シリコンバレーはハイパーテンションな地域です。 巨大企業と言えども常に競争しあっているしその競争はとても過酷です。
私が今働く会社のモットーは
MOVE FAST
危機といえば、別に企業間だけでなく
ー国際政治。 国家間の覇権争い
ー環境、 エネルギー問題
ーテロ、セキュリティー
ー社会問題(今、合衆国はとても揺れています)
など、色々あります。
危機感を持っているだろうか?
先日日本国が発行している統計資料をみました。夫婦二人に子供一人の家族の平均年収590万。税引き後の実質収入が450~490万だそうです。そこから生活費、家賃、子供の教育費などを引き出し、最後に金融純資産増が出ていましたがなんと月あたり12000円。年200000円以下。 これはあまりに少ない。60歳定年時の貯蓄が600万円そこそこだと聞いたことがあるのですが、さもありなん。 大手企業など、今でもまだ退職金をくれるようですが普通社員で1500~2000万程度だそうです。仮に2000万として2600万。 多いですか? 以前書いたと思いますがめちゃくちゃ少ないですよ。ギリギリな生活になります。 年金がある? 日本の年金額は少なすぎ(私がもらうはずの年金額は日本の5倍ありますよ)。
でも生活できるよ。。。 ちょっと考えてみましょう。 2030年の予想ではアジア圏のGDP、GNPで見た国力は 中国、インド、インドネシア、(トルコ)、そして日本の順。トルコをアジアに入れるかは意見分かれますね。2050年では 日本の前にベトナムはまず入るそうです。ひょっとするとフィリピンも入る。 つまりアジアでも日本は普通な国力になるのです。 まず人口が減りますからね。もちろんGDPなので一人当たりの平均収入などは違った順位かもしれませんが国力あがると基本一人当たりの収入増え、賃金も上昇します。 さてそこで、今の40代がいわゆる老齢になる20~25年後、今の老齢者のように介護も必要になるでしょう。でも若い世代が急速に減っている日本、どこに介護者いるかな? いないね。どうします? ロボット? 無理だな、ロボットには。 アジアから来てもらう? 無理だな。 賃金低すぎてきてくれないでしょう。他のアジア圏、特に中国も必要になるでしょう。 賃金上げようにも貯蓄額少なすぎて無理。 これは統計にも出ています。この20年でいわゆる平均年収、日本は下がっているのです。つまり今の日本人が使えるお金は20年前と比べると少なくなっているのです。あまりそうした国はないですよ。そうした国に外から人が来ることはあまり期待できません。国家もぜいしゅうが減るからあてになりません。
危機感を抱かない?
家族ではなく個人の平均年収についてはこちらのリンク。平均実はあまり役だちません。メディアン(中央値)はこちら。
エンジニアの収入を見てください。この数値ではシリコンバレーのみならず、合衆国のほとんどどこでも、いや、いまや中国でも優秀な人材を確保できません。 東欧の国々、今現在300万円前後なのですが急速に給与が上がっています。ヨーロッパのみならず合衆国、中国の企業がどんどん進出しているらかです。博士率も高く経験は少ない(機会が少なかったから仕方ないです)ですが優秀な人材は沢山います。このままではいずれこれらの地も日本より高くなるでしょう。
じゃあ、相対的に日本は安くなる? 安くなるのですが新しい技術に触れていないと価値あるエンジニア、というわけにはいかなくなる。 そうすると、 極論を言うならいわゆる下請けになります。 そんな状況、想像できますか?
ひと家族あたりではこちら
また日本国政府統計資料もよく精査してみると実態がわかります。
危機を抱いたら? まずは私のこのBLOGの過去の記事を読む、 から始める。 と最後は宣伝でした。