日本人はウイーンという。英語ではビエナですね。日本語はできるだけ現地語の町名で示しますが英語はそうしない例が多々あります。例えば プラハ。英語ではPrague (プラハではない)、 イタリアの町はもっとそういった例が多いですね。フィレンツェはフローレンスになりすし。ドイツ(大体ドイツというのはドイツ語からきていますね、英語ではGermanyだ)にもそんな町名があります。
さてそのウイーン。チェコのBrnoという町に行くにはUSAからだとウイーン経由でタクシーと言うのが一番行きやすいのです。車で90分ほどになります。首都プラハからだと電車で3時間もかかります。車でも2時間ちょっと。というわけで2度行ったBrnoいずれも行きはウイーン経由でした。夕方着くので到着日をウイーンで過ごしたのでちょっとだけ町を見て回ることができました。出張ってそんなものなのです。まあ、これで独り身であれば前後に休みをとってもう少し見て回ることもできたのでしょうがそんな贅沢もあまりなく。。。 だた短い時間だけの滞在になるので見て回るということに関してはかなり貪欲になります。”足であるく”わけです。でもね、はっきりって全然見て回れなかった。。。 今度は出張でなくやってこようともうBrnoには戻らないであろうと分かっていた2度目のウイーンで私の行きたいところリストに入れておきました。
町は帝国時代の中心だったこともあり非常に裕福です。オーストリア人は基本的に裕福だと言います。人口の少ない西欧(東欧ではなく)は基本裕福ですがオーストリアも人口少ないですからね。以前、オーストリアは観光と銀行だけの国ではないと書きましたがそうはいっても観光と銀行(金融)は大きな比率を占めていると思います。観光客であふれていました。ANAが成田からの直帰便を出すというので至る所でその宣伝ポスターを見かけました。これまでなかったのかな?
私はUSAから行くときはオーストリア航空を使っていました。LA経由になるので不便なのですが、この航空会社スターアライアンスのメンバーなのです。オーストリアにビジネスで行く人はやはり少ないのでしょうか、スターアライアンス Goldメンバーはほとんどいない(Unitedを使っていますがUnitedだとごろごろいます)。というわけで、いつも席がビジネスクラスにアップグレードできていたのです(航空会社の計らい)。オーストリア航空のビジネスクラスはシェフが搭乗していてステーキなどを機内で調理します。JAL、ANA、ビジネスクラスの食事とてもいいですがシェフの搭乗はなかったので私はオーストリア航空だけでの経験になりますが好みのステーキに感動します。それとフライトアテンダントはめっぽう親切で丁寧です。ヨーロッパの航空会社BAなど乗ったことがありますがオーストリア航空は私の経験でいうならとても良い(もっとも2度ともビジネスクラスになったためかな?)。
ヨーロッパの町は中心部(旧市街地)は石畳で道も古い、したがって幅細く曲がりくねっていることが多いですがウイーンも御多分にもれずそんなたたずまいです。教会が例によって中心部にあるのも同様。映画のシーンにもよく出てきますね。ただ映画等だと個々のお店などは映し出されないのでやはり自分で歩いてみるしか本当の雰囲気、場はわからないと思います。昨今のコロナウイルスのさなか、バーチャルなトラベル、VR (バーチャルリアリティ)を用いたトラベルというのが一部話題になりますがバーチャルなトラベル、私にはピンときません。YTUBEなどでもきれいな映像やYTUBERの映像を見ることもありますが、自分で見たのとは全然違う、という印象だけでした。例えば高級ブティックに並んでチョコレートのお店も沢山ありました。どこのヨーロッパにもある光景ですが映画のシーンで見たことは皆無だといえるでしょうか? ちなみにお土産にチョコを買ったのでいくつかお店に入りましたがアジア人だけ、と言えるようなお店もあれば全くいないお店もありました。皆情報を得て行っているのでしょうけれど、情報は見ておくが現地を自分で歩くということも楽しいですよ。私はオーストリアでしたが美味しいスイチョコの店を見つけて入りました(アジア人観光客はいなかった)。ちなみに片頭痛があるので私自身はチョコを食べません。もらったとしても(だれがくれるのかな?)、ずっと飾っておくことになるでしょう。チョコを最後に食べたのは片頭痛だと診断される前だからもう7年は経っていますよ。
夕食は観光客の入りそうにないようなレストランで食事をしました。中は私の3人組を除いてみなオーストリア人とおぼしき人たちでしたが活気はありました。一緒に行ったグループはいくらでもお酒が飲めるのでどんどん飲んでおりましたがウイーンは”高い”のです。ちょっと伸ばしてチェコに入ってしまえばビールはもう水のような値段で買えるのです。ほとんどのところで英語が通じたのでなんとかなりました。こういった場合、やはり英語が一番通じる確率があるのはわかります(もちろんドイツ語使えるともって良いです)。
全然紹介になっていませんね。私は自分で経験することを薦めています。あまり情報を持たないでいるほうが良いと思います。現地にやってきてからでも情報は入りますから。ただ、情報ではなく”教養”としてオーストリアならオーストリア、ウイーンなどについてあらかじめ知っておくと現地でツアーなどに入った時にとても役立ちます。なんとなくそうするとわかってくるのです、それが初めての土地でも。
ウイーンはこれまでいくつか写真を添付しているので新しい写真を添付しておきます。私は若いうちはとにかく外にでることを、30過ぎて初めて日本国外にでた遅咲きのトラベラーとして経験から薦めます。内向きになりつつある昨今の世界情勢ですがグローバル化の大きなうねりはコロナウイルスでも逆回転させることはできない、させてなるものか、と思います。