評価すること

年が明けるといわゆるパフォーマンス考査の時期がやってきます。基本的に昇給、昇進というのは年に一度のできごとですが、もちろん例外は沢山あります。

さてこの考査に関して、日本でのことはあまり詳しくありませんがこちらでは通常

ー上司の評価査定。

―自己評価。

は必ずあります。それに先立ち、どのように自己評価するのか、どのように上司が評価査定するのかについて詳しい説明(ドキュメントだったりドキュメントに付随して説明会もあることがある)をします。評価におけるバイアス、差別を可能な限り避ける(いや、避けているということを示す)そんな目的でもあるのですが、年2度ほどあるその年のGoal設定を上司としていますがその設定(ドキュメントにしてある)を元にします。

会社によっては、実際私が今勤める会社でも、それらに加え同僚(同じチーム内、およびチーム外)の同レベルかそれ以上のタイトル、ジョブレベルからの評価も得るところがあります。誰に書いてもらうかはここの従業員が探します。この心は上司は日頃見えている部分がやはり少ないですから一緒に仕事をしている同僚からのインプットも考査の参考にする目的です。

今会社は昇進についてはきちっと評価基準、選考過程を文書にしているところが増えています。差別、バイアスを避けようという現れですが多種多様な人が働く現場ではこういった明確な基準を示してくれるのはわかり良いと思います。もちろんそれでも時々???と思うようなケースを見ますが得てしてそんな???最後はあまり良い結果になっていなかったと記憶します。

さて、評価することについて。

私が日本にいたころ(80年代末までなのではるか以前)、評価というと、”けなされる”ことが多かった、学校では特に。ところでけなしや、いますね。その大元締めのような人物がこの4年間、ホワイトハウスに住んでいましたよ。国家予算をあれほどに個人のために浪費した人物をかつて見ないわけですが(毎週ゴルフに行きましたがその警備費用で町の予算を全部使い破産した町まであります)、つねに人をけなし続けた。自分以外の誰一人としてほめなかった人物に初めて遭遇しました。ひとをけなす行為は自信がない表れなのですがちょっとした暴動が有っただけでホワイトハウスの原子爆弾が落ちても大丈夫なシェルターに避難したくらいの臆病。でも口攻撃はやめない。批判だけすることが大っぴらになり国家をここまで病ませたわけです。

けなす行為は破壊を生みます。会社、もし皆がけなしあっていたら、持ちますか?必ずや倒産するでしょう。国家も同じ。もう崩壊寸前まで来ているのですが今後4年間でどこまで修復できるかなと思います。

自己評価、 他人を評価するにあたり まず

―けなす行為は決してしない。

特に自分を評価するにあたり、自分のやったことの良い点、できた点を次々と挙げることが大事です。どんな些細なことでも一つ残らずノートに書きだす。

他人を評価する際もまず徹底的にその評価する人のできた点、良かった点を挙げていく。以前人生の数式のようなBLOGを書きましたが評価に当たっては足していくんです、良い点だけ。まずはそこに注目する。

残念ながら人間、どうしたものか、悪い点に注目しがちなのです。テストの評価を考えてみましょう。考え方に100点満点からできなかった問題をマイナスして引いて行って最終スコアを出すか、ゼロから始めて足していくか、があります。足していく場合上は決まっていなければ100を超えることもできるのですが引いていく場合、100と言う上限から始めるのでゼロ以下になる可能性はあっても100以上にはなりません。

私は足し算も、引き算も掛け算も嫌いだと先のBLOGで書きましたが

自分を自己評価する時は上限のない足し算のような方法を使っています。

引き算はめげる。。。

部下を評価する時も同じ。

もちろんパフォーマンス考査の結果、目標が達成できていないケースも出てきます。

そんな場合、決してけなさない。

まず、そこは自他ともに気を付ける。

因みに達成できていない理由は千差万別ですが私の経験では怠慢が理由というのは本当に少なかった。

ただ一つ怠慢だと言えるのは、”相談しなかった”ことかもしれない。どうして相談してくれなかったんだ?と後で思うケースに度々出会いました。先ほども書きましたが常に上司は全容を把握できているわけではないのです。評価が下がる、誰か他の人にアサインされるかもしれない、などこれも千差万別な理由からなのですが相談が欲しかったなあと、相談できる環境を提供できなかったかな?と思うことも多い(反省)。

とにかく けなすことはしない。

その考査を元に一緒に今後(新たな一年)をどうするか、Goal設定も含めて話あうのです。

マネージャの一番重要な仕事は部下、チームが最良のパフォーマンスを上げることができる環境を作り、維持し、会社が必要とするチームを作り上げその能力を上げていくことと、部下により多くのチャンスを提供することにある、

いや、元上司は、

上司は部下に使われるためにある、

と言いました。

そんな目で評価をすると けなすような結果には到底なりません。

先にも書きましたがけなしあっている組織は崩壊します。

でもね、こと昇進に至っては運も大きな要素です。これは仕方ない。

最後に

自己評価をしたら履歴書のアップデートを忘れずに。

写真はあまりタイトルとは関係ないのですが我が家のペットの一匹です。 ペットについて書きましたがウサギ2匹に犬一匹と多いのです。そんな中でこのウサギが一番人気者なのですよ。もう4歳になりますがほーランドロップという種類でペットになるために人間がBreedしたウサギです。癒しになり昨今のCOVID19なご時世、ストレスもたまりますがこのうさちゃんを抱いているとストレスも取れます。

ペットと話をするのは実は重要なのですよ。動物って話をすると分かるようになるそうです。こちらのBLOGで書きましたから見てください。抱っこして話してあげるとじっと聞いています。動物もそうやって評価されるのが好きなのかな?