水を撒く  追加

以前ブログで水を撒くというタイトルで書きました。これはその追加。以前のブログを見てくださいね。

追加は

休ませるときもある

薔薇を例にしますが、私は冬はあまり水をあげません。カリフォルニアの気候をご存じの方は”当たり前じゃないか、冬は雨季だろう?”と思われるかもしれない。確かに雨季ですがここ10年ほどは雨季と言えるほどには雨が降りません。気象条件、変化を感じます。25年も前なら冬はあめがきちっと降り雑草も沢山生えましたがここ数年は特に、冬も本当に一握りの雨です。小さな池、湖がどんどん無くなっています。かたやハリケーンもどんどん強大になっている(日本も台風が毎年勢いを増しているので同じ)。歳をとった私はどうやって次の世代にこの地球を渡していけるのか最近よく考えます。できることはしているつもりですが何かが足りない。めちゃくちゃにされた地球を若い世代に”ほれ、この問題を解決するのは君たちの仕事だ”なんて言いたくない。歳よりの仕事だ。めちゃくちゃにしたわけですから。

さてと水やり。冬は薔薇を詰めてあまり水をあげません。もちろん枯れないように水をあげますが。休ませているのです。木々も休んでいます。桜の木と藤の木もあるのですが枝だけになっていますね。木も休んでいるようです。

つまり、人間休む時も必要。充電期間などとも言います。大学教授は定期的に休む期間を持てる人もいます。サバティカルと言うのですがシリコンバレーの会社にはそんな制度を設けていた会社もあります。少数ですよ。でも皆が皆とらない。理由は? 友人に聞いたら会社はポジションは保証するけどやはり雇用が心配(3か月も6か月も空けているわけですから)。よほどなエンジニアでもなければその間不安もあるでしょう。

サバティカルでなくても休暇を取るのは必要。昨今私も含めシリコンバレーはワーカホリック。休暇を取る人が減っています。会社として負債になるので強制的に会社をSHUTDOWNして従業員に休暇をとらせるところも増えています。これ、みんなが一緒にとるから”安心”なんですって、知り合いが言ってました。それならいっそのこと日本や中国のようにGW, 新年とか国全体が休む時を作ってしまえば良いと日本から来た私は思いますが ”自由”を間違った意味ですが信奉している国民、国が、州が決めたら気に入らないといいそうです。

ただ確かに休む(休まなくてはいけない)時は自分が一番知っているでしょう。

ー今は学ぶとき。転職とか、キャリアを目指すよりじっくり学びに入る

といったように。じっくり学びに入ると言うことは外部からみると休んでいるように見えますが内部では次のステップに向けて活動しているときです。そんな時も必要。休暇を取りましょうと言っているのではなく仕事、勉強にも充電期間を持つことは必要だということです。その一環として休暇ももちろんあるし人、会社によってはサバティカルもある。

ただ、次がないうちに会社を辞めてしまうのはあまり薦めません。社会で生きて行かなくてがならない、そのためには働かなくてはならないという人には。私の友人で中堅クラスの会社CEOを歴任している人がいます。かつて私が合気道をよく稽古していたころ彼の有段者テストをサポートしたことで友人になりました。有段者テスト、USAでは黒帯は一つのステータスでとても大変なのです。毎日その稽古に付き合った(私の方が上位)。お陰で今も懇意にしてくれますが人生ではあちらが圧倒的に経験も経歴も上。彼のお宅で夕食をごちそうになった時、”10年働かなくても大丈夫になったら好きなことをしていい”と言っておりました。つまり会社を辞めるのだったら次が決まらないうちに自分から辞めるには10年分の生活費をもてというアドバイスです。彼は25年大丈夫だと言っておりました。自分の資産をきちっと知っているんですね。私?あの日以来心入れ替えて資産づくりしてますが今はまだ5年程度です。だから次が決まらないうちには会社は変わりません、辞めません。一つの目安かもしれませんがビジネスで成功してきた人のアドバイスですからね。おろそかにはしたくないアドバイスです。