜか行けていない。

つまり観光でも行くところには困らないほどに大きな都市だということですね。

UKはEUから離脱しましたがロンドンが魅力的である間は大丈夫だろうと思います。パリには行ったことがありませんがフランクフルトは飛行機の乗り継ぎで行ったことがありますがロンドンと比較すると物足りない。アムステルダムやコペンハーゲン、ブリュッセルも魅力はあるのでしょうけれどロンドン程だろうか?と行ったことはないのですが思います。

楽しい町ですよ。東京同様に地下鉄が発達しているので電車でどこでも行ける。

ロンドンに幾たびに訪れていた書店があります。Waterstones。大きな書店で各地に店がありますが私はいつもPiccadilly Circusの駅から歩いて行ける書店に足を運んでいました。日本と同じように購入するとスタンプを押してくれるのです。10貯めると10ポンド分になります。最近行ってないので今のカードはまだ10個スタンプが貯まっていません。居心地の良い書店で夜遅くまで開いています(今もかな?)。

仕事ではロンドンと言うことは一度もなく、ケンブリッジ、ブラックノール、ベンジンストックとかロンドンから遠いわけじゃないけれど近くもないところばかりだったので宿はいつもそんな町にある”アメリカの”ホテル(つまりホリデーインとか)でこればっかりはつまらないなあと思っていました。一度いわゆるUKの田舎のホテルに泊まりたいと言ったら今度そんなホテルを予約しておくと言ってくれたのですが実現していない。

ヨーロッパなので? 一年の始まりにその年の休暇予定を立てる同僚が多かった。以前社内トレーニングの責任者をしていた時がありますが世界各地バラバラにいる同僚すべての予定を聞いてスケジュールするわけにもいかず大体この時期ということでスケジュールしますがアジアから参加のメンバーは皆都合をつけてくれますがUKのメンバーは先に休暇の予定を決めるのでその時にこちらの予定は全く考慮してくれません。出れない。。。とだけ。こればっかりは辟易としました。皆親切で仲の良い同僚だったのですが休暇に関しては頑固でしたね。4人だけの経験なのでそれで全UK人がそうだと決めつけるわけでもないですがはるか以前UKのエンジニアを借りていた当時もどんなことがあっても休暇の予定は変えてくれなかった。。。そんなものだと思っているのでトレーニングに参加できないならとビデオに撮ったことがありますが面倒で一度で辞めてしまいました。

写真を沢山撮っているのですがどこに行ったのか行方不明で探している最中です。見つけ次第このBLOGをアップデートしたい。Waterstonesのポイントカード、締め切りは書いてないから来年COVIDが収まったらロンドンに上手く出張する機会を作ろうと思っています。

英語圏で最初に行くならロンドンは楽しいと思いますよ。ニューヨークも良いけれど初めてならロンドンの方が不安は少ないかもしれない。電車でちょっと出ればケンブリッジ。大学町ですがキャンパス内に入ると中世にトリップしたのではないかと錯覚することもできます。ニューヨークではそんな経験は難しい。

勉強

私の現在の上司は非常な勉強家です。既にPh.D(博士)とMBAを修めていますが常に勉強している。部下にも常に勉強することを説いています。経験では私が圧倒的に長いのですが私の経験談を良く聞かれます。経験を学ぶのだそうです。最近はいずれ(5年もしたら)一緒にベンチャー企業を作るような話を良くします。彼はそれに向けても”勉強”しているのです。私より15歳は若いですがその勉強量には脱帽です。

ここまでいかなくても人生は勉強の連続です。勉強というと学生時代にやっておくものだと思われがちですが人の人生で学生時代は短いのです。大学(学部)を標準としても小学校1年(7歳)から学部卒(22歳)、わずか16年(6+3+3+4)6。人生72歳としても20%程度ですね。幼児期を除いても30%にも満たないわけです。

学校は勉強する癖をつけるためにある、という程度に考えておく方が実は良いのです。しかも学校では人生については学びません。語学、数学、歴史などを学びますが本当に重要なことは実は教室で教わらないのです。

重要なことはというと、私の独断では

などが一番に浮かびます。学校では習わないでしょう? 学校で学んだ学科を修了するだけで社会にでる、つまり実際には何も習わないまま社会に放り出されるのです。これら生きていく上で必要となる科目、経験が頼りですか? しかも学生時代、先生、教授から勉強している学科の重要性、価値等を教えてもらいました? ”価値”とはすこし下賤な言い回しですが、もう35年以上も前になりますが大学で線形代数(Liner Algebra。LA) を勉強しました。まあ理解しましたがそれほど勉強したわけでもない。 が、エンジニアリングの仕事に就いて分かったことは線形代数を本当に理解していると仕事はいくらでもあるのです。そうだと知っていたらもっと深く勉強したのに。。。と思いましたよ。社会に出て再び勉強しなおして、今またLAを毎日仕事で接するのでMITのOpen Courceで再びおさらいしています。友人でLAの天才的なエンジニアが居ますが彼はGAFAすべてを渡り歩き今はTeslaで働いています。プログラマですがいわゆるコードを書く人ではない。彼は企業にとって圧倒的な価値を持ったエンジニアなのです。プログラマの平均給与がUS㌦で6万ドルから8万ドルだそうですが彼のクラスになるとその10倍にはなります。金額で価値を測りたくはないですが学問にもどんな知識が価値があるのかというのはやはりあるのでそれを知ることも人生、生きていく上では必要になります。ただし以前にも書きましたがそんな価値は時代とともに推移するし価値がなくなったと思ったようなことが再び脚光を浴びることも常ですから一概に言えないのですがね。 でもLAは過去も、現代も未来もずっと重要であり続けると思いますよ。 私はエンジニアになるんだったらLAはぜひ極めておくと良いと思います。

財産の作り方。投資、運用、その他

ー政治。政治学じゃなく生きていく上で必要となる政治力(交渉力)

セールス

人をみる目 

ー歴史(歴史の教科書ではありません)、政治、経済、軍事などを絡めて。年号などは歴史ではないです。

勉強することを辞めないようにしたい。

昭和世代な私は子供のころ母から常に聞いたのは

”美味しいものが 食べたいかい? 自分でいっぱい稼いでから食べなさい”、”きれいな洋服がほしい? 自分でいっぱい稼いで買いなさい”、 ”いっぱい稼ぎたい? だったら一生懸命勉強しなさい”

日本がまだ貧しい60年、70年代。 そのころのテレビ番組にアップダウンクイズというのがありました。10問正解するとハワイに行けるのです。10問正解者にはJALのスチュワーデス(今はフライトアテンダントと言いますが)の女性が花束と旅行鞄にハワイ行きのチケットを持ってきてくれるのです。ハワイはあこがれの場所だった、そんな時代ですが ”だったら一生懸命勉強しなさい” がそのハワイも可能にするんですね、 母は”ほら、賢い人がクイズ全部解いてハワイに行くよ”と良く私に言っておりました。勉強しなさい、をこうやって教えてくれたりもしました。

勉強をするまず第一歩は読書。インターネットでもYOUTUBEでもなく、古いようですが読書。 かの ビルゲーツ氏は年間50冊は読書するそうです。彼は何でも手に入るほどの資産家ですが彼が欲しいのは本を2倍速く読める能力だと以前何かのインタビューで言っておられました。

日本はまだまだ書店が豊富。私はそれはとても羨ましいのです。

読書の次は誰かのインタビューを良く聞いてそれを十分に理解するのも役立ちます。本で読んだことを確認できる作業にもなります。

そして実践ですね。数学など公式をいくら覚えてもだめで実際に問題を解いてみて初めて理解が深まるように学んだことを実践してみる。投資を勉強したら?今はバーチャルで投資を実践できるようにもなっています。株式投資、シミュレーションで実践することで経験することで理解を深めることもできるのでこれなら高校生でも実践と通じて学ぶこともできる。

写真はチェコのBrno。 以前出張BLOGで触れました。チェコ第2の都市ですが大学町です。日本と異なり一度社会に出てまた学校に戻るのはUSAも含めて普通なこと。Brnoでは博士課程に在籍するエンジニアにも沢山会いました。IBMなどが進出しているのでエンジニアとして働きつつ修士、博士課程にも在籍しているのですね。大学町ならではと思いますが私の居るシリコンバレーにはUniversity Of Californiaのキャンパス(例えばSanta Cruz)などがExtension(夜間の講座)を沢山もっています。オンラインもありますが対面講義も充実している。若いころはずいぶんとExtensionで学びました。仕事が終わってからというのはきついのですが講師には現役のエンジニア(普通Ph.D)も多くコースの合間合間に講師や一緒に勉強している人とも話をして交流の機会も増えます。仕事に直接関係するコースも取りましたが関係しないコースを取ると交流の輪に広がりを持つことにもなりました。

勉強癖と読書癖は癖の中では横綱級だと経験から思います。

面倒くさい?

若い人たち、選挙行ってますか?

投票はしないといけないですよ。そしてよく考えること。誰かに任せてはいけません。特に私らのような年配、老齢な者には。

国や他人を思いやって投票する人は少数です。他人には究極家族も含まれますよ。嘘だと思ったらこんな質問をあなたのご両親にしてごらん。質問とは。

今国家財政は危機的状況、財政改善に今多大な費用がかかる医療費を削減するため老人医療の負担を50%まで引き上げる。そうしないと私たちの世代はもうやっていけない。 若い世代のために賛成してくれる?

ご両親賛成するとおもう? 私はしないと思う。だって自分に直接かかわってくるでしょう。

財政破綻してもその時にはもういないわけだ。つまり関係ないんです。悪い言い方ですがそんなものです。

だから若い世代、自分たちのことは自分たちの世代が政治に出て行かないと変わりはしません。老人は老人世代を応援するさ。そしてそんな政治家は老人世代のために働きます。破綻したって究極自分には痛くもかゆくもないんですよ。

人生は絶対他人に任せてはだめです。自分の人生。選挙も同じ。世代の違い、社会的立場の違い、地域的違い、色々ありますが選挙は自分のために必ず行くんです。そして良く考えて自分のために投票するのです。

投票にもいかない人は自分の人生を他人任せにしている確率が高いように思います。もう一度書きますが人生は決して他人任せにしないこと。

他人任せにしないとは、自分で考えて行動することです。今はソーシャルメディアの時代。インフルエンサーと言う言葉、私が若いころは無かった言葉です。インフルエンサーは彼ら、彼女らのためにあなた方を利用する存在。あなた方のためじゃあないですよ。あなた方は赤の他人なのです。全く関係のない人を助けるためにインフルエンサーになる人は極々少数。だからそんな人たちに影響されないよう自分でしっかり考えるのです。他人任せにしない。

人生他人任せ、会社任せにして上手くいった人はいません。何度か書いていますが会社はオーナーでもない限り基本的にはあなたの人生すべてというわけではありません。あなたと会社の関係は突き詰めれば契約です。契約に従ってあなたの時間と能力を会社が買い、契約に従って対価を支払っている。ドライなようですがあなたの人生を守ります、作りますという契約ではないのです。人生を守ってくれるのは保険会社でしょう。保険金を払いますからね。意識改革と言うわけではありませんが心得ておく必要はあります。他人(会社や突き詰めれば国家も入ります)任せにはしないこと。

そのためには

Choose To Choose

これは以前にも紹介した言葉ですがOprahさんの好きな言葉だそうです。彼女の経歴は

Oprahさんの経歴

つまり自分で選択(決める)ことを選択する、他人任せにしないということですね。

癖をつけると良いです。人間はHabbit (癖)な生き物だそうです。

考えて決める、そんな癖です。何かを聞いても、読んでも、見ても立ち止まって考える。映像や耳はごまかされ安いです。ごまかされないためには読むのが良いのですがWEBサイドの内容はほとんどがまた聞き。書籍も溢れていますがそんな中から本当に価値がある内容を見つけるのはどんどん難しくなっています。しかも今の世の中バーチャルに傾向しており実体験、実経験が不足して来ています。バーチャルというのは誰かの体験、経験。または作り上げられた虚構であることが大半。もちろん人間すべてを体験、経験できるわけではないし諸般の事情で実体験できないといった事情はあります。しかし、自分が直接体験、経験できるならバーチャルではなく’実’を選択する。面倒くさいのですがね。

便利になったようでいわゆる格差が広がっているのはここ、他人任せにしているか、自分で選択しているかにも根差していると思います。もちろんそれだけではないですが。

他人任せにせず、良く考え、経験しつつ勉強すること。

古い考えかもしれませんが私はこれを実践している人が結局成功、幸せになっていくと思います。

人生、テクノロジーがどんなに発達しても変わるのもじゃないです。現にローマ帝国時代に書かれた書物、例えばセネカやマーカスアウレリウスの言葉、今聞いても全然古くない。

セネカの”人生の短さについて”と言う書物、私は大学院生のころ(もう35年以上もまえ)読みました。今も販売されていますよ。 

セネカ 人生の短さ 

マーカスアウレリウス、賢帝だったのですが、次の皇帝選びだけは良くなかった。

ローマ ストア哲学者の言葉

癖と言う点で、常に学び続ける、勉強し続ける 癖 はとても大切です。学校を出てからの勉強、学びの方が実はずっと多いし長いのです。 学校は勉強する、学ぶ習慣をつけるために行っているんだ と言うくらいの気持ちで居たい。7歳から25歳直前まで私は学校に行きましたがたった18年。働いて既に35年。もう倍近くの間ずっと勉強している。勉強の仕方、癖は学生時代に着けておきましたよ。 もし自分は付いていないなと思ったら癖にしましょう。 学び方を学んでこなかったとしたら教わりましょう。残念ながら学校では英語、国語、数学といった教科は教えるのですが学び方、勉強の仕方はあまり教えませんね。学ぶといっても何を学ぶか、それも学校では教科から選択するだけで事前に誰かが、選択できる場合があるにしても、探して決めているのですが、社会に出ると何を学ぶかということから自分で選択(探す)必要があります。面倒くさいなあとなりますが人生は面倒くさいんです。でも、学ぶスキル、勉強するスキルは一生役立ちますから面倒でも早いうちに学ぶと良いです。

選挙に行くのも面倒くさい。 でも行かなくては。面倒を避けない。

人脈?

現在はソーシャルメディアの時代、Facebook(とその関連したプラットフォーム)、LinkedIn、 Line, Wechatなどで”繋がる”ことがプライベート、仕事を通じて重要になってきています。事実以前書きましたが中国に出張すると帰り際に決まってすることは?というとWechatのChat Groupを作ることでした。WechatをUSでは使えなくなって実は中国とビジネスがしたいUSの会社、個人戸惑っているのです。それくらい仕事にも密接に関わってきています

また誰かに会うとその日のうちにLinkedInのInvitationを受け取るようになりました。誰だったかな~とあまり記憶に残っていないようないわゆる一見しただけくらいな人からもInvitationを受けます。私はかなり保守的なのでそのような場合ほとんどそのInvitationを受けないようにしていますが知り合いの中にはLinkedInで5000人以上も繋がっているのもいます。

一昔前ですと名刺が重要でした(本当かな?)名刺はしかしながら古くなる。もっともLinkedInなどもプロファイルを定期的にアップデートしていかないと古くはなるのですがそれでも名刺よりは確度が高い。便利になりました???

人脈を作ることが大切だと人脈づくりに励む人がいます。以前見たテレビの番組(日本の番組)で1000人以上の人脈を誇りその人たちに年賀状だとかを定期的に送付しているといった人を紹介していました。見た後の感想ですが、それってなに?と。

ある資料によると人は100から150人が生活、仕事をする上でかかわる上限だそうです。私も長い人生、1000人、2000人の単位で人と知り合っていますが”会った記憶がある”、”昔一緒に勉強した、働いた経験がある”だけの淡い記憶程度な関係がほとんどです。35年の仕事人生、8社に勤め訪問した顧客数だけでも100社以上それでも今でもかかわる、よく覚えているとなると確かに100から150人程度です。これでも多いほうだと思っています。

そんな中から”人脈”と私が言えそうな人たちは50人もいないように思います。人脈ってなんでしょう?

沢山の人を知っていることか、少ないけれどお互いが時と場合によって助け合える関係をもつネットワークなのか?

ソーシャルネットワークは前者なことが多い。浅い関係が多いですね。

その浅い関係を人脈と言えるのか? 歳を経るごとにより考えるようになりました。

以前書いた仲間と人脈も微妙に違うように思います。仲間というのは、そうですね、何かを達成するために集まった一時的な集まり、例えそれが20年続こうとも、と言えるかもしれません。次の目的地、目標には別な仲間で一緒に行くかもしれない。ちょうど飛行機で行くならパイロットが必要ですが車なら優秀なドライバーですね、一緒に行くのは。地図(GPS)を使いこなせる人はどちらの場合も必要なのでその人はいずれにしても仲間に入ることになる。

でも人脈はそういった人たちではなさそうだ。もちろんその人脈の中から次の仲間も出てくるでしょう。また例えるなら整備された飛行機や車を間違いなく調達するにはそんなことを確実にしてくれる人(サプライヤー)が必要になる。このサプライヤーはどうやら人脈になりそうだ。そんなサプライヤーある程度懇意にしておく必要はありますね。20年も音笹なしで突然難しいことを依頼してもその時の状況(仕事が立て込んでいるだとかなど)次第で中々思い通りに行かないことがあります。でも1000人もの会社、人と懇意にすると言うのは実は物理的に考えてもできないし広い浅い関係は結局は人脈として育ちそうにもない。

しかも人脈は一方通行ではなく双方向だと思います。自分にとって重要での相手にとって重要でなければ一方通行になりかねない。こんな関係を人脈というのだろうか?と思います。

さてそんな人脈、計画的に築きあげてきていますか?無計画というのはいただけない。

ソーシャルメディアが発達していますがソーシャルメディアでそんな人脈が築き上げれるとは経験上あまり考えられません。

何も人脈づくりのためにパーティーなどに積極的に参加しなさいといっているわけではないですよ。私は典型的な内向性な性格で仕事ではどこにでも出かけていき誰とでも会いますが一旦仕事を離れるといわゆる夜の飲み会にも全く参加しなかったいわゆるアンチソーシャル。飲み会でグダグダ愚痴っている暇があれば勉強したい。そんな性格ですが人を選んで計画的に人脈は作ってきています。

仲間づくりと人脈の確保、いずれも仕事での成功は自分ひとりでは限界がありますから意識して築き上げていくことが大事です。

友人は仲間にも人脈にもなりえますが何度も書いているように友人==仲間でないように人脈になりうるわけでもありません。

友達と仕事はわけて考える、友達と自分の将来もわけて考える。割り切って考えろとは言いませんが友人==仲の良い仲間は学生時代までだというのは意識しておくと良いと思います。

人脈づくりのためだとかいった理由で良く食事をする人もいるようですが私自身の経験ではその程度では人脈にはならないように思います。

それより食事は一緒に食べたい人と食べたいものを食べたい。

 

どちらもチェコ料理。ビールは超一流。料理は? あまりスパイスの効いた料理はありません。インド料理の店に入ってもこれがインド料理?と思う程にスパイスが効いていないのです。ビールに合う豚肉料理ばかり食べていました。

私は今ではチェコにも人脈がありますよ。とても優秀なコンパイラエンジニアを数名とチェコ人を雇えるエージェントを一人。東欧諸国はエンジニアが沢山いるのですよ。ポーランド、チェコなどこれからも伸びていくはずです。