就職か入(就)社か?

同じことのようで全く異なると言いたい!

また私事ですが、大学を卒業した折諸般の事情, 最初からいわゆる外資系の会社(だけ)の仕事だけを探していました。


あの当時日本はバブル景気に入っておりとにかく景気が良かったころで外資に行くというのは本当に少数でいわゆるエリートと言われる人は三菱、NEC、SONYといった世界的巨大企業に行っていた時代です。

でもね、外資でよかったと思っています。あの年、あるアメリカのコンピュータ関連の会社(結局そこで私は働きました)の面接を受けました。 面接で会ったのは自分の上司になるひと、その部門のコアとなるエンジニア、部門の秘書(その上司の秘書)だった。面接ではその部門でどんなことをやっているか、どんな人材を探しているかについて細かに話を聞くことができましたし自分の興味、希望や将来の方向(あの当時いずれ海外に出たいと既に思っていた)などを伝えることもできたのです。 結果採用になりました。 人事の人とも面接しましたがそれは2度目の面接で私が東京に引っ越すのは大丈夫かとかそういったまさしく人事的な確認だけでありました。 つまり私は採用時にすでにどこの部署で何をするのか、誰が上司なのかを知っていたわけです。

翻りあの当時、大学の同窓にあたる友人はみな入社していきました。皆大企業に入っていきましたよ。でもね、入社だったのです。当時(今もでしょうか?)入社後に配属になります。配属先、希望は聞いてもらえるが決めるのは会社側。配属前に研修があり研修中に配属が決定するとか。つまり自分がかかわる仕事(就職ですね)はその配属が決まるまでわからないわけです。

入社か就職か? カルチャーの違いと言ってしまえばそれまで。日本は今も卒業時に一斉採用するから確かに各部、課、部門が個々に採用に関わっていると時間を取られ非効率だという考えもあるのかもしれません。私が今いる会社、採用の面接はすべてに優先する、が方針です。重要なミーティングも採用面接とぶつかった場合採用面接が優先します。人を雇うことが一番大事なことだというのを知っているからですね。誰もが面接を担当するので面接のためのトレーニングがあります。面接も技術面接だけではなく色々な角度から面接するのでトレーニングもその役割事にあります。面接は真剣です。

難しいかもしれませんが 就職 であり 入社でない 仕事探し 仕事は人生の大半を占めますから(変な話ですが結婚生活より、両親と暮らしていた生活より圧倒的に長い)就職(職に就くという意味ですから)そうやって考えて行きたいですね。

ブログには必ず写真を添えようとしていますが見合った写真があるかなとずいぶん探しました。エンジニアの仕事今もやっているのでもちろん好きですがCEOに勝手にマーケティングに移動されて移った。実はそこが一番楽しかった。勝手に移動されましたが形式上同じ社内でしかも小さな会社なのでみんな知っていましたが、それでも”面接”は一応有ったのです。そこで上司にあたる人に教わったのにセールスとマーケティングの根本的な相違点というのがあります。 セールスは自分の売り上げが至上のゴール、マーケティングは会社の売り上げが至上のゴール。似ているようで全然違うのですね。コミッションが収入に関わってくるセールスは自分の売り上げが何よりも大切になります。

マーケティングは通常コミッションはありません。セールスは自分の売り上げを増やしたいですから他のテリトリーを仕切るセールスと常に協調するとは限りません。その間をうまく取り持って会社としての売り上げ、利益を上げていくのがお前の仕事である、ということです。大きな会社に吸収合併後はセールスの数も増えましたからより沢山のセールスと接するようになりました。まさしく自分の売り上げ第一でそのためならあれこれ策を練ってくるのがいました。それをうまくさばくのが仕事でいやはや人間を学びましたね。

おかげでいろんなところに出かけました。 ということで添付した写真はトロント。トロントはカナダ一の都会でテクノロジーの会社も多いのです。あまりブログタイトルとは関係ないです。