人脈?

現在はソーシャルメディアの時代、Facebook(とその関連したプラットフォーム)、LinkedIn、 Line, Wechatなどで”繋がる”ことがプライベート、仕事を通じて重要になってきています。事実以前書きましたが中国に出張すると帰り際に決まってすることは?というとWechatのChat Groupを作ることでした。WechatをUSでは使えなくなって実は中国とビジネスがしたいUSの会社、個人戸惑っているのです。それくらい仕事にも密接に関わってきています

また誰かに会うとその日のうちにLinkedInのInvitationを受け取るようになりました。誰だったかな~とあまり記憶に残っていないようないわゆる一見しただけくらいな人からもInvitationを受けます。私はかなり保守的なのでそのような場合ほとんどそのInvitationを受けないようにしていますが知り合いの中にはLinkedInで5000人以上も繋がっているのもいます。

一昔前ですと名刺が重要でした(本当かな?)名刺はしかしながら古くなる。もっともLinkedInなどもプロファイルを定期的にアップデートしていかないと古くはなるのですがそれでも名刺よりは確度が高い。便利になりました???

人脈を作ることが大切だと人脈づくりに励む人がいます。以前見たテレビの番組(日本の番組)で1000人以上の人脈を誇りその人たちに年賀状だとかを定期的に送付しているといった人を紹介していました。見た後の感想ですが、それってなに?と。

ある資料によると人は100から150人が生活、仕事をする上でかかわる上限だそうです。私も長い人生、1000人、2000人の単位で人と知り合っていますが”会った記憶がある”、”昔一緒に勉強した、働いた経験がある”だけの淡い記憶程度な関係がほとんどです。35年の仕事人生、8社に勤め訪問した顧客数だけでも100社以上それでも今でもかかわる、よく覚えているとなると確かに100から150人程度です。これでも多いほうだと思っています。

そんな中から”人脈”と私が言えそうな人たちは50人もいないように思います。人脈ってなんでしょう?

沢山の人を知っていることか、少ないけれどお互いが時と場合によって助け合える関係をもつネットワークなのか?

ソーシャルネットワークは前者なことが多い。浅い関係が多いですね。

その浅い関係を人脈と言えるのか? 歳を経るごとにより考えるようになりました。

以前書いた仲間と人脈も微妙に違うように思います。仲間というのは、そうですね、何かを達成するために集まった一時的な集まり、例えそれが20年続こうとも、と言えるかもしれません。次の目的地、目標には別な仲間で一緒に行くかもしれない。ちょうど飛行機で行くならパイロットが必要ですが車なら優秀なドライバーですね、一緒に行くのは。地図(GPS)を使いこなせる人はどちらの場合も必要なのでその人はいずれにしても仲間に入ることになる。

でも人脈はそういった人たちではなさそうだ。もちろんその人脈の中から次の仲間も出てくるでしょう。また例えるなら整備された飛行機や車を間違いなく調達するにはそんなことを確実にしてくれる人(サプライヤー)が必要になる。このサプライヤーはどうやら人脈になりそうだ。そんなサプライヤーある程度懇意にしておく必要はありますね。20年も音笹なしで突然難しいことを依頼してもその時の状況(仕事が立て込んでいるだとかなど)次第で中々思い通りに行かないことがあります。でも1000人もの会社、人と懇意にすると言うのは実は物理的に考えてもできないし広い浅い関係は結局は人脈として育ちそうにもない。

しかも人脈は一方通行ではなく双方向だと思います。自分にとって重要での相手にとって重要でなければ一方通行になりかねない。こんな関係を人脈というのだろうか?と思います。

さてそんな人脈、計画的に築きあげてきていますか?無計画というのはいただけない。

ソーシャルメディアが発達していますがソーシャルメディアでそんな人脈が築き上げれるとは経験上あまり考えられません。

何も人脈づくりのためにパーティーなどに積極的に参加しなさいといっているわけではないですよ。私は典型的な内向性な性格で仕事ではどこにでも出かけていき誰とでも会いますが一旦仕事を離れるといわゆる夜の飲み会にも全く参加しなかったいわゆるアンチソーシャル。飲み会でグダグダ愚痴っている暇があれば勉強したい。そんな性格ですが人を選んで計画的に人脈は作ってきています。

仲間づくりと人脈の確保、いずれも仕事での成功は自分ひとりでは限界がありますから意識して築き上げていくことが大事です。

友人は仲間にも人脈にもなりえますが何度も書いているように友人==仲間でないように人脈になりうるわけでもありません。

友達と仕事はわけて考える、友達と自分の将来もわけて考える。割り切って考えろとは言いませんが友人==仲の良い仲間は学生時代までだというのは意識しておくと良いと思います。

人脈づくりのためだとかいった理由で良く食事をする人もいるようですが私自身の経験ではその程度では人脈にはならないように思います。

それより食事は一緒に食べたい人と食べたいものを食べたい。

 

どちらもチェコ料理。ビールは超一流。料理は? あまりスパイスの効いた料理はありません。インド料理の店に入ってもこれがインド料理?と思う程にスパイスが効いていないのです。ビールに合う豚肉料理ばかり食べていました。

私は今ではチェコにも人脈がありますよ。とても優秀なコンパイラエンジニアを数名とチェコ人を雇えるエージェントを一人。東欧諸国はエンジニアが沢山いるのですよ。ポーランド、チェコなどこれからも伸びていくはずです。