シリコンバレーに住んでいてサンフランシスコに出張?と思うかもしれないですね。この辺り全体をシリコンバレーと言いますがサンフランシスコをCity(Cityというとサンフランシスコを暗にさします)と分けることもあるし
ーペニンシュラ:大体FacebookのあるMenlo Parkより北でサンフランシスコ直前くらいまで、
ーシリコンバレー:Menlo Park、Palo AltoからSan Jose辺り
とより細かく分けたりもします。ちなみにカリフォルニアでBay Areaと言うと暗にサンフランシスコ近辺を指すことも多くLA辺りでも”どこから来た?”と聞かれたらBay Areaと言えば通じることもあります。
Cityは特別に扱うこともあるようにCityに出張することもあります。
ー顧客訪問
ーセミナー、コンファレンス。
コンファレンスが多数を占めます。半導体関連のエンジニアに知られたISSCCという学会は例年サンフランシスコで開催されます。Appleのイベントもよくサンフランシスコで開催されます。
シリコンバレーからサンフランシスコは朝夕を除けば1時間もかかりません。電車もありますが不便。電車でISSCCに出たことがありますが乗り換えと便数が少ないので不便。UBERもありますが結構高い。近くで乗る分には良いんですが遠出をするとあっという間に100㌦以上になり割高。というわけでやはり車での移動になります。
観光地で私が移ってきた90年代前半頃はとてもきれいな街でしたがこの10年で町がなんとなく変わってしまったように思います。
それでも主にソフトウエア関連の企業(SalesForceまど)やUBERがオフィスを持ち若い人口も多いです。シリコンバレーは圧倒的に男性密度が高いですが大都市は男女比が逆転するので華やかです。NYCは男女比が女性6割と言います。SFはどれくらいなのかわかりませんがシリコンバレーからCityダウンタウンに行くと人が違うと今でも思います。そんなこともあり私の若い同僚たちは多く住んでいます。家賃がほぼ暴騰したので結果として沢山のホームレスを生んでしまいましたがサンフランシスコも大都市の問題を抱えるようになりました。サンフランシスコ人口的には日本の中規模程度な都市なのですがサンフランシスコ国際空港はサンフランシスコの所有になりやはり北カリフォルニアを代表する”City”なのですね。
住んでいると観光になりませんが一番近い休暇を過ごすところにもなりよくホテル滞在もします。若いころは映画のシーンで使われた街角を丹念に見て回ったこともありますが古い映画のシーンだと今はずいぶんかわっています。若い人は観たことが無いと思いますがスティーブ マックイーンのブリット、車の追跡シーンがあるのですがそのロケとなった坂道を実際自分で運転すると”よくこんな坂道をあんなスピードで走ったな。。。”と感心します。 ハンフリー ボガードの名作、マルタの鷹の舞台にも使われたサンフランシスコの丘の上にあるフェアモントホテル(今はインターコンチネンタルホテルの所有)に宿泊したこともあります。
ソフトウエア会社が多くサンフランシスコにオフィスを構えるようになり良く出かけるようになりました。
ハードをやってきたエンジニア(マーケティング)がソフトウエアの会社に出張?
Steve Jobsだったかな、出なければ誰か彼にとても近かったAppleのエンジニアだと思いますが、
いずれソフトウエアエンジニアが自分たちの欲しい(理想)のハードを設計するようになる と。
今、正にそれが現実になっておりMicrosoft, Google, Facebook, Amazon, (Apple), を始めとするソフトウエアの会社が自分たちでハードをシリコンのレベルから開発をしています。これらの会社にとどまらずUBERなども自前でハードを設計中です。私のようなハードウエアをずっとやってきたエンジニアの多くは今これらを含むソフトウエアの会社で仕事に就いているのです。
写真はSFのスナップショット。遠くに見えるタワーはコイトタワー。登ったことがありますが湾を含めSFダウンタウン全貌が見渡せます。
ゴールデンゲートブリッジを渡り対岸にあるサウサリートの町からサンフランシスコを臨みます。町は急斜面な丘になっているのが見て取れます。
サンフランシスコは寒暖の差がとても少なく夏でも軽い長そでがちょうど良い。冬は厚手のジャケットを着るまでもない程度なのです。景色はとても良いまちで且つLAと比較すると小さな町。ケーブルカーと電車でほとんど移動できるのも良いところです。