セールス以前のBLOGで人生で一番役立つ一芸はセールスだと’書きました が、それよりも重要だと思うのがありました。これを忘れていた。
それは 人を見る目
以前何かの本で読みましたが材木問屋では丸太(まだ切られていない木)をそのまま買うんだそうです。その木(外見ですね)からとてもきれいな木材が取れるかどうかの判断をするそうですが買ってみたら仲が虫食い、もしくは節だらけだと良い材木は取れないですね。がさだろうと思われる木が実はとてもきれいだったりもする。それを見分けることができるかということなのですね。経験が重要だそうですが漫然とした経験ではだめで経験を裏付ける勉強も欠かせないに違いない。何度も失敗すればわかるというものでは決してないそうです。それは単に負けることを沢山経験したに過ぎないわけですからね。負けてもいい、また起き上がればと言いますが、起き上がり方が重要。戦いで起き上がった後同じことをやったらまた倒されるだけです。起き上がる前に次はどうするか、考えますね。
ひとを見極める、ひとを見る目も同じです。
人を信用する,しないもありますが人を見る目とは信用だけではない。嘘をつかない、だまさない、約束を守るというのはどちらかと言うとその人の人格面ですね。人格面を見る目は重要なのは当然のことです。例えばそれがあなたの将来のパートナーと考えているのであればとても大切ですね。しかしながら私がここで取り上げているのは違った角度からの人を見る目です。
人を見る目とはその人と一緒にすれば成功する、幸せになれる、これを測る、見抜くことですね。信用はできるけれどいつまでたってもうだつが上がらない人もいます。セールスで例えるならその人と商談を進めていても全然進展がない。ちょっと約束などで頼りない(すっぽかされたりする)けれど、実は頼りがいがあり商談に進めたとするなら、どちらの人が良いでしょうか?”楽しいから”といつまでも付き合おうとする人もいますよ。結局自分のことだけ考えているのですね。あなた(セールス)としてはもうそろそろ商談に入らないと。。。焦るかもしれないです。そんな時に不用意にそのような人に出ると実はとても邪魔をされることもあります。”良い人”ぽいのでこれは騙される(だまそうとしているわけではないにしても)結果となりますね。
昔読みましたがスポーツの世界、コーチも選手もお互い自分にとって重要な観点からお互いを見ているそうです。
もちろん嘘はつかない、だまさないなどより人格に関した面でも人を見る必要はありますが、人格にばかり焦点を置くと本当にいわゆる”良い人”ばかりを探し出すことになります。 その”良い人”と自分が今”欲している”人は必ずしも同じではないはずです。そんな観点で人を見る目、を持つと必要な仲間、一緒にやっていく仲間が見つかると思います。
特に友人との関係は難しいです。友人と仲間は違うと何度も書いていますが、区別のつかない人が多いと思います。しかも自分は友人と思っていても相手は”知りあい”程度にしか思っていないこともあります。大人の交友関係は複雑で人間社会利害が絡むと突然難しくなります。元同僚と言うだけでは友人ではない。知り合いであることが多いです。
なんだか脅しているようなBLOGになりましたがBLOGのタイトルは私の人生遍歴。長い人生(仕事人としての)、色々あったんだな~と言うことなのです。
人を見る目を私のように老齢になって得るより若いうちに意識して経験することでより人生は充実します。これは確かだと思います。
写真の時計はロンドンで買いました。本物か、どうか、骨董品は品定めが難しいですね。
東京で。 ディスプレイは偽物ですね。でも本物そっくり。