友人

ヘイトスピーチがこの4年ほどここUSAで大ぴっらになっています。国の指導者がそれを助長するというこれまでは考えられなかった現状、非常に危険な現状を見、とても憂慮しています。歴史は繰り返すと言われますがどんな大国もいずれ内部から崩壊していくのです。その崩壊を見るようで将来が心配です。ソビエト(今のロシアを含む)も内部崩壊したのです。外部からの侵略ではなく。大英帝国も内部崩壊をしたのは知られています。大国は内部崩壊にとてももろいものです。これは歴史をよく勉強するとわかります。かのローマ帝国、ゲルマンの大移動で崩壊したように中学、高校の歴史で習うかもしれないですが、実情は内部崩壊です。事実侵略があったおかげで帝国の一部(東ローマ)は生き残ったのですから。侵略が内部崩壊を止めた(一致団結)とも言えます。東ローマ帝国はその後やはり内部崩壊をします。アメリカも以前に内部崩壊の危機がありました。南北戦争です。あの時は偉大な指導者、リンカーン大統領が救ったわけですが今はそんな指導者がいるのか?と思う。歴史家、多数の一般国民の一致した意見として一番偉大な大統領というと初代大統領であるワシントンよりリンカーンを挙げる人が多い。今日現在の人は最下位に近いところにいますがね。

最近、日本でもヘイトスピーチが公然のようになっており非常に憂慮します。特にTwitterは匿名性もあるのでひどく荒れていると聞きますがYOUTUBEで公然と嘘、一方的な意見を吹聴するビデオを見つけることもありますしブログも非常に過激で荒れていると聞いたことがあります。何も知らないでそういったヘイト、嘘を広げている、それを伝達しているのはとても憂慮することです。

どうしてなのだろうか?と考えたのがこのブログを始める一つのきっかけです。私はこれは現在の内向きな志向に一つの解を求めてしまいます。前に書きましたが人間は基本的に内向き、いや外に出ないそうです。人間の活動範囲(生涯)は自分が生まれた地域の半径100キロ圏が大半であると以前何かの記事で読んだことがあります。交通手段が発達しても日常生活圏を考えるとそんなものでしょう。時々旅行をするにしてもね。しかも最近は旅行も”近場”になりつつありますしね。また類は類を呼ぶがごとく同じような”類”といたいという気持ちも強いそうです。アメリカ人が行きたい外国というとカナダ、イギリスなど英語を基本とする国が上位に来るのもそこにねざしているわけですね。

それに最近は何でもバーチャル、オンライン。そこで得た知識だけで物事を見るようになっていると思います。 経験 が欠如しているのですね。それと関係です。 なんでもオンライン友達、いやもっと進んでオンラインの恋人までいるとか。 古い人間である私には全然ピンとこないのです。オンラインで関係を深められるとは思えないのです。在宅勤務が昨今話題になりますが私自身、GAFAの一社に勤めるのですが私の会社は今もキャンパス拡張(新しいビルを建設中)しておりいかにしてエンジニアはじめ従業員をオフィスに戻せるか、検討を進めています。シナジーはバーチャルでは達成できないことを知っているのですね。在宅勤務は基本的に考えていないのですね、ですから。

さて、私は中国、韓国、台湾、UK, イスラエル、ドイツ、チェコ、オランダ、カナダ、そして日本とアメリカに友人と同僚がいます。彼ら、彼女らとは現地で一緒に仕事、食事等をしてきた仲です。皆親切で良い人たちですよ。イスラエルへの出張の帰りにUK(ロンドン)によったことがありますが、忙しいなか、ヒースロー空港まで出迎えに来てくれた友人もいます。帰りもホテルから空港まで送ってくれました。こういった国に友人がいるのにその国(国民)を一概にヘイトすることはできない。国によっては、もちろん政治体制など私の個人的考えと合致しないところもありますが XXXX人 大っ嫌いと言っておいて自分にはXXXX人の友人がいるとは言えないでしょう?好き、嫌いは個人的なことです。自己の経験ではなくバーチャルな情報(映像、音声、文章)だけで自己の経験基づかない、それを基に自分もヘイトを伝搬する風潮が昨今溢れておりとても危険だと思います。実際には何も知らないでしょう?

バーチャルな環境でいると、そうですね、例えばイラン人、あまり良い印象を持たないのではないでしょうか? 私は過去、そして現在の上司にイラン人がいます。どちらも上司であり、同僚でありそして友人です。今の上司はこんなに頭の回転が速い人にはあったことがないと思うほどにエンジニアリングで優秀です。以前の上司は穏やかで辛抱強かった。今でも大切な友人です。私の知るイラン人は彼らと彼らの周りの人たちだけの個人経験ですが良い印象を持ちます。また、ニュースしか知らないとイラン人とイスラエル人はいがみ合っているように思うかもしれませんが私のイスラエルの友人とイラン人の友人は彼らも友人どうしですから3人で食事もします。国と国、と個人は決して一致しないものなのです。

トルコ人、ロシア人、テキサス人(アメリカ人)、コロラド人(アメリカ人)、アメリカ南部の人(マイノリティーを含む)、カナダ人、ヨルダン人、アイルランド人、そしてインド人も皆、現在、そして過去一緒に働いた同僚、友人、上司です。私はトルコ人を2度上司としたこともあります。私は幸運なことに同僚、上司にはずっと恵まれているので皆会社を辞めた後も連絡を取りますし、今でも仕事、仕事以外でも助け合う仲です。 

私のブログを見ていただくとわかると思いますが私は若い人たちに個人経験を深めてほしいと思っています。それがとても大切だと思います。実際の経験で、決してバーチャルではない経験です。オンラインが内向き志向を助長しているのではないかな、と私はそんな会社で今エンジニアをする者として危惧しています。

私は人間、エンジニアとして大して成功したわけではないのですが、私自身の人生一番の達成は?と聞かれたら私はきっと”世界の色んな所に友人がいることと世界の色んな人と一緒に働いたことだ”と言うでしょう。これが私の唯一の自慢です。

盛り付けがきれい

どんな写真が良いかなと思いましたが友人関係を深めるのは何といっても食事です。写真は私の大切な日本の友人とした食事から。日本は盛り付けがきれいですね。また、日本でカプチーノをオーダーすると写真のような素晴らしいアートをサービスしてくれることもありますね。LAそばのトーランスという町は日本人が多いのですがそのトーランスの日本食レストランでもこんなカプチーノをオーダーできました。

杭州に出張したとき。事前に予約しておかないと食べれないそうですが夕食のために前もって予約しておいてくれた。ぜひ私に味わってほしかったからと言ってました。嬉しい限りです。この日は杭州に宿泊しました。