五大湖周辺

シカゴは私が最初に降りたUSAの地。1989年のことですがあの当時日本からボストンへは直行便はまだなかった。就労のためにやってきたのでビザ関係の書類を沢山もっていました。入国には30分程度要したと思います。今もそうですがそれからスーツケースを探して再度チェックインするのですがそのスーツケースが行方不明になり出だしからトラブルでした。国内線の乗り換えには3時間ほどあったと思いますがやっとのことでスーツケースを探して。。。飛行機も初めてだったのでかなり焦ったのは今でも覚えています。今じゃ出張で年10から15回は飛行機に乗っていましたから飛行機は仕事の縮図の一つですがあの時は焦りましたね。

さてそのシカゴ、出張で3度ほど行ってますがすべて真冬。なんで真冬ばっかりと思うばかりに真冬。あまりいい経験はないのです。五大湖周辺はとても寒くなります。なぜこんなに寒いところにシカゴのような大都会があるのか?と思うくらいですが真冬は避けたい。 とにかくフライトで良い経験がありません。シカゴだけでなく五大湖周辺(USA側)ではクリーブランド、バッファローにも出張で行きましたがいずれも真冬。真冬ばっかり。。。

ーシカゴ。サンノゼ行きの便がキャンセル。サンフランシスコ行きがそれでもまだ出発できるとかで急遽変更。SFOについてタクシーでサンノゼ空港に行き自分の車で帰宅。帰宅は夜中の3時ごろだったかな。サンフランシスコに行けただけましで別の時はとりあえずダラス(テキサス)にでて、空港内で過ごして次の日に帰宅といったこともありました。飛行機が雪でとにかく飛ばない。。。

ークリーブランドから次の目的地トロント(カナダ)。目と鼻の先の45分程度のフライトなのですが雪でやはり欠航。やっと見つけた乗れる便は次の日の早朝。朝早く飛んでそのまま顧客先へ。空港(航空会社ラウンジ)で夜をすごした。ラウンジは通常閉まるのですが欠航便が多くその日は夜通し開いており助かった。

ーバッファロー。雪で飛行機が着陸できず全然違うが近い空港に着陸。レンタカーを借りてそのご4時間のドライブ。飛行機に乗っていた時間とドライブの時間がほとんど同じ。雪だらけでのろのろ運転だったためですがホテルには午前2時ごろやっと到着。

こんな経験ばかりなので”冬はいやだ”とずっと言ってあったのですがその当時働いていた会社、顧客の予算サイクルに合わせてミーティングを持つことが多くそれが全部冬だったのです。 その理由の一つに冬は顧客サイドのマネージャたちは出張したがらず(当たり前か、空港でトラブルになることが多いですから)、地元にいることが多いから。。。と言うんですね。地元にいたセールスは良いとしてもカリフォルニア州からやってきた私には全然良くない。。。

前回で懲りたことがあり”シカゴに行くのは嫌だ”と言ったら地元のセールスがマイケルジョーダンのステーキハウスに連れて行くよといって、その誘いにまんまと乗っていってしまったこともあります。やっぱり雪。帰りの便は? たしかやっぱりトラブルだった。記憶が正しければ搭乗はしたが飛行機内で数時間(4,5時間)待機。もうゲートにも戻れず。。。だったはず。

冬に五大湖周辺に行きたくない。

ここだったとは思いませんがマイケルジョーダンのステーキハウスはhttp://mjshchicago.com/

雪ばかりで写真は撮ったことがないので、このBLOGだけ借り物。昨年はとても寒く凍りだらけ。 USAは異常気象続きですが今の政権は全く気にもしない、Republicanが牛耳っておりそのつけを庶民がかぶっている。いやカリフォルニアが。いわゆるRED State (Republican) はお金がなく連邦政府の予算のほとんどはBLUE Stateが出しているわけだ。でもその金をどう使うかはRED Stateの政治家は決める。。。https://www.usatoday.com/story/money/economy/2019/03/20/how-much-federal-funding-each-state-receives-government/39202299/

Credit Score

与信審査。日本でもクレジットカードを作るときや大きなローンを組む時に審査がありますね。

自分の“与信”度ご存じですか? 気にしたことがないですか? クレジットカード申し込んだのに審査に通らなかった。。。といった経験はないですか? 

USA(Canadaも)で暮らすのであればこのCredit Scoreはついて回りますよ。しかも出だしで失敗するとかなり大変ですよ。ちなみに私はその出だしで大失敗をしましたから経験からも言えることです。

私はUSAにやってきた当初、出向扱いだったので給与は日本の銀行口座に入金されていました。USA生活は諸費用は会社持ちで食費などとして2週間に一度小切手(チェック)を受け取りそれを銀行で換金していたのです。そのころは日本で発行したクレジットカードを使っていました。つまりCredit Historyを扱う信用与信サービスの会社に私の履歴はない状態ですね。 ”ない”のは悪い知らせ。。。なのです。

USA本社社員に移籍したときよりUSAで給与をもらうようになり、もちろんそれまでの諸費用も自分持ち。 まず何が必要か? 車です。それまでは会社支給の車に乗っていましたが自分でなんとかしなくてはならない。”購入か”。。最初の車はHONDA シビックのベース。確か11000ドル位でした。日本のクレジットカードは上限があり全部クレジットカードでの支払いはできないしディーラーも全額クレジットカード支払いというのは認めておりませんでした。ディーラーには働いているから簡単に”ローンを組める”というのですね。まあその当時とても良い会社におりましたし。ところが、ローン審査に落ちた。。。 でも既に車には乗っていたのです。審査に通る前から乗れたのはアメリカ的でしょうか? もっともクレジットカードの上限までは既に支払ってありますよ。たまたま、その少し前に会社の計らいで一度日本に帰国することができかなりな金額のドルを生活のためにもってきておりました。そのドルで残高を全部支払いました。しかし 審査に落ちたという記録が、私のまっさらなRecordに残ってしまった。。。 わるい記録だけ残ったのですね。でもこのことに気づかかなかった。。。 それからある程度して、日本で発行のクレジットカードの期限が迫ってきた。更新することができないわけですからアメリカでクレジットカード作らないと。。。 会社に入っている自分も口座をもっている銀行がクレジットカードを発行していたので申し込んだ。銀行に口座がありすでにかなり残高をのこしていたのですが、審査に再び落ちた。なんでかな~と思っていましたがあの当時Credit Scoreというのを良く知っていなかったのです。 なんでだろう~と思うだけで。そうこうしているうちに手持ちのクレジットカードは期限切れ。チェック(個人小切手)を持っているのでそれでほとんどの支払いはできるしキャッシュは下せるし、別に生活に困っていたわけではないのでかなりな期間ほっておきました。仕事が忙しくなったので忘れていたのでしょうね。30年前、今よりはキャッシュもチェックも使っていた時代です。

でもやはりあるときクレジットカードがないと不便なことに気づき、再び申し込んだ。その会社はAMEXです。申し込んで数日後、会社に電話がかかってきた。私に掛かってきた初めての外線電話です。かけてきた相手はAMEXのカスタマーサービス。 ”ああ、本当にXXXで働いているんだね”と言ったのが最初の会話でした。わざわざ直通の電話番号を書いてあったのにオペレータにつないでもらったようでそれで私の身元確認をしたようです。 クレジットスコアがとても悪いけどどうしたでかなと電話で確認してくれたのです。その時初めてそのスコアを知りましたよ。事情を話すと”なるほど”と。給与明細をFAXで送れるかと聞かれたので手元にあったのをすぐさまFAXで送ると折り返し、カードを発行すると言ってきました。

というわけで私のUSA最初のクレジットカードはAMEXなのです。そしてAMEXだけそれ以降一度も解約することなく使っています。VISAなどは持ってますが解約もするし普段はあまり使いもしません。あのときAMEXも単に審査落ちとだけ言ってきたらますますスコアを悪くしたでしょう。親切に色々と教えてくれましたよ。時々クレジットスコアの記録をもらって不審な点がないか確認することは重要だとか、どのようにしてスコアを上げていくかといった内容です。いまではインターネットを通じて情報はいくらでも手に入りますね。

海外出張を沢山するようになりAMEXに薦められたプラチナカード。費用はかかりますが結局その費用は回収できるようになっている。世界中どこでも統一しているのかと思ったら日本だけ特殊で日本ではあまり重宝しない。

さてこのスコア、自身の与信、実生活で何度も出てきます。クレジットカードを作るとき、自動車をローン建てで購入する、リース契約をする、そして住宅ローンを作るときなど。そんなに頻繁ではないように思いますが住宅ローンの借り換えはよくあることだし、昨今車は購入ではなくリース契約することも多くなっています。そんなこんなで2年に一度はクレジットスコアが実生活に関わってきたように思います。また投資、例えば不動産投資をする場合、元金を除くとローンが主な資金源になりますが投資物件ではクレジットスコアはExcellent以上でないと難しいでしょう。

子供にクレジットカードを作ってあげそれで学生時代に子供のクレジット履歴を作ってあげるのだそうです。またはデパートの発行するカードは与信審査がとても簡単だからそこから始める。。。などその後色々と教わりました。いまでは当たり前のような話かもしれないですが出だしで失敗すると記録が中々消えない。

しかもいわゆるIdentity Theftの問題もあります。なりすましですね。被害を受けると修復にとても苦労します。記録を簡単には修正してくれないのです。被害者になった時のための保険やクレジットをモニターするようなサービスを提供する会社もあります。被害を受けた後の困難さを考えるとこういったサービスを購入しておくと良いかもしれません。私は家族皆このサービスに入れています。USA生活のポイントとして、自分のことは自分で守る、があります。USAにやってきてすぐに教えられたのが政府をあてにするな、自分のことは自分で守れ、でした。引退後のこと、医療のことがその大きな要素ですが自分のことは自分で守れ、だからアメリカ人は図々しいんだ、とこちらにいる日本人の中にはそのように結論着ける人もいます。

日本人は図々しさは足りないかもしれないですね。

USS Hornet. 引退した空母。ボーイスカウトのナイトキャンプ。自分のことは自分でまもれ。空母でもネット犯罪は守れない。。。

先輩、後輩 は 無い!

あなたの上司は、おそらくあなたより年上であなたより社歴が長いでしょう。あなたが日本で働いていれば、それが例えいわゆる外資系でも90%以上の確率でそうだと予想できます。 そして、先輩、後輩、先に入社したら先輩。普通歳上だけど場合によっては数年年下のこともあるかな?でもお互いに年齢がなんとなくわかるので年下の先輩は言葉使いは丁寧だったりするのでしょうか?日本では外資と言っても転職でどんどん人の移動があるのはセールスくらいなのではないでしょうか?

私はそんな環境に4年もいなかったのでもうすっかり忘れていますが、この25年、私の上司は皆私より年下です。年齢差は今の上司がたぶん15歳程度、その前の上司は大体10歳程度だったと思います。私は現在の会社では一番新参もの(一番後輩)なわけですがプロジェクトではリーダーです。マネージャでなく一番シニアなエンジニア群の一員です。シニアだからといって上下関係は全くないですよ。同じボスですしね。

年下なマネージャ、場合によっては後から入ってきましたよ。マネージャが転職や昇進したからと言って空きを誰かが昇進して埋めるということは必ずしもありません。上層部がどうしたいかで決まります。特にエグゼクティブが変わった際には新しくやってきた人が最初に行うのはマネージャの刷新です。首になるマネージャも多いのです(大体6か月程度のパッケージをもらう)。自分が雇った新しいマネージャを連れてくることで人事面で優位に立とうとしますし、刷新することで内外に新風を吹かせることをアピールする狙いもあります。 エンジニアはそのあと刷新することがある。新しいマネージメントがきて、その人がチームをどう運営していくか次第です。しかしながら継続を必要とすることが多いので急激な変更はしないのでエンジニア(スタッフ)はエグゼクティブ交代による影響は受けにくいです(が100%安全でもない)。

そんなことがありますから自分の上司が年下になることは極々普通です。年下でも上司。”歳下の下では働けない”と言う人は向いていないです。またいわゆる体育会系の考えが強い人もあまり向いていません。女性のボスも多いですよ。私は8度の転職、社内での移動等で過去都合20人以上のボスを持ちましたがそのうち5人は女性がボスでした。

日本では年齢、性別等にわだかまりがまだあると聞きますがボスは、ボス。私はこの割り切りは出来ています。しかし仕事を離れたら皆同僚か友人です。一緒に出張にも沢山行きましたが仕事が終わって夕食時などは同僚いや友人としてお互い接していました。仕事は仕事。彼には人事面、仕事の優先順位の決定などで権限を持っているだけ。。。もちろん私は上司に恵まれたほうなので年下の上司からも沢山学びましたよ。例えばマーケティングとは?など。

では昇進しないのか? もちろんしますよ(可能性)。社内で順々に昇進している友人、元同僚もいます。でも必ずしも”タイトル”として昇進するとは限りません。役職手当だ、どうのこうのとタイトルと給与が密接に絡んでいる日本とはずいぶん異なりますし日本でも時々聞く”ダブルラダー”、つまりエンジニアとしてのレベルとマネージメントのレベルを持つ会社も多いのです。 例えば(上から順に)

ーSr. Fellow, Fellow, Distinguished Engineer, Principal Engineer, Senior Engineer, Lead Engineer, Engineer

– CTO, VP of Engineering, Sr. Director, Director, Manager

など。CTOは普通一人ですね。 会社によってはSr. Fellowの数はVP (Vice President)の数より圧倒的に少ない(つまり会社内での地位はSr. Fellowの方が上)ということもあります。 この二つ、違いはStaffかManagerかです。 Managerは人事権を持つがStaffは持たないとでも考えておけばいいです。

ちなみにEngineeringの会社では通常Engineeringのラダーの方が昇進度は速いです。各々のレベルに沿って給与、賞与の目安があります。部下を持ちたくない、プロジェクトを管理したくないという人も多いですね。日本では未だある程度まで上がるとどうしてもマネージメントに移っていかざる負えない会社もあると聞きます(給与面もありますが社会的に地位を示す必要があるからとか。。。)

スタートアップ企業はもっとフラットでEngineeringは全員 Member Of Technical Staffというタイトルにしているところも多いです。こういった会社では名刺にはかなり好き勝手なタイトルをつけることを許していることが多いです。 例えば AI Expert Engineerとか。Member Of Technical Staff、日本語にすると”平社員”になりますよ。 はるか以前日本で友人が銀座に連れて行ってくれましたが私はこのタイトル、友人は確か部長になりたてのころ。部長さんと平社員。やはり部長さんが人気でした。タイトルはこんな場合に重宝するのかな? ちなみに今現在の私の名刺にはDSP Engineer とあります。タイトルでなく何をやっているかがなんとなくわかるだけ。。。

タイトルが必要になるのは顧客にあう、ベンダーに会うなど外部と交渉する立場にある場合です。したがってファイナンス関連の会社ではVPはごろごろいますよ。VPって普通の会社のManager(以下)程度であることもあります。例えば

– First vice president, Sr. Director, Director, Vice president

などという一風変わったタイトル構成になっていることもあります。 Firstがつくと偉い(地位が高い)です。VPの名刺をもらってもすぐに”偉い”と思わないことです。以前私が働いていたエンジニアリングの大企業ではセールスのVPは1000人以上、エンジニアリングでも200人以上いました。 Sr.がつくとぐっと数が減って5人程度になりました。つまり形容詞(Sr.など)まで見ないとその人物がその組織内でどんな地位かはっきりしないわけです。もっともタイトルで人物を測る必要はないです。タイトル、その人のいる組織ないだけの決め事、それを外にまで持ち出して”偉そうに”しておられる親爺を見ると私はげんなりします。XXX会社の部門長といっても私はXXXと全く関わり合いなく、たんに他人です。

もちろん、USAだって日本でいうところのセクハラ、パワハラはありますよ。人事に訴えてもらちが明かないこともあります。しかしながら流石に訴訟の国、弁護士を雇って会社と対峙するひともいますよ。そこまでいかなくとも州政府のある部門にクレームを入れる。 人事はマネージメントに雇われているのですからマネージメントを守る方向に向かいますがひとたび会社自体がトラブルになりそうになるとCEOの目に触れますから今度はバッサリそのマネージメントを切ります。こんなことは長い経験で何度も見ているのでUSAといえどもセクハラ、パワハラは日常茶飯事であると最後に触れておきます。 どこの国にもあります。マネージャに媚を売るスタッフも必ずいますよ。YES Manはどの国、どの組織でもマネージャに好まれるのです。これは時代、場所を問わず人間的な真実ですから。理想を持ちすぎるとがっかりするかもしれないです。会社、マネージャにとっての公平は必ずしもあなたにとって公平でないかもしれない。そんなものです。人間に平等に与えられたのは一日は24時間ということだけだ、と言いますし、これが唯一の真実でしょう。

その24時間をどう使うかはあなたのチョイスなわけです。

クラシックカー。 現代の車たちの”先輩”。 ここまでくると”価値”がありますね。ここまで輝いてこそ”先輩”を名乗ってほしい。。。

ビールを飲むのに上司、部下、先輩、後輩も必要なし。 皆、友人。ビールの席では平等。

Raleigh (North Carolina)

この町を知っているとなれば、よほどの通か、テクノロジーが好きか、はたまた旅行好き? ノース カロライナはアメリカ南部に位置します。南部と言っても日本からわざわざ旅行で出かけるかというとそれはあまりなさそうですね。

飛行機を降りて空港ターミナル内に入ると勝手が違うことに気づきます。それは”自分以外にアジア人がいない。。。” 私が住むカリフォルニアはUSAでもアジア人の割合が多い、とりわけ私がすむアップル本社のあるCupertino周辺はアジア系が多数派になります。そんなところからこんな南部に出かけると。。。以前インディアナポリスに行った時も同じような体験をしていますが、う~んアメリカに来たなと感じるのはこんな瞬間でしょう。慣れていないと違和感はかなり強いですよ。ちなみに2010年の調査でアジア系の占める人口比は2.2%だそうです。カリフォルニアは?というと15.3%ですって。違いは明らかですね。インディアナも2%ちょっと。そんなものなのですね。

この一帯を別名リサーチトライアングルと呼ぶこともあります。特にこの町にはテクノロジー関連の会社がオフィスを構えています。やはり大学が隣接しており大学を中心に発展しています。

テクノロジーあるところ顧客あり! というわけでこんな町にも出かけていきました。正しく南部、カリフォルニアとは勝手が違いました。例えばタクシーの乗り方も特徴がありました。先にオフィスでチケット(お金を払うわけじゃないです)をもらってそれをドライバーに渡しました。そのチケットには”私がどこに行きたいのか”書いてあります。最初に行先を指定してその行先に行けるタクシーを配車していたのですね。

人々は基本的に親切です。ホテルには夜遅く着いたのですが空腹状態だったのですがホテルのバスで遅くまでやっているダイナー(デニーズのようなところ)に連れて行ってくれ食事が終わるまで待っていてくれましたから。カリフォルニアでは期待できないですよ、こんなこと。

次の日は一日遅くまでミーティング (トレーニング)だった。夜は顧客を招待してバーベキュー。USAは地域ごとにバーベキューソースがあるのです。今だに全容を把握していませんがバーベキュー好きは皆良く知っていますよ。食べたレストランはもちろん自家製のバーベキューソースを持っておりました。二日目は自分たちだけで顧客から教えてもらったバーベキューの店に行きましたら若者(大学生)しかいなかった。若い街なのですね。

今こういったところにGoogleはじめシリコンバレーの企業がどんどん進出しています。優秀な学生だが生活費が高いカリフォルニアを避ける人材を雇い入れるためです。私がトレーニングに行った会社もそうした企業の一つでした。そんな会社には決まって一人、二人、元の出身はカリフォルニアと言う人がいました。南部に引っ越すことで生活が楽になるからです。南部、Republicanの牙城なのですがこうしたテクノロジー関連の広がりで徐々に変化がみられているとも聞きます(都市部だけですが)。そのもっとも知られるのがテキサス州のオースチンですがRaleighも高学歴の若い人口が増えておりだんだんと変わってきていると夕食の席で聞きました。

とにかく蒸し暑かった。ハリケーンのシーズンは通り道になるので大変だとも聞きます。

レストラン内にあった納屋

バーベキューソースについてはこちらが詳しい。私が働く会社では毎日BBQを食べることができますが色々なソースが置いてあります。私はカンザスシティスタイルを好んでいました。これがいわゆるBBQソースなのです。あまりに普通過ぎる。

https://www.eater.com/2016/6/18/11966056/barbecue-sauce-styles

先ほども触れましたがこのレストランでも私だけがアジア人。あとはみ~んな、顧客も含めいわゆるアメリカ人。ウエイターはしかしながらとても丁寧でありました。

つかの間の深圳

中国の経済政策の始まりは深圳からだと聞いたことがあります。鄧小平主席の経済政策に選ばれたというそれまで何もなかった田舎。。。 と言って私はそんなころの深圳を知っているわけじゃないです。

深圳にはたった一度だけ行ったことがあるのです。一度だけ???と驚く人もいるかもしれないですね。私自身、なんで一度だけなのだろう?と思うのですが、私が扱う製品は顧客が北京上海周辺に集まっていたからなだけなのです。同僚の中には中国に行くごとに深圳にまで行っていたものがいます。

深圳には香港経由で入りました。香港でいったん入国しますが、大陸に入る際に再び入国します。その際には、中国にいた会社の同僚が私たちのパスポートをもって建物の中に入っていったのです。その間私と同僚は車(タクシー)の中で待機。こんな入国検査はじめてでした。入国のスタンプを押したパスポートをもって戻ってきましたよ。今でもこんな簡単な入国検査なのだろうか? もちろん既に香港で入国検査はしているのですがね。今ならあり得ないような話かな?

陸路だったので長い橋をわたりました。夜だったので景色はあまりよくないですが”ああ、ここが香港か”と思う間もなく大陸側。

どこでしょう? わかりますか? 香港の空港間際の駐車場。
橋を渡っているところ。大陸側に行きます

深圳、今では本当に巨大な都市になっており上海と対抗する中国の一大商都ですね。上海がどちらかというとまだ金融関連を強みとするのに対抗し深圳はよりテクノロジーで強みを持ちますが深圳には深圳キャピタルという巨大な投資会社もあります。ここはテクノロジー関連に積極的に投資をしています。今では中国で資金集めをするのであればこの会社を避けて通ることができないとも言われますよ。何人か関わりを持ちましたがそれまで私が主に接してきた中国人とは違う、そうですね、いわゆるステレオタイプな中国人に沢山会いました。XXXXにはIPOだ、本社を深圳に転移して中国でまず上場、とかそんなことばかり聞きました。売り上げもないのにどうするねん?って聞いたら、ファンドの息がかかっている会社に商品を売ればいいと言います。それ、無理やりじゃないの?と思うのですが投資会社が資金を出しているのだから良いのだそうで。。。めちゃくちゃな~と思いました。少額だから何とかなる、って言うのですがこれって法律的に大丈夫なのか?と考えるのは部外者(中国人でない)だけでしょうか? 

北京で会った健全なベンチャー企業の経営者とファンドのめちゃくちゃに強気なファンドマネージャ、どちらも中国なのですね。付き合っていくしかないので仲良くお付き合いはしておきました。私は健全で真っ当な北京のベンチャー企業の方がよほど好きですが(彼らはとても真っ当です)。

ファンドの人がホテルを取ってくれておりました。とても良いホテルでした。夕食もついていた。ついていたというのは到着日、フロントで夕食はもう予約が入っていると教えられホテルのレストランで食べたのですがオーダーする必要もなく次から次から料理を運んできました。でも私たちだけでだれも来ない。。。会計も済んでいるとか。。チェックインの時パスポート確認はしたがクレジットカードを提示しなかったのも既に支払い済みだったからですが、こんな接待は長い職歴でも初めてでした。

このホテルではない。車から撮りました
とてもモダンなホテルの部屋
会議室の窓から。今はもっと開発が進んでいるはず

DJIを含め有望なハイテク企業があつまり中國一のテクノロジーセンター深圳、日本にもこうした都市を作り企業を集めその中で人、もの、金の移動をすればまた再び技術立国として立脚できると思います。わけても人の移動。金はオンラインで一瞬のうちに移動します。物もそう難しくない。人は? 企業がバラバラに立地していると移動は難しいでしょう。在宅勤務が取り上げられていますが在宅勤務でできることなんて実は限られています。いや、Linuxのようなオープンプロジェクトは成功している。。。と反論を受けるかもしれませんが人が集まることで始まるイノベーションもあります。 Linuxなどオープンプロジェクトは限られたものであれが今後の就労スタイルの模範になるとは考えられません。

人の移動を進めるためには”集まる”ことは重要です。日本だとやっぱり東京ですね。東京をテクノロジーセンターにしたいですね。そしたらシリコンバレーを引き上げて東京に戻るのですが。。。 東京は世界一良い都市ですから。

テクノロジーの都市らしく”若い”。朝早く、6時ごろに外をぶらぶらしましたが若者がもう出ていました。あの瞬間、私がきっと一番年配だったでしょう。50代初めだったのですがそんな人影は見かけなかった。。。写真にしておくのでした。朝起きてすぐ窓から外を撮りましたが確か5時台。 まだ人影はあまりなかった。

早朝。ホテルの窓から

深圳を観光で見て回りたかった。。。日本の秋葉原のモンスター版があると中国と日本を良く知るアメリカ人の同僚が話していました。”お前ならきっと楽しむ”と以前言っておりました。YOUTUBEなどで様子を見ることはできるのですが実際に接してみるのが私のやり方。体験をすることで理解する。物理学には理論物理と実験物理の手法ありとはるか以前聞いたことがありますが、私はがぜん実験物理ですね、もし物理学を専攻していたなら。

せっかく中国語を勉強しているのだから道を聞く程度の会話を超えてそんな中国版秋葉原で値段交渉とかしてみたい。私はひとたび交渉すると決めたらかなりタフで自分の言い値になるまで粘ります。中国人にだって負けない(かな?)。

仕事で行った中国の都市を上げると、北京、上海、天津、杭州、成都、そして深圳。 やはり上海が一番良いかな、仕事で行くのでしたら。都市として充実するには仕事だけでなく、生活(食事、エンタテイメントなど)も充実している必要がありますからね。そんな目で見ると東京、ロンドン、そしてニューヨークがやはり一つ突き抜けているでしょうが上海はどんどん近づいていますね。

台湾 Part1

台湾、ああ台湾。 日本を除くアジアの国、私は仕事も含め、韓国、中国、台湾、マレーシア、タイそしてつかの間のシンガポールに行ったことがありますが台湾は一番好きな国です。 なぜか?

ー親切。 とにかく台湾人は親切。

ー食事が美味しい

ー大切な友人がいる

台湾の人々はとにかく親切なんです。中国語を話しますが(当たり前か?)、大陸中国人と違いとてもソフトに聞こえます。これは大陸中国の友人が皆言うことですから真実なのでしょう。しかも台湾では大陸中国でのような殺人的なスケジュールを一度も経験しなかった。国が小さいからというよりこちらを気遣ってくれているのです。同時にやはりビジネス第一。この感覚はやはり鈍らない。

食事は美味しい。中華料理は出来てすぐ食べると特に美味いですね。台湾風中華(大陸中華)もありますが台湾料理が美味しい(当たり前ですが)。私がしたくてまだできていない台湾経験に台南にまで出かけて行って本場の台南料理を食べることがあります。我が家の近くに台南料理の店があります。オーナーシェフは台南出身なので本当に台南料理なのでしょうが本場はどんなものか知りたい。残念ながら出張で出かけると台湾は台北と新竹と決まっております。 新竹の方が多いです。台湾のサイエンスパークがありテクノロジー関連の本拠地です。TSMC, Mediatek, Phisonを始め世界的に知られる会社が軒を連ねています。サイエンスパークは税金の恩恵があるそうでこれらいずれも既に巨大企業なのですが本社を移さないですね。新竹は働く町ですから食事に期待するのも。。。なのですが、台湾にいた同僚(彼、彼女ら)、いつ行っても新しいレストランを探してあり皆で出かけました。彼ら自身食べることが好きなのです。私はアジア人(当たり前か)でアジアの食事ほとんど全部大丈夫。あの当時のUSAの同僚(いわゆるアメリカ人やインド人など)とアジアに行くと食事で困ることがありましたが一人で出かけるときはどこにでも行くことができ食事は楽しかった。色々と試すことができますからね。出張の楽しみは食事です。内臓料理などアジア人だけでないと中々行くことはできませんよ。また日本の新幹線を導入した高速鉄道に乗れば一時間もたたずに台北です。台北には台北101という高層ビルもありますが台北には美味しいレストランが沢山ありよく仕事後出かけました。お昼に飲茶したいと言ってあったら台北で顧客ミーティングを予定してくれたことがあります。台北に美味しい店があるのです。普段は本社のある新竹でミーティングしていたのです。どうも私がその店に行ってみたいと言ったことがありそれを実現するために図らってくれたのです。親切ですね。相手が台北のオフィス(私どものオフィスでなく相手の台北オフィスです)まで出てきてくれたわけです。日本でも中々こんなことはないですよ。顧客と一緒にその店に行って食べました。そうそう接待はというと”相手が”していました。わいろ?にならないようにこちらの接待ではなくいつも相手が支払ってくれていたのですよ。台湾の同僚にずっと後で聞いたのですが”自費”でした。つまり経費にしない。いずれ一度こちらが自費で接待したいと思っていましたが出張で台湾に行く機会はほぼなくなりました。またいずれ。。。

その台湾の元同僚二人(友人)とはもう10年以上の関係です。小さな国なのでわずか二人です。顧客数はとても多かったですが大きな3社をカバーすれば年次ゴールは達成できていたようです。セールスはコミッションですからその3社にPLUSしていくつか取れれば大きなボーナスになります。ある歳、運よくそれまで何度も訪問していた大きな会社が技術を採用してくれたのです。しかも台湾のアカウントではとても大きな商談になりました。当然ながら彼らのコミッションは跳ね上がります。同僚の一人はそのコミッションを元にメルセデスベンツのAクラスを購入しましたよ。一度空港まで迎えに来てくれたことがあるのですが、Aクラス、自慢ですね。その出張時、皆でお祝いもしました。料理はとても有名な北京ダックのお店で山の中腹にありました。5年越しの挑戦だったのですがあの年あの会社たまたままとまった予算があったのですね。そうするとAクラスが買えるほどのコミッションにもなるんですね。

ビールはあまり美味しくないが料理は美味しい。冷えていないビールに氷を入れたのは台湾だけ。。。”冷えていない”といったら氷を持ってきました。瓶を冷やすのかと思ったらグラスに入れるんだと身振りで説明していました。
全部食べた。2羽を4人で平らげた。ここは予約しておかないと入れない有名な店で山の中腹にも関わらずとても繁盛していました。

台湾では昔ながらの漢字を使っています。中国は簡易書体になっていて一瞬ではわからない文字にも出会いますが台湾は旧書体の漢字で日本人にはなじみやすい。ですから日本人は台湾発行の新聞を読むことができます。中国ではミーティングでてこずると中々抜け出れないこともありますが台湾では話がてこずったら白板に漢字で書いたりもしました。相手も漢字を書いてきます。”奥の手”なのですが緊張が解けたりすることもありました(親密感がでるからかな?)実際には顧客とのミーティングであまり言語に困ることはありませんが、街を一人で歩いていても大体のことがわかります、字を見れば。 でも、字を共有するのですが日本語の意味と中国語の意味が同じとは限らないので注意も必要です。とんだ誤解を招くこともありますからね。

親切といえば、China Airlines。ややこしいことにこれは台湾の航空会社です。Air Chinaは大陸中国。混乱します。台湾出張ではよく日本にも寄りました。事実最近の5年ほどは日本だけの出張は皆無になっていました。日本の実力が落ちて行っているのを肌で感じることができます。以前は日本だけで十分な日程を作れたのです。APACと言う言葉聞いたことがありますか?アジア、パシフィックの略で日本を除くアジア圏の国々を指すのです。大陸中国もその中に入ります。しかしながら今多くの会社ではAPAJとCをJに置き替え始めていると聞きます。JはJapanです。しかもAPAJの本社は日本ではなく大陸中国のことが多い。つまり今のGDPを反映しているのです。中国が圧倒的にGDPで日本より大きい現状、日本の組織は今や中国にあるAPAJの下位組織になっているということです。15年前には考えられなかったことなのですが私個人の出張スケージュールを見ても日本の地位は落ちて行っているのを感じます。

さて台湾から日本、日本から台湾のフライトはほとんどいつもChina Airlinesでした。私の航空券はエコノミークラスのはずなのですが、座席はいつもビジネスクラスになっていました。このAirline SkyTeams(Delta)系列です。私はUnited (Gold以上)、American (Sapphire)なのですがDeltaはこれまでにわずか一度乗っただけ。アップグレードしてもらえた理由が全くわからないのです。でも短いフライトですがビジネスクラスは快適ですからね。親切ですね。人違いをされているのかなと思いますが嬉しい限りでした。 

日本から台湾に行く便(China Airlines)で撮れた富士山

台湾の桃園空港も好きですよ。大陸中国と違い、セキュリティーは無いに等しい。人も多くない。。。飛行機を降りてチェックポイントを全部通過するのに早ければ15分で済んでしまいます。夜遅い便で到着するのでこれはとても嬉しかった。本当にあっという間です。”好きだ”と書いておいてなのですが、帰国の際、搭乗まで空港にいましたがとにかく”寒い”。冷房が効きすぎなのです。もっともこれは空港にかぎらずホテルのロビーも本当に寒かった。冬なら日本にもよるので長袖を持参しますが夏、半そでだけだった時があり、あまりに寒く空港内の店でジャケットを買ったこともあります。空港ではまず航空会社のラウンジで食事をするのですが(台湾ではEVAのラウンジ)、ラウンジ内もまるで冷蔵庫にいるように寒かった。 あれは冷蔵庫内の寒さだった。いらぬ買い物をしてしまうくらいに。。。台北には松山空港があります。小さな空港です。一度だけですがこの空港からJAL便で羽田に行ったことがあります。寒くなかったですよ。この出張は顧客を回るのではなく台湾の同僚に新製品をトレーニングするために行ったのでとても楽でした。つまり遊んだということです。台北にあるライブミュージックのバーに行ったり台北101の展望台に行ったり、台北の夜を始めて歩きました。夜遅くなりすぎて次の日の予定(トレーニング)を昼からにしたりと。。。台北にあるHOOTERSにも行きましたよ。知ってる人は知っていますね。

ひだの数で美味しいかどうかわかるんだそうですが。。。
食べてばかり。 台湾は食べるために行った。。。

リンツ(オーストリア)

モーツアルトの交響曲にこの町を冠した曲もあるモーツアルトとも縁の深いリンツ。クラシック好きなら一度は訪れたことがあるかもしれないですね。そんな町に出張? テクノロジー屋の出番か? と私自身、当初予定を見て驚きました。あの出張はミュンヘン(ドイツ)を最初にリンツ、そしてロンドンだったはず。ミュンヘンとロンドンはわかりますがクラシック音楽の町、リンツ。。。

Intelがドイツにある大きな会社を買収したのです。そのドイツの会社がその前年にリンツにあるとても小さな会社を買収していたのです。オーストリアの工科大学教授が始めたベンチャー企業でワイヤレス関連のアナログ技術で優れた会社だったのですがそこのエンジニアたちが私が扱っていた製品、技術に興味をもってくれたとかで“呼んでくれました”。

大陸ヨーロッパはそれ以前はイタリアを家族と2週間ほど旅行したことがあるだけでほぼ初めてだったのです。それまではヨーロッパと言えばUKでしたが、口悪い人に言わせるとUKはUSAの第51州(英語を話すし、政策もUSAよりですからね)だとかどうとか。。。私はUKはとても好きですよ。QEIIの大ファンです。まあUKと大陸ヨーロッパでは道路も含め違いますからね(右側か、左側かなど。。。)。

ドイツから陸路、著名なドイツのアウトバーンを”ビュンビュン”と。実際はレンタカーなのでビュンビュン追い抜かれる一方でしたがね。とにかくビュンビュン抜かれました。ビデオ等で見たことはありましたが実際にあんなふうにどんどん抜かされるのを体験すると自分も”いつかやってみたい”と思うようになります。あれ以来私はAudiが欲しいのですが未だに実現していない。。。 アウトバーンはオーストリアに続きますがオーストリアに入ったら制限速度はあります。この建物が確か国境の場所だったはず。 EUですからひとたび域内に入るともう国境でのパスポートチェックなどはないのですが確かここで一休みしたはずです。

国境

リンツはドナウ川が流れています。河沿いのカフェで遅めの昼食を取りました。残念ながら古いIPHONEなので映像があまり美しくないです。とても残念。このあたりではドナウ川の川幅も狭く流れはかなり急だったと記憶しています。

ドナウ川

たった一泊。出張の途中というのは特に時間の融通が利かないのです。それでも本来日帰りも可能な(ミュンヘンに戻る)行程を一泊するように現地のセールスが図らってくれた。旧市街地はとてもきれいでした。夏場だったので広場を囲んでカフェとレストランが沢山ありました。ヨーロッパはトロリー(路面電車)が多く走っています。リンツでも路面電車を見かけました。私は京都近郊出身で私が大学生になるころまでは京都も沢山路面電車が走っていたので路面電車大好きなのです。

暗いですが旧市街の広場。
暗いですが路面電車。見えるかな?線路は見えますね。

早朝丘に登ってみました。確か朝5時ごろ起床。朝食までの2時間だけが”自由時間”になるのでとにかく歩き回りました。旧市街をどんどん抜けると大きな公園があるとマップには出ていたのですがそこまで行くと朝食のミーティングに間に合わずドナウ川沿いにある丘に登るのがやっとでした。旧市街をあるくと長い歴史の間に蓄積した富を感じることができます。店は夕方早く全部閉まってしまいます。広場でピザとビールの夕食をとる前に少しぶらぶらしましたがもうその界隈(ショッピング界隈)は閑散としていました。とても静かになります。

丘なら臨む

この日の仕事場はリンツの新市街。モダンな街になっています。歴史的な趣はほとんどありません。どこにでもあるような光景。エンジニアはもう世界中どこにいってもジーンズにTシャツ。スニーカー。若い。 あ~ テッキーだね、とすぐにわかる容姿です。エンジニア同志の会話というのは世界中どこに行ってもあまり変わりません。家族曰く、エンジニア語でもあるんじゃない?と。確かにありますね。お陰でどこに行ってもあまり違和感を感じなくて済むのかも知れない。エンジニアという狭い範囲では、地域性はあっても従事していること、教育、興味(仕事上の)などに共通性がありますからね。それがたとえリンツのようなところであっても。

もっとぶらぶらしたかったです。いずれまた戻るでしょう、自分のスケジュールで。

Mapで見るとLinzはこんなところに位置します。ミュンヘンプラハウイーン、そしてBrno仕事で全て行きました。リンツはこの三角の中にあるんですね。

私はこの橋のそばにある小さなホテルに宿泊した。今でいうブティックホテルのようなこじんまりとしたでもとてもモダンなホテルでした。

掛け算、足し算、引き算?

新たなページを最近作りました。”就職指南”などと書いてますがもし当地などUSAでテクノロジー関連(エンジニア、マーケティング、カスタマーサポート)に興味あればそちらもアクセスしてください。

人生は掛け算だ、足し算じゃないとか言ったこと一度や二度は聞いたことがあるのではないですか? 私のような年寄りやちょっと知ったかぶりの方々、言っては語弊があるかもしれないですがあなたの身近な人々からも聞いたことがあるかもしれないですね。”ふ~ん”と思うかもしれない。何度か書いてますがそんなことをおっしゃる方々のどれだけがそんなことを口にできる経歴や人生経験があるのか?”口だけ”な御仁も多いですからよく吟味することですね。私?こんなこと言ったことがありません。

掛け算の根拠はというと何かの機会に聞いたことがあると思いますが

人生(成功:幸せ)= 能力(実力)* 運 * 仲間 * 。。。  一体全体どれだけの要素(パラメータ)があるんだい!!と思うのですがそれらが掛け算なのですって。しかもマイナスもあるとかで、例えば犯罪を犯してもいいという態度はマイナスだとか(でもそれでも幸せっていう人にはプラスなのですが勧善懲悪を好む日本ではマイナスだ)。これ、良く聞きますね。一つくらい良いのは有っても他がだめなら掛け算の結果はあまり大きくならないよ~っていうのですね。私はこの掛け算大っ嫌いでした。よく言うでしょう、”彼女はとても切れるんだが、人情味がない。。。”とかね。余計なお世話と言いたい。 

このアンチが”一芸”ですか? 全然知らなかったのですが今日本の大学には何か一つできることがあればそれで入学できる制度もあるとかですね?

引き算は、遥か昔に聞いたことがありますが公務員の人事評価は引き算だとか。。。確認したことはないのですがね。時々ニュースなどで、高級官僚が訓告、訓戒、などの処罰をうけたとか言ったような記事を見ます。あるレベルの処罰を受けるともう昇進の目も立ち消えるとかどうとか。しかしながら良いことをしたと言って”おほめ”に当たる処分(処置)を受けたという記事は見ませんね。ということはやはり引き算なのかな?

引き算のアンチが足し算ですね。ポイントを貯めていくように成功、幸せを貯めていくわけですね。人事評価に足し算を使っている会社もあります。私はずっと以前そんな会社にいましたが足し算の会社は鬱陶しい。 とにかくちょっとでも助けてもらったらポイントを付けてあげなくてはいけない、ポイントになりそうなことには皆が首を突っ込んでくる(パイを欲しいのですよ)。ポイントになりそうになければ働かない。”うまいことやる”連中が増えます。これはもう確か。

割り算がない!ではないですか。人生は割り算だって聞いたことがありますか? あまりないでしょう?割り算は算数の中でも高等なのです、難しい。ややこしい。小学生は最初にぶつかる壁ですね。それまでの整数から離れて分数が現れるのですから。

割り算は掛け算にできるから必要ないのかもしれないですが実際掛け算より割り算の方が考えやすい場合もありますよ。人生って複雑ですからそんなに単純に答えはでない。

さてこのどれも私は嫌い、一芸も含め。ライフコーチと言った方とも話をしたことがありますが、こんな話をされたら私はそのコーチとは上手くやっていけないと断言できます。もっとももうこんな歳で偏屈もの。ライフコーチの方から”願い下げだ”と言ってくるでしょうね。

経験のみからですが恐らく真実だと思えるのは

ー良い仲間

ーイベントに参加すること (その時その場にいること)。運とも言えるかな 運度とでもしておきますか。

ー当事者度 (傍観者でなく)

運と当事者。良い仲間って運と当事者の結果かもしれない。運と当事者。この二つのべき乗。

そう私は べき乗 を取りたい。

べき乗のカーブ好きです。 嫌いなのは SIN, COS (周期がある)。TANはリスクを取るなら良いかもね。+になるか、-になるか。三角関数、今技術的にとても難しい問題に直面しているのです。嫌いなのですが周期をもつこの関数奥深いところがあります。この歳になって本格的に大学、大学院数学を再勉強しているこの頃なのです。三角関数と線形代数(LAという)。もっと大学でやっておくのでした。べき乗ですから、どちらをべき数にするかにもよりますが1のべき乗は1。つまり変化がなければ変わらない。人生、掛け算でも、足し算でも引き算でもないのですがね、実際には。もちろんべき乗でもないです。エンジニアを生涯の仕事にされるのであれば、数学はやっておいた方が良いですよ。きっと役立ちます。とりわけ線形代数。きっと役立ちます。

sin(): 人生は紆余曲折。でもいつまでたってもピークは1だ。 tan() 大成功と大失敗の連続か。これぞ波乱万丈な人生?
マイナスにならない? いえいえ実はバイアスがあってX=0ではY=-10かもしれない。2だと良いのですが1だといつまでたっても増えない。1より小さいとXが増えれば減っていく。

ところで一芸。もし一芸が人生を変えるというなら、どんな一芸が欲しいですか?私は

セールス

この一芸は長い私の人生経歴のなかで一番価値ある”一芸”だと断言できます。セールスって突き詰めれば自分自身を”売り込む”ことなのです。 以前のブログでも触れたことがありますがソフトの開発能力でも、数学でも、語学力でも、容姿でもなく、セールス。自分を売り込むセールススキル。これほど重要な一芸はないです。線形代数以上に役立つ一芸です。若いうちから意識しておくと人生を豊かにしてくれるはずです。

一芸と言えばシャチやドルフィン? 表題の写真はサンディエゴのシーワールドにて。

パンダは寝ているだけでも人がやってくる。。。

(人生の)履歴書

履歴書、書いてますか?書いたことがありますか?再び終身雇用を望む声が増えているとも聞きます。私世代の方々の大半は終身雇用でしょうね。事実私の大学時代の学窓の大半は卒業時に入社した会社で今も働いていると思います。定年は60歳ごろでしょうか?そうだとするともうそろそろ定年を考える頃ですね。

終身雇用だと履歴書を書く機会なかったかもしれないですね。でもね、人生で一番長くやっているのは”働く”ことなのです。自分史の大半はその”働く”ことに関連しているのです。履歴書は人生の縮図ともいえる。

そんな大それた話で無くとも履歴書は定期的に更新すると良いです。卒業時、真っ白でしょう?学歴とひょっとするとなんらかのボランティアをしたとかインターンで働いたといった程度ではないですか?学生時代になにか資格を取ったかもしれないですね。それも履歴書に書くのかな?でもそんなところでしょう。つまりまっさらなわけです。その履歴書を定期的に更新することで自分の進路や自分の目標を振り返る機会にもなります。

履歴書、日本では書式が決まっていたりしますが自由な書式で良いと思います。日本以外では全く自由な書式です。私は韓国、中国、カナダ、ドイツ、チェコ、UKそしてUSAで採用候補の履歴書を見てきましたが書式は皆ばらばらでした。書くべき項目はある程度決まっていますがそれも人によって順序も含め自由。形式ばった履歴書でなくて良いと思います。自分が一年なりの間に達成したことを簡潔に記録していく。とても役立つと思います。

私は5つの履歴書を定期的に更新しています。なぜ5つあるのか?私の職歴、人生の経験を一つの履歴書ではあらわせないからなのとその履歴書は実際に就職活動する際の原本になるからです。5つの履歴書は

ーエンジニアとしての履歴書。これは仕事、会社としてエンジニアのポジション(求人)に応募する際の原本になる。

ーマーケティングとしての履歴書

ーエンジニアリングマネージャとしての履歴書

ープロジェクトリーダー、プロダクトリーダーとしての履歴書

ー人生の履歴書

人生の履歴書は就職活動のためではないです。

会社、かかわった仕事は同じでも”見方”が変わってくるのです。エンジニアのポジションで応募するならそれに見合った点を強調するでしょう。マネージャの経験もあります。そしてそういったポジションに応募するならその観点から自分の履歴を記述しておきたいでしょう。

そういったわけで現在この5つの履歴書を持っています。私は自分の誕生日に前後したあたりで履歴書の更新をしています。ですから自分がいつ何時どんなことをしたのか誰にでもすぐ説明することができます。記憶を新たにしておくとでもいうのでしょうかね。

就職活動、そんなに頻繁ではないですがそれでも転職8回。就職活動にはこれらの履歴書を基に自分が応募しようとするポジションに合わせて履歴書を作成していました。はるか昔、初めてUSAで履歴書を書いたとき、書き方がわからなかった。インターネットの無い時代です。書店で履歴書の書き方の本を買って勉強しました。今はインターネットでノウハウを学べます。履歴書はそのポジション、会社ごとに書くべきです。同じ履歴書を使いまわすというのは経験上うまくありません。求人のページをよく検討してそれに沿うように書くのです。履歴書はいかに自分を売るか(アピールする)が重要になりますから嘘は書かないにしても採用者の目にとまり連絡をしてもらえなくて次に進めないわけです。履歴書の目的はそこにあるわけです。

履歴書に何も書くことがないな~ というのは自分が何もしてこなかったということ。アップデートもないな~というのは前回のアップデートから何もなかったということです。そんなことで良いのでしょうか?履歴書を定期的に振り返り更新することで自分を振り返ることができます。また自分の進む方向を考える手助けにもなるはずです。”そろそろXXXを考える時だ”といったことが履歴書を振り返ることで分かってきます。

履歴書、これまで書いてこなかったならぜひ書いてみてください。

プロのスポーツ選手。履歴書はあるのかな?と思ったら彼らも履歴書を持っていると聞き、プロでも履歴書を持っているのです。ならば、我々凡人は履歴書を持つべきです!!と言いたい。