上海 3

上海について2度ほど書いてきました。中国は北京、杭州、深圳天津成都と空港だけなら香港も、みな仕事での訪問ですがしています。それぞれをタイトルにして以前BLOGにしています。

わけでも上海は好きな都市でした。COVID19もありますが今は再び開発現場に戻ったので以前のように出張することはなくなり次回いつ上海に行けるかわかりませんが2019年は上海で大々的にAIに関するイベントがあったのでそういったイベントに参加することで行けるかもしれない。5年後にひとまず引退する予定なので、その後はアドバイザーやコンサルタントをすると思いますが上海にいる友人がその時機会をくれるかなと思っています。

マップを添付しますが河をはさんで浦東、と浦西になります。元々の上海は西側です。河沿いにBUNDと呼ばれる地域がありますが以前の租界地帯で欧米の石造りのビルが立ち並ぶ、今では観光スポットになっています。以前のBLOGに写真を添付しましたが、ここでは夜の河のイルミネーションを写真にします。赤、青ときれいなライトアップがされます。夏など人人、人。中国中からも観光客が沢山きていました(COVIDが終わったら再開するのかな?)。西側は人民大通り(ショッピング)や政府機関もあり休日や夕方、夜を過ごすのには楽しいところです。地下鉄網があるのでどこでも行けます。タクシーも沢山出てますがタクシー、どうしたわけだか後ろの席のシートベルトは全部壊れている。これまで壊れていないタクシーには北京でも杭州でも、天津でも出会ったことがありません。もっとも今はUBERの中国語版を使っていました。APPがあるのですが友人がAPPを入れてくれました。それを使うと会社の決済に自動的に記録されとても便利でした。そう会社もそんなサービスを使っているんです。もっとも交通事情を考えると地下鉄が一番です。

浦東地区は新しい町です。今でこそファイナンスの中心で高いビルやパールタワーがそびえたつモダンなエリアですが以前は寂れたところだった(そうです)。地図を見ると世紀公園と言うのが見えます。その公園沿いに花木通があるのですがその界隈、それと世紀大通り界隈が私が宿をとったところです。花木の側は非常にモダンです。その公園の一角に外国人が居住するエリアがあります。私が止まった Kerry Hotelからそのエリアを望むことができます。ちなみにKerry Hotelは一流ホテルで部屋もサービスもとても’良いですがさすがに宿泊費は高く、後年、そのホテルは会社では使えなくなり残念でした。ホテル前が公園なので朝は良く散歩しました。夏は暑いです。

浦東地区のすごいところは6か月もすると新しいオフィスエリアができることです。そうですね、一つのショッピングモール兼オフィスビル(いくつもビルがある)がものの6か月で出来上がってしまう。作っていたかなと思っていて2か月後に再び上海に行くともう入居が始まっている。。。あのスピード感には感心します。適当に作っているんだろう?と思うかもしれないですね。それがどうして立派な作りです。人口が多いですからなんでも大きく作りたい国。大きいと言えば、中国の高速鉄道の駅。飛行場のように大きいのです。前にも書きましたが駅構内に入るのも身元と荷物チェック、切符を受け取るのも身分証をチェックとチェックだらけですがプラットフォームに降りるのはゲートが開いてからと飛行場みたい。日本の感覚とはずいぶん異なります。

 

でも華やかな一角を通り抜けるとまだまだ農村地帯が広がっています。高速鉄道に乗って上海を出てすぐにもそういった光景が目につきます。

上海はおそらく人口ではもう東京都23区に肩を並べると思うのですが首都圏で考えるとまだまだ東京圏はずっと大きいと思います。今後中国がどれくらい大きくなるのかわかりませんが上海は今他のメガシティー、例えば深圳などと競争をしています。深圳の発達速度は上海の上を行くと感じます。深圳だけでなく今は中都市(それでも名古屋は大阪より大きい)も大きくなっています。

日本も東京と競合できるような都市圏が必要なのかもしれない。大阪圏、名古屋圏残念ながら首都圏にははるかに及ばない。人口の差なのか、社会構造なのか、と最近よく考えます。産業構造の変化に上手く対応できていないのか?中国に出張する回数が増えるごと、そんなことを真剣に考えるのです。