成都
日本語と中国語で発音がずいぶんことなる町です。中国語だと大体のところ”チェン デュ”と言った音でしょうか? 中国語は一つの漢字に一つの音が基本ですから一度日本人が知っている漢字の音を知れば書いてある中国語はだんだんと発音できるようになります。中国語の難しさは5つの基本的なイントネーション(上がる、下がる、下がって上がるなど)があることですね。それによって意味がずいぶんと変わってくるのです。でもね、中国人の友人に聞いたら話しているときは少しくらい外れてもコンテキストで理解できることも多いそうです、もっとも似たようなコンテキストだと誤って理解されるのでやはり音をしっかり覚えるに越したことはないです。
ここは四川省の都で上海から随分と西になります。パンダでとても有名でこんなYOUTUBEが人気です。https://www.youtube.com/watch?v=izxkKkG3kzI。残念ながら私は行くことができなかった。私の上司は行ったのですよ!彼は現地のセールスにパンダを見に行けるスケジュールを作ってもらったとかで。。。こちらは地獄のような中国スケジュールをこなしているなか、悠遊なスケジュールを組んでいたんですね(彼とは現地で会いましたが私は北京で顧客訪問がありましたが彼はそれがなかった。。。技術ミーティングは私一人のことが多かったのです)。そのセールス、今度はそんなスケジュールを作るから”と言っておりましたが退職(彼女が先に辞めた)でお流れ、そのうち私も辞めたのでもうチャンスはないかな?
成都まで旅行で行くことはあまりないのでは?と思います。パンダが好きでパンダを見る旅をしているのでしたら行くのかなと思いますがそうでもなければ中国の歴史を勉強しているとかを除くと少数ではないかと思います。歴史で言えばここは三国志の諸葛孔明などでも知られた地域で中国国内では観光地の一つになっているそうです。
はるばるこんなところまで行ったのはここにもハイテク企業団地が出来てきているからです。最近何かと話題はHuaweiも大きな施設を持っています。何事も巨大な中国でのこと、施設はやはり巨大です。道路整備もされていますがその道路からして幅広(ずいぶんと立ち退きさせたに決まっていますがね)。
以前も書きましたが上海、北京は”高い”んです。物価が高いのとそれに比例するように賃金が高い。それもありこういった省の大きな都市にテクノロジー地域を作りそこに移転するということをどんどんやってます。成都はそんなひとつです。実際若手エンジニアと会いましたが彼らの多くは元々成都エリアで育ち学校を卒業して上海、北京エリアで働いていたが戻ってきたと言ってました。物価が安く家(アパート)を持つことができるからだそうです。あと共働きが基本の中国では両親に子供を見てもらう(孫の世話)も大きな要因です。カップルの一人が上海出身ならともかく、でもなければ地元に戻るのは色々と良い面もあるそうですよ。家は確かに上海界隈だと東京とさほど変わらない値段しますから若いエンジニアには高値の花になりつつあります。
日本は更なる一極集中(東京)が進んでいますね。大阪と東京を比較しても大阪では電車で座ることができますが東京は始発でもない限り難しい。。。人口比と言うか、圏内での人の移動も東京圏と’大阪、名古屋圏ではずいぶんと違う。東京圏は奥多摩あたりまで行けば違うのでしょうがそうでなければ人が移動しています。つまり経済活動があるということですね。知られているかどうか、カリフォルニアの経済力(GDP)はUKに匹敵します(つまり世界5位くらい)。東京は大体15位です(関東圏だと10位以内に入ります)。東京だけで大阪と愛知よりまだ多い(大体大阪、愛知の3倍あります)。中国も一極集中はあるものの、巨大人口を抱える国なこと人口一千万クラスの都市がそれこそ沢山あります(成都はそこまで大きくない)。そんな都市にどんどんテクノロジーセンターをつくっているのです。北京近郊の天津にはスーパーコンピュータの施設があります。実はそこも顧客だったので行ったことがありますがその周りにそれこそ沢山の企業、官の企業に交じってベンチャーが軒を並べていました。似たような会社がごろごろと言うのが中国の特徴です。誰が競争に勝つか、ですね。
日本は人口を考えてもさらに一極集中が進むと思いますが中国、そしてアメリカもですがこれからはより広がっていくと思います。 アメリカでは以前に書いたAustin,を筆頭に数々の地にテクノロジーセンターが広がってる。中国はそれこそ竹の子のように。
まだ拡大(人口も含め)している国同士の争い(米中)が激しくなっていますが拡大が続く限りその争い(競争だったらいいんですが最近は政治もからみ争いになっている)続くでしょうね。
さてそんな成都ですが、四川なので“辛い”料理がメインですが美味しいですよ。以前も少し写真を添えましたが以下に夕食時にぶらぶらしたエリアの写真を添付します。成都までくるとお昼も時間をかけて食する人も多いようで私たちも昼食に2時間はかけました。上海ではほとんど食べないか、食べても15分(大抵ヌードル)だったことを思うと時間が”中国悠久の流れ”だ、と思ったことを思いだします。四川省にはYOUTUBERとしてととても知られた人もいます。私も好きで彼女のビデオだけはSubscribeしています。映像は田舎部ですが自然が豊富なことがわかります。中国悠久の流れ、上海にいると感じることはなかったですが成都あたりまで出向くとまだまだ時間がゆっくりとしているように思います(でもいつまでだろう?)。