運と努力について以前のBLOGでかきました。昔聞いた言葉に
努力しても無駄
無駄な努力はやめなさい
というのがあります。聞いたことないですか? 誰かに言われたり、自分で言ったり(自分で言うときは大抵あきらめる時)。こんなことを書いている私も自分自身良くこんなことを言ったものです。自分で自分を納得させるために。学校の先生にもいわれたなあ~と、荒れまくっていた中学校時代、”お前はXXXX。努力なんかしたってYYYYY”とね。今じゃ問題になるような発言ですがあの当時は大丈夫だった。今なら問題になるのでしょうが廊下に立たされるとか、朝礼の時に前に呼び出されて全校生徒の前で叱咤されるというのはごく普通でした。45年も前ですからね。それ以前だと鞭だって使っていたようですからね。これは別に日本だけじゃないですよ。赤毛のアン、読んだことがありますか?私は姉がいることもあり実は全巻読んでいます。赤毛のアンを読むと鞭を使うようなシーンは普通に出てきますよ。あの時代では普通だったのですね。Bostonにいたと書きました。あの時代車でモントリオールなどにも行ってますがアンの舞台、プリンスエドワードアイランドには結局行かなかったな~。誰か女性と付き合っていたら行ったのかな?でもね、ずっと後カナダに行くようになりカナダ人とも沢山知り合いましたが赤毛のアン、実はかなり詳しい(2度読んでいる)のですが大抵のカナダ人は読んでいるので本好きな人と会話するのにはきっかけになりました。
話が脱線しましたがこの二つの言葉、人生で一度や二度は皆で会った言葉だと思います。
努力しても無駄。 どんなにやってもあなたには無理よ、高値の花、あなたには持って生まれたものがない。。。といったまさしく否定的な響きです。私は子供のころ散々この言葉に遭遇しました。
大人によく言われました。大人は知ったかぶりをして言ってきます。こと日本では自分より年下は人生経験が不足していると”おもう”ようで”教えてあげよう”といった気持ちからだったのでしょうね。
勉強なんかそこそこにして、ほら、あそこのXXXちゃん、最近きれいになっただろう。誘ってみたらどうだ?とかね。
受験勉強、資格試験の勉強にもやり方があります。がむしゃらに教科書や参考書を勉強したら良いというものではありません。
料理にも、仕事にも、なんでもそうですがやり方があるのです。
プロの調理人の料理を見たことがありますか?実に簡単そうにしています。もちろん慣れもあるのでしょうが、まずもってやり方が違う。私も料理をしますがYOUTUBEなどで好きな人のビデオを見て、やり方に注目するようになって手際が断然よくなりました。
人生だってやり方があるのです。最近は日本でもライフ コーチをつける人がいると聞きます。プロのスポーツ選手もコーチを付けます。実力は選手の方が断然上でも、やはりコーチをつけるのはそこに価値があるからです。
私は今そのコーチを勉強中。そろそろ実践してみたいかな。誰かクライアントとしてコーチの練習をさせてくれる人がいたら連絡ください(させてもらうので費用などはもちろんいただきません、こちらが実費を出しますよ)「宣伝でした」
長い前置きの後で、表題となる
躊躇
について。 これまでもチャンスは逃すな等、何度も書いています。以前のBLOGを読んだことがあれば、 なんてしつこいんだ、 となるかなと恐れますが時々若手の人と話をすることがありますが、日本の若手に多いのが 躊躇。
この言葉、ひょっとして中国にはないのではないか?と思う程に中国と日本で違うように、私の過去10年くらいかかわった中国と日本を比較して思うところです。
たぶん考えすぎるんだろうな、と思うのです。私は好きな言葉や文章をメモする癖がありますが私が好きなこの本にあった言葉
Too much thinking can complicate things, especially big decisions.
これは 故Lawrence Anthony氏、世界的に著名な自然動物保護者の著作 The Last Rhinos。から。
日本の高校程度の英文で書かれているベストセラーです。考えすぎると不安になるのが人間。
昔の言葉になりますが
当たって砕けろ!と。 好きな女性がいたら考えすぎないで誘ってみる、ですな。こんなこと言ってる私ですが若い時代躊躇しすぎたと反省することが多い。その一番の原因は考えすぎです。今でも”何考えてるの?”とよく家人に言われる。30年も前に誰もいない僻地Bostonで一人生きていたじゃない?と。歳を取るごとに躊躇しなくなりましたが、今度は歳を取りすぎて再び躊躇が始まりかけています。歳を取ると人間保守的になるんです。
この躊躇なのですが私が感じるに最近の日本の若い世代は躊躇が多いように思います。
決まって聞かれるのが
ー私にもできるでしょうか?
ー不安は無かったですか?
ー英語出来ないんですが、大丈夫でしょうか?
等々。もちろん初めての経験であれば不安などあります。ないほうが不思議。でもこれら、どれだけ沢山の人と相談しても、質問しても結局答えは出ないんです。だって自分のことだし、たずねられた人が言えることは自分の経験だけ。あなたの経験と私の経験は違う、同じことをしてもそのとらえ方、結果すべては異なりうる。つまり最後は自分がやるか、やらないか、以前書きましたが自分のチョイスなのです。躊躇するかしないか。失敗についても以前書きました。また人生、どこかの時点で自信ができるポイントが出てくると思います。自信はしかしながら勝手にやってくることもないし、漠然としていてもできるものではないです。それなりに人生を見つめていく必要があります。以前履歴書について書いたのですが自分の履歴書を書き続けると良いと思います。私には人生は数学でいうところもべき乗のようになっていると思います。
Thinking Fast, Thinking Slowという本を読んだことがありますか?
日本語も出ているようです。この本大作ですが読みながらこれまでの自分と照らし合わせると色々とわかってきますよ。そしてわかってきたら行動する。コリンパウエル将軍の言葉
(実行あるのみ)
まずは何かやってみよう。
手助けが必要なら求めましょう。無駄な努力はしない。手助けを受ければ良いのです。なにも悪いことではないし、手助けを得てできたことはあなたの立派な実力。
自分の力で、実力で。。。
というのは私は長い人生を通して誤った考え方だと分かっています。
良く言いますね、運も実力のうち。 同じように手助けを受けよう結果は、経験はあなたのもの。
沢山本を紹介しました。あふるか像の本を読んでアフリカで象が見たいと思っています。行きたいところリストに入った。いつ行くか、もう検討を始めました。若いうちに行かなくては。象、不思議な、しかしとても感情ある生き物なのですね。家族愛が、今の人類よりずっとある。この書籍未だ日本語訳はないようですが平易な英文で日本の高校程度の語彙で書かれています。ぜひ手に取ってみてください。 ダニエル カーネマン教授の本は面白いです。なるほどな~と思うことが多く沢山学ぶことができました。